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第二波では重症化率が低下した

2020年10月10日(土)

第二波では、重症化率が低下した。

第一波では分からなかったことが

続々と明らかになっているが・・・

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以下、佐々木先生のFBから。


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国立国際医療研究センターからCOVID-19で入院した患者を対象にしたレジストリ研究

の中間報告が2020年9月30日発表されました。(日経バイオテク)


このレジストリに登録されたCOVID-19で6月6日以降に入院した患者のうち69歳以下での死亡はなかったと報告されています。

第1波の入院症例に比べ第2波の入院症例では、

(1)高齢者の割合が低下した

(2)入院時に重症だった症例が減った

(3)発症から入院までの日数が短くなった


年齢別の解析では

(1)あらゆる年齢層において、入院時に重症だった症例の割合が低下した

(2)あらゆる年齢層において、入院後の死亡率が低下した

(3)入院時に軽症または中等症だった症例のみを対象としても、あらゆる年齢層で入院後の死亡率が低下した(0歳から29歳は0.0%で同率)

(4)入院時に重症だった症例のみを対象としても、あらゆる年齢層において入院後の死亡率が低下した

  第2波は重症化率が下がっていると言われていましたが、データとしても裏付けがされたと考えて良さそうです。


第3波がどのような形で来るかは予想できませんので、引続き注意深く観察が必要ですが、少し余裕を持って診療ができそうです。

一般の方は風邪症状があったら休むという基本だけは崩さないでほしいなと思っています。



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結構なコロナ肺炎があっても、重症化因子が陰性で

元気であればたとえ高齢者でも1日で退院している。


患者も僕も「ええ??」って感じであるが世間の

認識と現実の対応は半年前と劇的に変化している。


毎日、テレビの速報で芸能人の「○○さんがPCR陽性と判明したが

現在、特に症状はない」というテロップを流すのは止めて欲しい。


なんの意味もない速報は、高齢者や気が弱い人の

命を奪うだけで、有害以外のなにものでもない。


政府は、第二波の総括を公開すべきだ。


無用な、行き過ぎた恐怖や差別や偏見から

市民を解放して欲しい、と切に願っている。



今日で、台風は終わるだろう。

日曜日の台風一過を楽しもう。


今夜は、がん患者さんに講演をする。→こちら

コロナに負けず、がんと上手に付き合おう、と。


さ来週には、広島で1200人の大きな講演がある。→こちら

2021年後半~年末の講演依頼が入ってきている。

PS)

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

長尾先生、講演会で忙しくなりそうで良かったですね
まあ、「オンライン講演会はちょっとね」と、私は思う
実際、人と人とが触れ合って伝える方が良いと感じるし、どこかの講座は「オンラインでは嫌だから」ということで、今年は中止になった事もあります
「ちゃんと相手を見て伝えたいから」がその講座を主催する先生のスタンスだったと思う

当然、講演会の会場は花も飾ってありますよね。
余談になるけど、「安楽死特区」にはカサブランカの花と花言葉が書かれてあります
長尾先生の周りには「カサブランカ」の似合う方が多そうですね
怒られるかもしれないけど、「カサブランカ」にはどのような思い出があるのですか、少し、気になる
それは、現在進行形、過去形
私って、いつも、余分なことを言ってしまう癖があるものでして、すみません

Posted by ナオミ at 2020年10月10日 06:58 | 返信

結局「深刻な肺損傷を起こす」みたいなのはどうなったのか気になります。
そういう後遺症さえなければ(例えば若年者、非喫煙者には起こりにくいとか)、だいぶ対応が変わるはずです。
その手の報道がないので、結局「そんなものはなかった」ということなんでしょうか。

Posted by 広島の赤牛 at 2020年10月10日 08:49 | 返信

先日ご紹介したNHK-BSプレミアムで放送された神奈川県内の大学病院のICUのドキュメント映像では50~60歳の男性が「深刻な肺損傷」を起こして回復不能になっていました。奇跡的に生還した患者さんもまともな肺がわずかしか残っていない衝撃的なCT画像でした。これが第1波ですね。
第2波ではこういう肺損傷の著しい重症化症例が本当に減ったのでしょうか?すぐ情報公開が必要です。
感染症の専門家は「決してウイルスが弱毒化したのではなく検査数が増えて軽症者が多く含まれたから重症化率が相対的に減っているように見えるのだ」と口をそろえます。レムデシビル、アビガン、デキサメサゾンなどの治療薬が入院後に早期から投与されているのだと推定します。つまり早期診断・早期治療が上手くいっているため、重症者・死者が減っていると考えたほうがよいのではないでしょうか?
トランプ大統領も超早期治療によってあの通りですからね。これを見て「早くレムデシビルとデキサメサゾン打ってくれよ!」という発熱患者が医療機関に殺到しそうな悪寒がしてきます。

Posted by マッドネス at 2020年10月10日 10:13 | 返信

新型コロナがインフルエンザと決定的に違うとすれば、「(一見)健康な比較的若年者が重症化して、後遺症としての肺損傷を起こす」かどうかだと思います。もし肺炎を起こした60歳以下の人が早期に治療を受ければ肺損傷を起こさなくてすむようになった、ということであれば喜ばしいです。

もしくは肺損傷を起こす確率が、例えば小児がインフルエンザで脳症を発症し後遺症になる確率と大差なければ、二類感染症として対応する必要性はほぼありません。あとは健康に見えても不摂生などで実は体はボロボロ(テレビで芸能人が余命10年と宣告される感じ)、みたいな人が肺損傷を起こすのであれば、あえて二類対応しなくてもいいでしょうし生活習慣改善のきっかけになるでしょう。

このあたりの情報が出てこないまま自粛を求められ、文化が破壊されるのは納得がいきませんが、今はGotoキャンペーンもあるくらいですから積極的にそういう活動をしなさいということで、当然ながら怖い後遺症も心配しなくていい、と考えられます。

そろそろPCR陽性でも無症状の人は入院しなくていい、となりそうですし、二類を維持したままでなし崩し的にインフルエンザ扱いする方向に行きつつあります。もうちょっと。

ただし医療従事者がコロナ陽性となると大ブーイングが出ます。新幹線で一泊旅行に行く気にはまだなれません。風邪をひいたら果たして休めるのでしょうか(この半年あまりは全くひいていません)。来年の春まではストレス5割増しの日常を送ることになりそうです。

Posted by 広島の赤牛 at 2020年10月11日 08:51 | 返信

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