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保健所と町医者が連携できたらなあ・・
2021年05月17日(月)
24時間、自宅療養者や在宅患者からの電話が鳴りやまない。
もう人間の限界を超えているので、きちんと対応できない。
患者が保健所に入院を希望しても僕との相談を指示される。
コロナは「指定感染症」である。
陽性者を診たら直ちに発生届をFAXして、その後は保健所が全責任を持つ。
しかし実態は「放置」であり、事実上「無視」、である。
患者が保健所に電話しても保健所は「長尾さんに電話して」。
長尾クリニックが保健所に連絡しても、入院はできない。
要は保健所が人命を守る上で大きな障壁になっている。
保健所のキャパシテイーをとっくに超えている、のだ。
1)保健所は一律に年齢で選別しているのか?
2)保健所は「隔離」だけが使命であり、生命には無関心。
3)医師でないアルバイト職員が医療行為をしている(医師法20条違反)
4)患者からの訴えも、診療所からの訴えも、ちゃんと聞いてくれない
5)「ああ、保健所さえなければなあ」と思うことが、正直、毎日ある。
でも、保健所が悪いわけではない。不眠不休で働いている。
国の出先にすべてを委ねている制度が実態とあっていない。
だたら「指定感染症を解除」と1年前から主張してきたが
政治家や市民は99%、医師の大半も理解できないようだ。
この国は、「さざ波」(本当はさざ波以下)で医療崩壊してしまった
現実を直視して、原因分析をして改善しようとする意思はゼロなんだ。
なぜか?
民間病院が8割
縦割り医療の弊害
開業医が診ない
早期治療ができない
訪問看護師との連携
そして保健所の壁・・・
全国ネットのテレビで政治家に提言しても、反応なんてない。
210515 読売 TV ウェークアップ [1min53sec] →こちら
今日日曜日も午前3時、4時、7時、9時、10時と往診依頼の電話が鳴りやまない。
一軒一軒、感染防御しながら酸素濃度を測っては、薬を配っているが疲れたよ。
政治がまったく変わらないので、虚しさしか残らない。
提言を伝えてくれないメデイアにも「怒り」しかない。
患者と保健所と町医者が連携、するしかない。
しかしそのためには、沢山のハードルがある。
そのハードルは、法律で取り払うことができる。
政治家とは法律を作るのが仕事なのに、見ない。
せっかく、コロナちゃんが「進化」を促しているのに
連携を真剣に進めようという声はまだ聞こえてこない。
モッタイナイ
政治家にレクしたい。
PS)
コロナチャンネル #372
ワクチン「集団接種」と「個別接種」どう違う? →こちら
コロナ関係の10件を往診した。
いろんな現場があり、楽しい。
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この記事へのコメント
「一般市民がコロナにかかる=誰も助けてくれない」おそらく現政府&現医師会はわざと現状を放置しているのでしょう。
コロナ禍でのステーキ会食や政治資金パーティーの1件がそれを象徴している。彼らの認識は「さざ波」でしょうね。
世間にはコロナ恐怖を煽り、自粛を強要する一方で、自分達はワクチン先行接種、入院先探しに困る事はないからです。
一番の目的はワクチン接種率を上げて、五輪を開催する事です。ワクチン接種は国民の健康のためではなく五輪開催のため。
インフルみたいに簡単に医者にかかれて治療してもらえる病気だと、ワクチン打たない人が増えてしまうので都合が悪い。
為政者にとってはコロナはかかったら最期。だれも助けてくれない、死ぬのを待つしかない病気であり続けなければならない。
医師会長や専門家がTVで言うのは「コロナにかからないで下さい=自己防衛(自助)で医者を頼らないで下さい」
「コロナにかかって重症化~死亡する人負け組だからまあ仕方ない、どんな感染症でも一定数の死者は仕方ない」
「日本の死者数は諸外国に比べて圧倒的に少ないから、全然大したことない。」それが本音でしょう。
Posted by マッドネス at 2021年05月17日 12:19 | 返信
「指定感染症解除」問題。
去年の早い段階で、コロナはただの風邪だ。ノーガードでの集団免疫獲得に任せるのが一番だ。
万が一死んだら自己責任。無症状感染者を発見しようとするな。
と主張する人達が真っ先に「指定感染症解除」論を言い出したために、
指定感染症解除の議論をまともにできなくなった…
という不幸な経緯がありますね。
Posted by ジュビー at 2021年05月17日 06:38 | 返信
「政府の危機管理は失敗した。ミャンマー以下。」 前統合幕僚長が吐き捨てた。
「国民の生命を守る」「安全安心の五輪をやる」。このふたこともメモなしにはどうにもならない。
「指摘は当たらない」「答弁は差し控える」。とにかく「傾聴」や「対話」が大嫌い。
閣議決定しておきながら「法律」を守らない。医療現場や自宅待機者を訪問することもない。
自宅待機者や家族が懇願しても、放置して「自助」(高熱・呼吸困難)に追い込んで平気の平左。
大阪では与党・維新府議は即入院できるのに、在阪メディアはまったく報じない。
「最悪の場合は日中競技会」「五輪中止は前日でも可能」だそうだ。
「3週間早い梅雨入り」。このまま、日本国民はスカタンにハグされたまま奈落へ突き進んでいく。
Posted by 鍵山いさお at 2021年05月17日 02:11 | 返信
先生、今朝は凄い雨でしたね。孫が「大雨やから学校休みかな」て。それはないよと余りお勉強に興味がない孫を送って行きました。一週間前から足を痛めてびっこを引いて通学しています。
私も昨夜ニュースで観ました日本の中年のご夫婦がニューヨークでコロナワクチンを簡単に打ってもらっている様子を・・ニューヨークに行けるんやと、お金は?
と思いながら観ていました。
毎日先生が私達に話してくれる、訴えてくれる、先生と同じ職業の方達も診ている読んでいる、
昨年からコロナチャンネルを観て、私等一般人が先生にその内容に答える、気持ちを伝える、先生と共有する
それでもいいんじゃないのでしょうか?感想文でも。
今日朝から少し知名度のある知り合いのブログに長文でコメントをしました。長尾先生の訴えを少し・・小さなことからコツコツと。のんびりしてられないけれど後にでも先生の事が認めてもらえたらせめて報酬面だけでもはっきりすれば良いなぁと。
Posted by 長尾先生大好き。 at 2021年05月17日 05:38 | 返信
指定感染症解除に後ろ向きなのは、どこなのでしょう。
>患者と保健所と町医者が連携、するしかない。
保健所の方たちは非情な対応をせざるを得なくなって、患者さんやご家族は放置されて、
そのフォローで長尾先生も限界を超えてしまって。
本当はちゃんとしたいのにと、心有る人が傷ついて折れてしまわないか。
ワクチン一辺倒の状況、行き渡るまでにあとどれだけの命と心が犠牲になるのでしょうか。
先日コメントされていた保健所の方、その後いかがだろうかと。
自由が利かない方を周りで支え続けている、介護や福祉の方々も。
いつもしわ寄せは現場、辛い思いは人に押し付け、エライ人達は別世界におられるようで虚しいです。
Posted by taco at 2021年05月17日 08:13 | 返信
先生が徹子の部屋に出て現状や改善案を訴えてヤフーニュースになって世論が大きく動く。黒柳さんは正義感の強い人だから直談判すれば実現できませんかね。そんなの夢の夢か。
Posted by 匿名 at 2021年05月18日 05:30 | 返信
いつのまにか、長尾先生のお顔も少し、腫れて来てるように見えます。
施設に入所している方は住民票は施設にあると思っていましたが、それぞれの故郷にある方は困りますね。
インフルエンザのワクチンのように、どこでも打てるようにしてほしいです。
Posted by にゃんにゃん at 2021年05月19日 07:59 | 返信
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