このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
問診でコロナが分かるようになったら
2021年04月02日(金)
1年もやっていると問診でコロナが分かるようになった。
一目見て、1分くらいお話ししたら、9割の確率で分かる。
「コロナだ」と思ったら、抗原検査は9割の確率で陽性に。
【1分で分かる、コロナ感染】
・肥満のある喫煙男性
・発熱(高熱ほど濃厚)
・味覚障害か嗅覚障害
この3つが揃ったら、まず抗原検査は陽性になる。
酸素飽和度が95%以下なら、ほぼ100%陽性。
今はまだ、すぐに入院できるので、自宅に帰り待機して頂く。
その際に、必ず以下の説明をしておく。
1)家族内感染の有無と予防
2)退院後、後遺症のフォロー
3)クラリスや去痰剤を飲んでもらう
その場で重症度判定をしておいたほうがいいと思う人には
時間的・空間的に動線を分離したうえで胸部CTを撮影する。
中等度以上の肺炎があれば、ステロイド注射と炎症反応測定。
場合によっては、イベルメクチンかフォイパンの処方も追加。
僕の携帯電話を教えて待機中の急変にも備える。
入院できたかどうか保健所は我々に教えてくれないので、
こちらから携帯電話を教えて、SOSを待つしかないのだ。
医療逼迫してきたら、オンライン診療やドライブスルー診療や
往診で対応し、重症化の兆しがあれば保健所に電話し急がせる。
要は、開業医で「早期診断」「重症度評価」「初期治療」を
行えば、そう簡単に医療崩壊しないのが、日本のコロナ医療。
僕はそう思い1年間やってきたのだけど、国はそう言わない。
なんで?と思うのは僕だけか。 なぜなのかを、知りたい。
ところで、インフルも1分で分かるし、ノロも分かるし、
痛風発作も分かるし、AI問診を使うまでもない話である。
ちなみに、風邪も1分で分かるとして平時は診療している。
だからコロナが1分で分かっても、決して不思議ではない。
100人以上インフルを診たら、インフルが分かるようになる。
同様に、100人以上コロナを診たら、1分で分かるようになる。
でも、こんなことを書いたらまずいのかなあ?
コロナが1分で分かると不都合な人がいるのかなあ?
僕は、「開業医が感染症病棟の砦になれる」、と信じている。
病院の通常業務や感染症病床の逼迫を守るのが町医者の役割では。
でもテレビの有識者は誰一人、そんなことを言わない。
もしかしたら、それは不都合な真実なのかな?
僕のコロナ診療は、NHK、TBS、毎日放送、朝日放送、サンテレビ
で放映されたけど、こんなことをしているのは僕だけだと知った。
正直、キツネにつつままれたような気分だ。
みんなどうしてコロナを避けるのかなあ?
僕はおかしいのかなあ???
誰か、本音で教えて欲しい。
PS)
天気が良かった今日は、家族でお墓参りをして、和んだ。
お看取りの直後、生かして頂いていることを両親に感謝。
新しい季節をまた頑張りましょう。
「マンボウ」の中心で愛を叫ぼう!
よろしければ毎日、2つクリックしてください。
このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com
この記事へのコメント
長尾先生、ご家族でお墓参りをされて和まれて、本当に良かったです
どんな方といるより、ご家族の方といる方が一番、心が和みますものね
だからこそ、家族の看取りの大事さをいつも、ブログで発信して下さる
そんな、長尾先生だからこそ、私は大好きです
最後のお別れだからこそ、「悔いが残らない様にしたい」
人として当たり前の事だと思います
また、最後だからこそ「素直な自分・我慢しない自分」でいたい
その一つが「思い出の詰まった自宅で死にたい」と、思うのは当たり前の様に思う
そして、自分らしさを大切にしたいだけだけど、今の医療は何か違う
また、「医師の言うことだから」「肩書のある偉い素晴らしい医師?が自分の為に言っているのだから、他の人に何がわかる」
肩書で病気が治るのならそれも良いと思うけどね(苦笑い)
先日、点滴入院している友達の用事で病院に行きました
世間はコロナだけど病室で二人して和んでいました
白血球数が「27070」の数字には驚かされます
この数字がずっと続いているのだから、体調不良も当たり前で、私も体調が悪いときは絶対に彼女に会うことは出来ない
でもね、買い出しを頼まれハンバーグは二人で病室で食べた
いつもの通り、彼女は私の2倍の大きさ
久々に色んな事を話しました(コロナ過で病室で、それも4人部屋)
面白かったのは共通の知り合いで、元々綺麗好きで神経質な主婦の方が、コロナ過でかなり神経になっていたのが、職場でコロナが出てから、コロナが怖くなくなったそうです
コロナに罹った人の様子を自分の目でみて、「こんな感じなんだ」と思った瞬間、メディアの呪縛から時離れたみたい
だから言って、ソーシャルディスタンスは大事にされているとは思います
一番大切なのは自分の目で見て、感じる事だと思いますので長尾先生のコロナ対応が一番正しいと思うし、変じゃないと思う
これからも頑張って下さい
Posted by ナオミ at 2021年04月02日 05:46 | 返信
長尾先生は、優れた臨床医だなあと思いました。
何百人も診て、その中のコロナ肺炎患者さんの特徴が、分かってしまう。
プラス抗原検査の陽性結果と、できれば胸部CTですね。
この診察が、日本全体、世界全体に広まればよいのに。
でも同じことを考えていらっしゃるお医者さんもいるかもしれない。
「やっぱりそうか」と思って下さって、同じような検査と治療をして下さるお医者さんが増えたら、日本は助かります。
長尾先生、いつまでもお元気でいて下さい。
Posted by にゃんにゃん at 2021年04月02日 07:31 | 返信
長尾君が高校2年生の時担任をした。まだ朴直な高校生で、3年生になる直前の懇談で、将来の抱負を次のように語った。今、バレーボール部で頑張っている。楽しい。高等学校の体育の先生になりたい。私もバレーボール部の顧問であったが、彼の運動神経にはもう一つのところがあった。君の前には未知の広い世界がある、大きな志を持てと励まし懇談を終えた記憶が残っている。3年生の時お父様が亡くなり、逆境の中での国立大学医学部受験となった。卒業後はダイハツの夜間工として働き宅浪(予備校に行かずに浪人)、国立大学医学部に再び失敗し、東京の私立医科大学の学費免除特待生として入学し医師となった苦労人である。
「いたくない死に方」を梅田テアトルで見た。彼の膨大なるブログ・著作の積み重ねが高橋伴明監督により映画として集約されたことを嬉しく思う。宇崎竜童・柄本佑らの名優により珠玉の作品になった。多くの人々に見てもらいたいと切に思う。「けったいな町医者」はまだ見れていない。
新型コロナウイルスも変異ウイルスに置き換わり、益々猛威を振るおうとしている。高齢化社会を迎える中で、在宅医・自宅看取医としての長尾君の活躍、情報発信を期待したい。「長尾和宏のコロナチャンネル」も思いがけない仕打ちを受けていますが頑張ってください。多忙の中、ご自愛ください。(Y.O.)
Posted by Yoshikazu Okumura at 2021年04月02日 08:19 | 返信
テレビ報道を見てて、毎日、同じことを報道されて、私たち庶民が、具体的に何をしたらいいのかが見えてこない。山梨県のように、具体的に見えてくれば、めっちゃんこ安心できる。
私の現場も、自分で情報を集めて、自分たちで、手探りでやっていくしかない。
私は、長尾先生がおっしゃっていることが一番、わかります。
きっと、変異株が猛威を奮ってくるから、その時に備えて、感染対策を緩めないでいこうと考えています。
直行直帰、継続。チームわけも継続。事務所には用事がある時は知らせてきてね。集合研修も我慢。
お願いだから、ブログもコロナチャンネルもやめないでくださいね…
私にとって、うちの事業所にとっての一番の情報網です。
がんばれ!がんばれ!
Posted by 宮ちゃん at 2021年04月02日 08:21 | 返信
勇気のある長尾先生、患者さんのことを思いやる、とても素晴らしい先生です。これからも✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。頑張ってください!
Posted by M at 2021年04月02日 11:02 | 返信
いつも先生のブログを楽しみには拝見しています。
先生のような優れた開業医ばかりならいいですが、、、これまでに素晴らしいと思える開業医にほとんどあったことがありません。素晴らしい先生がいるのは間違いありませんが、ごく少数なのが今の日本の現状だと思います。
抗菌薬の使い方をしらない。風邪に抗菌薬処方、平気で20種類以上処方などと???の医療しているのをよくみかけます。おそらくある専門領域から開業医になっていることが多く、総合診療・家庭医学などのしっかりした教育を受けていないことが原因だと思います。
先生が目指す医療を行うには、開業するには総合診療・家庭医学などの研修が必要だと思いました。
Posted by 太郎 at 2021年04月02日 11:35 | 返信
いつも安心できる情報発信をありがとうございます。きっぱりとした見立て、さすが長尾先生です。かっこいいなあ。常に現場にいらっしゃる先生には、解決方法がわかっていらっしゃるのですね。コロナもインフルエンザのように身近なかかりつけ医師に診てもらい治療していただける日が早く来ることを願っています。
Posted by 長尾先生のサポーター at 2021年04月02日 12:15 | 返信
生きろ 見てきました。毎日のほほんと生きている自分が恥ずかしくなりました。こんな時代が在ったことは皆が知るべきです。私達が子供や孫に伝えないと行けませんね。良い映画、本、情報ありがとうございます。これからもYouTubeやブログよろしくお願いいたします。でもYouTube少し休憩できて良かったですね。ww
Posted by iruka at 2021年04月02日 06:04 | 返信
先生、お疲れ様です。尼崎もマンボ、要請適用なのですね。
お墓参りに行けて良かったですね、お父様もお母様もきっと自慢の息子やねと。
私なんかが言っても・・なんのツッパリにもなりませんが・・おかしいとか不思議だとかゆうのは解りますお国を動かす人たちが何か変だと思いだしたのはもう何年も前からです。
だから消しはるんですよね・・賢い専門用語は使えませんが・・長尾先生が毎日私達に勇気を与えてこんなことしていたらコロナを怖がることは無いよ大丈夫だからとその一言で‥元気になれましたから。
オリンピック出来るのでしょうか❔外国の選手来ますよね。もうめちゃめちゃですね。
早くコロナチャンネルが観れますように・・。
Posted by 長尾先生大好き at 2021年04月02日 06:31 | 返信
お詫び
長尾先生、私、コメントで何か変なことをしたでしょうか?
今回の
Posted by ナオミ
で、ナオミの所が色が変わっていたのでクリックしたら、
ページが開けません
の文字がでました
私自身、URLを張り付けた記憶もなく訳がわかりません
誤解があってはいけないので、取り急ぎご連絡まで
Posted by ナオミ at 2021年04月02日 07:42 | 返信
高校時代の恩師がコメントしてくださって、驚いています。
「朴直な高校生」だったとかで、笑っちゃいました。
でもお父様がお亡くなりになった直後で国立大学受験に失敗したって本当だったと分かりました。
道理で頭が良いはずだ。
ミーハーな感想でごめんなさい。
Posted by にゃん at 2021年04月03日 06:01 | 返信
先日AMAZONで購入してそのままになっていた、「コロナ自粛の大罪」を今日拝読しました。取り急ぎ長尾先生の第3章だけ読破しました。しっかり映画2作品の宣伝も入っていましたね(笑)
ワクチンについての見解がある意味衝撃でした!コロナチャンネルでも、ワクチンはやった方が良いというのが結論ですと語っておられたようだったので…。医療従事者として、病棟管理者として、やらないわけにはいかない立場にあると感じていて…。確かに、ただの風邪にワクチンなんてどうなのかというのは思います。ただ、世相と周囲の環境は、やらなくて良い風潮ではない気がしています。もし、ワクチン接種を拒否してコロナになった時のことを考えると、職場内での立場が危ういですし、我慢に我慢を重ねている今の医療現場の中では…。自分はやらないくせに人(部下)には接種を勧めるというのも変です。なので、あくまで任意での接種だからという説明をして、納得の上で受けるかどうかを決めて下さいとは話したのですが。正解はどこにもない状況なのかなと思います。ワクチンの影響が10年後20年後に出てくるかも知れないですね。
Posted by A-K at 2021年04月04日 04:18 | 返信
コメントする
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: