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40歳の歳の差婚

2020年10月04日(日)

研修医が勉強に来たら必ず質問する。

「医療保険はいつからあるのか?」

答えらる研修君は、ゼロ、である。

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「医療保険はいつからあるか知っている?」


「医療保険って、生命保険のことですか?」


「いや、違う。貴方が入っている医療保険だよ。

 健康保険証、持っているよね?」


「持っているのかなあ?知りませんけど。

 かなり昔からあるんじゃないですか?」


「江戸時代かな?」


「いや、もう少し最近でしょ」


「じゃあ、明治?大正?昭和?」


「たぶん、昭和!」


「ピンポーン!では戦後かな?戦前かな?」


「ええ?戦争があったんですか?」


「それが、あったんだよ。相手はどこの国か知ってる?」


「ええ?分かりません」


「アメリカだよ!」


「どっちが勝ったんですか?」


「アメリカだよ!」


「へー、知りませんでした。そういえば習ったような」


「で、医療保険はいつできたの?」


「知りません。僕には関係ないから」


「君も関係あるって。保険証、どこにあるの?」


「さあ?財布の中かな」


「持っているはずだよ。でも、そんなことも知らないの?

 実は、医療保険制度は誕生して丁度60年になるんだ」


「へえ?知りませんでした」


「そう僕と同じくらいの歴史なんよ。知っていてね。

 ところで、介護保険制度は誕生して何年になる?」


「カイゴってどんな字書くんですか?」


「介護だよ、カイゴ。高齢者の保険」


「さあ、これも結構昔じゃないですか」


「そんな昔ではないよ、結構最近」


「介護保険なんて正直、何も知らないんで」


「まあいい、介護保険は誕生して丁度、20年になるんだ。

 つまり医療保険と介護保険は40年の歳の差婚ってこと」


「へえー。でもそれがどうかしたんですか?」


「40歳もの歳の差婚は、結構な文化の差があるんだよ

 地域包括ケアとは医療と介護の連携、だからね」


「レンケイ??」


「まあいい、60歳の君が20歳の奥さんと結婚するようなものだよ」


「そりゃ大変」


「でも芸能人には、45歳の歳の差婚もあるけどね」


「へー」


「君、加藤茶って知ってる?」


「分かりません」


「だよね。俺と同じくらいの年寄りだからね」


「まあ、仲が良ければそれでいいんじゃないですか」


「だよね・・・」



結局、医療制度の話をして研修が終わる。

今の医学教育には、医療の基礎が無(悲)。



ところで本当に45歳の歳の差婚を維持している

加藤茶夫妻のインタビューがネットで流れていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


加藤茶&加藤綾菜、45歳差夫婦の終活のカタチ

「自分が死んだら再婚してほしい」(週刊女性PRIME) →こちら 



9年前、45歳という父と娘以上の年の差婚で話題になったふたり。

ネットなどで心ない誹謗を浴びる妻を守ってきた加藤茶(77)と、「すべては加トちゃんファースト」と病気になった夫を支えてきた加藤綾菜(32)。

そんなおしどり夫婦が語る介護や、コロナで亡くなった志村さん、そして、この先の"夢"とは──。

45歳の2人が語る終活とは......  


2011年、45歳の年の差婚で話題になった加藤茶&綾菜夫妻。あれから9年──。妻の綾菜は今年3月に、介護職として働くうえで基本となる知識・技術を習得する研修、『介護職員初任者研修』(ヘルパー2級)の試験に合格。そして9月、さらにその上の『介護福祉実務者研修』(ヘルパー1級)にも合格した。これこそ愛ゆえの行動!? そんなふたりの"今"を誌上夫婦対談で探ります!


加藤茶(以下・茶) 取れる資格なら、何でもいいから取っておいたらいいんじゃないの、と話していたんです。これから生きていくために、どんな資格でも持っていればいいと思うし。取り立てて、俺の介護じゃなくて、世の中の人のためになればいいかなって。


綾菜(以下・綾) 加トちゃん、今すごい元気だよね。だからこそ介護について勉強しよう、って思ったの。10年後、20年後、これから何が起こるかわからないじゃない。それで介護の基本的な知識を学べると聞いたので、初任者研修に通い始めたんです。


茶 俺は別に介護されるなんて、全然考えてないけどね。 綾 元気だからね。この資格は加トちゃんのために取ったんだけど、今、介護を必要としているおじいちゃん、おばあちゃんのために何かやりたいなと思って。介護施設でお手伝いを始めたんです。  勉強し始めてみると、思っていた以上に面白く、もっと深く学びたいと思ったという綾菜。 ──すべては夫のためという彼女の思い、どう受け止める?


茶 まあ、身近にそういった介護ができる人がいたらラッキーはラッキーだなと。今のところはそれだけかな。


綾 でも、介護の勉強の半分以上は健康寿命をどうやって延ばすか、なんです。だから加トちゃんが......、何歳まで仕事したいって言ってたっけ?


茶 85歳くらいまでだね。


綾 そう、85歳。そのためにはどうすればいいかということを私自身、真剣に考えるきっかけになったと思う。


──介護について勉強してから、妻の自分に対する接し方で変わったと感じる部分はある?


茶 いや、全然変わってない。結婚した当初からまったく変わってないですね。


綾 私、けっこう世話好きよね?


茶 うん。


綾 でもね、自立支援といって、何でもかんでもやってあげるのはダメというのを学んで。だから最近は"あれ取って"とか言われても、自分でやってって、めっちゃ言うよね、私。


茶 まあ、ほとんど自分でやっているけどね。


綾 今までは私、めっちゃやってましたよ(笑)。今はそこまででもないかな。


茶 それは自分でそう思っているからでしょう。そんなにはやってもらって......


綾 たぶんね、当たり前になっているんですよ。加トちゃんの身の回りのこと私がやるのが当たり前になっていたじゃない。最近は犬の世話とか前よりするようになったよね。


茶 ああ、しているね。でもね、これまでも自分の中で特別にやってもらっているという感じはないんだけど。


綾 幸せだね(笑)。 茶 そ、そうか? 綾 かなり幸せだと思うよ。 ──もしかして、こんなパートナーがいるから"自分は介護を受けることはない"と言える余裕があるのかも?


茶 確かにそう思いますね。彼女がいてくれるから、って。本当にいろいろ考えてくれることはうれしいですよ。介護の勉強だって大変ですよ。彼女が勉強している本をちょっと見てみたけど、すごいめんどくさいの、やることが。


綾 あ、実技のDVDを一緒に見たね。


茶 ご飯が食べられなくなった人に、のどにチューブを通して食事をさせる実技のDVD。相手にいちいち"これから何々します"って報告するんですよ。それを相手が理解してくれればいいけど、反応がない人もいて。介護するほうが鬱にならないのかな、って。あれを見たら、そういう面倒をかけないよう、元気で長生きしなくては、と思いましたよ。


──相手に頼ればいい、というだけではダメだと。


茶 彼女に迷惑をかけたくないし。あとはやってもらうほうが感謝しないとダメですね。頼るだけではなく、相手の負担を減らすことも考えないと。こんなこと、若いときには考えませんでしたよ。自分が動けなくなるなんて思いもしなかったし。


茶は結婚の5年前に大動脈解離を発症。

2014年には、パーキンソン症候群に罹り入院している。筋肉を動かすリハビリは約1年続いた──。


綾 あのときは私自身がパニックになって何もできなくて。加トちゃんは覚えていないかもしれないけど、病室でポツリと漏らした言葉があるんです。


茶 何か言ったっけ?


綾 "今まではいい車が買いたいとか、自分の欲で仕事を頑張ってきたけど、元気になったらこれからの人生は人のために、たくさんの人に笑顔と勇気を贈れる自分になりたい"って。病気をしないと見えないことってあるじゃないですか。  私も若くして結婚して未熟な部分だらけだったし。加トちゃんの病気があって、考え方とか変わったから。あのとき、本当に夫婦になれたのかなって。未熟じゃなければ、あのときみたいな派手な格好しなかったと思うしね(笑)。  


結婚当初、その年齢差からさまざまなバッシングを受けた綾菜。

改めて振り返ってもらうと......。


綾 でも、普通に考えたら気持ち悪いよね?


茶 え? そうか?


綾 私だったら思うもん。海外セレブの結婚で、おじいちゃんと20代前半の子が結婚しているとかあるじゃない。私、あれ見て"うわ、キモっ。絶対あいつ殺そうとしているわ"って言ってましたもん(笑)。だから言ったことがブーメランで返ってきた、みたいな(笑)。


茶 若くて見かけが派手だったから、俺が絶対に騙されていると思った人が多かったみたいだしね(笑)。


綾 結婚して加トちゃんがすぐに弱ったから、よけいに言われて。あれが引き金になったかな。でもね、あんなときがあったから、今があるという感じ。嫌いな夫婦ランキング、4年間くらい連続1位だったし。うちらは何も変わってないけどね。


茶 やっぱりワースト1位というのは、ある意味ね、見ている人が多いんですよ。ドリフターズで『全員集合』やっていたときだって、子どもに見せてはいけない番組1位だったから。


──今も変わらずに仲がいいと話すふたりだけど、世間ではコロナ禍で夫が家にいる時間が増え、

それが原因で別れてしまう"コロナ離婚"という言葉も。そこは大丈夫?


茶 そういうのは全然ないです。お互いに束縛しないから。自分がやりたいことをやりたいようにお互いがやっているもんな。


綾 うん。


茶 ストレスがたまらないから、ぶつかり合うことがないんですよ。結婚して10年目だけど、大ゲンカというのは1回だけだよね。


綾 その1回がけっこうひどかったけど(笑)。


茶 いま思えば、しょうもない、何でもないことが原因で。言い合いをしていたら、彼女がカッとなって、テレビのリモコンを俺に投げつけてきたの。


綾 そうそう。老人虐待だね(笑)。でもね、当てないように違う方向に投げたのに、わざわざ投げたほうに避けてきて(笑)。それで頭に当たって。


茶 その後、彼女が実家に電話をかけて、おふくろさんと話し始めたら......。


綾 加トちゃんからは殺人未遂だって言われるし、両親からは電話越しにすごい勢いで怒られるし。でも、かすり傷でよかったよね。


茶 血が出ていたし、かすり傷でも痛ぇよ(笑)。


綾 その1回だけです(笑)。


胸にドカーンと穴があいた感じ ──

コロナは日常の生活を奪っただけでなく、ドリフターズの仲間、志村けんさんを奪っていきました......。


茶 志村が70歳になって俺たちに追いついたら"70歳のドリフターズ"をお客さんに見てもらおうって言ってたんです。70歳から違うことできるよな、って。コント作って、お客さんに喜んでもらおうって......。そう思っていた矢先に逝ってしまったから、胸にドカーンと穴があいた感じですよ。


──志村さんの死で自分の死生観というものは変わりました?


茶 人間なんて、すごく簡単に逝っちゃうんだな、と思いましたね。わけのわからないコロナなんて病気で......人間は脆いなと。『全員集合』でもね、いろんな危険なことはありました。でも、それを全部乗り越えてきて、ケガはしたけど死ぬことまではなくて。ずっと元気にやってきたんですよ。なのに、こんなにあっけないんだな、って。


綾 私は志村さんが亡くなったのを目の当たりにして、加トちゃんと普通に生活できることが大切な時間なんだ、って再確認しました。  志村さんのことも、介護についてもっと深く学びたいと思ったきっかけです。介護じゃなくても、病気で加トちゃんが倒れたとき、自分の中で精いっぱいやり切ったと思えるように、絶対に後悔しないようにって。


茶 ありがたいな、と思うしかないですよ。


綾 それしかないじゃない。恥ずかしい(笑)?


茶 恥ずかしいというのではなくて、ことさらね"ありがとう"とか"頼むよ"の言葉ではなく、自分の気持ちの中にそれは必ずありますけどね。


綾 愛は伝わってるよね?


茶 はい。


綾 それならよかったです(笑)。


言葉には出さない茶だが、自分がいなくなった後に綾菜が困らないよう"終活"も考え始めている。


綾 私が事務所に所属したのも、加トちゃんが"自分がいなくなったあと、綾菜を守る人がいなくなるから"ってすすめてくれて。


茶 やっぱりそういうことは考えるよ。今、彼女に言ってるのは、自分が死んだら再婚してくれって。


綾 それ、毎回言うよね。


茶 やっぱり女性として、幸せな生活を送ってほしいと思うからさ。


綾 なんだか今、幸せな生活を送ってないみたいな感じじゃない(笑)。 生涯、舞台に立ち続けていたい ──人生100年といわれる時代、これからの"夢"は?


茶 やっぱり生涯、舞台に立ち続けたいという気持ちがいちばんですね。70歳、80歳になってくると、見ているほうもこちらの年齢のことを考えてしまうのか、笑ってくれる人が少なくなってくるんですよ。"あの年でやっていることが気の毒"みたいな気持ちになって。でもそれをはずして、みんなには笑ってもらいたい。そんな加藤茶でいたいです。


綾 私は、一緒にいる間は加トちゃんが芸人として舞台に立つことをサポートしたい、というのがいちばん。少しずつ自分でも仕事をさせていただいているけど、"加トちゃんファースト"でいたいというのはブレてないから。だって、加トちゃんが弱ったら意味ないものね。


茶 まあ、しばらくは大丈夫だよ(笑)。


綾 前もそう言っていたけどすぐ病気になったでしょ。人ってわからないんだよ。 ──かなり尻に敷かれている感じがしますけど......?


茶 女性ってね、実年齢を精神年齢で越えてくるんですよ。45歳の差なんて全然なくなっちゃう。あっという間に追いついてきて、今じゃ越えられてしまいましたよ(笑)。


綾 何それ、それじゃあ私、相当な年じゃん(笑)。



加藤茶(かとう・ちゃ)●1943年3月11日生まれ。ミュージシャンでありコメディアン。ザ・ドリフターズのメンバーとして一世を風靡。俳優としてもドラマや映画で存在感を出す


加藤綾菜(かとう・あやな)●1988年4月12日生まれ。2011年に加藤と結婚し、45歳の年の差婚で注目を集めた。夫を支えつつ今年、芸能事務所にも所属しタレント活動も開始


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

うーん、思わず真剣に読んでしまったぜ。


医療と介護の連携っていうのも、こんな感じなのかな?

歳の差婚は、深いね。


PS)

コロナチャンネル #168


ドクター和の部屋in薬師寺

森本文雄さんに聞く「介護施設で三密は避けられない!」→こちら


今日から3日間、奈良の薬師寺からお届けします。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

>茶は結婚の5年前に大動脈解離を発症。
>2014年には、パーキンソン症候群に罹り入院している。筋肉を動かすリハビリは約1年続いた。
加藤さん、お元気に回復されて良かったですね。病気治癒には、患者・医療者・家族 の三位一体が
あってこそ、と貴重な話を賜ったことがあります。治療が上手くいった幸運と、やはり奥様の献身が
功を奏したと思います。ご夫婦お二人とも、病気によって考え方に変化があったと仰っているので、
お幸せを感じます。
人の運命は分からないものだな、と思います。どのようにすれば、どう選択すれば、幸せな道筋に
誘われるのか、法則は何もない。青い鳥のチルチルミチル、でしょう。

Posted by もも at 2020年10月05日 01:36 | 返信

長尾先生
毎日、動画、ブログ楽しませて頂いてます。先生のように信念、真心に基づいて、行動している姿が、非常に励みになります。
私の友達のイギリス人、キャロラインポーバーは、3、11まで、日本に住んでいて、その後も東北の支援をすごくしていました。それが、東北支援をしに早く日本に来たい一心で早くに打ったアストロゼネカのワクチンの後遺症に去年の3月から苦しんでいます。苦しんでいるのはあなただけではないと言うことをみんなに伝える為に、COVID Vaccine,Adverse, reaction survival Guideという本も出しました。 i
先生の映画のことも話したら、イギリスでも彼女も関わって、出演して、映画ができました。すごく良くできていて、昨日から、YouTubeで見れるようになりました。先生にも見ていただきたいと思います。彼女も非常に調子が悪く、瀉血をやっています。彼女からの紹介で、アメリカに住む日系人も、ファイザーのワクチンで歩けなくなって、イメルベクチンを飲んで、杖で歩けるようになったというメールもらいました。興和のイメルベクチンの治験も、有効性が認められなかったというニュースを聞きました。私は横浜在住で、先日の泉区の集会、その前には、渋谷の講演会に行きました。今度は、15日には、東京のノメルベクチンの講演会で、色々お話伺うのを楽しみにしています。キャロラインの映画のサイト、webのアドレス、日系人のメールも送ります。
深井直子
https://youtu.be/dIVZ5ssWB-o

https://carolinepover.com/bookshop-1

Thank you for all your great information. I’m going to take a look tonight at the videos. I was wondering ,I heard Japan did a study on Vaccine lot numbers . I’m not able to see the study from America. I am on ivermectin right now. I’ve been taking it for over a year now . After I took it. I was able to walk with a cane.

Posted by 深井直子 at 2022年09月30日 07:33 | 返信

長尾チャンネルでワクチンロット番号のお話されていました。
あるロット番号で亡くなられた人のリストが有れば送って欲しいと言っておられた様ですね?
わたしは、ネットサーフィンをしていて、たまたま資料を見つけてコピーを保存しています。もし必要でしたらご提供致します。画像として保存しています。

アマガサキ タカ   

Posted by アマガサキ タカ at 2023年07月10日 08:50 | 返信

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