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ケアマネに振り回された一日

2021年04月05日(月)

今日は、朝から晩まで一人のケアマネに振り回された。

何度も書いてきたけど、いつからケアマネはミニ医者

になって、勝手に病院に入院させようとするのだろう。

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月曜日は怒涛のように仕事がある日だ。

しかし一人のケアマネに振り回された。


90代の在宅患者さんが2週間前から腰痛を訴えている。

昨日も訪問したけど、手押し車で室内移動できている。


家族とも話し合い在宅療養の継続を確認した。

もちろん、本人も入院を望んでいなかった。


ところが・・・


朝一から夕方までケアマネから「入院依頼コール」が

当院の事務にかかってきて、かなりの時間を取られた。


夜、往診して再度本人に入院希望の有無を

聞くと「そんな話はしていない」、という。


ケアマネに電話して、なんでそんな電話をするのか聞いたら

「ADLが低下しているので入院した方がいいと思った」、と。


ああ、ミニ医者になって、当院の事務員に電話してきて

勝手に入院を依頼するケアマネさんがまだいるんだ・・・・


夜、その担当ケアマネに電話したら意外に通じた。

ケアマネさんは普段はこちからか連絡が取れない。


時間外は休み

週末も休み

平日も休暇、でほとんどお休みのケアマネさん。


そのケアマネさんは、病院信仰が強かった。

入院すればすべて解決すると信じている様。


老化による変化を理解できず「入院」がベストと

無邪気に考えるケアマネさんが、まだ居るのだ。



今、コロナで面会謝絶になることも、抑制されることも

リハビリも制限がかかっていることも、知らないようだ。


そう思うのならば、僕に直接、電話やショートメールやFAXで

相談すればいいのに、必ず事務員に電話して間接的に指示する。


患者から見たら、主治医が2人いることになるが、

ケアマネはもちろん医者ではない事を患者に説明。


自分がそう思っただけで入院を勝手に決めるケアマネに

見事に一日中振り回され、大切な日常業務に支障が出た。


「ああ、この世にケアマネがいなかったらなあ・・・」

腹が立ってそう思う日が年に何回かあるが今日がその一日。


ちなみに、そのケアマネは市外の施設ケアマネ。

なんにも知らない大病院信仰の素人、であった。


認知症の人を、勝手に大病院に連れていくケアマネ、もいる。

あまりに無知なケアマネに振り回されるので医師は怒るのだ。


よほど「月刊ケアマネジメント読んでる?」と聞こうと思った。

しかしそんなことを聞いても意味がないので、思いとどまった。


ケアマネから見たら、在宅医も同じように感じているのだろう。

ケアマネと医師の連携は、市民が想像するより困難な時がある。


在宅療養を成功させるコツはいいケアマネ選び、だろうが、

その基準はなに?と聞かれたら即答できないくらい難問だ。


発熱外来で大変な時に、医師法違反のケアマネに泣かされた。

泣きっ面にハチみたいな一日になり深夜に帰宅しこれを書く。


次は、「痛いケアマネ」という小説でも書こうかな。

ケアマネの成長物語が映画になる時代が来ればいい。



PS)

まさか?とは思うけど、抗認知症薬を信仰しているケアマネさんに。


『月刊ケアマネジメント 2021年4月号』 在宅医だから伝えたい! 

在宅介護を快適にする極意 第12回 

ケアマネも知っておくべき抗認知症薬の真実  →こちら


これからでも勉強しよう!と思うケアマネさんへ。

月刊ケアマネジメントの連載記事一覧。→こちら









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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

平成5年の頃、鍼灸師会は鴻池祥肇参議院議員を顧問にして「鍼灸医師法」を、国会に上程した。鍼灸師もお医者さんであると言いたかったらしい。「鍼灸医師法」なるものに反対した鍼灸師は鍼灸師会を除名された。鴻池祥肇参議院議員と言えば、あの森そば掛けそば問題の時もお名前が出ていた。
結局柔道整復師と鍼灸師の資格をもっているひとが保険で鍼灸治療をしている。あるいはお医者さんの同意書を貰った鍼灸師のみが保険で治療をしている。鍼灸師会の理事は鍼灸が介護保険に入ることも拒否した。未だに一部の鍼灸師が、施設で鍼灸治療をしているだけ。
介護支援専門員協会も平成10年頃に、はじめて大阪府で設立した時は「利用者のために、利用者に役に立つ介護支援専門員になろう」という趣旨で設立された。最近の介護支援専門協会は政治連盟を設立して「国家資格に似ている」だから「国家資格を目指そう」とか「介護支援専門員の権利を守ろう」としか言わない。「何の資格もなく施設に勤めて5年たてば介護支援専門員になれた。5年たてば主任ケアマネになった」と自慢している人がいた。努力はしていると思うけれど、医師では無い。いくら元厚生大臣の尾辻衆議院議員が顧問でも介護支援専門員は医師にはなれないと思いますけれど。

Posted by にゃんにゃん at 2021年04月06日 07:02 | 返信

治るかどうかは別問題として、90代で入院して幸せになることはまずないでしょうね。どうせ死ぬなら、家で死ねた方が良いと言うことはケアマネとしても分かっているけど、後で遠縁の親戚がしゃしゃり出てきて放置したのなんだのでグダグダ言われるのもウザイから、取りあえず入院させた方が仕事としては楽なのでしょう。その後病院で苦しもうがどうしようが知ったことじゃないです。
私はケアマネや介護の仕事なんかゴメンですけと、仮にやるとしたらそういう仕事のやり方になります。被介護者は不幸でしょうけど、寿命で死ぬことを問題にする国で介護をするなら仕方ないことです。
そういう国を作ってきた責任も老人たる被介護者にはあるわけで、最後はその責任を自分で取ることになって苦しむのも自己責任ですね。

Posted by 匿名 at 2021年04月06日 11:27 | 返信

ほんとに…

いいケアマネさんもいます。いいお医者さまもいます。
でも、痛いケアマネさんも…痛いお医者さまも…痛い看護師もいます。

誰に出逢うかって、本当にくじびきのようなものですよね…
患者さま、利用者さま自身の言葉をどこまで、受け止めてくれるか…
支える側は、どうすれば、穏やかに生活ができるのか…

一緒に考えて、一緒に支え合える関係を作っていきたいです。

…と言ってますが、どうにもならない人たちに関わると もうどうにもならないことが多くて…
ご本人、ご家族が、賢くなるしかないですよぉ〜ですよね

Posted by 宮ちゃん at 2021年04月06日 02:20 | 返信

先生でもそんな思いをすることもあるのですね・ケアマネージャーてそんなに偉い立場の方なんですか?

このブログを読んで又にゃんにゃん様のコメントも読ませていただき色々勉強になりました、医師免許の国家試験の合格した人がお医者さんですよね、ワクチンも歯医者さんにうつてもらうかもと・・それも止めてほしいです、注射大嫌いな者としては、ワクチンは・・私は今の所うたない方です・・
先生、腹が立つと眠れないでしょう・・身体に悪いですから・・忘れて下さい・・

それよりYouTubeまだなんですね・・朝一で開きます・・桜もすっかり散りました。

Posted by 長尾先生大好き。 at 2021年04月06日 05:07 | 返信

今のこのコロナ禍の状況で、病院に入院する事がどれだけリスキーなことなのか、このケアマネが全然わかってない事に驚かされますね。情報弱者、勉強不足すぎて呆れます。あれから1年も経ってるのに。
高齢者の感染のほとんどは病院や施設のクラスター、先生が繰り返しブログやチャンネルで発信してきたとおり。
逆に病院や施設に入らすに自宅にいて、老夫婦2人世帯であれば、コロナ感染リスクは極端に低くなるはずです。
コロナ感染リスクと家族面会禁止によるメンタル悪化リスクがあるが故に病院から在宅へ続々と流れているのですから。
コロナ禍こそが長年の「大病院信仰」を瓦解させる機動力になっているわけです。自宅が一番安全な場所だからです。
その受け皿として、これまで以上に在宅医や訪問看護師が必要とされているのです。
以上の基本のキが理解できない人は、ケアマネを引退したほうがいいのでは?とすら思います。
この状況で、医者の判断も仰がずに安易に入院させようとする無神経さには言葉がないですね。

Posted by マッドネス at 2021年04月07日 10:23 | 返信

ケアマネですが…全然偉くないです(^^; ご本人・ご家族のご意向でもない事を強引にすすめる意味がわかりません。どう生きてどう死にたいかはご本人のご意向最優先です。それを陰から支えるお仕事だと思ってます。私は居宅のケアマネをかれこれ14年近く(親の介護で2年ほどお休みしましたが)やってますが、協会にも入るつもりもなく、主任ケアマネもとるつもりもありません。何かしっくり来ないからです。
お腹いっぱいになりそうなくらい薬を処方する先生もおられますし、『もう在宅は無理でしょ!』と簡単におっしゃる看護師さんにもお会いします。どんなお仕事も『人となり』でしょうか。
まだまだ勉強の日々、先生のお言葉を胸に刻んで精進しますm(_ _)m

Posted by ちゃちゃ at 2021年04月07日 07:37 | 返信

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