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マンボウの中心で愛を叫ぶ!

2021年04月06日(火)

「まんぼう」、「マンボウ」、「マンボー」

いっそ流行語大賞になったらいい、と思う。

阪神間は、時短営業のため街が死んでいる。

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今日、大工さんが来院された。

「コロナで仕事が忙しい」と。


ホームパーテイのためリビングをリフォームする

人が増えて、仕事が忙しくなった職種もあるんだ。


この話を聴いて「そうや、家で会食すればいいやん」と。

ホームパーテイなら自粛警察に狙われることもないしね。


ところで、誰と?


家族?

友人?

恋人?

仕事仲間??


まあどれでもいいから、この機会に一度ホームパーテイしては?


もちろん、家庭内感染に充分気をつけながら、ではあるけどね。


素敵な照明、素敵な香り、そしてお気に入りの音楽に囲まれて

人生や生き甲斐や、「愛」について語ることができたのならば。


こんな「けったいな夜」が1ケ月も続くんだよ。

せかっくの機会をどのように過ごすべきなのか。



マンボウの中心で愛を叫ぶ!


泣いてばかりいても、暗くなるだけやし。

どうせ死ぬんやから、楽しく生きなきゃ。


死ななければ、生きていたなら、別の誰かに出会う。

裏切られても、失敗しても、次の運命が待っている。


これは毎日、自分に言い聞かせている言葉。

60超えて高校生みたいだけど、それでいい。


いろんな人の生き方と死にざまをたくさん見てしまうと、

「生きてりゃいいさ」、「生きているだけで丸儲け」と。


でも、この1週間、ずっと凹んでいる。

削除ショックでまったく元気が出ない。


というか、情けないね。

こんな国になったんだ。


悪い奴らはやりたい放題。

自分さえ良ければいい輩。


抜け殻の僕は、生き返る。

「愛」の力で蘇ってやる。


映画「けったいな町医者」の予告編の最後にある

柄本佑さんのナレーションが、心に刺さってる。


「生きてやる」


こんな言葉を、僕は一度も吐いたことがない。

毛利監督かプロデユーサーが考えたのだろう。


先日ご紹介した「生きろ」は、他人に言う言葉。

自分自身を励ます言葉は「生きてやる」である。



皆様も必死で、何かと闘っているのだろう。

僕も毎日、必死で多くのものと闘っている。


コロナの中の医療は、辛い。

毎日、なぜか涙が出てくる。


でも止まない雨はない。

誰かがそう言っていた。


そう言い聞かせて、今日も明日も頑張ろね。


PS)

もう書くことがありません。


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この記事へのコメント

長尾先生、話は関係ないかもしれませんが、YouTubeの削除は私の周りでは

「名誉の戦死」

と、なる場合もあります

 違法アップロードは著作権侵害ですので強制削除です

当たり前のようで、なぜが現実は違うような気がする
余り、絞めすぎると売れなくなるよ音楽CDも映画もと言いたい
ここら辺のネタは業界筋もいたちごっこで、多分、「敵もさることなら」かな
本音、最初の頃は長尾先生の気持ちが全く理解できなった

医師としての見解を正直の述べてみえる先生がたかだか、YouTubeの削除ぐらいで凹むだなんて・・・
先生の発信場所はネットの世界だけでないのになぁとも思っていました。
もともとネットは不特定多数の匿名が原則なのでかなり「やらせも」あるし、「見せしめ」もある
長尾先生の場合は知名度だと思っていましたので「見せしめ」が強いと思った

以前、あるDVD編集ソフトを本の付録で無料配布した編集長がお縄になりました
「見せしめだな」
と、思った
面白いのが「自粛」は暫く続き、本屋さんやネットのダウンロードまでに及んだ
今は普通に本屋さんにもそこら辺のネタ本があり、ダウンロード版も普通に有料であります

ホームパーティーとは少し関係ないけど、一回目の緊急事態宣言の時、バターがお店から消えました
家でお菓子を作り方が一挙に増えたとか

コロナの影響は本当に意外なところまで出ていると感じます
依然、緊急事態宣言がある県が出したのは「選挙」の為とか、変な噂が流れました
コロナで人が集まることを自粛するので、良いとか悪いとかでなく「知名度勝ち」
でも、風の噂もあるし、風は自然の采配で、風はどちらに吹くかな誰にもわからないような気がする
それは多分、時が教えてくれるような気がする

Posted by ナオミ at 2021年04月06日 06:05 | 返信

そうです!!!生きてやれ!!!愛のない世界はいつか滅びます!!!赤ヘル1975です!!!

Posted by 匿名 at 2021年04月06日 07:11 | 返信

長尾先生、元気出してください!
いつも長尾先生から元気もらっている私達が悲しくなるじゃないですか!
ほら、ZARDの「負けないで」でも歌って!!
YouTubeコロナチャンネル、本当に楽しませていただきました。ありがとうございました。復活させてもらえないなら、そろそろ名前を変えて、目的も変えて再スタートさせませんか。是非!楽しみにしています。いつも応援しています!

Posted by 栄養士よっこちゃん at 2021年04月06日 07:20 | 返信

心の毒は涙と一緒に押し流し、言葉を綴って吐き出して。
今日もお言葉お待ちしていますよ。

Posted by taco at 2021年04月06日 09:09 | 返信

長尾先生
いつも頑張っている先生にこれ以上頑張れとはとても言いにくいのですが。
you tubeは、ちょうど心の夏休みくらいに思ってもいいのではないかと…。

もちろんとっても悔しいですし。
「コロナ自粛の大罪」を読みどの先生のお話もうなずきつつ
長尾先生のお話は、とても簡潔でわかりやすく、専門用語も少なく、一般の人に一番通じるのではないかと
感じました。
そういう、多くの人への通じやすさが、反対意見の人から見ると脅威なんだろうなと。
だからこそ、…、だったのかなと。
ここ数年、毎日長尾先生のブログを読むことが毎朝の習慣です。
そういう方も多いかと思います。
少し心の骨休めをしてください。
そして、またお顔を見ることを楽しみにしています。

Posted by sue at 2021年04月06日 10:05 | 返信

長尾先生 初めまして ゆーほにゃららの動画 残念ですね。でも 世間ではあまり言われていない本当の話などをなさっているゆーほにゃららさん達はとくに「コロコロやワクワク」について アップするといつバンされるかわからないのどサブチャンネルやアメブロなどの登録も呼びかけていますね。10日で 復活出来るのか わかりませんが コロコロちゃんについて語る有名ゆーほにゃららさんは先日も1週間休止だったそうです。
チャンネルの名前がズバリなので そのあたりも工夫するのも有りなのでしょうか。
あまりへこまないで下さいね。

Posted by うらやす at 2021年04月06日 12:10 | 返信

長尾先生、へこまんと気楽にけったいを貫いてください。
私はコロナが2類だからと、一般開業医が診なくていいという医師会の態度が不満です。そして従う開業医の皆さんの良心に疑問さえ持っています。医師のプライドはどこへ行ったのでしょうか。医療崩壊なんて、医療者全員が力を合わせれば、絶対に起こらないことです。政治家が2類をそのままにして、飲食の自粛とか重箱のすみをつつく政策に執着しているのが、不思議、なんでや。。
私のような後期高齢者ばあさんが発言しても何の力もないけど。。。、長尾先生が早く牛丼が食べられるようにと、心から願います。
先生の本の、スニーカーにお金をかけ歩けという提言を守り、これからも淡々と生きていくしかないなあ。
日本の治療にしか使えない皆保険はほんとに病気を無くす方向には行きません。予防こそ医師や病院の仕事では?そこにこそ皆保険を使ってほしいです。若い人と子供たちに、いい社会を残したいと願いつつ。

Posted by はな at 2021年04月06日 05:46 | 返信

先生、泣かんといてください私達も生の先生の声を聴きたいですよ。

照明、香り、音楽、お酒、愛する人、絶対ですね、60年代の洋楽、ハワイアン、スイングジャズ、加山雄(小学生の時からファン)唄いたいですね先生・・
もう書くことありません何て・・今日も曇り空の中傘を持って歩きに行って来ました。

大阪1000人感染者時間の問題ですね。

Posted by 長尾先生大好き at 2021年04月06日 06:16 | 返信

長尾先生
コロナチャンネルが見れなくなってなんとなく調子がでない今日この頃です。
いつの間にか生活の一部になっていたから。
先生の動画からいつも元気をもらっていたのだと思います。

数日前の長尾先生の高校時代の恩師のコメント、感動して泣いてしまいました。
私が泣くのもおかしいのですが・・・。
先生は大変な苦労を乗り越えられて現在があるのですね。

『痛くない死に方』と『けったいな町医者』の両方とも3回鑑賞しました。
『痛くない死に方』はとにかく感動して涙が止まらなかったです。
特に、柄本佑さんの演技は素晴らしかったです。あの坂井真紀さん演じる娘さんに謝罪する場面と、宇崎竜童さん演じる患者さんが亡くなった後遺体に話しかけますよね、あの場面のセリフですね。他にも色々感じたことはあるのですが書ききれません。最後、いい亡くなり方をしてもお別れは哀しいものですね。
一方、『けったいな町医者』はドキュメンタリーなので心に痛みが生じます。実際に患者さんが亡くなる場面を見るのでやはり重いのです。それでも、どちらか映画を選べと言われたら私はやはり、『けったいな町医者』を選びます。
医療系の学生さんには絶対に観てほしいと思います。
「無限に増殖するがん細胞のモチベーションは何や?」酸素と血液の中のブドウ糖。
映画が終わった後に従姉にこう言われました。「こういう事がわかっていればおばちゃんも最後楽だったのにね。」
母は2019年にがんで苦しんで亡くなりましたが、酸素吸入、中心静脈栄養でおぼれて亡くなったと思います。

今の医療を根本から変えたいと言われる長尾先生はブレない、絶対に間違っていないと思います。
本当に長尾先生が医師で良かった、youtube、今は見ることができなくて寂しいけど、これからも頑張ってください。
元気出してくださいね。

Posted by ターニャ at 2021年04月06日 09:35 | 返信

「ワクチンクーポン券」がやってきた。なんとも冴えないネーミングだ。
「米穀通帳」をもって母の代わりに並んだことを思い出す。なんてこった。

先月、近くの病院がPCR検査を始めたというので、恐る恐る受けてみた。
「唾液」を入れるのにテマどってしまった。なんとも不甲斐ない。
日々やっていた気功ヨーガ。鼻うがいや横隔膜呼吸はいいとして、
耳下腺や顎下腺のマッサージが忘却の彼方になっていた。
睡眠時も口呼吸でないのに、「ドライマウス」になっていたようだ。
ドライアイ・ドライマウスは、免疫力低下のバロメーターと言われる。
老人クラブなど14カ月もインストラクターご無沙汰だ。
朝夕街頭2か所で内家拳デモンストレーションをやっているが、
ヨーガの朝ルーテインが手抜きになっている、当然の報いだ。
それとも、「加齢」現象が急速に進行しているのだろうか。

読者のみなさんのほとんどは「嫌老」精神の塊りなので、こんな多勢に無勢なときは、
よりよく老いる『ナイスエイジング』提唱者・帯津良一に訊いてみよう。
「年を重ねるにつれて、1人、2人と仲間が脱落して少なくなっていきます。
 しかし、気功の仲間は老若男女、まだたくさんいますし、晩酌の相手にもこと欠きません。
 新型コロナウイルスの自粛をものともせず、毎晩のように会合の予定を入れています。」
「少なくなってしまった昔からの仲間は、男にしても女にしても、
 魂が成熟して味わいを増してきています。
 特に女性の色気は年とともに深まるのではないでしょうか。
 つまり量の不足は質でカバーされるわけです。」
「さらに死が近くなるにつれ、先に逝った仲間たちが蘇って来て、
 来世で再会する楽しさがひしひしと身に迫ってくるのもいいものです。」
「老いは決して孤独ではないのです。」(4.5)

Posted by 鍵山いさお at 2021年04月06日 09:39 | 返信

いつコロナチャンネル再開になるか、このニュース先生ならどう解釈されるだろうかと思ったりして、楽しみに待っています。先生元気出して下さい!応援してます。

Posted by 小林ひろえ at 2021年04月06日 10:04 | 返信

初めまして。
you tube の動画が削除されことを知り、「コロナ自粛の大罪」をネットで購入し、今読んでいます。
うまく言えませんが、削除されたことで、かえって、ちゃんとそういう本にお金を払って買って読まなきゃと強く思いました。

Posted by みなか at 2021年04月06日 10:20 | 返信

神戸市では1月末からすでに変異株が確認されていたと言われていましたが、あれから2か月以上経って変異株のパンデミックになったようですね。今後は東京や首都圏にも飛び火するでしょう。早く流行が始まった方が早く収束するとは思います。
コロナ感染者のヤマはほぼ正規分布グラフ様になるので、日本においては自粛要請や時短要請は何の効果もないという事実は統計で明らかですね。にもかかわらず科学的根拠のない自粛・時短要請をいつまでも○○の1つ覚えのように繰り返させるのか?
感染症専門家分科会というのは本当に科学者の集団なのでしょうか?それを鵜呑みする政府も思考停止しているようです。
1年前からコロナ対策が何1つできていないにもかかわらず、批判的意見は徹底的に排除する事には長けている。
国民を恐怖・全体主義で支配したいが為に、わざとコロナを恐怖ウイルスに偽装させているという感じすらしてきます。

Posted by マッドネス at 2021年04月06日 10:33 | 返信

今日も、なんとか、やることができた。感謝です。
いつか、暇になったら、やろう〜♪と、毎日がバタバタでいつかいつかはいつ?みたいな状況です。
…会社立ち上げて早9年。6月がきたら、9年になり、10年目のスタートになります。
依頼がきたら、絶対に断らない。と決めてきた。いつまで、できるんだろうかと…自分だって確実に歳を経っていく。親が亡くなった日も働いていた。子どもの入学式の時も電話対応していた。…いいんです。やりたいことなので…。
でも、わかってくれる人がいないと辛いです。
長尾先生!一人じゃないから…応援してるから、、、、
長尾先生がやっていることは、間違ってないです。
仏法では 貪瞋痴(とんじんち)を解く。不快なものに対して怒ったり、妬んだり、恨んだりすることです。
そう、無知から生まれてくることなんでしょうね。
今は、わからないかもしれないけど、数年、経ったら、長尾先生がおっしゃっていたことが、あたかも、自分が言ったことのようにすり替えて、得意げになっている輩が出てくるでしょうね。

元気いっぱい歌ってください〜♪
歌はいいよ〜♪

そうそう、おしゃれな利用さま。お爺ちゃまなんですけど、訪問するとボサノバがかかってるです。
今、ボサノバにハマってます。ジャズとは違うんですね…。
私もおしゃれなおばちゃまになるぞ〜!イエイ♪

Posted by 宮ちゃん at 2021年04月06日 11:18 | 返信

「組織委員会」が週刊誌の回収を命じたり、都知事がある飲食店を狙い撃ちにしたり、おどろおどろしい。
菅新政権が学術会議新会員6名を排除して7カ月。(読者もだんまりを決めこんだまま。)
大阪では知事や市長を批判したら、維新の会特務機関がその個人を血祭りにあげる。
国であれ都府であれ、権力を「おちょくる」ことも許さない「特高警察」があるらしい。
「長尾ちゃんねる」を削除するよう、横やりを入れたものはだれか。
知っている方がいらしたら、それとなく情報を流してほしい。
ミャンマーでは、治安警察や「国軍」から抜け出す人もでてきた。
民衆は怯むことなく遺影を掲げて毎日街に出ている。国の内外で「情報戦」も広げている。
読者のみなさん、なにか「情報」はないですか。「削除」を撤回させる手だてはないですか。
嘆いているばかりでいいのでしょうか。

Posted by すまんのお、匿名だす。 at 2021年04月07日 11:14 | 返信

「老いは決して孤独ではないのです。」(帯津良一)
「嫌老精神」豊かなみなさまに、もひとつ紹介させてください。、
「橋田寿須賀子さんが亡くなった。」
「青春時代、恋の対象になる相手は、すべて戦争に捕られていて、まわりにはいなかった。」
「夜はたった独りになることが、嬉しいと、同じ感想を言った時は、思わず、二人で手をしっかり
 握りあっていた。
 『書くことはいくらでも湧いてくる』と笑いあっていた。」(4.8 瀬戸内寂聴)

Posted by 鍵山いさお at 2021年04月08日 10:11 | 返信

「専門家会議」というところは、「科学的見地」のかけらもない。
スカ政権にとっての「打出の小槌」というところか。
官製用語に「終末期」とか「地域包括」とか「人生会議」とか、ロクなものはない。

帯津良一や瀬戸内寂聴にとって「終末期」はない。
帯津曰く。「さらに死が近くなるにつれ、先に逝った仲間たちが蘇ってきて、
 来世で再開する楽しさがひしひしと身に迫ってくる。」
寂聴曰く。「早く、あちらへ旅立ち、(須賀子)に再開したいものである。」

帯津や寂聴にとって、「終末期」なるものは微塵も感じられない。
医師や壮年者にとっては、「厄介者・老害が消えて無くなる棚卸期」である。
「ああ、やれやれ期」にすぎない。
帯津や寂聴にとっては、「今世から来世」や「こちらからあちら」の通過点であるようだ。

他方、山折哲雄によれば、「阿弥陀如来の浄土」願う親鸞が陶淵明の「帰去来辞」を
好んだという。「帰りなんいざ・・・」。
来世やあちらを信じるか、「無に帰る」「土に還る」か。
「閉眼期」のとらえ方は人により時代によりさまざまだ。
だが、無味乾燥の「終末期」だけは御免こうむりたい。

Posted by 鍵山いさお at 2021年04月09日 09:30 | 返信

大阪ではサウナを持ち込んだ維新市長が辞任表明したが、高齢者のワクチン接種終了までは辞任できないと言う。
「高齢者」の命を守るため市長の座を死守するというわけだ。
公明は市長不信任に反対した。コロナ禍の選挙はよくないと言うが、秋の衆院選挙で維新に媚びを売るためだ。
いずれも、「高齢者の守護神」であることを自負しているようだ。
反対に読者の大方は「年寄りを揶揄」することで溜飲を下げ暗黙の共感を楽しんでおられるように映る。
この「差」はなんなのだろう。

けさ、ある年寄りの死について、ある年寄りが書いていた。
「私は、万葉の時代から俳句を経て現代文学まで、日本列島に生まれた文学、思想、物語には、仏教のもたらした『涅槃(ねはん)願望』が根底に流れていると感じます。」
 けれども自ら断食で衰え、逝くのが私のかねての涅槃願望であり、理想でした。だから、橋田さんの主張する安楽死には、かなり通じる点が多かったのです。」
「ところが、私の考えを揺さぶる出来事がありました。
 突然肺炎が重症化して入院し、呼吸困難に苦しむことになりました。回復は困難だと覚悟し、医師には、延命治療はもちろん食事も断って、自分の望む自然死で逝きたいと懇願しました。当然認められません。
 結局、断食で逝くはずの私が現代医療の恩恵を受け、生き返ってしまった。1カ月の入院後、しゃばに戻ってきたのでした。」
「私は晩節を汚し、生き恥をさらしたのか。積み上げた思想が無になったのか。そんなことはない。いや、たとえそうでも、いまは一日一日、命を大事に生きていく。自分に問いかけながら過ごし、90歳になろうとしています。
 橋田さんはどうだったのだろうか。最後の日々、安楽死は頭をよぎったのか。そんな言葉が浮かぶことなく、友人に囲まれ穏やかに最期を迎えられたのではないか。その逝き方に思いをはせています。」(4.28)

若い時は、年寄りの最期を人生最後のあがき、厄介者の「終末期」としかとらえられない。瞑目を確認して笑みが
がこみ上げてくるのだ。

Posted by 鍵山いさお at 2021年04月28日 10:51 | 返信

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