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死ぬよりつらい「延命治療」

2021年05月23日(日)

週刊誌って、すごいタイトルをつけるな。

死ぬよりつらい「延命治療」、だなんて。

コロナ禍の中だからこそこの企画、かな。

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週刊ポストに2週連続で特集を組んで頂いた。


『週刊ポスト 5月21日号』p111~p115

「苦しくない死に方」「痛くない死に方」 →こちら



『週刊ポスト 5月28日号』p50~p54

死ぬよりつらい「延命治療」の真実 →こちら



今、延命治療で苦しんでいるのかな? と思い当たる人は、

上の2つの記事をコピーして読み、主治医に渡してみては。


たぶん、分からない、

と言われると、思う。


なぜか?

そんな辛い治療(末期がんへの高カロリー点滴)をよく見かけるから。


もちろん、これはコロナとは全く関係ない話。


コロナ禍でも在宅看取りは2日に1人のペースで続く。

コロナで看取った人はゼロである。何度も言うけど。



映画「痛くない死に方」は、地方都市でまだやっている。

銀座の映画館でインタビューして頂いた記事も読んでね。


『毎日フォーラム 日本の選択 5月号』 あしたの日本へ

患者の自由を尊重する終末期医療の実現を   →こちら



今夜は日本尊厳死協会の理事会があった。

コロナ禍で新規入会者が減っている、と。


そうやろね。

みんな生き延びることに必死なご時勢。


蜘蛛の糸にすがるように、ワクチン予約に殺到する。

今日も予約の件で、ひと騒動あったばかり。


今は、「尊厳」なんて言葉は響かないのだろうね。

でも本当は、コロナ禍こそ、「尊厳」なんだけど。


指定感染症を理由に、保健所により、「尊厳」を奪われた人。

積極的疫学調査という名目で尊厳を奪わ自殺した人、もいる。



自宅療養でコロナを乗り切った90歳代が、

肝硬変で救急搬送されるも追い返された。


成すすべがなく、入院したらもう会えないという説明だった。

家族は驚いたそうだが病院でもこんな説明をする医師がいる。


明日の夜、入院するかしないか、僕と本人と家族が人生会議をする。

まさに映画「痛くない死に方」か「けったいな町医者」のようにね。


どんな結果になっても、みんなが納得する対話にしたい。

コロナで死ななくても、老いや臓器不全症が待っている。


久々に映画の舞台挨拶のご案内を。

淡路島の洲本オリオンで、6月12日(土)の

13:00の回の終了後と15:40の回の終了後の

2回、舞台挨拶とトークショーをやります。


淡路島は兵庫県、だ。

車を飛ばせば1時間。


そうそう、6月5日(土)は、もっと恐ろしい会が企画されている。

「長尾先生と安楽死について語ろう」→こちら


言っておきますが、僕は安楽死には反対。

安楽死賛成の医者にいじめらるのなかな?


「語ろう」だからスライドもなし。

ひたすら受け身で対話をしたいな。


今夜は、日経メデイカルのコロナのWEB講演会で特別発言した。→こちら

若い病院のお医者さんたちに混じってお父さんのような僕も話した。


テーマは、「重症化をどう防ぐか」であったが、自分自身が

昨年4月からやってきたことは全て間違っていなかっと確信。


重症化予防の鍵は、ステロイド。

ソルメドのパルス療法で間違っていなかった。



PS)

コロナチャンネル #378


ステロイド治療をするのは、ダメな医者なのか? →こちら



210522読売_TV_ウェークアップ →こちら

2週連続で少しだけ出演した。



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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

詳しいことは忘れましたけれど、故代田文彦東京女子医大教授が「喘息で死にかけている患者さんにはステロイドを使わかなければいけないし、アトピー性皮膚炎にはステロイドの軟膏を塗布する。回復してくれば漸次減量しなければいけない」とおしゃっていましたけど、どう減薬するのかは、私は鍼灸師ですし、直接の弟子ではないので存じません。

Posted by にゃんにゃん at 2021年05月23日 06:03 | 返信

YouTubeを見て心が震え涙が出そうになりました。先生はこれまで以上の批判を受けることを覚悟の上でアップされたと思ったからです。それと同時に先生の治療法を参考にして下さる先生が現れることを期待します。
コロナに罹ることより国の無策により放置されて死ぬことは怖い。そして、やり場のない無念さ。
今朝の北海道新聞の片隅にやっと自宅療養患者に札幌市訪問診療 実施方針固めるとありました。症状悪化を未然に食い止める狙いとありました。
一日も早く実効性をもって動いて欲しいです。
ワクチンだとか、オリンピックだとかゴタゴタしてるうちにウイルスはサクサクと変異していく。
早く弱毒化したウイルスになって欲しいと思っています。

Posted by takobon at 2021年05月23日 08:16 | 返信

大阪は感染者数が減って来てるのに死者が多い自宅待機者も7000千人だと昨日ニュースで行っていました、何で。
日本も優等生になってほしい、国会議員も全て一から選挙して選ばれてほしい、
色々な試験を受けて差別のない日本にできる人に。
私にはまだワクチン予約券が届いていませんが焦らない私が居ます。
夕べ93歳の母の誕生日に2歳の曾孫と電話で話す様子が動画で送られてきました、耳も良く聞こえお肉大好き、
もう二年会えていませんが「会いに行くからね~」て、面倒を見てくれている妹夫婦に感謝。

ほんまにオリンピックやるつもりなんでしょうか❔
久しぶりによか天気です、先生も新緑の公園で一杯空気を吸って下さい。

Posted by 長尾先生大好き。 at 2021年05月23日 10:33 | 返信

YouTubuのステロイドの話で感激して主人にもすぐに見てもらいました。  感激と同時に様々な矛盾と怒りが
こみあげてきて先生は毎日こんな矛盾と向き合い戦っているのだろうと想像し 頭の下がる思いです。
日本中の皆に知ってほしい内容でした。
先生の様なお医者さんが少しでも増えたら きっとコロナも普通のインフルエンザ程度で終わることでしょう。
我々はこの現状で何を信じたらいいのか自分の頭で考えて行動しないといけないのですね。
先生の情報発信はとても参考になり有り難いことです。くれぐれも先生も自分の身の安全に気を付けてお過ごしください。

Posted by 匿名宝塚のスミレ at 2021年05月23日 03:45 | 返信

先生。友人の小児科医が最近RSウイルスが流行り出したと言ってました。
今日のYouTube、解りやすく、少し希望が持てたし気持ちが楽になりました。
9月には長尾クリニックもワクチン接種も完了し通常の診療に戻っている事を祈ります。
コンサート、慰安旅行にでも行って下さい無理でしょうけれど、小学生はこの間に運動会やりましょう。
オリンピックの後始末は先生、無視しましょうね、まるでSF映画の様な事が起こりません様に。
押しては返す波の様に、先生のYouTubeやブログは解りやすく理解できます後は検索して調べます。

Posted by 長尾先生大好き。 at 2021年05月23日 04:35 | 返信

延命治療は広義に言えば、高齢者に対する治療はすべて。高齢者優先のワクチン接種などその最たるもの。100歳以上の人にワクチン打って2~3人死亡したらしいです。果たしてワクチン打つ事は医学的に正しかったのでしょうか?
個人的には80歳過ぎてまでワクチンは打ちたくないし、病気ではない医原的な死。ワクチンで死にたくはない。
民間病院の病床の多くを埋め尽くしている、延命治療で寝たきりでいつ亡くなってもおかしくない長期入院の高齢者に対して
果たしてワクチン接種は必要なのでしょうか? 院内クラスターを防止するために?物言わぬ、意志表示もままならない状態の
患者自身のためというよりも、病院と家族の都合のためにワクチンという延命治療が行われ、それで医原死する人もいる。
なぜ高齢者を優先するのか?コロナで重症化する確率が高いから?自民党の大きな票田だから? 医療機関のお得意様だから?
変異株が流行してからは、若年や中高年の重症化が目立ちます。高齢者よりも中高年・若年の肥満・メタボ・糖尿病・喫煙者などを優先したほうがよいのではないか? 経済優先であれば、それを回している現役世代の方が優先されるべきでしょう。

Posted by マッドネス at 2021年05月23日 10:10 | 返信

コロナの死者は早期治療をしないからでは?発熱3日とかシステムがまちがっているのでは?と正直思っていました。
そして、ステロイドは怖いと、私も思い込んでいましたが、下関市民病院の永田良隆先生がアトピーを油を断つ食事療法で数十年来の重症患者も改善させている本を読み、治療時の激しいかゆみはステロイドを上手に使うのが一番。ステロイドはありがたい薬なんです、最終的にはやめられます、とおっしゃっていて、目からうろこでした。
長尾先生がイベルメクチンやステロイドを早期に処方して、死者を出していないのはほんとに素晴らしい功績ですし、きっと医師としての薬の処方などの直感も鋭いんだろうなと思います。。
情けないのは同業者などのパッシングです。時がたてば真実の明らかになることは明白ですが、それにしてもなんという無知無責任、ほんま腹が立つ!!!
先生、どうぞめげずに突き進んでください。老いた私には金も力もないけど、毎日祈って応援しています。

Posted by はな at 2021年05月23日 11:14 | 返信

もし、コロナが疑われる事態になったら、迷わず、長尾クリニックのオンライン診療にアクセスし、ステロイドとイベルメクチンによる治療をお願いする決意でおります。25分でいける距離なので、高齢者を何とぞ見捨てないでください。
治療の方針も無い状態で、ホテル療養で一般薬の風邪薬投与しか手段が無く、重傷者を量産するというのはいかがなものかとかねがね思っておりました。日本でも、イベルメクチンの後発品を出して、大量に準備をするのがいいのではと思います。マルホは、政府公認の用途を不適正使用と記載していますからね。添付文書通りで無いから、不適正使用なのでしょうね。。。

Posted by paper薬剤師 at 2021年05月24日 02:27 | 返信

高齢者嫌いの幼い、いや若々しいマッドネスさんへ
「延命治療は広義に言えば、高齢者に対する治療はすべて。高齢者優先のワクチン接種などその最たるもの。」
なんという歯切れのいいお言葉でしょう。
「延命治療は広義に言えば、ヒトに対する治療はすべて」と言われた読者もおられました。
「マッドネスさんに対する過去にあった治療も、すべて延命治療」。
日本のワクチン接種は「高齢者優先」ではありません。「医療者優先」から始まりましたよ。

1年前、アホノマスクが全国の郵便局職員によって宅配されていたころ、
イギリスでは「ワクチン調達」「ワクチン接種」の司令塔が稼働した。今「3回目接種」治験中。
アホが「五輪延期」をバッハから勝ち取ったとき、「打ち勝った証しとしての五輪」を宣言した。
「この時、逆算して『ワクチン戦略』を立て、打ち勝った証しを示すべきだった。」(前統合幕僚長)
聡明なマッドネスさんも、前統合幕僚長よりも早く指摘されていましたね。

ところが、批判の矛先をアホ・スカ政権には向けず、「世代間対立」を煽る政権の露払いを演じておられます。
「経済優先」、つまり「生産性なき人間は消えろ」という優生思想に限りなく近づいていやしませんか。
「生殖能力ない女は人間ではない」と喝破した石原慎太郎が、京都ALS嘱託殺人事件の弁護を買って出ましたが、
その殺人犯が「精神科病院」入院中の父を「周りを不幸にする」として尊属殺人容疑をかけられている。
えん罪かもしれませんが、もし事実なら「経済優先・生産性優先」を掲げた優生思想を地でゆくものです。

「届けられたはずの接種券」が見当たりません。ゴミ屋敷のどこかに潜んでいるはず。
探し始めると「脳梗塞再発」の可能性があるので、放置しています。

「ゾウとネズミの生涯時間が同じ」と若かりしころ聞いた記憶があります。
晩年に太極拳を始めたので、1分あたりの呼吸回数が若いときの半分になっています。
歳を重ねると月日の巡りが速い。呼息・吸息がゆったりしていることで、なんとか辻褄を合わせています。
マッドネスさんもいつか後追いされることがあるやも知れません。

Posted by マッドネスさんへ鍵山いさお at 2021年05月25日 12:39 | 返信

上記「ゾウとネズミの生涯時間が同じ」は、「生涯呼吸回数・生涯脈拍数が同じ」の誤りでした。

呼吸数も脈拍数もすでに哺乳類のそれをオーバーしているかもしれません。
今日も永らえられているのは、脈拍数はオーバーでも呼吸数は多少「空き」があるからなのだろう。
ヨーガの「プラーナ」、太極拳の「気」。10年やればだれでも1回の「呼・吸」が深く・長くなる。
「鼻うがい」が助けてくれる。「余生」かもしれないが、「嫌老」コメントには俄然闘志が湧いてくる。
「ウイルスは自然の一部なので、昔からいるし、これからもいる。
 だからこれに打ち勝つとか撲滅するなんてことは絶対できない。
 ただ、ウイルスは自然のものだけれども、私たちの身体も自然なもので、
 外敵に対してそれを制御する免疫システムというものをちゃんと持っている。
 つまり自分の免疫システムが最高のワクチンなんですね。
 自分が自然に持っている免疫システムと、自然物としてのウイルスとの間に動的な平衡状態ができて、
 せめぎ合いがある程度おさまるような状態に、何年後かに必ず達する。
 それまでゆっくり待つしかない。」(5.21 福岡伸一)

Posted by 鍵山いさお at 2021年05月25日 08:49 | 返信

コンニチワ✨コロナチャンネル2倍速で観てますけどちゃんと判りますよ!長尾先生アザスサーセン、とても助かるのでアリガトウございます。映画も2週間位で終わったので観れず( ´△`)残念でした。ごめんなさい。ステロイドのリバウンドで頭がずる剥けになったものとしては、漢方薬 葛根湯 麻黄湯 浅田飴 イソジンうがい薬(症状がヒドイトキのみ)等で部屋を隔離して乗り切りましたが…。2020/8/14 39,3℃ ヤバイ全身の関節痛 骨盤激痛 酷い咳痰で始まり…倦怠感が半端ないし、肺の苦しさがとんでもないもので今まで経験したものとは違いました。それでも田舎なのでクラスターにしたらイカント病院へは一切行きませんでした。(うちは軽度認知症の80代後半がいますので、部屋を離して乗り切り。)当時ヘルパンギーナ流行っていたので、保健所さんと数回電話し、そういう結末になりました。回復2ヵ月掛かり、子にもうつり。その魔のお盆以後、パモキサン2回/半年置きで乗り気ってますよ~。足がコロナの爪先に何回もなってるから、コロナジャロウナと思うちょります。別件で入院していますが、1週間前のPCR陰性でしたが。血液内のIGE抗体を調べて貰うことにしました。メイドインジャパンのワクチンの材料にセメテデキレバと。ドウシタライイデスカネ。潜在茄子ダケドこの辺り働くとこは皆無ダシネ…。高給と言われても、ワクチンハ打つ側もためらうね。都立で学び感染症のことも少しは解るので、ホントニテツダイニイケタラナァ…と考えますが…。申し訳無いね~。免疫が下がってる自分はバイオハザードになってしまうし、病気の家族も居り、自分も病持ちとなると動物も居り(笑)オイソレトデレマヘン…。セメテこの世全体が幸せになるように祈りますね。

Posted by 繊細茄子 at 2021年05月27日 05:31 | 返信

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