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「ヘルパーから感染訴訟」が和解

2020年10月13日(火)

広島県三次市のホームヘルパーが感染させたと

事業所に4400万円の損害賠償を求めた裁判。

昨日、和解が成立し、訴えを取り下げたという。

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新型コロナウイルスに感染して死亡した広島県三次市の女性(当時82)の遺族が9月、

ホームヘルパーが女性への訪問を控えていれば感染を防げたとして、

同市の訪問介護事業所の運営会社に4400万円の損害賠償を求めた訴訟は12日、

会社側が哀悼の意を示すことなどを内容とする和解が成立した。  

取材に応じた代理人弁護士によれば、和解書では、

会社側が哀悼の意を示すほか、感染予防への最大限の努力を約束。

原告側は「訴訟は介護現場の安全管理についての問題提起だった」として訴えを取り下げた。  

遺族は「介護現場に萎縮や混乱が生じるのは本意ではない。感染防止のための安全管理に

努めて頂きたい願いは変わりない」などとする談話を出した。

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なんじゃこりゃ、であろう。

もしこれが勝ったら、日本中の医療介護は全滅しただろう。

もしかしたら弁護士さんが手数料目当てに遺族に

多額の賠償金を提案したのではないかと勘繰った。

なぜならば、ヘルパーが在宅患者さんに感染させたという

証拠を得る可能性はゼロなのに高額訴訟になっているから。

確信犯。

日本の医療は、弁護士が医療訴訟によって破壊してきた。

医療訴訟の増加に呼応する形で「防護医療」が栄えてきた。

今、日本の医療者は患者さんの幸せや尊厳よりも

「訴訟防止対策」を最優先する形で提供されている。

だから過剰検査、過剰医療、多剤投与、になる。

延命治療(本当は縮命なのだけど)も、同様だ。

医療訴訟を専門とする弁護士が医療を破壊してきた。

近年は、それが医療から介護領域に移行しつつある。

だから介護施設での「抑制」や「外鍵」が常識になっている。

介護訴訟の恐怖から、9ケ月たっても面会謝絶になっている。

医療や介護の敵は、弁護士である。

しかし、オランダでは事情が全く違う。

医師と弁護士は社会正義の同志である。

安楽死を合法化したオランダの医師と弁護士と会食した際に

それをなし遂げた医師と弁護士がそう力説されたので驚いた。

日本の医療訴訟や介護訴訟はかなりおかしい。

ガラパゴス化している、ことを知って欲しい。

司法も、かなりおかしい。

市民感覚からズレている。

裁判官は一般市民と話をしてはいけない事が元凶である。

本来は市民感覚を知るために交らわないといけないのに。

コロナチャンネルでもこの訴訟を取り上げた。→こちら

その中で三次(みよし)を「みつぎ」と言ってしまった。

実は、沢山の人から「みつぎではなくみよしです」とのお叱りの

メールや手紙を頂いたけど、実にいろんな人が動画を観てくれて

いることを改めて知り、正直、とっても嬉しかった。 有難う!

PS)

コロナチャンネル #177

疫病? 戦争? 過去600年で人間が最も死んだ出来事は...  →こちら

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

日本の医療を弁護士が破壊してきたとは考えた事もなかったけれど言われてみればなるほどと感じた。弁護士や医師にこそ倫理観が求められると思うのに地位や名声がある人ほど欠けている事が多いみたい。でも先生のような人も確かに世の中に存在するから絶望せずにいられます。でも先生の多忙を助けられなくてすみません(*>_<*)ノ

Posted by 匿名 at 2020年10月14日 09:35 | 返信

先生 いつも有益な情報をありがとうございます。
先生のブログとか 色々読ませていただき、それが心の支えなっています。    でも先生があまりにもお忙しいので、
身体をこわさないかも、同時にいつも心配しています。

いろんな不可思議な訴訟、やはり弁護士の悪知恵だったんですよね。  こんなおかしな訴訟、誰か現実的な社会の状況を
話して、止めてあげればいいのにと、今まで何回か 不思議に思っていたのが、 納得させていただきました。

先生 お体ご自愛下さい

Posted by サツキ at 2020年10月15日 09:33 | 返信

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