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死亡者39人の議論は?
2021年05月24日(月)
ワクチン接種後「39人死亡」専門家はどう考える?
「平時でも1日3000人程度亡くなり...特定は難しい」
「リスクを見極めるべき」 夕刊フジ5月17日 →こちら
収束の切り札として期待されるワクチンについて、政府は7月中に高齢者への接種完了を目指している。各自治体に予約が殺到する半面、副反応が心配だという人もいるようだ。2月以来、国内で接種後に39人が死亡したと厚生労働省に報告されているが、この数字をどう読み解けばいいのか、専門家に聞いた。
厚労省が今月12日に発表した資料によると、ワクチン接種後の死亡事例として報告されたのは2月17日から5月2日までの間に28件、今月3~7日には11件の計39件。 年代別にみると、20代2人、30代1人、40代4人、50代3人、60代が6人、70代7人、80代が3人、90代以上が13人。
基礎疾患のない26歳女性が接種から4日後に脳出血と、くも膜下出血で死亡した例のほか、片頭痛などの基礎疾患があった26歳男性が接種から5日後に心肺停止で亡くなったケースもあった。他方で、90代女性3人が1~3日後に老衰で亡くなっている。
厚労省では、5月2日までの28例は「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できない」としており、追加の11例についても専門家が評価を進めるとしているが、この数字にどう向き合えばいいのか。
日本医科大の北村義浩特任教授(感染症学)は「日本では平時でも1日3000人程度亡くなるとされ、たとえば『タクシーに乗った人』や『コンビニに行った人』といった条件でも数日以内に一定の死者数は出る。平時でも、くも膜下出血は50代未満に多く、ワクチンとの因果関係の特定は難しい」と指摘する。
一方、重いアレルギー反応であるアナフィラキシーについては、接種開始から5月2日までの約382万回の接種中664件。国際的な基準「ブライトン分類」でみると107件だった。 日本のアナフィラキシー報告は欧米に比べて多いとの指摘もあったが、厚労省の担当者は「研究設計や接種対象、報告制度などバックグラウンドが違う中で、単純に比較はできない」と注意を促す。
北村氏は「死亡例や副反応に関する同じ数字を見ても、怖いと思った人を説得するのは難しい。だが、東京でコロナによる死者が人口1万人あたり約1人出ているなかで、副反応のリスクとワクチンを打たないリスクのどちらを取るかを見極めるべきではないか」と話した。
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北村先生は日本尊厳死協会の理事で昨夜も一緒だった。
毎日のようにテレビで解説されてい、有名人でもある。
この記事が先生の意図を正確に反映しているかは分からない。
ただ、北村先生の説明と僕の考えはかなり違う。
1日3000人という数字は正しいのだが、
それで39人を論ずるのは論理的ではない。
3000人の分母は、1億2千万人であるけども、
39人の母数とは、ワクチンを接種した人だ。
これまでワクチンを打った人数を母数に算出した数字と
打ち始めてからの数字(30日程度)で比較すべきである。
単に数字だけで比較するのであれば、そうした対比でないと、
因果関係があるない、といった話の土台にも乘らないのでは。
従って、「特定は難しい」と言い切る態度は、科学的ではない。
「因果関係の解明が急がれる」が医学者として正しい態度では。
死亡者39人の議論をちゃんとすべき、だと思う。
直近の報道では、「原田曜平氏の父親のICU治療」が気になる。→こちら
昨夜テレビを観ていたら、原田氏のお父様の病状を報じ、「因果関係不明」
と説明した後にCMが入り、その後に「ワクチンと関係あり」と訂正された。
重篤な副反応を「因果関係不明」と言うよりも「因果関係があるかも」と、
詳細に精査しないと、一部のワクチン懐疑派の疑念は深まるばかりである。
毎日、高齢の患者さんから「大丈夫ですか?」と聞かれるので
「国が保障しているから大丈夫でしょう」と言っているけどね。
「もし死んだら、4000万円入るんやね?」と聞いてくる人がいる。
「そうらしいよ。僕もよく知らないけど国がそう言うからそうでしょ」
「だったら先に夫に打って下さい。夫が死んだら私に入ってくるから」と、
執拗に聞いてくる妻がおられて、この人は「もしかして?」と疑ってしまう。
今後のワクチン接種で大切なことは、副反応情報の「透明性」、である。
まさかとは思うが、いつものような「隠ぺいや改ざん」なら言語道断だ。
モリカケ、赤木ファイルなど、政府がウソにウソを塗り固めてきたので
政府のいう事に疑心暗鬼になっている市民も少なからずいる、のが事実。
さて当院も27日からの接種に向けて今日からリハーサルを繰り返す。
ワクチンも今日、入ってきたし、いよいよ6000回の接種を開始する。
さすがに、毎日、神棚に祈りながら、やる。
PS)
コロナチャンネル #379
「緊急事態宣言」と忘れられた波のカタチ →こちら
大阪・兵庫は減りましたね。
6月、緊急事態宣言が解除されたら、
5日は神戸で
12日は淡路で
19日は神戸で、イロイロ、やります。
今夜も夜間の往診が4件もあった。
日曜日の夜が、いちばん忙しい。
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この記事へのコメント
初めまして。
ワクチンで死亡した場合の補償ですが、こちらの看護師さんが動画で言ってるのを見ると、相当ハードル高いようですよ。
ワクチン打つ前に人間ドックに入って健康であることを証明しておかないと因果関係認められないってどういうことでしょうね。
url欄にも入れておきます。一度ご覧ください。
"【ワクチンの補償をしてもらう方法】もし、ワクチンを打つならば『この3つ』は絶対にすべき!後で後悔します【結論:補償の確率はあがるかも】" を YouTube で見る
https://youtu.be/bPvj5knwhn4
Posted by 通りすがりの者です at 2021年05月24日 02:53 | 返信
私もワクチンを打ってもらおうとは思っていますが、もしかしたらその後副反応か何かで死ぬかもしれないとも思っています。一人暮らしなので、もっと掃除しておけばよかったなあと思っています。
一応遺言書は作ってあるのですけど、遺言執行人は決めていません。
「任意後見制度と成年後見制度に署名してもらう。病院の入院時の保証人だって必要なんだ!」と司法書士に言われてこわくなりました。
でも「副反応があるのに、大勢のお年寄りがワクチンを打っている」ので私もやはり打ってもらわなければとは思っています。
私のような年金をもらってる年寄りが死んで国も助かるのかな。
平家の清経だったか壇ノ浦で「見るべきものは見つ」と言って死んだ人と同じ思いです。
Posted by にゃんにゃん at 2021年05月24日 09:06 | 返信
副反応については暫く様子を見ないといけませんし 薬剤師的にはそう簡単に良いとか悪いとか判断はできないと思います。何年も調査を続けないといけないのでは?
Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2021年05月24日 01:31 | 返信
北村氏だけではなく、小児感染症科医師・ワクチン学研究者の紙谷聡氏も同様の発言をされています。紙谷聡氏は上昌弘氏のワクチン接種量と副反応を述べたyahooへの投稿に対し「また、副反応疑い(有害事象)とは因果関係を無視した段階のデータでありワクチンのせいだと決めつけるのは早計です。さらに65歳以上の年間死亡数は123万人で一日あたり3300人以上が毎日亡くなっているためワクチン接種後でもワクチンとは関係なく死亡する例が必ず紛れ込むことにも留意することが重要です。」と記しています。何か、北村氏と紙谷氏はどこかでつながっていらっしゃるのでしょうか、奇しくも同様の意見です。私はyahooの書込みに紙谷氏への反対意見として次のように意見投稿いたしました。『この事は今回の死亡例を精査した後で判断することが出来る事であり、また、一般的な統計資料を、そのまま個別の死亡例の考察に適用するのは誤りではないかと考えます。ワクチン接種がこれから大々的に開始されるときにあたり、紙谷氏は医師・ワクチン学研究者として上氏に反論するより、厚生省により速やかな死亡例の正確な医学的調査結果の情報公開を求めて国民に判断材料を提供する事を要求する方が職務の本筋ではないでしょうか。』
また、原田曜平氏のお父様のワクチン接種後の重篤化のyahooニュースへの書き込みには、ワクチン接種との関係を否定する書き込みが溢れていましたので、反対意見を同様に次の様に投稿いたしました。『ワクチンによる副反応ではないときちんと科学的に立証すべきは、厚生省側であり、ワクチンを受けた個人ではないはずです。疑わしきは、被害者側の有利になるよう補償すべきです。日本では、国を相手に裁判をした時、常に圧倒的に弱い立場の被害者が被害の立証責任を負わせられるという大きな壁が常にどのような事件でも付きまとっています。私はこれは大きく変えなければならないと考えています。』
長尾先生と私は同じ意見でであると自分勝手に思っていますが、学者ではなく、主管官庁の厚生省がきちんと速やかに医学的調査を行いその結果を情報公開して国民へワクチン接種への判断材料を提供する義務があると思います。
Posted by 洋ちゃん at 2021年05月24日 03:32 | 返信
論文不正が日本中の話題になったことがありますが、今回コロナ騒ぎで根拠とか論理とかなんとなくおかしいなってものが素人から見てもありますね。39人の評価だとその分母だとたたき台にならないってのはわかります。
Posted by ゆうた at 2021年05月24日 04:03 | 返信
まさに今ワクチン狂奏曲ですね。 一定方向に走りやすくお上の命令に従順なのは日本人の習性なのか?
ワクチンは先生も言っていた様に不安ならちょっと様子見がいいかと思います。
治療に関しては先生のおしゃるようにステロイドとかイベルメクチンとかある程度分かりましたが、ワクチンに関してわからないのは、ファイザーやモデルナに関しての治験をいま日本でやっていて、日本製の塩野義とかアンジェスの治験は日本では
できないのでしょうか? 同じ治験なら日本製のワクチンのほうが日本人にはあってるような気がするのは
素人の考えだからでしょうか?
先生 スタッフの皆様今日もご苦労様です。
Posted by 宝塚のスミレ at 2021年05月24日 04:27 | 返信
典型的な接種30分以内のアナフィラキシー以外のワクチン接種後の重篤化・死亡ケースはこれまですべて「因果関係不明」とされているため、補償の対象外です。このため「任意接種」なのでしょう。政府は五輪をやりたいからワクチンを打たせたい。1人でも多くの国民が打ってくれた方が都合が良いはずです。テレビメディアを使った集中治療室の重症者に特化した偏向報道を繰り返すのは1にも2にもワクチンを打たせるためです。しかし「任意接種」なので、ワクチン打った後に急変死すれば、それらはすべてワクチンを打つと選択した「自己責任」なのでしょう。たとえ接種終日後にクモ膜下出血や大動脈解離で急変死しても「高齢者なんだからたまたま起こったんだよね」で片付けられる事でしょう。熊本の森田洋之先生が示しているように、ワクチンの効果はまだ証明されてるとは言えないです。英国やイスラエルの感染者減少はどう見ても自然減です。また外国人と日本人では有効性も副反応も違うはずです。政府にとってはワクチンが本当に効くという科学的根拠はどうでもよくて、早く体裁を整えて五輪をやりたい、経済を回したいだけのように思いますが。だとしても高齢者だけの接種ではとても十分には程遠いですが。
Posted by マッドネス at 2021年05月24日 07:37 | 返信
本当にご多忙な中での貴重な情報発信に感謝しております。
やはりワクチン狂騒曲となってしまったことが本当に残念です。
未だに自分の周りで新型ウィルスで苦しい思いをしたとか亡くなった問う話は全く無いのですが、あのワクチンで大変苦しい思いをしているという話を少しずつ聞くようになっており、とんでもない混乱となることが心配です!
隣国の韓国の死者が200人を突破したそうで、ある医師のSNSに投稿したところ200人も死亡して中止にならないことに驚いておりました。ざっと計算したところ死亡率は0.00004%弱ではありますが...
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210524001400882
Posted by KEN at 2021年05月24日 07:48 | 返信
医師会のお話も面白かったです。開業をするのに随分高額なお金を収めるのですね。
相互扶助仕方ないですね、医師一人の場合木曜日には非常勤でアルバイト、
でも忙しくなってくればアルバイトを辞め、自分の病院に非常勤医を雇うのですね。
今日のテレビでワクチン接種の様子を観ているとどうか皆さん二年先も無事であります様にと思いました。
だって皆さんとても喜んでホッとしましたと仰ってましたから。
オリンピック決行ですね7月波は小さい時期ですよね、でもその後にビッグウェーブが来るんでしょう。
6月弾けたいです、孫と東北新幹線乗りに行きたいねと「はやぶさ」と「こまち」の連結の所みたいと
盛り上がっています・・行けるかしらん?
Posted by 長尾先生大好き。 at 2021年05月24日 07:50 | 返信
週刊現代は購入したのですけど、猫が子供を産んだ件で右往左往して読んでなかったのです。
厚生労働省HPの死亡者8人のリストと、「通りすがり」さんこと「野中さん」のコメントを読んで慄然としました。
私も高脂血症と高血圧症があって基礎疾患があるし、最近ストレスがあると眩暈がでるので、ワクチンを打つ前に、頭部のCTを取って血液検査をしなければと思いました。
コロナ肺炎ウイルス野ワクチンは打たないほうが良いですね。
罹患しても、イベルメクチンと、ステロイドと解熱剤で治ることが多いと長尾ブログに書いてあるから、ワクチンはできるだけ延期します。少なくとも頭部CTを撮って、血液検査をしようと思いました。
Posted by にゃんにゃん at 2021年05月24日 08:35 | 返信
本当に困った。困ったですね…。
ワクチン接種の副作用を恐れている一人です。なぜかというと 39名の中のお一人が知り合いの知り合いなんです。…と言っても、面識はまったくありませんが…。
そんなこともきっかけで、なんだかんだ考えているうちに時が経ちました。
今、事業所内は順番で接種していますが、やっぱり、自分が寝込んんだら、仕事が回らない状況にあります。
長尾先生がおっしゃる通り、慌てなくてもワクチンはなくなりませんし、ずるいかもしれないけど
落ち着いたら、考えます。
Posted by 宮ちゃん at 2021年05月25日 07:27 | 返信
長尾先生、本当に毎日おつかれさまです。抗体のお話とても興味深いです。私は30代でまだ子どもも小さいので、コロナよりワクチンを打つリスクのほうが高いと思っています。ワクチン打つより自分の免疫力を落とさないように睡眠、食事に気をつけ、腸を炎症させないようにし、適度な運動、日光を浴びる、毎日笑う、そして感謝の気持ちを忘れず ストレスを適度に発散しながら毎日を大切に過ごしていたほうが、自分の体には合っている気がします。それでも仕事柄、ワクチンは必要なのでしょうか。ワクチン打たないと働けなくなる世の中になるのでしょうか。コロナよりワクチンの方が恐怖です。子ども達の未来を守りたいです。
Posted by 尼崎の介護士 at 2021年05月27日 07:50 | 返信
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