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梅村聡議員の国会本会議でのコロナ質疑
2020年11月27日(金)
梅村聡議員(高校と医局の後輩)が、本会議で
コロナに関する質疑を行ったのでご覧頂きたい。
一方、指定感染症継続という悲しいニュースも。
11月20日(金)の参議院本会議に登壇された。
お時間あれば様子をご覧ください。→こちら
「予防接種法」と「検疫法」の改正案です。
まだ、海の物とも山の物とも分からない、新型コロナワクチンですが、
万が一、完成して、日本で承認⇒輸入⇒販売⇒接種となる場合の法律整備になります。
動画で見て頂いても、内容不明なところがあってはいけませんので、
念のため、本会議場で手にしている原稿も添付しておきます。
2020年11月20日(金)参議院本会議 梅村聡
(予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案)
日本維新の会の梅村聡です。 私は党を代表して、議題となりました「予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案」について、関係大臣に質問いたします。 本改正法案に対する質問の前に、新型コロナウイルス感染症の流行状況と東京オリンピック・パラリンピック開催可否との関係について総理にお伺いします。
【総理大臣①】
東京オリンピック・パラリンピックは延期され、来年7月から開催予定です。去る11月16日、総理は来日したIOC国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長の表敬を受け、「来年の東京大会の開催を実現する決意である」と会見で説明されました。現時点では東京オリンピック開催で進むと理解しておりますが、開催可否の判断基準はどのようなものですか。新型コロナウイルス感染症の流行状況はどのような形で基準に入るでしょうか。また判断する最終リミットはいつでしょうか。加えて、新型コロナウイルスワクチンの接種状況は、東京オリンピック開催の可否判断に大きく影響するものでしょうか。総理にお伺いいたします。
次に、本改正法案について質問いたします。
【総理大臣②】
本法案はこれから新型コロナウイルスのワクチンが完成し、使える状態となった後の法律整備です。ワクチンの接種が実現すれば、生命・健康を損なうリスクを軽減し、医療への負荷軽減を図れるとともに、社会経済の安定にもつながります。一方、現時点で、使用が想定されているワクチンは、残念ながら全て海外メーカーが開発しているものです。今回のように海外ワクチンに依存する状況は、国民の健康を守るという意味においても、また国家の危機管理という意味においても極めて問題であると考えられます。国内メーカーのワクチン開発の出遅れという今回の状況も踏まえ、国内のワクチン開発・製造体制の強化を図る必要があるのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症の収束後も見据えつつ、更なる予算拡充を図るなど長期的な視点に立った戦略が必要と考えますが、総理の見解を伺います。
【厚労大臣①】
次に、新型コロナウイルスワクチンの承認の考え方について、お伺いします。田村厚生労働大臣は11月11日の衆議院厚生労働委員会において、第三相試験を日本で行わずに承認プロセスに進むかどうか問われた際に、「国内では第一相試験、第二相試験で、効果と安全性を踏まえた上で、免疫原性、抗体価がしっかりとついていれば、それだけの効果があるのであろうということが考えられ、その上で承認プロセスに入っていく」と答弁されました。この答弁の中では、国内での第三相試験の結果を求めるかどうかについては明確にお答えになっておりません。今回、使用が想定されている新型コロナウイルスワクチンの承認審査において、日本国内での第三相試験の結果は不要と考えられているのでしょうか。不要であると考えているのであれば、その根拠もお示しください。田村厚生労働大臣の明確な答弁を求めます。
【厚労大臣②】
本法律案では接種対象者に対して、原則として予防接種を受ける努力義務を課すものとしております。しかし、日本国内での第三相試験を行わずに承認を行った場合など、国民がワクチンの安全性に対する不安を抱く状況では、ワクチン接種者の数が想定より伸びないという事態も考えられます。こうした事態が生じた場合、政府は接種者を増やすためにどのような働きかけを行うのでしょうか。また、働きかけを行ったにもかかわらず、ワクチン接種者が増えず、ワクチン製剤が大量に余ってしまった場合はどのように対処されるのでしょうか。田村厚生労働大臣に答弁を求めます。
【厚労大臣③】
今回、想定されているような全国的かつ大規模な予防接種は、平成21年の新型インフルエンザ発生時に遡ります。当時も今回と同様に、優先接種対象者や接種順位を決めた上で接種が進められました。しかしながら、当初の見立てよりも接種者が少なかった等の事情から、医療機関ごとにインフルエンザワクチンの在庫に偏在が生じ、現場で混乱が生じることもあったと承知しております。 様々な事情で医療機関ごとのワクチン在庫に多少の偏りが生じた場合、ワクチンの有効期限なども踏まえて、できる限り効率的に接種を進められるよう、必要に応じて各医療機関の判断で優先接種順位に縛られないような弾力的な運用も可能とすべきだと考えますが、田村厚労大臣の見解を伺います。
【厚労大臣④】
今回使用が想定されるワクチンは、メッセンジャーRNAワクチンのような、これまで薬事承認を受けて使用されたことがない、新たなタイプのワクチンです。現在も海外で数万人単位の大規模な治験が行われているとはいえ、今回は日本国内でも数千万人単位で実際にそれらのワクチンが使用されることが想定されるため、治験段階では想定できなかったような重篤な副反応等が生じることも考えられます。 本法律案では、予防接種法上の臨時接種の規定を適用することとしており、副反応疑い報告や健康被害救済制度についても従来の予防接種における枠組みが適用されることとなります。 しかし、現在の予防接種法の副反応疑い報告制度の中身を見ると、基本的には予防接種法施行規則において対象疾病の区分ごとに列挙された症状に当てはまるものについて報告を行うものとされています。その他の症状については入院治療を必要とするなどの重篤な症状かつ医師が予防接種との関連性が高いと判断したものに限って報告対象にするとされています。
今回想定されているワクチン接種については、想定外の副反応が生じ得る可能性がある以上、こうした従来の仕組みだけで良しとするのではなく、特別な枠組みを設ける必要があるのではないでしょうか。 また、健康被害救済制度における審査についても、従来のプロセスを前提にすることで十分なのでしょうか。国民の不安を払拭するためには、疾病・障害認定審査会における審査を迅速に行う体制を整えておく必要があると考えますが、審査のためには多くの副反応情報が必要になると思います。こうした懸念に対応するため、例えば、副反応と疑われる事象は全て医師や市町村が報告し、それら報告情報について、医師や研究者等の専門家がリアルタイムで確認・分析できるような枠組みを設けることが考えられますが、田村厚生労働大臣のご所見を伺います。
本格的な冬を迎えるにあたって、新型コロナウイルスとの戦いはまだまだ続くことが予想されます。日本維新の会は、責任政党として、国民の健康と生活、財産を守り、経済を回復させるため、新型コロナウイルス感染症対策に全力を挙げることをお誓いし、質問を終わります。
動画→こちら
本会議動画の見方ですが、 URLをクリックしていただいて、 出てきた画面のカレンダーの11月20日(金)の「20」をクリックしていただくと、 次の画面が出てきますので、 その画面の「本会議」をクリックしていただくと、発言者が並んでいます。 その発言者の「梅村聡」をクリニックすると、私の本会議質疑の頭から見ることが可能です。
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インフルワクチン不足や
コロナワクチンの安全性など
大変重要な質問をして頂いた。
ところで気になるニュースが飛び込んできた。
指定感染症が来年2月以降も継続されるという。
コロナ「指定感染症」延長へ調整
入院や外出自粛措置を継続 →こちら
暫定的に「指定感染症」に位置付けられている新型コロナウイルス感染症の法的扱いを来年2月以降も延長する方向で政府が調整していることが26日、分かった。期限は来年1月末だが、ウイルスの特徴や現在の流行状況を踏まえて、引き続き感染者への入院勧告や就業制限、療養先や自宅からの外出自粛などの措置が必要と判断した。
感染症法では、延長できるのは1年間と定められている。政府関係者によると、将来は実施できる措置が最も多い「新型インフルエンザ等感染症」に新型コロナを含める法改正案が浮上している。実現すれば現状と同等の幅広い対策が恒久的に実施可能になる。
あーあ、なんてこった。
最悪!
この法律で死者が何万人、いや何十万人も出る。
どうして分からない政治家が多いのだろうか。
梅村議員は、厚労委員会でたしか9月に質問した。
僕も10月に厚労副大臣に直接レクチャーしに行った。
しかし何の意味もなかった。
多くの命を救うためにやっても結局、政治は動かない。
年々、政治への期待度が下がる一方だ。
嘘に嘘を重ねるのはOKで、必要な案件は先送り。
昨日、虎ノ門のアメリカ大使館の前で「トランプ
大統領を支持する」という日本人の集会を見た。
元気のいい日本人のオジサンたちがいるもんだ。
でも僕はこの10年、政治には「絶望」しかない。
梅村さんには頑張って欲しい。
地道な活動をしてくれている。
昨日は、10時から19時まで喋りまくった。
全国の訪問看護ステーションの管理者になるための人に講義した。
急いで帰阪して、2つの会議も、深夜に無事終了した。
しかし明日の会議は中止命令がきた。(コロナのため)
あああ、なんてこった。
12月4日に会場視聴を申し込んだ方もWEBに切り替えてください。
PS)
コロナチャンネル #222
コロナ時代の、かかりつけ医の選び方を教えます! →こちら
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この記事へのコメント
ぼくが一番知りたいデータが、なかなか見つからない。11月3連休明けのテレビのコロナ番組を全部録画してみた。やっと見つかった。
「10.10から11.23までの大阪の死亡者」の分析だ。
この間の陽性判明者6873人。かれらは、自宅・宿泊療養者、軽・中等症入院療養者、入院重症者に分けられる。
世間では、「重症者数」と「ベッド数」が焦点化されている。
ぼくの関心は、どこから「死亡者」が出ているか、だった。
なんと「軽・中等症入院療養者」から45人、「入院重症者」から6人だった。
これを伝えてくれたのは、官邸広報室が常時「監視」し、本ブログのコメンテイターが「敵視」する、あの「羽鳥モーニングショウ」だった(11.27)。
番組では、茂松茂人(大阪府医師会会長)や、長嶋一茂、玉川徹らが討論していた。
Posted by 鍵山いさお at 2020年11月27日 03:39 | 返信
長尾先生、今日、仕事が休みでしたので梅村聡議員の動画を拝見させていただきました
「勉強になります」のひと言です
「厚生大臣④」
ワクチン接種については、想定外の副反応が生じ得る可能性・・・
副反応と疑わる事象は全ての医師や市町村が報告し・・・報告情報について、医師や研究者等の専門家がリアルタイムで確認・分析できる枠組みを設けること・・・」
長尾先生、感謝します
国家でこの様な質疑が行われたことを知っただけでも感謝です
私はワクチンは自分の医師では接種したことはありません
20歳を過ぎた頃から、医者に係ることは会社の健康診断以外は、歯医者さんぐらいの生活をしてきました
だからと言って、身体が丈夫だったとは言い難いです
他界した父親、介護施設にいる母親と、そして、今、同居している知的障害の弟(多分、知能が劣るというより発達障害のパニック障害があると思いますし、弟は障碍者年金も貰っています)その中で、仕事をフルでこなして、身体には無理がなかったかというと嘘です
「母親よか先に死ねない。今、倒れることは出来ない」
そんな気持ちだけが私を支えてきたように思います
それでも、出来たら医者にかかる前にまずは自分の足元を見つめなおす
間違っているかもしれませんが、医師が病気を治すのでなく、自分がどう生きていくかだけだと信じています
場合によっては、医師の判断に任せなければいけない場合もあると思います
ちゃんと個人の気持ちを組み取りながら、どうしたらいいのかを教えてくれる医師
長尾先生は町のお医者様
そんな、先生のような医師が一人でも増えて、巡り合うことが出来るなら、それだけでも幸せだと思う
コメントを書きながら「先生が頑張っているのだから」
でも、おへそが横に向いているのではと感じたりします
そんな時はついついパソコンに向かいたくなる私です
サザンの「愛はスローにちょっとずつ」
長尾先生にピッタリの歌ですよね
先生の苦労は全て無駄にはなっているいと感じたりします
だって、梅村議員という方に巡り逢ったのは事実
「仕合わせ」という文字を感じます
Posted by ナオミ at 2020年11月27日 04:32 | 返信
大阪では、「医療非常事態」が宣言されたそうだ。
かつて政令都市・大阪市内26区に26の保健所があった。飲食店営業、建築物の環境衛生や貯水槽清掃の件で、あちこちお世話になったものだ。合区で24になり、2000年には1つに統合されてしまった。区民にとっては身近な保健所が遠いものになり、保健師も職員も激減、非正規職員の割合が増えた。クニの「保健所潰し」が大阪から強行された。保健師は1万人に一人になってしまった。
「二重行政打破」(都構想)の名のもと、「大阪市立環境科学研究所」や「住吉市民病院」は廃止され、大阪府医師会看護専門学校も補助金打ち切りで2020年から募集中止、廃校に追いやられた。今、他府県や自衛隊に看護師派遣を求めざるを得なくなっている。
「看護師の給料がバカ高い」と言って、現業職の給与削減をやってきたハシモトは、言う。「僕が今更言うのもおかしいところですが、大阪府知事時代、大阪市長時代徹底的な改革を断行し、有事の今、現場を疲弊させているところがあると思います。保健所や府立市立病院など。そこは、お手数かけますが見直しをよろしくお願いします。」(4.1)
コロナ病院(十三市民病院)にも、大阪府医師会看護専門学校の卒業生がいるだろう。(泣きたくなる。)
Posted by 鍵山いさお at 2020年12月07日 07:53 | 返信
「医療緊急事態」について、だれも関心がない。
「コロナ病院」についても、だれも関心がない。
「入院患者」が医師・看護師と切り離されて強制転院されてもよいのか。
「住吉市立病院」解体の跡地に「市立弘済院病院」を移転し、「大阪市大病院」にするというのもよく分からない。
「大阪府医師会看護専門学校」を補助金打ち切り廃校に追い込んだのもよく分からない。
吉村知事が発信。「呉地方総監、自衛隊の皆さま。国民の生命、財産を守って下さいまして、ありがとうございます。違憲のそしりを受けることがあってはならない。保守を自称する国会議員は、命がけで憲法9条の改正をやってくれ。」(12.7)
何を言っているのか。「違憲」でないなら、なにも「改正」する必要はない。やはり、自衛隊はどう見ても「憲法9条違反」と心底思っているようだ。戦後何事も「曖昧模糊」に済ませてやってきた我ら日本人の「習い性」だ。
「軍拡」は宇宙にまで及び、文字どおり「最果て」がない。
今回、帯広・大阪に「災害救援」要員が派遣されるそうだが、限りがある。
今こそ、「防衛省・自衛隊」は解体し、「防災省・災害救援隊」に編成替えすべきだと思う。砲弾もミサイルもイージスも要らない。我ら日本人よ、いいかげん、目を覚ませ!
Posted by 鍵山いさお at 2020年12月10日 06:19 | 返信
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