このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
抗認知症薬の裏側 たとえば・・・
2020年11月05日(木)
書いても書いても、抗認知症薬の薬害が収まらない。
それは、認知症の権威が利益相反まみれであるから。
こんな現実を知らない人に是非知ってもらいたい事。
************************************************************************
香川大教授、認知症薬の製薬6社から年間1900万円超の副収入
-製薬マネーと医師 ー この原稿はワセダクロニクルからの転載です。→こちら
2020年11月6日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
---------------------------------------------------------------------
認知症治療薬は本当に効くのだろうか? 効いたとしても、怒りっぽくなったり、下痢をしたりといった副作用の方が効果よりひどいのではないだろうか? 認知症の患者を持つ家族を取材していると、こんな疑問をよく聞く。 2018年にはフランスが、アルツハイマー型認知症治療薬を医療保険の適用から外した。「副作用に比べて効果が不十分だ」というのが理由だ。 しかし日本では、認知症治療薬の使用は診療ガイドラインで推奨されている。薬の効果について疑問視する声は医師たちからあまり聞こえてこない。 認知症の分野で影響力のある医師と、製薬会社の利害関係はどうなっているのか? 製薬マネーデータベースで調べてみると、香川大学医学部の、ある教授にたどり着いた。
●診療ガイドライン発行年に委員平均170万円 http://expres.umin.jp/mric/mric_2020_227-1.pdf アルツハイマー型認知症の治療薬は5製品あり、6社が販売している。アリセプトは1999年から販売が始まり、他は全て2011年に登場した。 アリセプト→エーザイ メマリー→第一三共 レミニール→武田薬品、ヤンセンファーマ リバスタッチ→小野薬品 イクセロンパッチ→ノバルティスファーマ これら同種の薬は全て、フランス当局が2018年に医療保険の適用から外した。理由は「これらの薬を使うことで症状が緩和するという証拠が不十分な一方で、有害な副作用を無視できない」というものだった。
だが日本では保険が適用される。日本神経学会などが参加し、2017年に発行された最新の認知症診療ガイドラインでは、これらの薬の使用を推奨している。診療ガイドラインは、医師が薬を処方する際に参考にする。影響力は大きい。 ワセダクロニクルは、医療ガバナンス研究所と共同で制作した製薬マネーデータベース(2017年度版)で、認知症の診療ガイドラインを作った医師23人について、認知症治療薬を販売する6社から得た副収入を調べた。副収入とは、製薬会社が主催する講演会での謝金、コンサルティング料、製薬会社のパンフレットに掲載する原稿執筆料などだ。 その結果、23人が製薬会社から得た収入の平均は170万円だった。最も多かったのは精神医学分野の大阪大教授で497万円。400万円以上はこの他に、高齢総合医学の東京医科大教授、老年病科の東大教授、脳神経内科の鳥取大学講師だった。 医師約30万人のうち、製薬会社から副収入を得ているのは約10万人。10万人が受け取っている金額の平均は28万円だ。認知症の診療ガイドラインの作成委員は、その6倍を受領していることになる。 ところが、この診療ガイドラインの委員を桁外れで上回る認知症の研究者がいた。
●国会資料に名前 香川大医学部精神神経医学講座の中村祐教授だ。 2019年11月6日に開かれた衆議院厚生労働委員会で公にされた。文科省が私たちワセクロと医療ガバナンス研究所の製薬マネーデータベースを使い、2016年度に1500万円以上の副収入を得た29人の大学勤務医の名前を調査したのだ。各大学に兼業規定と倫理規定の見直しを求めるためだ。文科省の調査と同じ内容の資料を、岡本充功議員(当時国民民主党・現立憲民主党)が同委員会に提出した。 29人の中で受領額が2番目に多かったのが、認知症の研究者である中村教授だった。製薬会社から計2583万円を受け取り、そのうち認知症治療薬を販売している6社からは約8割の1956万円を得ていた。 ワセクロはさらに2017年度版のデータベースでも中村教授の受領額を調べてみた。計2225万円で、認知症治療薬を販売の6社からは1894万円だった。 http://expres.umin.jp/mric/mric_2020_227-2.pdf
中村祐教授が認知症治療薬販売の製薬6社から得た副収入 中村教授とはどんな医師なのか。
衆院厚生労働委で提出された資料には、時事通信の医療ニュースサイトである「時事メディカル」での紹介記事が引用されている。 「中村祐医師はノーベル医学生理学賞の選考委員会が設置されていることでも有名なスウェーデンカロリンスカ研究所で老年医学講座の客員教授を務めるなど、長年、アルツハイマー型認知症の治療薬などの新薬の研究・開発に取り組んでいる。2011年に自身が開発に深く関与した抗認知症薬3剤が承認された。これによって患者の選択肢が増え、患者・介護者いずれも認知症治療に対する満足度が上がったという。早期発見・治療による症状の進行抑制の重要性を訴える」 紹介記事の中にある「2011年に自身が開発に深く関与した抗認知症薬3剤」は、いずれもフランスが効果を疑問視して保険適用から外した薬だ。日本国内の患者や家族からも効果について疑問の声が上がっている。 中村教授はどう考えるのだろう?ワセクロは、中村教授に取材を申し込むことにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下、東京都健康長寿医療センター研究所の無作為調査。
東京都在住する70歳以上の高齢者7,614人のうち最終的に78人が認知症と確定診断された。
78人のうち34人は既に認知症と診断を受けていたが、残りの44人は認知症の診断を受けていない。
つまり、未検出の認知症患者の割合は、56.4%にも上った、という。
以上から、認知症の人は検出されている人の2倍いるのではないか、と推論される。
同様な推理を認知症予備軍(MCI)で考えてみると、MCIの認知度から考えて数倍か。
つまり、現実に認知症およびMCIの人は、公式発表よりも何倍も多くいることは確実。
その方がたの家族は、「親がおかしい」と気が付き認知症専門機関を受診されて
必ずと言っていいくらい抗認知症薬を投与されて、一部は副作用で苦しむことに。
副作用で悩む家族からのSOSが毎日、町医者である僕のところに届くのだが、
抗認知症薬を中止するだけで穏やかな人に戻る、という現実が繰り返される。
これは、市民が権威とか専門医とかを信じているから起きることで市民の責任ではない。
認知症の専門家たちが利益相反をしながら町医者に洗脳セミナーを繰り返してきたから。
つまり、「薬害認知症」が量産されるシステムが放置されてきた。
これを解消するために「抗認知症薬の適量処方を実現する会」を造り活動してきた。
しかし町医者が頑張ったところで巨悪の力には勝てない。
この記事で、抗認知症薬の裏側を皆さんに知って欲しい。
では、精神病院はどうなのか?
以下、ゆきさんのメルマガから。
虐待の精神科病院で私が見たもの
院長「独裁」、利益優先で患者退院させず
神戸市の神出病院の虐待事件についての元看護師の証言 認知症の人が
精神科病院に入院する現状についても問題提起しています。→こちら
安倍元総理と深い縁の精神科病院「B棟4階」のおぞましい虐待 「法廷で見ていると、彼らのほとんどは
就職した病院が違ってさえいれば、 今でも普通に働いていたのではないかと思わざるを得なかった。
そう考えると、彼らもある意味では被害者のように思えてならない。
これだけ異常な事態に長期間気付くことができない組織もまた異常だろう。
神戸市のチェックも、果たして機能していたのかどうか。
罪に問われるべきなのは、6人だけではないはずだ。」 →こちら
安倍元首相とグループについては 「精神医療福祉の部屋」の
錦秀会グループ参考資料を →こちら
当たり前のことが全く当たり前ではない認知症の世界だ。
「認知症施策は狂っている」と厚労大臣にレクをしたが。
それにしても、僕達はいったいどうすればいいのでしょうね。
そうだ、認知症になる前に死ねばいい、のだ。(もちろん冗談ですよ!)
PS)
コロナチャンネル #200
大学の中にPCR検査センターを設置しよう! →こちら
ついに200回達成!
毎日、2つのクリックもありがとうございます!
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
わが県の、ある病院で認知症専門外来を実施している著名な認知症専門医は、最近、抗認知症薬を処方しなくなったようです。フランスの裁定も意識しての事でしょうが、賢明な判断だと思いますね。
たかだか1つの神経伝達物質の分解酵素をブロックするクスリごときで神経の変性が回復して元に戻るわけないですからね。科学者・専門家は今までウソばかりだったのでしょうね。騙されて洗脳されていた、
開業医や患者関係者も盲目的に専門家の言う事だからと右へ倣えしてきた事は罪と言えるでしょうね。
Posted by マッドネス at 2020年11月06日 09:51 | 返信
意味性認知症の母の主治医の先生は、充分な指導の下、薬の処方を私に任せてくれます。
まるで私が母限定の研修医で、主治医の先生が指導医のようです。
副作用を出せば私の責任ですが、完全オーダーメイドで治療しているので、コウノメソッドすら超えている自信があります。
結局、家族や本人が賢くなるしかないと思います。
認知症医療はまだ黎明期です。本当の専門家は存在しません。
国民皆保険・フリーアクセス・混合診療の禁止では、医師は多忙で勉強する暇がありません。
患者は医者を選べるのに、医者は患者を選べない。結局は患者側の自己責任だと思います。
マンツーマンなら素人でも努力次第で、専門医や実践医すら超えられますよ。
Posted by 男 at 2020年11月06日 11:53 | 返信
長尾先生、ミニストップで見っけ!
ミニストップにもムック本の「歩くだけ」が2冊、売ってました
思わず、買ってしまった
当然、知り合いに押し売り!
最初はむすっとしていましたが、本の中身をチラッと見て、私、コーヒーをコンビニでおごって貰いました
「良い本を紹介して頂いて、本当にありがとうございます」
だって
その方の家族の方にも読んで貰う様に言っておきました
長尾先生の足跡はちゃんと、残って行っています
過去を消す事は出来ない
それはその人が選んだ道
それが他人を傷ついると解っていても、自分が生きて行くにはそれしか無かったと・・・
私は気づいただけでも、良いと思う
それだけでも、良いと思う
人を傷付けたと分かっている分、自分も傷付いていると思うから
人は傷つたぶん、優しくなれると信じてる
Posted by ナオミ at 2020年11月07日 05:44 | 返信
友達のご主人が認知症と判断されました。アリセプトを一錠飲まされたら人が変わった様におとなしくなられたそうです。私は薬止めたらと言いましたが かかりつけの病院だし、近く子供達は遠くにいるし、ご主人は緑内障で目が悪いので
Posted by iruka at 2020年11月07日 07:54 | 返信
友達のご主人が認知症と判断されました。アリセプトを一錠飲まされたら人が変わった様におとなしくなられたそうです。私は薬止めたらと言いましたが かかりつけの病院だし、子供達は遠くにいるし、ご主人は緑内障で目が悪いので先生の指示に従うしかないと。この前の診察でご主人がインフル断ったらすごく怒られたそうです。薬いらないといったら来るなと言われそうです。薬剤師は1ヶ月
処方せんが変わらないのは珍しいですよ、みんな増やしてますからと言われたそうです。現状はこんな風です。わかってても出来ません。ちなみにご主人はフランス語講座を毎日聞いています。今度友達の家に行ったらボンジュールムッシュと声かけしたいです。私は認知症の一番の薬はコミュニケーションで、声かけと話しかけだと思っています。
Posted by iruka at 2020年11月07日 08:10 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: