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コロナ禍における親の看取り 「母ちゃんのフラフープ」田村淳

2021年06月10日(木)

多くの病院や介護施設では面会ができない。

そんな中、親の在宅看取りを考える子供に

向けたメッセージを、田村淳さんが出した。

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田村淳(あつし)さんのイメージが、変わった。

彼は慶応大学の大学院で死生学を研究し、卒業。


そして母親の看取りを書いた本がベストセラーに。

「母ちゃんのフラフープ」(ブックマン社)   →こちら


子供が自身の親の看取りについて考える時代になった。

淳さんも親の「リビングウイル」に真摯に向き合った。


さすが、淳さん。本書は若い人に読まれている、という。

延命治療、という言葉を始めて聞いたという若者が読む。


涙が溢れる本。

淳っていい子。



実は、コロナ禍のなか、淳さんのような子供がたくさんいた。

僕が関わった子供で新聞の取材に応じてくれた人もいた。→こちら


親を看取った子供さんからも沢山のお手紙を頂く。

たとえば、公開可、という人からのお便り。→こちら


子供の視点から、「親のリビングウイル」を考える時代。

「よく死ぬとはよく生きること」を親子で語り合う時代。


今夜、都内で淳さんの出版記念講演会があった。

田村淳『母ちゃんのフラフープ』発売記念オンライントークイベント - YouTube



僕も毎週、親孝行な子供や孫と看取りをしている。

亡くなった親と一緒に記念撮影をすることもある。


親の看取りは親孝行、だと心底思う。

僕は看取れなかった、から特に思う。


淳さん、ありがとう。

いつかお会いしたい。



PS)

コロナチャンネル #396


賛否両論!コロナ治療にステロイドはOK?NG?  →こちら



今日の尼崎市の新規患者5人のうち4人は当院。

まだまだ油断できないが、終わりが近い気が。


ワクチン接種は毎日、160~170人ペースで順調だ。

テントが暑いので、扇風機を回して汗を拭きふき。



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この記事へのコメント

「新潮」読みましたが、本当に酷い話だと思いました。
今のネット社会でなければ、政治資金パーティーや寿司デートは世の中に広まらなかったかもしれません。
そのうち中川氏は、マクロン大統領のように国民から平手打ちされるかも・・・。

Posted by 主婦 at 2021年06月10日 02:13 | 返信

「コロナ禍における親の看取り 「母ちゃんのフラフープ」田村淳」拝読しました。現代の日本では、親の面倒を誰が最後まで見るのか、どうするのが一番良いのか、家族により本当に様々な関係、形があると思います。親との今までの関係、兄弟、親戚との関係があらわになるのが、そういう切羽詰まった状況ではないかと私の体験からそう思っています。今、長尾先生が在宅看護で診察、介護をされている方々はご本人の自覚、周囲の家族の方たちの思いは第三者の私からはあまり無責任な事は申し上げるのは失礼になるのではと思いますが、とても幸せな方たちであると思います。最後まで家族に見守られ一生を終えることがなかなか難しい現代社会では、長尾先生がいつもそばにいて下さる事がご本人、家族の方たちにとりとても心強い支えとなっているのではないかと私は思っています。長尾先生の『子供の視点から、「親のリビングウイル」を考える時代。「よく死ぬとはよく生きること」を親子で語り合う時代。』というお言葉は、とても私には心に響くお言葉です。
話題は変わりますが、『週刊新潮』早速購入しました。「ワクチン接種 町医者奮闘記」のグラビアで実際の接種の様子が良く分かりました。まさに、長尾先生もスタッフの方々も「八面六臂」のご活躍ではないかと思いました。本文の見出しで、「中川会長逃げないで」と記されていましたが、本当は「責任者出てこい‼」と書いてもらいたかったのではと私は想像しました。昨年発熱外来を設置してからの、長尾先生の奮闘が紹介されていて、昨年からコロナ患者の死者をゼロに留め、約100人のスタッフから感染者を一人も出していない活躍を他の開業医の方たちはどうとらえているのか、また、日本医師会会中川会長は何を今考えているのか私は知りたいです。また、厚労省が新型コロナ感染を感染症法による「2類感染症並み」に政令指定以来、保健所が隔離機能を独占するばかりではなく医療機関のようにふるまい、コロナ感染が激増した時、全く機能不全に陥っている事をどう考えているのか、知りたいとも思いました。この記事を、政治家や厚労省キャリア官僚、医系技官、国立感染症研究所、分科会の人たちにぜひとも読んでもらい、今後のコロナ対策の参考にしてもらいたいと強く思っています。
真夏日が続いていますが、激務の中、どうぞ長尾先生、スタッフの方々お身体にお気を付けてください。

Posted by 洋ちゃん at 2021年06月10日 07:10 | 返信

週刊新潮最新号、本日購読しました。こちらのブログでずっと1年書かれてきたことの総括でわかりやすかったです
コロナ患者が早期診療(診断・治療)されず、医者にも診てもらえず、自宅待機という名目で無診療放置されてきた。首都圏や京阪神地区ではそのまま亡くなった患者さん達が数多く存在したことです。つまり医療に見捨てられたのです。
開業医単独ではムリでも組織として動き、地域のこのような患者を交代制で往診・オンライン経過観察をして、地域住民を安心させる医療体制を整える。それが医師会に期待された役割だったはずだが、この1年半未だに何もしないし動かない。
後半の記事「ワクチン接種がこのペースで進めば、50日後には景色は大きく違っていそうで」根拠薄弱で意味不明ですね。
50日後には恐らくインド・ベトナム株による感染力2~3倍の第5波が五輪開催直前に襲来して大パニックになる。
65歳以上だけにワクチン接種した所で、社会活動の主役65歳未満の大多数が未接種ならば景色は何も変わりようがない。
むしろ仕事現役の中高年の重症者が急増して再び医療は逼迫するのは必至。五輪開催によりさらなる変異が起これば、現ワクチンによる免疫はあっけなく回避されて、現ワクチン無効化した変異株が新たに生まれ感染爆発が起こりうると予想します。
実際に政府の分科会や東京都の専門家会議では明らかにこれを警戒する意見が相次いでいますね。

Posted by マッドネス at 2021年06月10日 11:30 | 返信

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