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自分自身と周囲の人に「エール」

2021年01月01日(金)

大晦日も早朝から深夜まで看取りや往診で右往左往。

PCR検査陽性者への対応も一人一人丁寧にするだけ。

正直、大変な年越しになったが、生きて越せたぜ!

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謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

今年もこのブログを宜しくお願いします。


なんとか年が明けた。

掃除はゼロ、である。


昼も夜も死ぬほど忙しいから。

この調子なら必ず死ぬだろう。


600人の365日毎夜の在宅対応に加えて

煩わしいコロナ対応もありストレスは極限。


保健所は、機能停止している。

どんどん当院に紹介してくる。


PCR陽性者への対応ができていない。

結局かかりつけ医がやることになる。


しかし「コロナ発生届」だけは出さないといけない。

つまり保健所の顔を立てながら、実質、自分が動く。


こんな現状を、知事さんは「問題ない」と認識しているので

この国の統治体制は「もう終わっているな」と、感じている。


医療崩壊はテレビで報じられているとおりで、入院は極めて困難。

しかし「なにかあれば119番で大丈夫」だと思っている国民が多い。


特に介護施設は「119番さえすれば医療が助けてくれる」と無邪気。

「そうではないですよ」と管理者に説明するけど、1時間はかかる。


要介護5の褥瘡のある寝たきりの患者さんに寝たきり患者さんに

1日3回食事介助で「完食」を目指すこの国の介護は、オカシイよ。


介護が窒息させて利用者の命を奪っていることを介護職は知らないと。

そのために「国立認知症大学」を開設しているので勉強してほしいな。


一方、医療者側は「まだそこそこ元気だから」と、人生会議もできない。

日本の医学介護教育を根底から変えないと崩壊するのは当たり前である。



そんな中移動中の車でNHKの「エール総集編」を、だいたい観れた。

恥ずかしながら、生まれて初めて観たのだが涙が止まらなくなった。


想像以上の壮大な作品で、もう1回ゆっくり観たい。

今年の年末は映画を一本も観られなかったけどこの1本で満足した。


二階堂ふみさんのファン、になった。

さすがNHK、まさに最高傑作だった。


志村けんさんの顔を観ただけでも泣けた。

やはり、どこか精神が病んでいるのかな。


大晦日も夕方まで10数人のスタッフと仕事。

でも日が沈んでからが本番で、僕の出番だ。


日付けが変わる直前にも緊急コールが鳴る。

オチオチ紅白も観られないのがこの仕事だ。


でも今年の紅白は無観客だったので、演出が凄かった。

来年からも無観客でやったほうがいい、と思っていた。


今年は、

自分にエールを!

周囲にエールを!

患者にエールを!

世界にエールを!


今年は「エール」の年になりそう。

皆様と共に歩んでいきたい。


どうぞよろしくお願いします。

真面目に、真面目に、頑張る。


たった今も電話が鳴る。

誰か助けてください!


仏陀のように死なないようにしよう。

でも自分が仏になったら仏を殴ろう。


PS)

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

新年明けましておめでとうございます。

年末にYoutubeでおすすめされていた「PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない」「新型コロナ-専門家を問い質す」を読みました。この2冊はよかったです。せめてこの2冊を読んで自分なりの意見を持っておかないとまともな議論にはなりそうもありません。「新型コロナ 7つの謎」も読みましたがちょっとおすすめ度は落ちるでしょうか。もう少ししたらもう1冊も届くので読んでみます。

やはり冬はいけませんね。春の到来が待ち遠しいです。今年も記事楽しみにしております。皆様のコメントも楽しみです。今年もどうかよろしくお願いいたします。

Posted by 広島の赤牛 at 2021年01月01日 10:08 | 返信

新年のご挨拶を申し上げます。今年もどうぞ宜しくおじゃまさせていただきます。
紅白、例年より見応え聴き応えが増した感じで、記憶に残ることも色々ある中、
坂本冬美さんが歌った桑田さんご提供の歌、歌詞に「殴る」が出てきてビックリ。
本当に印象に残る歌詞とメロディーで、改めて桑田さんってスゴイなと思いました。

今年の初笑い、ドクター和の「パン、パン、パパーン」お茶吹き出しました。
コロナチャンネル継続に言葉だけで誠に恐縮ですが、感謝とエールをお送りします。
長尾先生は宝です。倒れられたら困るので、求人募集でどうか救いの手が集まりますように。

Posted by 匿名 at 2021年01月01日 11:41 | 返信

長尾先生、あけましておめでとうございます。先生の助けにはならないのですが、
鹿児島より、長尾先生に精一杯のエールを贈らせていただきます。

Posted by 沼田真由美 at 2021年01月01日 03:53 | 返信

今の日本の医療体制だと高齢者の医療・介護は窒息してしまいますね。
80歳、90歳の超高齢者の病気による死を認めない、急病になればすべて119番通報して救急搬送で入院先を探す?こんな事を野放しにしていては日本の貧弱な救急医療はもたないですね。
コロナは病院の2%だけで回していて、残りの98%は使わずして「医療崩壊」とは笑止。
コロナ禍によってその限界が目に見える形になるはずだし、ここで根本的に修正するチャンスのはず。
発熱で119番を通報しても救急車は来ない、救急車が来ても搬送先がない。
これから3か月くらいはそういう状況になるのでしょうね。覚悟しといたほうがいいでしょう。
日本人はいくら皆保険制度とはいえ、医療に甘えすぎでは?

Posted by マッドネス at 2021年01月01日 08:12 | 返信

明けましておめでとうございます。
テレビで「在宅緊急訪問診療」の要請が、去年の2倍以上になって、医療関係者のお医者さんも看護師さんも死に物狂いで働いてると報じていました。
私はヘルパー2級の免許しかないし、年は72歳だし、何かお手伝いできることはないでしょうか?
宅急便のお兄さんが元旦の朝からベルを押すので何だろうと思ったら「ポスターです」と言いました。
開けたら「痛くない在宅医」の映画のポスターとチラシでした。チラシは小さいから色々なところに置かせて貰います。
ポスターは大きいので、近所に何でも作れる大工さんが引っ越してきたので掲示板でも作ってもらって我が家の塀に架けてポスターを貼り付けようと思います。雨に濡れたり、風に飛ばされないようにしたいです。
今姫路で鍼灸接骨院を経営している先輩から電話があったのでチラシを一枚贈ることにしました。
できるだけ利用者さんとその家族に送りたいと思います。

Posted by にゃんにゃん at 2021年01月01日 08:14 | 返信

長尾先生、今年もblog、YouTube発信宜しくお願いしますします!
元日のYouTube配信観ました。先生の心の叫びが伝わって来て涙が出ました。
感染拡大がますます進み、二類なんて言ってられなくなりますよきっと!
壁は高く凄く分厚いですが、訴え続けてください。
国会議員の中にも、凄くコロナ対策を勉強してPCR見直しなど頑張って訴え続けている方がいます。
一年経たないうちに、見直さなければどうにもならなくなるはず!
と信じて私も介護施設の仕事がんばります!
取り敢えずこの冬、先生が倒れ元気で頑張れますよう祈っています。

Posted by 匿名ナース at 2021年01月02日 12:02 | 返信

「高齢者が医療崩壊の元凶だ」と煽りに煽るマッドネスさん。だれも異議を唱えられませんね。五木寛之のように、20歳から80代になるまで病院という軍門に下らず保険料だけ払い続けてきた「高齢者」。高齢者と呼ばれるまで齢を重ね社会の医療資源に貢献してきた人たち。今や少ない年金から国保・介保料を勝手に控除され足らずを差押えされる「自助」の晩年。老いて「社会の厄介者」とみなされ、社会は相模原事件のような生贄を求めてやまないようです。

昨年コロナ禍が始まったばかりというのに、日本でも早々と医療者ギルドの側から、「少ない医療資源をいかに維持するか」「高齢者からいかに酸素吸入器をとり外し適正配分するか」の基準案が公表され、大阪の知事のように「選別・トリアージ」を口にする者まで現れました。
ある高名なホスピス医が講演会で「死に際の悪い老人になるな、医師や家族にありがとうと言って死ね」と説教していたのを想い出しました。長尾先生の『仏になったら仏を殴れ』を読ませてやりたいものです。(蛇足ですが、街の本屋さんを潰すアマゾンには注文しないようにしましょう。)

旭川市では、クラスターを出した病院職員の子どもが、市内の大学病院で「診療拒否」されました。読者のみなさん。あなたも運よく「馬齢」を重ね「シューマツ期高齢者」になるかもしれません。「医療資源を喰い潰すな」「医療崩壊の元凶になるな」「往生際を弁えろ!いずれ死ぬんだから」という医療者ギルドや社会の同調圧力に手を貸さないでください。相模原事件や京都嘱託殺人事件のテロリストの呼びかけに応えないでください。
「病気による死を認めない超高齢者が救急医療を潰す!」という「煽り」。『酸素吸入器は要りません』カードを配る医学部教授。
コロナ禍後の世界は、どうなっているだろうか。
「効率性、生産性。アルゴリズムによって達成される最適解。まさに今の社会がAIを使って求めようとしている方向」(12.31 福岡伸一)

Posted by 匿名 at 2021年01月02日 01:24 | 返信

訂正です!大変失礼しました!
先生、倒れずに!元気で頑張って下さい!本当に応援しています。

Posted by 匿名ナース at 2021年01月02日 06:14 | 返信

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