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味覚障害と嗅覚障害がカギ

2020年11月29日(日)

コロナに特有な症状とは、発熱?咳?

いや味覚障害と嗅覚障害じゃないかな。

PCRの拡充が急がれるが問診も大切だ。

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新型コロナウイルス感染者に最も多く見られる症状はせきと高熱ではないという英統計局の調査結果が出た。 英紙ザ・サンなどは24日、英国国家統計局が8月15日から10月26日まで新型コロナ感染者の症状を調査した結果、すべての年齢帯で最も多く見られた症状は「味覚と嗅覚の喪失」だったと報道した。 統計局によると、新型コロナウイルス患者で最も多く見られた症状は味覚と嗅覚の喪失、高熱、せきの順だった。年齢帯別で新型コロナウイルスの症状には差があったが、せきの症状を見せる感染者はすべての年齢帯で20%を超えなかった。 すべての年齢帯で最も多く見られるは味覚と嗅覚の喪失だった。新型コロナウイルス患者のうち2~11歳の患者は35%ほど、12~35歳の患者は45%ほど、36歳以上の患者は35%ほどがこの症状を見せた。


このように新型コロナウイルス患者は年齢帯別に異なる症状を見せると伝えられた。英キングス・カレッジが収集した資料によると、新型コロナウイルス陽性判定された子どもの52%は成人が体験する症状を見せなかった。 専門家らはこれを根拠に、子どもの新型コロナ患者はほとんどが無症状患者であるかもしれないと明らかにした。子どもの新型コロナ患者に最も多く見られた症状は疲労感で、頭痛、発熱、のどの痛み、食欲減退などが後に続いた。



たしかに味覚障害か臭覚障害を訴える

人はコロナである確率が、極めて高い、


とはいえ、PCR検査でしか保健所は対応していない。

重症肺炎であってもPCRの結果が出るまで数日待機。


さらにPCR陽性が判明しても入院先が見つかるまで

まだ日にちがかかるので、結局は1週間以上かかる。


この国はいったい何を考えているのかと毎日思う。

不急の人を入院させて、重症肺炎は入院できない。


そりゃ死ぬなわ。

有名人のコロナ死の報道を見るとそう思ってしまう。


末端開業医の仕事はコロナ患者を見つけること、だ。

しかし見つけても、その後は糞づまりのように遅い。


コロナ医療の効率化はどこがやるのか?

答えは国や都道府県(保健所)である。


しかしマンパワー的に手一杯である。

ならば応援を求めるべきではないか。


あるいは強力な司令塔をおいて、飛行場の

管制塔のように効率的な指示を出すべきだ。


まあ理想論を吐いてもなんの意味もない。

毎日、自分の本文を果たしていくだけだ。



以下、僕の師匠である鹿児島の五反田先生の

在宅医療MLへの投稿から抜粋させて頂く。


今年はインフルエンザ感染者がほとんどいません。全国でも1週間で数名しか報告 がありません。代わりにCOVID-19がインフルエンザと同様な発症状況です。 ただその患者数はまだ1桁の違いがあります。 以下に昨年のインフルエンザの入院患者数、重症者数も記載されています。 今後、インフルエンザ並みの1000万人発症すれば、さすがに感染症分類2では医療体 制は持ちません。分類5であれば、例年通りの対応で問題ありません。 →こちら


先日、示したコロナランキングを見るとこの感染者数で医療先進国である日本で医療 崩壊が話題になっている事は、他の国の医療者から見たらとても信じられないでしょ う。やはり施策がおかしいのです。幸運にも患者数、死亡者数が少ないのにあり得な い医療崩壊でCOVID-19の死亡者が増え、ほかの疾患まで影響を受けるとしたらとても 救えた話ではありません。感染者数を抑え込む発想ではなく医療体制(予防の考え 方)を変えることが必要です。 先日、私たちの連携の会で(zoomによる会議です。)私が、持論を述べていると(今 年の冬はインフルエンザの代わりにCOVID-19が流行しワクチン接種後のインフルエン ザと同様な経過を辿ると)、致死率がCOVID-19とインフルエンザとは相当違うのでは ないかとの質問がありました。WHOは3月頃COVID-19の致死率が3.4%と発表してい ますが、その後の各国の数字が相当違います。元々、致死率を計算する場合、死亡者 の直接死因かどうか、母集団となる感染者数がはっきり把握されているかどうかで変 わるので、各国で違いが出ることは仕方がありません。(様々な報告がありますが、 インターネットでの検索では、インフルエンザのほうが低いが多かったです。)


日本 の場合、昨日までのPCR陽性者数14万209人、死亡者数2065名となっています ので、単純に致死率を計算すると1.47%です。ただ、日本でのPCRの検査数は世 界的にも低いレベルで100位以下です。疫学的抗体検査によるとやや幅があります が、0.1-から0.4%との陽性率があり感染者数は人口1億2千万人の内120万 人―480万人となります。これを母集団とすると0.17-0.04%となりイン フルエンザ発症者数1000万人(定点観測による集計からの感染者数予想)死亡者数1 万人の約0.1%と比べて、ほぼ同程度と考えらます。 一方、感染者数、死亡者数が極めて高くパンデミックの状態と思われるアメリカの致 死率も調べてみました。 →こちらの2ページ(この内容を是非、全頁読んでいただきたいです。) パンデミックの状態なのでまだ高いかと思っていましたが、全年齢で0.4%と低い 値でした。アメリカ疾病予防管理センターの統計ですので信頼できます。 統計の結果はその母集団が多いと信頼性が上がります。アメリカではPCRはドライブ スルーで誰でも無料で検査可能で検査の実施件数も相当数です。WHOの予想よりも遥 かに信頼性が高いと思われます。加えるに40歳以下の致死率は限りなく0に近いは 注目すべきです。また、日本は高齢社会なので他国と比べて高齢者の致死率が上がる のは予想されます。 日本での最近での1日の高齢者の死亡者数25名は多い数字なのか調べてみました。 昨年の1年間の死亡者数136万人(1日当たり平均3730名)ですので死亡者の0. 6%に相当します。 →こちら

他の死因はどうか調べてみたらやや古い記事ですが、計算してくれてありました。 →こちら

ここには私の言っている事と重なる部分が多いです。是非、最後まで読んでいただい て、 25名が多いか少ないかは自分で判断していだければ幸いです。


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報道は、GO.TOキャンペーンの制限の話ばかりですね。 命は守れているので失われた生業、生活、文化、芸術を守ってほしいです。 医療崩壊と悲壮感さえ感じるほどの報道がありますが、残念なことに、その元凶であ る感染症分類の見直しの議論は全くありません。 私たちは、例年インフルエンザの流行を経験してきました。国民の大多数がワクチン 接種を行い集団免疫の状態を作り、大流行はあっても重症者や死亡者を少なくするこ とに成功してきました。勿論、医療崩壊の経験はありません。(感染者数1000万人、 関連死亡者1万名)私は日本含む東アジアは幸運にも既に集団免疫の状態がありパン デミックを免れていると考えています。そこで同じような状態である例年のインフル エンザの流行の経過を見てみるとほぼ同じと考える事ができました。インフルエンザ は寒くなると(季節性に)感染者が増えだし、帰省や行楽などの人の移動で流行が拡 大しています。それでも4-5月頃は終息していきます。特別な行動制限や人の移動の 制限もすることはありません。2波、3波の定義がはっきりしませんが、感染者数の増 加を2,3波として書いていきます。


今回のCOVID-19を見てみると未知のウイルとして 1-2月より感染者が徐々に増え、3月頃より1波を形成します。感染増に対して他の 国々でそうしたように4月の初めに日本でも緊急事態宣言などの行動制限を行い感染 者数が徐々に減ってきています。人為的に感染を抑え込んだのです。それでもウイル スはいなくならないので、解除後に再び増えたことは皆さんご存じですよね。これを 2波と呼んでいます。この2波は行動制限することなく8月初めにピークアウトし死亡 者数も減っていきます。(徐々に終息に向かっています。)グーグルの日本での COVID-19の感染予測を見て気づいたのですが、今回は寒くなって11月2日に季節性ウ イルスとして増加(いわゆる第3波)が始まります。GO.TOキャンペーンも感染拡大の 要因であることは経験的に分かります。ただ、抑え込むという発想が上手くいかない と夏の経験で分かったのにと私は考えます。ロックアウトや行動制限は時間稼ぎに過 ぎないのです。欧米などにとってはワクチンができるまで何とか抑え込まないとパン デミックは止まりません。感染者数、死亡者数が決定的に違う日本でとるべき対応で はありません。 海外の国々が日本の現状をどう見ているのか、気になっていたのですが、ヤフー ニュースに出ていました。→こちら


コロナ対策で上手くいった国のランキングです。日本は第2位でした。死亡率、感染 者数等を参考にしています。  上位の国は東アジア、オーストラリア、ニュージーランド、北欧です。 台湾、ニュージーランドはほぼ鎖国状態で他国からのウイルスの流入を許しません。 この記事では、上手くいった政策を色々挙げていますが、私は、政策、対策というよ りも地域によると考えています。明らかに、地域に偏りがあります。ニュージーラン ドも有名ですが、欧米のなかでも北欧はその患者数は極めて少ないです。その中のス ウェーデンは初期にその対策を強く非難されていますが、現在は集団免疫状態として 評価されています。 何回も言いますが、例年に比べて総死亡者数は3万人以上減少しています。患者数が 激増して、昨日の死亡者数25名(主に高齢者)でこのままで経過したとしても100日 続いても2万5千名の死亡者数になります。例年並みの対応をして例年並みに死亡者数 が増えたとしても海外からみたらうらやましい状態と言えます。発熱外来など止め、 発熱の患者さんを普通のクリニックが対応し、ハイリスクの患者さん、重症者は普通 の病院で個室での入院加療をする。今までそうしていたのです。勿論、COVID-19の感 染者は高齢者との距離をとるなどインフルエンザと同じ対応は変える必要はありませ ん。そうすることで、日常が帰ってきて、医療崩壊の心配もありません。行動制限、 移動制限も感染を抑え込むだけで、流行を遷延させることは、昨夏学んだことです。 (多くの学者が指摘しています。)海外でも同じ結果でした。パンデミックの状態の 欧米、南米ではワクチン開発までの時間稼ぎで必要と思っています。


今までの対応で死亡者数が少なくなった、このままでは欧米並みに死亡者数が増える との声も聞こえてきそうですが、色々対策をとっている欧米をみているとその根本的 違いのため(既に集団免疫状態を得ている可能性が高い)決して同じにはなりませ ん。日本の対策、政策が良かったとは国内、国外からも聞かれません。日本の政府、 安倍首相、日本国民は単に幸運だっただけなのです。 日本は、世界的には羨ましい状態なのですよ。普通に忘年会、新年会をして帰省、旅 行など日常に戻しましょう。毎日、テレビでニュースを見ている人はとても考えられ ないでしょうね。世界で2位の報道など1面トップで報道すれば、皆の不安感も拭える 気もしますが、どの局もニュースにさえしません。なぜなんでしょうか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


PS)

コロナチャンネル #224


お葬式ニューノーマル。コロナで変わった、「お別れの形」 →こちら


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この記事へのコメント

「陽性者」のみならず、「退院者」においても「嗅覚障害・倦怠感・味覚障害・呼吸困難感」が後遺症にあげられている。(11.5 和歌山県調査) 長尾先生は先駆的に「肺CT」を、一部の耳鼻科医も「副鼻腔CT」を開始され、PCR検査に頼らず早期診断・早期治療を実践されていた。初期に、アスリートが「臭覚・味覚喪失」のサインを感知していた。

微熱を感じたことがあったが、体温計を買って測ったら36.0度だった。臭覚・味覚は鈍感な方だがとくに低下したことはなかった。年寄り仲間で下痢と38度越えの方がいたが、PCR検査で陰性だったという。行きつけの茶店から陽性者が出て、しばらく閉店となった。今から思えば、すでに市内感染状態だったかもしれない。抗体検査を受ければ、すでに「抗体」ができているのかもしれない。

知り合いから「鼻うがい、なんとかできるようになりました」とメールがあった。仕事先の売店の人が「鼻の中がスゥースゥーしてます」と言われた。お世辞でも、うれしい。
今朝起きたら、「朝からみのもんた」という番組に、そのみのもんたが出ていた。足指に手指を差し入れたり両耳を引っ張っていた。
ぼくも朝から行きつけの店に入って、まず両耳を擦り、耳下腺・胸鎖乳突筋・胸腺を擦り、頭蓋を輝かせる浄化呼吸、瞑目・・・というルーティンを終えて、熱い珈琲をすすり新聞を広げたところです。

臭覚、味覚異常なし!
ヒトは、鼻腔の天蓋にある、鼻中隔と上鼻甲介の間にある粘膜(嗅細胞)で外気をキャッチし電気信号に変えて、嗅神経、嗅覚野で情報処理するという。ここで例の「粘膜免疫・IgA抗体」が応答することになる(長尾コロナチャンネルから)。
「鼻・塩うがい30年」は、今回の市中感染爆発にも「粘膜免疫の応答」が有効であると信じている。発熱、せき、下痢、呼吸困難に至る前に、臭覚異常を感知したい。「口呼吸」はせず、外気を「両鼻・八つの副鼻腔」でドンと受け止めたい。三密以外では、「ノーマスク」で「三ケツ」を避け、外気をすべて受け容れるのだ。

Posted by 鍵山いさお at 2020年11月29日 06:53 | 返信

おそらくこのまま感染拡大が続けば、救急はあと1~2週間で止まるはず。
ベッドはいくらあっても人的資源やレスピ・エクモには限りがあるから。
医師免許・看護師免許があるから協力できるようなレベルのやさしい仕事ではないからです。病院は一切頼れないので、かかりつけ患者がコロナにかかればすべて開業医・在宅医が診たうえで看取るしかないのかもしれない。病床稼働率が急増している都市部の地域の人々はもう覚悟を決めた方がいいですね。医療崩壊すれば政府が号令なんかかけなくても街に人はいなくなると思いますよ。
この期に及んで未だにGO-TOどうするとか言ってるのを聞いてると泣けてきます。
これまで医療をないがしろにしてきたツケはとてつもなく大きいですね。
先生が長年提唱してきた「尊厳死」を意識せざるをえない事態がもうそこまできているのでは?
コロナによって半ば強制的に本人の意志確認もなく誘導されてしまう事態になるのでしょうか?
意識不明で3~4週間機械つけられたままの高齢者が増えれば、病床はいつまでも空きがないのは自明。
70歳以上にレスピもエクモもつけないスウェーデンが最も賢明だという事になるのでしょうか?

Posted by マッドネス at 2020年11月30日 09:02 | 返信

アメリカの研究グループの発表によると、「死亡した人の過去5年には嗅覚脱失していた」という。がん、糖尿病、肺気腫、心不全、脳卒中よりも、「嗅覚脱失」がダントツの死亡リスクだった。東原和成によれば、「嗅覚を喪失したということ自体が、体に異変を生じている可能性がある」「生命力と嗅覚には深い関係がある」という(11.12 NHKヒューマニエンス『生命のバロメーター・嗅覚』)。
高温多湿の「内気」で鼻腔粘膜を潤し、「塩うがい」と粘膜免疫で「外気」を濾過するという「鼻腔」の役割。「マスク」で鼻をふさいではいけない!

横浜市大の山中竹春らのグループが、コロナからの回復者が3年後・半年後も「中和抗体」を維持していたと発表した(12.2「ミヤネ屋」)。しかも元重症者ほど無症状陽性者や元軽中症者よりも100%近い「強い中和抗体」を獲得していたという。
市中感染爆発のなか、すでに多くの人たちが「中和抗体」を保持している可能性がある。「三密の屋」外の公道・公園では、原則「ノーマスク」とすべきだ!

スカと都知事は「65歳以上と基礎疾患者は自粛せよ」とほざいている。
高齢者のみなさん、基礎疾患のみなさん、「不要不急」でも、外に出よう!
冬の陽光を浴び、ノーマスク、できればノーソックスで、外に出よう!
「ヒトとウイルスの、不要不急の関係がいかに深いか。ヒトゲノムをとっても、そのほとんどが不要不急である。」「人生は本来、不要不急ではないか。老いるとはそういうこと。」(5.12 養老孟司)
全国の年寄り諸君! 「不要不急」だからこそ、外に出よう!

Posted by 鍵山いさお at 2020年12月02日 11:41 | 返信

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