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コロナでは1人も倒れないが、ワクチンで4人倒れた

2021年06月01日(火)

当院は、過去1年間に、400数十人のコロナ患者さんを

診療してきて、100人のスタッフの誰一人感染していない。

しかし、ワクチンではさっそく4人が倒れてしまい、辛い。

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若い女性へのコロナワクチン接種は、キ・ツ・イ

倒れて仕事を急に休む、と思っていたほうがいい。


発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感などで動けなくなってしまうのだ。

コロナでは倒れないのに、ワクチンで倒れて業務に支障が出る。


正直、経営者としては、職員のワクチン接種が恨めしい。

サッカーに喩えたら、4人欠場で闘わなくてはいけない。


通常の外来診療と在宅医療と、発熱外来とワクチン接種の

4つを両立させるには、倒れた兵士の分も働く体力が必要。


僕は、生まれてこれまで病気になったことが一度も無いので、

もしも許されるならば、病気で休みたい、という欲望がある。


しかしコロナで休んだり、ワクチンで休むと

患者さんとスタッフに多大なご迷惑をかける。


だから、死んでも倒れるわけにはいかない。

でも早く、普通のお爺さん、になりたいな。



今日の尼崎市の感染者の発表は、3人だった。

うち、2人は当院で診断した患者さんである。


PCRのCT値は振り切れているので、まだ終わっていないのだ。

「油断禁物」と言い聞かせながら、ワクチン接種に精を出す。



「コロナ対応」にも「ワクチン戦略」も、僕の中には答えがある。


でも、こんな考え、こそが、仏教的にはNG、煩悩、だという。


知り合いの江田さんがヨロンさんのメルマガに寄稿された小文。

以下、自戒のために、また忘れないように、転載させて頂く。


自分がいかに煩悩の塊か、ダメな人間か、思い知らされる。

江田さん、「お寺の掲示板」いつもありがとうございます。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー


心に沁みる掲示板のことば

第31回 掲示板のことばセレクション  江田智昭(僧侶)


2019年9月26日に発売された『お寺の掲示板』(新潮社)の続編制作作業を現在行っています。


『お寺の掲示板』は15刷となり、続編は今年の9月頃の刊行を予定しています。

今回は連載タイトルの原点に立ち返って、お寺の掲示板の言葉をいくつか紹介したいと思います。



■自慢は智慧の行き止まり(東京都・林光院)


自慢話を延々とする人がいます。以前、「過去を自慢するのは進歩の止まった証拠」という掲示板があり、それをダイヤモンドオンラインの連載で紹介したところ、「自慢ばかりして仕事をしない上司の机の上にその言葉を貼ってやりたい!」との意見が多数寄せられていました。自慢話をしている本人は気持ち良いかもしれませんが、同じ話を何回も聞かされる方はたまったものではありませんね。


仏教には「増上慢(ぞうじょうまん)」という言葉があります。それは、悟りを得ていないのに得たと思い込んで高ぶった慢心のことです。過去の武勇伝や成功物語を飽きることなく繰り返す人は、過去の特定の出来事にとらわれ思いあがってしまっているのです。 この掲示板を掲示していた林光院さんは天台宗のお寺ですが、天台三大部の『摩訶止観』の中では、「智慧」とは「観」を意味します。つまり、さまざまなものと比較することなく、ありのままに物事をみることが「観」であり、これこそがまさに「智慧」なのです。


しかし、人間はさまざまな先入観や邪心を持ち合わせているため、ありのままに物事を観察することが困難です。そして、心の中に自慢が存在すると、その目はさらに大きく狂ってしまいます。 自慢とは、ある意味非常に強い執着心のことです。自慢の心が自分自身の観察力に大きな悪影響を及ぼすことをしっかり覚えておきましょう。


■人間みんな裁判官 他人は有罪 自分は無罪(東京都・築地本願寺)


私たちはいつも自分の理性や知恵に従って有罪・無罪の判断を下しますが、往々にしてその判断は自分に対しては甘く、他人に対しては厳しくなる傾向にあります。以前、「善人ばかりの家庭は争いが絶えない」という掲示板がありました。この言葉は「自分が無罪と思っている人が集まった家庭は争いが絶えない」ということを意味しています。もちろんこれは家庭だけではありません。国際社会でも「自分こそが正義」と主張する国々が集まると国同士で戦争が発生します。


これまで己の善悪の基準を絶対視する者たち同士で数多くの悲劇が繰り返されてきました。私たち人間が持っている有罪・無罪を判断するものさし(理性や知恵)はいつも大きく揺れ動くもので決して当てになるものではなりません。当てにならない私のものさしで他人を断罪するのではなく、私のものさし自体の正しさを仏様に問うことが大切ではないでしょうか?


■ほんとうの一番深い闇はわかっているという思いです(東京都・蓮光寺)


さきほどの築地本願寺の掲示板の言葉にあったように、わたしたちは普段社会に存在するさまざまな事象を観察し、自身の理性的判断(分別心)によってそれらを善と悪などに区別します。そして、自分自身が悪と認定したものを強く非難し、攻撃する人たちが社会には数多く存在します。 近年そのような人々が特に顕著にみられるのはインターネットの掲示板やSNSでしょう。毎日不祥事を起こした多くの有名人たちがそこで徹底的に叩かれていますが、批判している人たちは対象人物や出来事の全容をわかっていると思い込み(自分自身の理性的判断が正しいと信じ)、ひたすらに攻撃を繰り返しているのです。


イギリスの作家であるギルバート・キース・チェスタトンは「精神に異常をきたした人とは、理性を失った人のことではなく、理性以外のあらゆる物を失った人である」という言葉を残しています。最近のインターネットやSNSを見る限り、この「理性以外のあらゆる物を失った人」が急増しているように思えます。 「わかっている」という思い込みは人間の一種の迷い(煩悩)ともいえます。


仏教では煩悩の根本である迷いを「無明(むみょう)」と呼び、それはしばしば「闇」という言葉でも表現されます。 この「わかっている」という勘違い(無明の闇)は仏様の「智慧の光」(仏教の教え)に照らされることによってくっきりと明らかになります。私たちは仏教の教えに触れることによって、自分自身の理性がそれほど信頼できるものではないと理解し、それをきっかけに謙虚な気持ちや思いやりの気持ちを取り戻すことができるのです。 わたしたちは誰しも「わかっている」という勘違い(無明の闇)を抱えています。闇を伴った自分自身の理性を盲信するのではなく、仏教に触れることによって理性以外の大切な情緒を取り戻したいものです。


■地球は先祖から受け継いでいるのではない 子どもたちから借りたものだ(新潟県・千蔵院)


これは『星の王子さま』でよく知られているフランスの作家で飛行機乗りでもあるアントワーヌ・ド・サン=テグジュベリの言葉です。彼は「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えない。肝心なことは、目に見えないんだよ」など、数々の名言を残しています。地球は決して私たちの専有物ではありません。自然破壊や地球の温暖化が急速に進んでいる今だからこそ、子孫の視点から語りかけてくるこの言葉が心に響くのだと思います。


現在、『The good ancestor』というタイトルの書籍が海外で話題になっているそうです。みなさんは「どのように振舞えば、子孫たちから良き先祖と呼ばれるのか」という視点を持ったことがありますか?現在、「持続可能な開発目標(SDGs)」が盛んに叫ばれていますが、50年後、100年後に地球に住む人たちから感謝されるような「良き先祖」になりたいものです。


■信じるとはそのままを受け止められる自分がいること(香川県・一心寺)


このことばは女優の芦田愛菜さんが語った言葉がベースになっています。わたしたちの「信じる」という行為には必ず疑いが混じり、いつも自分の信じたいものだけを信じてしまう傾向にあります。霊山勝海師は、著書『歎異抄―親鸞己れの信を語る―』の中で以下のようにおっしゃっています。 信じるという一般の語は、思い込む、念じる、祈る、あるいは信念などの語と類似していて、私の意志の力で作り上げる心理作用である。これに対して他力の信心は阿弥陀仏の本願という法則を聞いて、なるほどとうなずくことである。


つまり、親鸞聖人がおっしゃる「信心」は、自己中心的な自分の心から生まれるものではなく、阿弥陀仏からいただく阿弥陀仏の心。つまり、私たち一人一人を救わんとする阿弥陀仏の本願の教えを聞いてそのまま頂くことなのです。 親鸞聖人が著された『教行信証』の総序の一節に「誠なるかな、摂取不捨の真言、超世希有の正法、聞思して遅慮することなかれ」とあります。これは、阿弥陀仏のご本願をそのまま聞いて思いとらせていただき、その中で自分のはからいを交えたり、ぐずぐず思いわずらってはいけないということです。


ですから、浄土真宗ではまずは教えを聴聞することが大切です。教えを聴いているとその時の心境によって毎回違う気づきがあります。みなさんも「生涯聞法」を心掛けながら生活を送ってみてはいかがでしょうか。



PS)

コロナチャンネル #387


ホンマかいな? 血液型別、コロナ重症化リスク...。 →こちら



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この記事へのコメント

厚労省の「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」と読みますと、医療従事者はワクチンは打つべきではないと思われます。第一に日ごろから激務に従事して身体が心身ともに疲弊している。
高齢者でも基礎疾患が無くて、日頃から十分に休養と栄養を取っている人はワクチンを接種しても無害な人が多い。
第二にコロナ患者さんに接しているから、既によくでる感染しているかもしれない。感染して抗体があるところへ未だ新たなワクチンを投入すると副反応が強く出て、死に至る可能性もあります。
厚労省通達を読みますと、そう感じました。
医療従事者はワクチンを打たないほうが良いと思います。

Posted by にゃんにゃん at 2021年06月01日 06:54 | 返信

ワクチン 接種後に亡くなった方が85人になりました。今後も増えるでしょうけど、健康な若い医療従事者が何人か亡くなり(T . T)御親族が「こんな事なら接種を止めておくべきだった」と後悔されてました。接種を選べない、拒否できない…病院があるようです。年齢階層別に死因をみれば、コロナ死は若い方は0.0%。高齢者は0.7パーセントで若い方は殆ど死にません。ワクチンで死ぬなんてあってはならないと思います。 国のコロナ対策もオリンピックもやってることの矛盾して意味がわかりません!若者の自殺者は無視です。月に2000人近く自殺で亡くなり若者の死因自殺が37%とと高いです。

Posted by M at 2021年06月01日 08:05 | 返信

『コロナでは1人も倒れないが、ワクチンで4人倒れた』拝読いたしました。地域医療の重要拠点で超多忙状況の長尾クリニックで4人もの重要戦力の方々がワクチン接種副反応で倒れ「通常の外来診療と在宅医療と、発熱外来とワクチン接種の4つを両立させるには、倒れた兵士の分も働く体力が必要。」という大変な状態になってしまったことにとても驚いています。4人の方々のお身体の状態もとても心配です。重い負担がのしかかって来ている長尾先生のお身体の事も非常に心配です。
厚生省は、ワクチン接種量と副反応とは確実に比例反応しているという「ファイザーワクチン」のアメリカでの治験結果と、若い女性に副反応が強く出る傾向があるというアメリカの研究発表もきちんと参考とし「ファイザーワクチン」にはもっと慎重で綿密な日本人の体重・体質を考慮した治験を行い、ワクチン接種量を決定すべきであったと思います。上昌広先生は、ファイザーが定めている接種量が日本人には多すぎるのではないかと疑問を投げかける論評も発表されていて、医師の判断・責任で接種量の調整は可能であると発言をなさっている事をビデオ対談で私は聞いたことがあります。接種量を調整する事で、ワクチンの効果がどの程度変化するのか私は専門家ではありませんので分かりませんが、厚生省は、医療従事者の方々、高齢者の方々にこれだけ死者、重篤な副反応、アナフィラキシーショックが数多く全国で発生している事をもっと重く受け止め、ワクチン接種による悲劇をなくすため、ただやみくもに接種を進めることはやめ、今からでも緊急に慎重で綿密な日本人の体重・体質を考慮した治験を再度やり直すべきであると考えます。超多忙の上に超多忙が重なっている長尾先生とスタッフの方々どうぞお身体にお気を付けください。

Posted by 洋ちゃん at 2021年06月01日 10:29 | 返信

先生、この文脈だと「ワクチンは打たない方がいい」と読めてしまいます。読者が多いブログですから、先生の言葉の持つ影響力を想像して発信なさったほうがよろしいのでは?
発熱された4名のスタッフさんは、みなさん「打たなければよかった」とおっしゃっておられるのでしょうか。今後もワクチンを打たないまま患者と接する方が良かったとのご意見なのでしょうか。当事者の言葉も聞いてみたいです。

Posted by 通りすがりの介護者 at 2021年06月01日 01:18 | 返信

お察しします。ワクチンについて国の対応にいらいらします。

Posted by Y at 2021年06月01日 08:06 | 返信

コロナチャンネル#388観て心拍数が上がりました。
先生大丈夫ですか?
スタッフさんが大変心配です。

私の友人の勤務する病院では、4月の上旬に全従業員のワクチン接種を終えたそうですが
やはり、高熱が出る人がいて大変だったようです。
医療従事者から打てというのは本当に疑問です。

Posted by ターニャ at 2021年06月01日 09:41 | 返信

アスリートも若い女性が多いので、ワクチン接種後死亡まで行かなくても入院くらいはあるかもしれませんね。
例えば池江先生とか有名人気アスリートがワクチン接種後にそうなったら間違いなく大騒ぎになるでしょう。
子宮頸がんワクチンもそうですが、日本人の若い女性はとにかく副反応が多い。今後ワクチン接種が一般化して母数が増えれば、クモ膜下出血や脳内出血の事例、重篤化・死亡ケースは一定数増えるはずです。インフルワクチンではありえない副反応です。
重度のアトピーとか喘息持ちの医療従事者の女性でもワクチン接種を受けようとする、当然のごとくアナフィラキシーで倒れる。
「医療従事者だから対患者のためにも必ず打たなければいけない」という使命感が日本人は強いのだと思います。
あるいは同調圧力が強い。日本人、特に医療関係は。ワクチン接種拒否しようものならクビとか閑職に追い込まれかねない。
医療従事者がワクチン原理主義に抗うのは至難の業ではないでしょうか?TVに出てくる医療専門家はワクチンのメリットばかりを話す。重篤副反応や死亡はごくわずかだと言ってスルーする。ワクチンメーカーからいくら貰ってるのでしょうかね?

Posted by マッドネス at 2021年06月01日 10:18 | 返信

医療関係者に接種したら、職員の3割前後が病休を取った、大混乱したという情報は、昨年秋冬に米国とイスラエルで(陰謀論サイトではなく全国版高級紙で)流れていました。在米日本人医師・看護士も日本語英語でTwitterなどで発信しておられました。日本の医療関係者がこうした情報をご存じなく、厚労省が指示するままに接種しておられる様子をあちこちで拝見して、逆に驚いています。

素人ができる警戒は、「政治家が推奨する薬」を体内に入れるかどうかの問題だと捉えれば、答えは自明です。誰がこのワクチンを推奨しているのか、よく考えましょう。

ファイザー社の「マル秘資料」によりますと、mRNAワクチンは特に卵巣に蓄積されるとの実験結果が示されています。ワクチン設計者の狙いが卵巣である可能性が高いです。どちら様も自分の頭で考えて下さい。
https://files.catbox.moe/0vwcmj.pdf
(PDFを開き、ovary、複数形ovariesという単語を検索してください。)

以下の先生から引用させていただきました。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n2364df97d65d

Posted by 憂国人 at 2021年06月02日 03:07 | 返信

今週の週刊現代で接種後亡くなられた方のこと、高橋先生はワクチンについて語られています。「現在医療従事者の間でワクチン接種の同調圧力が広がっております。接種に躊躇している人が院長や責任者などから叱責されると言うケースもあると聞きました、今後大規模接種が始まり、一般の方の間でも「あの人は打っていない」と同調圧力が広がる可能性があるでしょう。危険流れだと思います」「一刻も早くワクチンをと言う風潮が強まったているが、悲劇に遭った親族たち、打たないと決めた医師たちの声にも耳を傾けてほしい」

Posted by M at 2021年06月02日 07:23 | 返信

先生お疲れ様です。散歩していると小さなお寺が沢山あります。ここのお寺は何をしているんだろう?とこの前考えてしまいました。みんなに元気の出る発信をして欲しい。いまその時だよと。

Posted by iruka at 2021年06月02日 09:21 | 返信

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