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オンライン診療とリフィル処方箋

2022年04月16日(土)

コロナ禍のなか、4月1日、診療報酬改定が行われた。

オンライン診療とリフィル処方箋が、その目玉だと。

医療タイムスの連載に、この2つの感想を書いてみた。

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医療タイムス2022年4月号 

オンライン診療とリフィル処方箋に思う   長尾和宏  



診療報酬改定の季節がやってきた。今回はオンライン診療とリフィル処方箋について私見を述べてみたい。  2年間に及ぶコロナ禍においては否応なしにオンライン診療に取り組まざるを得なかった診療所が多かっただろう。当院でもコロナ診療も通常診療もオンライン診療を積極的に活用してきた。4月からオンライン診療の診療報酬も上がるなど、政策誘導がうかがえる。しかし、厚労省が思うほど伸びないのではと思っている。というのも4月からは音声だけでなく「画像」が必要に戻ったからだ。そのために新たに機械を買い準備をしなければならないなど、再びハードルができた。正直、めんどくさい。


当院では、従来からの「30分以内に来院できる」ことを条件に、「再診」に限って「スマホのテレビ電話機能」を利用してやってみる。スマホを持っていない高齢者は身内や近隣の方のスマホを利用してもらうしかない。昼休みなどの診療時間以外の時間帯を利用して毎日1~2件からやってみたい。 そもそもオンライン診療は医療機関になんのメリットがあるのだろうか。誰のためのオンライン診療なのかから考えるべきだ。もちろん患者さんの利便性のためであろう。ならば、患者さん側からの要望をさらに広く集めて患者にも医療従事者にも国益にも叶うオンライン診療の在り方を議論し続けないといけない。「動画」に関してもそれができない高齢者などに対しては緩和策を検討しないといけない。各種指導料も対面と同等に評価するべきだ。こうした準備をしっかりをしないと本格的な普及は難しいのではないか。筆者は、対面診療以上の診療報酬に設定すれば、スムースに普及するのではないかと考える。


次にリフィル処方箋について述べたい。制限はあるものの、何度か使える処方箋は患者さん側からみれば一見、便利そうだが、医療者側から見ると様々な課題を有している。そもそも最初から2~3ケ月分を長期処方しておけばいいだけではないのだろうか。処方箋の「使いまわし」のような行為は医師にとっては危険なものに映る。まずは、処方内容が改ざんされないのか。薬剤量や日数などが勝手に書き換えられないかなど、たくさんの不安材料がある。


そして睡眠薬は例外扱いで上限が30日とのことなので、それだけを求めて毎月受診されるかもしれない。もしもそうであればなんのための改訂なのか分からない。認知症予備軍の方が処方箋や薬自体を紛失すればどうすればいいのか。世の中には理解力が低下している人も沢山いるのでそれを想定した改変であるべきだ。 コロナ禍のため、肉声での説明会や「ここだけの話」も無いまま4月に突入した。しかし準備不足感が否めない。


両者とも、「とりあえず今回は様子見で」という診療所が多いのではないだろうか。当院も同じだ。せっかくの改定ではあるが、早々に2年後の次回改定を見据えてしっかり検証をして頂きたい。 個人的な願いを挙げるならば、第一に「かかりつけ医」をしっかり定義してほしい。第二に「多剤処方」が生じる仕組みにメスを入れる改定にしてほしい。第三に「地域包括ケア」という概念を反映する改定にして欲しい。


そのためには、早くから末端の町医者の意見も聞きもっと練るあげるべきではないのか。もうトップダウン型、短冊型、縦割り型の改定は終わりにして欲しい。シンプルで誰にでも分かり易い改定を望んでいる。




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10年以上、「医療タイムス」と「日本医事新報」に連載している。

今日は、日本医事新報の4月号に書いた記事も紹介しておこうか。



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日本医事新報2022年4月号    


与論島の地域包括ケア  長尾和宏  →



「よろん在宅医療フォーラム」


3月19日に与論町が主催する「よろん在宅医療フォーラム」の特別講演を依頼された。初めて与論島を訪問したので、今回、その旅について書きたい。 与論島は奄美群島の最南端の位置し、沖縄県ではなく鹿児島県である。


飛行機では那覇空港からも鹿児島空港からも日に1便しかない。だからもしイベントに参加するなら1泊ではなく2泊を見込んでおいた方がいい。車で走れば1時間たらずで一周できるくらいの小さな島だ。一番高い(標高約100m)高台にある与論城跡からは沖縄本島の北端や沖永良部島が肉眼で確認できる。(写真1)


人口は約5千人で農業と観光が産業の主体だという。美しい海と穏やかな島民性が印象的だった。 昨年、コロナの集団感染で全国的に報道された「与論献奉」とは、16世紀から続く与論島への客人をもてなすための儀式的な飲酒方法である。主人から順に客人全員に対して一杯ずつ酒を献上し、口上を述べてから酒を飲み干して杯を返し、周囲の者は静かに拝聴することになっている。実際、居酒屋で食事をしていると別席にいた島人がやってきて「与論献奉」を求められた。人と人の距離を縮めるための与論島ならではのコミュニケ―ション法だと感じた。



パナウル診療所と古川先生  


講演会の前に島で唯一の診療所であるパナウル診療所を見学した。パナは「花」、ウルは「サンゴ礁」を意味するという。昨年まで院長を務めていた古川(こかわ)誠二先生は、我が国のプライマリケア、総合診療、離島医療の第一人者で、僕がもっとも尊敬申し上げる医師である。大阪と徳之島の徳洲会病院を経て、27年前に与論島にパナウル診療所を開設された。


ちなみに僕も27年前に開業したので同じ時代を歩んできたことになる。たった一人で時間に関係なく島民を診療し、在宅医療や看取り尽力されてこられた。その合間をぬって島内のランニングなどトレーニングもかかさず、強靭な体力を維持されていた。診療所は古川先生自らが設計された木造の広くて立派な建物だった。壁には古川先生が作られた歌の詩が掲げられていた。僕は特に3番が気に入った。(写真2)



誰もがみんな自分の家で死ねる島があるという

家族に守られ魂の先立つ島だという

そこに行けば誰もが命永く生きられるという

はるか南の島は幸せの島だという



診療所内には多目的ホールもあり、市民の健康教室や文化教室として使われていた。隣接するご自宅のリビングルームから眺める景色も素晴らしかった。 古川先生との出会いは2019年に鹿児島市内で開催された「離島医療研究会」である。その時のテーマは「離島の小児医療」だったが、それぞれの離島で奮闘されるプライマリケア医たちのご講演はとても刺激的だった。懇親会ではドラマ「ドクターコトー」のモデルとして有名な瀬戸上健二郎先生ともお話ができて感激した。離島で高度な外科手術も一人でこなすような医師は、今後の日本では二度と出ない。離島医療には内科や小児科や外科などの専門科は無い。そこにあるのは「命を守る医療」だけ。医療の原型が離島医療にある。昨年秋、古川先生には僕のクリニックを訪問して頂いた。僕より9歳年上だけど、活き活きされていた。



「地域包括ケア」の最少モデル  


「よろん在宅医療フォーラム」は山元宗町長のご挨拶から始まった。古川先生、私、佐々木先生の順で講演をした後、徳洲会与論病院の高杉香志也先生、介護老人保健施設の和田峰光先生らもそれぞれの立場から与論島の医療について話された。その様子は島民だけでなく全国にWEB配信された。その後、5月からパナウル診療所長に就任予定の小林真介先生らも加わりパネルデイスカッションが行なれ盛会に終わった。  


与論島には病院、診療所、歯科医院、老健、特養がそれぞれ一軒ずつあり、今夏には訪問看護ステーションが開設されるという。診療所はプライマリケアと在宅医療を、病院は入院機能を担う。病診連携や医療と介護の連携はまさに「顔の見える連携」そのものだ。国が進める「地域包括ケアシステム」の最小モデルのように映った。こうしたシステムの構築には役場の末永真由美氏が裏方として支えていた。彼女は長年鹿児島県の離島医療に尽力されてきた凄腕看護師である。今回のコロナ禍においてはコテッジに隔離した患者さんの病状観察においても活躍された。


高度医療が必要な患者はドクターヘリなどで島外搬送するが医師のトリアージ能力が鍵を握る。与論島における在宅看取り率が40%と高い理由は、島人の死生観と古川先生という稀有な総合診療医の存在が重なった結果なのだろう。病院に入院していても死期が近いと分かったら慌てて自宅に連れて帰って看取りをするという。どこか台湾の死生観と似ている。



在宅医療と総合診療の聖地に  


筆者は、学生時代、長野県下伊那郡にある無医村での活動に多くの時間を費やした。離島医療や東南アジアの医療にも興味があったが、お金がなくて叶わなかった。現在、都会で長年忙しく町医者をやっているが老いたら南の島の小さな診療所でゆっくり診療してみたい、という漠然とした夢がある。


はたしてパナウル診療所は想像以上に大きく立派な建物で想像とかけ離れていた。島内唯一の診療所として、また最期まで家で診てくれる診療所として島民から絶大な信頼を得ていたことを強く感じた。そんな古川先生への尊敬の念がさらに強くなった。(写真3)  


古川先生は諸事情で昨年診療所を閉院された。1年間の空白ができたが、関東で在宅医療を中心に活躍されている佐々木淳先生が率いる悠翔会が引き継ぐ。その門下生である小林真介先生が5月から診療所を再開されるという。小林先生は学生時代にパナウル診療所で離島医療の研修をして古川先生のご自宅に泊まりこんでいたのが継承のご縁だそうだ。


古川先生は27年間に鹿児島大学などのたくさんの医学生の実習を受けいれるなどプライマリケア教育にも多大な尽力をされてきた。その弟子たちが今、離島やへき地で活躍している。 僕は、毎年与論島で地域包括ケアフォーラムを開催して欲しいと思った。もちろん美しい海でのリフレッシュも兼ねてである。与論島が在宅医療や総合診療の聖地になる夢を見ながら鹿児島経由で帰阪して、尼崎の在宅を回った。



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PS)

コロナチャンネル #706_


マッチポンプの第7波!   コロナ禍が終わらない理由  →こちら




昨夜は、福岡で病院をやっている後輩医師と、博多の

飲み屋を4件ハシゴして、最後は長浜ラーメンで締めた。

こんなことしているから腹は凹まない。アカンですね。

今日はイベントのあと、みんなで水炊きを食べて帰阪。




次は、

4月29日(祝)午後の札幌公演。→こちら

午前中は同会場で尊厳死の講演(無料)


4月30日(土)は、昼、神戸。→こちら

        夕方、大阪。→こちら




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この記事へのコメント

まさにマッチポンプ!!ワクチンとPCR検査を続ける限り一生終わらない。
4/13ヤフーニュース(デイリースポーツ)の記事
「バカ治ってない」テレ朝・玉川徹氏、PCR検査体制に不満タラタラ
→てっきり自分のことを言っているのかと思いきや・・・
 なかなかPCR検査数が増えていないことに対して「バカ治っていない」と批判しているだけでした・・・
 
#漫才「タマガワ」 byコロナボーイ
ボケ:いきなりですけどね、うちのオカンがね、好きなコメンテーターがいるらしいんやけど、その人の名前を忘れたらしいねん。
ツッコミ:名前を忘れてもうた、どうなっとんねんそれ。
ボケ:まあ色々聞くんやけどな、全然わからへんねんな。
ツッコミ:わからへんの?ほな俺が一緒に考えてあげるからどんな特徴言うてたか教えてみてよ。
ボケ:オカンが言うには、「PCR真理教の教祖」らしいねん。
ツッコミ:ほー玉川やないかい!その特徴はもう完全に玉川やがな!2年前から長尾先生が早く5類にしろって言ってるのに、玉川は未だに「PCR検査を増やせ」って言ってるからね。すぐわかったやん、こんなんもー。
ボケ:俺も玉川やと思ってんけどな。オカンが言うには、夜のニュース番組に出てきても全然良いって言うねんな。
ツッコミ:ほな、玉川と違うかー。夜のニュースに玉川出てきたらちゃぶ台ひっくり返すもんね。玉川はねーまだ朝の寝ぼけてる時やから見てられるのよ。ほな玉川と違うかー。他にどんな特徴言うてたか教えてくれる?
ボケ:司会者がいつも困ってるらしいねん。
ツッコミ:玉川やないかい!玉川はね、テレビ朝日の社員やのに文化人気取りで上から目線で発言するから、批判が噴出してるのよ。しょっちゅう長嶋一茂と口論になって羽鳥アナも苦労してるんやから。でもよくよく聞いてみると一茂の方がまともなこと言うてるからね。俺は何でもお見通しやねんから。玉川やそんなもんは!。
ボケ:わからへんねんでも。オカンが言うには、「マスクはパンツ」って言うてたらしいねん。
ツッコミ:ほな、玉川とちゃうやないかい!あの発言はパンツの専門家の専売特許やから、いくら玉川でもおいそれとは言えへんのよ。あれはもうすぐ商標登録されるんちゃうかと俺は睨んでるのよ。玉川ちゃうがな、ほなもうちょっとなんか言ってなかった?
ボケ:「感染症については煽っていると言われるぐらいでいい」って言うてたらしい・・・。
ツッコミ:玉川やないかい!玉川は会社員やから緊急事態宣言出てても給料貰えるからそんなことが言えるのよ。玉川はね、朝から煽って自分の承認欲求を満たしたいという煩悩の塊やねん。一部の高齢者からの人気は相当高いらしいけどね。玉川で決まりやそんなもん!
ボケ:オトンが言うにはな、橋下さんちゃうか?って
ツッコミ:いや絶対ちゃうやろ。もうええわー。
ありがとうございましたー

Posted by 穂高 at 2022年04月16日 11:44 | 返信

「与論縞が地域包括センターの最小モデル」(長尾先生)。
素晴らしい与論島! それに引き換え、小学校校区単位にある近所の我が地包センターを見ると指定管理者丸投げで、与論島のような「最小モデル」にはなりそうにもありません。「濃厚接触・クラスター・自宅隔離を5類になったら死語にせよ」(長尾先生)ではないが、「地域包括」という官製用語も「与論島モデル」を彷彿とさせる和語表現に変えたほうが良いのではないでしょうか。

歯科クリニックに入ったら先客・同年輩の女性から声をかけられた、「月謝、なんぼでっか?」 えっと戸惑っていたら「ロータリーで輪になってやってはりまっしゃろ」。慌てて「いやいや、月謝なんてないです。買い物ついでに・すきま時間に入ってください。途中で抜けてもらっていいですよ」と応えました。「家にじっとしてたら体がなまってしまうんで、いちど寄らしてもらいます。『棒』はないんですけど。」
年がら年中、「Tシャツ・素足草履・棒」スタイルだったので、覚えておられたようです。これでも「地域包括」の一部になるとしたら、うれしいですね。

Posted by 鍵山いさお at 2022年04月16日 12:31 | 返信

オンライン診療もリフィル処方箋も確かに医療機関側のメリットがよくわかりませんね。
リフィル処方箋は、必要もないのに1週間処方2週間処方にする診療所へのあてつけでしょうか。

私の場合は症状が安定している人だと最短28日処方、最高3ヶ月処方でやってます。
リフィルは意味がありませんが、睡眠薬などの30日制限を35日までに緩和してほしいですね。
30日制限だと同じ週であれば28日後にしか予約できず、その日が祝日だと頭を抱えます。

お役人はどこを見て決まりを作っているんでしょうか。
その他の例だとトラックが高速道路90km/hリミットで、100km/h制限の道だとどうなるのか。
50ccバイクの30km/h制限ってどういう意義があるのか。
あほらしいどころか危険なことが起きているのに、少し考えればわかりそうなものですが。

Posted by 広島の赤牛 at 2022年04月16日 12:37 | 返信

こんにちは。

 私はかかりつけ医をもっていません。そもそも、
それはなんぞや?という別世界住人です。
 そこで、地元の医師会に聞いてみました。すると、
健康診断をやって仲良くなれそうな医者を見つけたら?、
と教えてもらいました。
 なるほど。健康診断というのは医者にかかる入り口
なのか。一つ、利口になりました。

 あ、それから、先月3月をもって、NHKを解約しました。

では。

Posted by たまねこ53号 at 2022年04月16日 12:40 | 返信

誰のための医療なのかと思ってしまいますね。現場レベルでも、患者さん中心の医療提供をと言いつつも、実際には医療者側の管理的な医療提供になっていて、理想と現実のギャップに苦しみます。病院という組織に属している以上、病院組織の考えや方針のもとに動くしかないのですが、切ないものです。

先生、博多の飲み屋を4件はしごされたんですね。羨ましい。当院では規制が厳しく、いまだに、他県への移動にも申請書を提出する必要があり、飲み会は禁止、外での食事も4人まで。こんな暮らしになって3年目です。いつまで続くんでしょうね。

Posted by A-K at 2022年04月16日 12:51 | 返信

長尾先生 今日もブログありがとうございます
 福岡での今日の講演、成果はどうだったんでしょう。
 イベント前の一杯、いや4杯はこの上ない極楽でしたか。
 当たり前の日常が早く来ると良いですね。
 岸田首相は3回目接種の進展が遅いのに、周辺に怒っているとか。
 診療報酬、オンラインで止むを得ず診療をしている医院が増えたので、ほっとけないと、誰かに言われたのだろう別途点数を設けることになったのでしょう。新しい方式、設備を導入することには費用も掛かるので、机上で考えるのではなく、現場の様々な意見をくみ取るのが当たり前と思いますが、日本の役所はそう柔軟ではない。現場と役所の間には壁も有る。現場第一主義に変わるためには患者の意見も聞かなくてはいけないと思う。俺は専門家だと威張っててはいけない。
 終末医療は在宅でとなれば人生安心して過ごせましょう。鹿児島与論島のように、一つのサイクルで医療が行われれば、もう理想郷の様。与論島モデルが全国各地に普及していけばそれは国民には有難い、安心して死ねる。

Posted by じぃじ和74 at 2022年04月16日 01:53 | 返信

長尾先生、こんにちは。毎日本当にありがとうございます。
世の中のお金の循環と愛の循環、そして、人の体の血液の循環を血栓で止めてしまうのが今回のコロナ騒動なのかなと
感じます。早くみんなが気づいて、よい循環の流れを取り戻さないといけないなと思います。
それから、三浦さま、お加減がよくなられたとのこと、本当に良かったです。こんなに嬉しいことはありません。
以前、返信をくださっていたことに、コメント欄を読み返していて今さっき気づきました。大変遅くなりましたが、返信本当にありがとうございました。
症状がぶり返す可能性もあるとお医者様がおっしゃっていたそうですが、たぶん、食生活や運動、睡眠など基本的なことに気をつけられたら大丈夫なのではないかなと思います。
私自身、体調を崩してよくなるのに必死になるなかで感じたことは、今、人間は原点に立ち返って、自然の摂理に従った生活に戻していくことが大切なのかなということでした。コロナにしてもコロナ後遺症にしても、ワクチン後遺症にしてもシェディングにしても、そのほかのたくさんの病気にしても、治し方は基本的に同じなのではと思います。
地球の生態系と同じように、酸素と水と食べ物を取り込み、二酸化炭素と不要物を排出する循環がうまくいっていれば健康は維持できるのかなと思います。その循環がどこかで滞ってしまうと不調になる気がします。腎臓と肝臓がちゃんと働いて、排尿と排便がスムーズにいけばそれが最高のデトックスなのだと漢方の先生がおっしゃっていました。
三浦さまの経験された辛さに比べたら全然なのですが、私なりにしんどい思いをして落ち込んだなかでいろいろ気づけたことがたくさんあり、結果的にはよかったと思っています。このままどんどんお元気になられるように心からお祈りしています。私も、以前のような不摂生な生活に戻ってしまわないように頑張ります。長文すみません。このたびは本当にありがとうございました。

Posted by よっちゃん at 2022年04月16日 02:17 | 返信

ワクチンを打った人も打たない人もそろそろ溝を埋めたいですね。
15日 02:41投稿の匿名さん
>コロナ後遺症をいうところは、ワクチン推進派が多く、
逆にワクチン後遺症をいうところは、反ワクチンが多い(コロナは大したことがないからワクチン不要)
自分の考えと真逆のところを認めるわけにはいかない!

と書かれています。

ワクチンに対してその人がメリットとデメリットを天秤にかけるために、ワクチンを肯定する人はワクチン後遺症が稀なもので、逆にコロナの重症化や後遺症が怖く思える。
ワクチン否定の人はコロナは大したことなくコロナ後遺症は稀、ワクチン後遺症が怖く思えるのです。
でも考えてみれば事実は一つしかなく、コロナの病原性はどう思おうが同じだし、ワクチン後遺症の確率だって同じです。自分が目をつぶってたものをあえて見ようとすれば歩み寄れるきっかけになる気がします。
女性セブンでコロナ後遺症とワクチン後遺症が同じ号の別のページに載っていたことがあります。それも一緒の特集になれば良いと思いました。

Posted by じゅん at 2022年04月16日 02:25 | 返信

長尾先生、お疲れ様です。
今日、今頃は福岡ですね。さらに札幌・神戸・大阪・・。
論調はちょっとづつ変わって来てるのかなと言う印象です。今日東野幸司さん司会の「正義のミカタ」を見てたら、岸田首相の5類発言や、ワクチンを8億回分購入している話、欧州ではコロナ規制が撤廃されつつある話、少しづつ触れていました。
実は私の職場でもみんなの前で正面切って言わなくても岸田首相の5類発言と7月の参院選を知ってる人はそれなりにいてる感じがします。と言うより、その話に疎いと、出遅れてビジネスチャンスを逃す危険性も感じているのかも知れません。
ノイズィ・マイノリティ(騒々しい少数派)とサイレント・マジョリティ(静かな多数派)とでも言いましょうか。
特に経営者や管理者は敏感な人は少なからずいてる気がします。
案外、この潮目から考えるに「コロナ禍」という情報災害と薬害に対して「攻めるなら、今」という所もある気がします。
ここからは、少し今日のブログの話をさせて下さい。
リフィル処方箋ってそういうものなのか、と思いました。
持病のある人が転勤したり、進学と共に一人暮らしを始めて中々通院が出来ないケースも有るでしょうから、使い方によっては「それもありかな」と思うのですが、「認知機能が低下した独居高齢者にとっては?」という問題など様々な問題点があるのですね。しかしそうか、昔はたとえ遠隔地でも医師に電話位はしてましたよね。
それと「かかりつけ医」の定義。これは図らずも「ワクチン接種はかかりつけ医と相談」という時に「かかりつけ医」って定義が極めて曖昧であることが分かりました。例えば、3か月前に風邪薬をもらえば、なのか。昔から長期に通院してた、けどもう2年前から通院を止めてたら、どうなるのか?などです。
これも結局は「だれの為?」という課題が残りそうな気がします。
在宅生活の医療と介護も時代と法律改訂の中で「ありかた」が常に問われるものですね。

Posted by グッビオのオオカミ at 2022年04月16日 02:56 | 返信

野中しんすけさんが、長尾先生の援護射撃をしています。
先生に是非見てほしい!

加齢ストップチャンネル
https://youtu.be/Jke9_qQRnzw

Posted by だいすけ at 2022年04月16日 04:05 | 返信

先生、今日は久しぶりの イベルメク男さん登場の政見放送かと思ったくらい (笑)
先生の演説は 日本一的確で分かりやすいですよ。
政治家に先生の 毎日のニコ動で 勉強してもらいたいです。

そうですよ、本当に
私も 強く思ってます。
若者よ!もっと 今を楽しんで!!と 。
青春は短い。おじさんおばさんの時間の方が長い。

コロナで萎縮していて 可哀想。
街頭で 飲んだり騒いでるのを
非難した報道見る度に
えー?せめて 屋外だから 飲んでるんじゃないの?と 気の毒になったりします。
(ゴミは持ち帰ってね)

私なんて 若い頃 好き放題 やりたい放題。墓場まで持っていく思い出ばかりです。(笑)
子供には内緒で 現在は 良妻賢母 ですよ。(やりきりましたから…)

「気が緩んでいる」なんて インタビュー聞く度に
日本人は 真面目で従順だから 各自が 〇〇警察になって
他人を監視してて
嫌な世の中だなぁーと 思います。

Posted by あずき at 2022年04月16日 04:53 | 返信

長尾先生 こんにちは。

自分が通ってクリニックもオンライン診療してほしい。
予約制で15時から診察。30分前から受付なので家を14時に出て14時20分から40分間待ち合い室で待機。
薬局の待ち時間も20分間。
30分で3人診られるので2番手になると診察も薬局の待ち時間も増えるので1番乗り。
この待ち時間だけでも非常に疲れます。家を出てから帰宅するまで2時間のことですが・・・
診察代と処方箋は少し遅くても当日に貰えば非常に時間短縮になって助かります。
また、4週後が休診の際は別の日にオンライン診療の予約を入れられたら非常に助かります。

与論島の地図を見ました。小さな島のわりには、
総合病院に診療所・調剤薬局に歯科技工所まで医療に関しては発展してますね。Aコープも更に火葬場まで。
小さな島は病院も無く不便と思い込んでいた概念が吹っ飛びました。
奈良県南部の山間部は小さな診療所のみとは大違い。

老後に金銭的余裕があれば移住したくなってきましたよ。

Posted by 奈良の龍 at 2022年04月16日 05:26 | 返信

長尾先生、今日は福岡に来てくださって
本当にありがとうございました。
こちらのブログで何日か前に
「二度と集まれない登壇者」
と告知されていたのを拝見して
飛んで行きました。
落ち着いたお話しぶりの中に
ずっと逃げずに向き合い続けて
歩み続けて来られた強さを感じました。
先生は淡々と話していらっしゃるのに
何度も涙が込み上げました。
何よりこちらのブログでしか
存じ上げなかった先生が
とても声に艶があって
イキイキとしていらっしゃるように
見えましたので
この2年でどれほどお疲れだろう
と勝手ながら心配していた気持ちが
お顔を拝見しお話しを伺ううちに
晴れ晴れとしてゆき
本当に来て良かったと
心から思いました。

Posted by 博多ベレー帽 at 2022年04月16日 06:19 | 返信

(つづきです)
上記歯科クリニックで遭遇した同年輩の女性。お友だち連れて今夕来られました。
ふたりとも「いす付きショッピングカート」を押しながら。かなりの猫背の方でしたが、スワイショウ・棒ストレッチをそれなりにこなしていただきました。街角「立ちっぱなし」でしたが途中倒れられることもなく、最後は両足の指をグーにする「重心落とし・バランス歩行」を習得してもらいました。
感激しました! 常連のみなさん、元気をいただきました。

Posted by (つづき)鍵山いさお at 2022年04月16日 07:56 | 返信

医事新報と医療タイムス、この2つに書かれる先生の記事は、夕刊フジのとはまるで別人が書いたようだ。診療報酬改定のは評論文のように論旨が明快な記述で無駄がないし、与論に関するほうは一見紀行文のようだが、軸となるのは在宅医療のプロとしてのブレないポリシー。与論の自然と文化に惹き込まれ、古川先生を始めとする島の医療の開拓者としての熱い思いに読み手はリアルに触れる事ができる。対象とする読者層や、そのメディアの特性に合わせて自在に日本語を操れる先生。十年も連載が続くのがうなづける。初めて出会う先生の記事スタイルに触れるたび、知らなかった先生の別の顔を発見する。

Posted by Yoko Oda Thapa at 2022年04月16日 08:23 | 返信

長尾先生、こんばんは。
初めてコメントを入れさせていただきます。

本日、『緊急シンポジウム in 福岡』で
長尾先生の講演を聴かせていただきました。
コロナとコロナワクチン、何が問題なのか、
長尾先生や他の先生方のお話でよく理解できました。

自分ひとりだけ理解するのではなく、
この問題点をひとりでも多くの方に知ってほしいと思い
ブログなどを通じて発信して行きたいと思います。

大変お忙しい中、
遠路福岡まで足を運んでいただきありがとうございました。

くれぐれもご自愛くださいませ。

Posted by 福岡のMN at 2022年04月16日 11:06 | 返信

今日の福岡でのシンポジウム参加させていただきましたm(__)m
いろんな方のお話を聞けて、とても有意義な時間を過ごさせていただきましたm(__)m「マスク外しましょう…(^^)」と長尾先生に声をかけていただいたので、世間体マスクを外せるように少しずつ頑張ります。

Posted by ちかこ at 2022年04月17日 12:25 | 返信

敬愛する長尾先生
決まり事っていつも現場の声が反映されてないですね。一体どんな人達がどんな考えで決めてるんだろうか?って思っちゃいます。私の知人は在宅介護してますが、介護してるお父様が身体が不自由なのに頭がしっかりしてるから要介護度が上がらず、介護保険の恩恵に預かれず払う一方なんだと落胆してました。必要な人に必要なケアがいかない。なんのための介護保険なんだろ?と嘆いてました。世の中ほんとにおかしいなぁ。与論島在宅フォーラムのライブ配信拝見させていただきましたが、長尾先生がすごくいい話してるときに電波がとぎれて全部見れませんでした。アーカイブないのかな?探したけど見当たらなかったです。古川先生のようなお医者様が離島の医療支えてこられたのですね。後に続く素晴らしいお医者様がいて安心ですね。必要なところに必要なケアがあるってこれほど安心できることはないですね。与論島いいなぁ。島で死ぬまでケアされるって理想ですね。長尾先生が、南の島の診療所にいたら島民は4倍嬉しいですね。第一、ココロにも寄り添って診てくれる、第二、島のイベントで必ず歌ってくれて盛り上げてくれる 第三、一緒に飲んでくれる 第四長尾先生がいると知って島への移住者が増えて過疎化も解消!最高の島医者になれそうですね!尼崎市民が羨ましいです!一日遅れですみません。不掲載でかまいません。日曜日だけど休みたいけどなんとかエイエイオー!

Posted by ぽん吉 at 2022年04月17日 03:27 | 返信

横から失礼します。鈴寝です。
朝から出勤前に爆笑させていただきましたーー(^^!
面白くってありがとうございます(^^!
穂高さん、すごい才能!
いやー、オミソレ致しました!

鈴寝から穂高への返信 at 2022年04月17日 06:19 | 返信

長尾先生、おはようございます。

80代以上の方とお話すると、ある離島での風葬の話や野良ヤギの話(もてなしでその辺に歩いているのを捕まえて食べる…)、「僕のこども頃は、滅多に60歳まで生きられる年寄り(!)はいなかったよ〜」など、楽しく教えてくれます。子豚のウォッシュレットの話とか…(ヒミツ)
本島北部の山奥では、薪を拾って売るしか生活手段が無く、貧しさのあまり貧困から抜け出したいと勉学を耐え抜いて医者や弁護士になった等聞くと、なぜだか限られた資源の中で、火葬も贅沢なのかな?と考えたりします。


自然と人の生活と生死感は本来密接に結びついていて、100年前と現在の変容を本当はもっと知らないといけないのかなと、お話を聞くたびに感じていました。ヒューマンライブラリーですね。
限られた資源の中で、最低限の医療を生活に密着させながら、命の循環を完成させていく。
でもその周辺には、たくさんの楽しい物語が散りばめられていそうだと感じます。


先日、宮沢孝幸先生の講演会を母と母の友人3人で聴きに行ったら、仏教の世界観などの話もされてて、母はいたく宮沢先生が気に入ってました。夏になったら山原のパイナップルを贈るとかいい出さないか、少し心配しています…。
娘の言うことを素直に聞くと、母の威厳が傷つくのでなかなか伝わらないのですが、優しい友人との会話を通じて、今回の問題点は深く理解が深まった様でした。信頼できる誰かと一緒に情報を共有する事が大切だと考えさせられます。

その優しい方が、講演会終了後に実家でお茶をしていたら「やっぱり家に帰りたいでしょう」と死に際の希望も話されていたので、在宅医療やリビングウイルなどについて軽くお話しました。何かどこか繋がっている様な、不思議なご縁も感じます。母へは今後は第三者話法かな…?


福岡の講演会もお疲れ様でした(早い段階でお休み取ってスタンバイ、…曜日を間違えていて拝聴できず笑)
今日も、応援しています。

Posted by 白夢 at 2022年04月17日 08:11 | 返信

リフィル処方箋について知らず、調べてからの投稿です。
できれば、素人向けに最初にどういったものか説明があると有難いです。
今処方箋については、とても厳しく一般の開業医では数年前から、頑なに一カ月処方までということで困っています。こんな制度ができたことを知りませんでした。
先生のところでは、二カ月、三カ月も可能なのですか?
大学病院は最大半年分くらいはだせるみたいですが、診療報酬もあるのでしょうが、
医者側としては、頻繁につまり一カ月に1度、酷いと数週間に1度きてもらいお金を払ってもらいたい
と考えてるようです。病状が固定してて、診察不要で継続処方だけの場合、どうにかならないものか常々思っていました。
そもそも、どうして最大二カ月くらい処方可能なのが一カ月になってしまったんでしょうか?
その辺の事情をお医者さんの立場から記事にしていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

診察が必要ではない処方箋だけの目的の場合、近場以外の病院へいくのは結構な負担です。
今は病院の支払いが終わった後に薬局で処方してもらいます。それなりの時間がかかります。

Posted by 匿名 at 2022年04月17日 02:57 | 返信

長尾先生、こんにちは。毎日おつかれさまです。
先日のよろん在宅医療フォーラムでは「あなたはどのように人生の最期を迎えたいですか」という演題で特別公演をして頂き
本当にありがとうございました。先生の温かいお声と分かり易いお話しを聞いて、大切な人の死も受け入れられると自分の中で
心が解放された気持ちになりました。先生に出会えて本当に良かったです。
公演の内容は、youtubuよろん在宅フォーラムで検索すると12月31日まで配信しています。皆さんも是非視聴されてください。

Posted by siro at 2022年04月17日 06:13 | 返信

ワクチンを打った人も打たない人もそろそろ溝を埋めたいですね。
15日 02:41投稿の匿名さん
>コロナ後遺症をいうところは、ワクチン推進派が多く、
逆にワクチン後遺症をいうところは、反ワクチンが多い(コロナは大したことがないからワクチン不要)
自分の考えと真逆のところを認めるわけにはいかない!

と書かれています。

ワクチンに対してその人がメリットとデメリットを天秤にかけるために、ワクチンを肯定する人はワクチン後遺症が稀なもので、逆にコロナの重症化や後遺症が怖く思える。
ワクチン否定の人はコロナは大したことなくコロナ後遺症は稀、ワクチン後遺症が怖く思えるのです。
でも考えてみれば事実は一つしかなく、コロナの病原性はどう思おうが同じだし、ワクチン後遺症の確率だって同じです。自分が目をつぶってたものをあえて見ようとすれば歩み寄れるきっかけになる気がします。
女性セブンでコロナ後遺症とワクチン後遺症が同じ号の別のページに載っていたことがあります。それも一緒の特集になれば良いと思いました。

Posted by じゅん at 2022年04月18日 05:16 | 返信

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