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総合診療は開業医が担う!

2022年06月04日(土)

医療タイムスさんには10年余に渡り連載をさせて頂いた。

最終原稿は、「総合診療は開業医が担う!」、で書いた。

町医者の時代が来る、いやもう来ていると、確信してる。

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医療タイムス2022年6月号   総合診療は開業医が担う!   長尾和宏




総合診療、プライマリケア、包括的医療、かかりつけ医、などの言葉がある。筆者はこれらの言葉はほぼ同義であり、今後20年以上、日本において最も求められる医療資源であると考える。すでに多くの大病院には「総合診療科」が創設されている 。しかしそれは「どこの診療科にも属さない患者さん」の受け皿であり、上に掲げた総合診療とはかなり異なるものだと理解している。  


 これからの20年間に日本に何が起きるか。一言で言うならば「少産多死」である。少子化はコロナ禍が拍車をかけている。多死とは、年間約140万人の死亡者が2040年には約170万人まで増加することを指している。そして亡くなる方に占める85歳以上の人の割合が今後、急増することが確実である。これからの20年間は、「85歳以上の方への医療」が医療の柱になり、医師の大半はそこにエネルギーを注ぐ時代になるのだ。  


85歳以上の方、すなわち平均寿命を超えた方は、たいていいくつもの病気を抱えているので臓器別縦割りの医療では対応できないことは明白だ。まさに一人の人間として総合的に診て、病気だけでなく、生活そのものの支援も必要である。そうした需要が切迫しているのに、医学部における総合診療領域の教育体制は実に貧弱である。  


我が国における総合診療の脆弱性は、コロナ禍を振り返れば明らかである。諸外国に比べてまさに「さざ波」以下の感染者数と重症者数にも関わらず、医療崩壊した。世界一の病床数を有しながらさざ波以下で何度も崩壊した事実の検証は早いうちに行わないといけない。


事実、現在もコロナ後遺症やワクチン後遺症は総合診療の領域であるにも関わらず、さまざまな診療科をたらい回しになり、難民化している。筆者は、総合診療がこの国に根づいていないことを強く嘆いている。  


総合診療というと必ず、「開業医は英国のGP制度のようになるぞ」、と脅かす専門家がいるがまったくの見当違いである。開業医の利益ではなく患者の利益のために医療が存在するのだから、そのように変容することは当然である。国民皆保険制度の根幹のひとつである「フリーアクセス」を維持しながら総合診療を進めることは充分可能だ。より効率化するので国家の利益にもつながる。


現在の医療制度は85歳以上の人には極めて効率が悪い。在宅医療や地域包括ケアへの参画は当たり前である。そのためには、日本プライマリケア連合学会は日本医学会の末席に甘んじている場合ではなく、一刻も早く最大勢力にならないと国が亡びる、というくらいの自覚を持つべきである。  


では、どうすれば総合医が増えるのか。

もはや医学教育の変革を待っている余裕などない。コロナ対策に100兆円も使いながらも沢山の自宅放置死を招いた責任は、多くの開業医が診療を拒否したこともあるだろう。結論から言うならば、既存の開業医の半数以上が総合医を目指すべきだ。そのための再教育や生涯教育をさらに活性化する必要がある。


そして現在よりも明確に、開業医を総合医指向か専門医指向かを区分すべきだろう。誤解してはいけないことは、総合性と専門性の両立は可能だし、医療の本道であることだ。決して二者択一ではない。


日本医師会や厚労省は今こそ、総合診療の充実に舵を切って欲しい。 10年以上の長期間にわたり本連載を続けてきたが、諸事情で今回が最終回となった。長年、愛読していただいた皆さまと大変お世話になった田川編集長に心から感謝申し上げる。

皆さまへのラストメッセージは「総合診療は開業医が担う!」である。





PS)

コロナチャンネル #755_


コロナの後遺症は「ある」けど、ワクチン症候群には「ない」もの。 →こちら





コロナは、僕が6/25(土)に終わらせます!


「勝手にコロナ明け宣言」こちら


18:30スタート。


サザンファンもそうでない方も一緒に歌って下さい。


残席わずかになりました。


練習、やっています。







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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

長尾先生 こんばんは。

かかりつけの先代は内科・婦人科・リハビリ科をされてましたが、亡くなられて後を継いだ息子さんは小外科と整外も始められました。もちろん禁煙や睡眠時無呼吸症候群、ED、AGA,アレルギー等も。
MRIまで導入して幅広く大きくなりました。大きくといっても建物は小さくそのままですし、
長尾先生のクリニックよりは非常に小規模ですが・・・
訪問もされていますし、高齢者の送迎もされています。

ある意味総合診療ですかね?

こんな病院が増えますように!

Posted by 奈良の龍 at 2022年06月04日 03:06 | 返信

こんにちは。

 ワクチン接種後の不具合も、コロナ後遺症で
助けてあげればいいのに。そう思っています。

では。

Posted by たまねこ53号 at 2022年06月04日 07:24 | 返信

おはようございます。今朝の新聞に21年生まれ最小81万人と死亡者数は戦後最多の143万9809人。そのうちの新型コロナ感染症が原因の方は1万6756人となってました。6万7054人以上の方が増えています。この数字をどう見るのか…コロナが関係しているのかなって思ってしまいます。国が突然口腔内の定期検診をと。全身の病気に関わるって言いましたがワクチン接種後に亡くなった事と口腔内の事とすり替えてたりしてるのかな?なんて歪んだ感じ方をしています。今のコロナの状況、ウィルスの分析などしてるんでしょうかね。テレビでもほとんど話題にもなりません。この先、日本はどうなるのかどの方向に向かうのかさっぱりわかりません。

Posted by 博多っ子 at 2022年06月04日 09:30 | 返信

パソコン画面じゃなくて、こっち向いてくれて、お話聴いてくれて、手を添えてくれて
・・・そんなお医者さんに出会いたい。

親達が遺した、クリニックや病院の診察券の「束」や
車椅子にのせて苦労して病院に連れてったことを思い出す
動ける方が来てくれたらいいのに・・・何度思ったことか

長尾先生と同じ志のお医者様、出会うことがないだけで、きっと沢山いますよね
自分もちゃんと身体に気をつけるけど、弱っても暮らしやすいまちに住みたい
そのためには、何でも相談できて安心してお任せできる、お医者様、大事ですね

Posted by taco at 2022年06月04日 09:52 | 返信

コロナ後遺症治療をしているある開業医の話です。ある日ワクチン接種後ひどい倦怠感の患者が来院しました。コロナ感染後にこのような疲労感がひどい人は何人が見ているのですが、ワクチン接種後にこんなにひどくなった人ははじめてみたそうで、ワクチン後遺症とすぐ思ったそうです。その患者はあちこちの医療機関に行ってるうちに半年経ってしまい、適切な治療が受けられなく酷くなってしまったようです。

後遺症外来で有名な医師は、コロナ後遺症の事をいろいろ発信している時に、ワクチン接種後でも同様な症状が起こることありますよ、とおっしゃっています。政治家を集めた勉強会、医師たちに対するオンライン講演会でも必ず言ってるそうです。テレビでコロナ後遺症について出演されることはありますが、CVSのことに触れた番組はひとつもありません。

CVSのことを報じると、ワクチン接種率が下がってよくない、とテレビ局、新聞側が勝手に思ってるんでしょう。でもきちんと調査した上で事実は事実として報道すべきと思うのです。
「ワクチン接種後にこういう症状が出る可能性もある。接種者10万人あたりの頻度はこれくらいである」と報じれば良いです。報じた番組が反ワクチン主義でもなんでもありません。

それで接種をやめとこうと思うのはあり得ることだし、それを知った上で自分にはメリットがあるからと打つ人もいるでしょう。CVSのような症状を起こさないワクチンを開発してほしい、使いたい、という人々の声も大きくなると思います。
また、CVSの方の医療費補償や生活費補償など、CVSの存在の周知、CVS治療研究の後押し、など、国は徹底的にこの問題と向き合ってほしいと思います。

それから、後遺症外来の医師が言ってたのですが、Twitterなどの発信、テレビ出演のうち、一番厚労省が動くのは議員を使うことだということです。厚労省から出てるコロナ後遺症のマニュアルは最初酷い内容だったそうです。「後遺症は精神的なものがほとんどだから心配しないように医師は患者に言うこと」や運動療法を勧める内容だったそうです。ところが倦怠感がある人が運動なんてするとますます悪化して最悪寝たきりになることがあるのです。医師はこのことを大変危惧して、つてのある議員さんに訴えたところ、あっという間にマニュアルが正しく改訂されたそうです。
もちろん、選挙の前だけ良い顔をする政治家に国民が利用されてはいけませんが、逆に政治家を利用して厚労省を動かしていくことに繋がれば、患者の利益になると思います。CVS対応もうまく行って欲しいです。

Posted by じゅん at 2022年06月04日 10:40 | 返信

先生 今日は!
ベランダから差し込む光が眩しです。小さな開業医さんは暇そうです・・夏場は特に。総合診療は町医者開業医さんが頑張ってください‥少し設備を大きくしてスタッフも増やして国からの援助が下りるようにして頑張ってほしい、

朝日新聞・・駄目ですか?abcテレビには大昔BFがいましたけれど・・何か寂しいわ・・。

義理の年上の弟は週三回の透析の合間を塗って金沢での息子の結婚式に来ます・・伊勢から車で長男家族と・・命がけです、どうして嫁ぎ先の伊勢志摩やないのと我が娘。ノーワクチン長男家族と私・・ほかにも居るでしょう列席者の中に。それでもハレの日に父ちゃんは頑張って参列です。

奈良の時にはママ友の旦那さんが歯科医めっちゃうまかったのです周りの人にも勧めたし台湾の友人にも教えてあげた・・今では生駒まで行く体力はなくネットで探しています。歯医者は一番嫌いなのです、耳鼻科生まれて一度もかかったこと無しだわ。

Posted by 長尾先生大好き。 at 2022年06月04日 12:39 | 返信

長尾先生


2021年11月
NTI Paper で発表された
感染症のシミュレーションを
書きますね。


NTIとMSCには ビルゲイツの
ビル&メリンダ・ゲイツ財団
から 合計470万ドルの出資が
行われているそうです。


これは もう ビルゲイツの
シュミレーションと考えて
良いのではないでしょうか。


次は
18か月かけて世界中に広がる
内容みたいです。


サル痘について
帯状疱疹説と パンデミック説の
両方を 頭に入れておいた方が
良いのかもしれません。


シュミレーションの内容を
書きますね。


2022年5月
サル痘 発見


2022年6月
世界中で報告されるが
国際的な注意報は発表されない。


(ここからの半年間に)
サル痘には
ワクチンが効かない
事が判明する。


2023年1月
83ヵ国で7000万人感染
13万人が死亡する。
ロックダウンなど行う


2023年5月
4億8000万人が感染
2700万人が死亡する。


(ここで コロナとは違い)
サル痘はバイオテロと
発表される。


(たぶん 中国か ロシアの
せいにするのかな)


2023年12月
全世界で32億人が感染する。

以上です。

Posted by 長尾先生が大好き at 2022年06月04日 02:20 | 返信

コロナ後遺症は新聞やテレビで取り上げられますが、CVSは全く取り上げられません。コロナ後遺症の原因と思われる自己抗体、CVSも同じでしょう。
こちらの読者の方でもコロナ後遺症に大変な思いをされている人がいます。収まったと思うと、次々に違う症状がでてくるのですね。コロナ後遺症は半年で回復する人が多いのでよくなることを願います。
ワクチン後遺症やコロナ後遺症のブレインフォグはマスクのせいじゃないか?と勘違いしている人もいるようです。コロナやワクチンでそういう症状に苦しんでいる人がいることを世間は理解してほしいです。

Posted by 匿名 at 2022年06月04日 02:41 | 返信

敬愛する長尾先生
10年連載お疲れ様でございました!医療に関するさまざまな啓発を与え続けてこられたことと思います。先生が、掲げる総合診療はまさに医療の根幹を成すものてしょうね。高齢化を見据えた理想の医療の啓発推進してくださる長尾先生や活動してくださるお医者さまたちに感謝致します。地元のかかりつけ医で、全てオーダーメイド的な医療がうけられたらほんと安心だと思います。特に田舎だと、全てを診てくれる病院がなくて、遠方までいかなければならなかったりします。総合性と専門性の両立が可能ならまさに理想です。こういう啓発をしてくれる先生こそ、ホンモノだなぁと感じます。ありがたいです。でも、ほんと、お医者さんてほんと大変なお仕事だと思います。患者さんを助ける先生たちもほんと健康であってこそだと思うので、長尾先生もお体に気をつけつつ元気で活動し続けて、先生の目指す総合診療を叶えていただきたいですエイエイオー!未来を作るのは今ですもんね。歌の練習もエイエイオー!先生、是非、長尾オールスターズでコロナ終わらせてください。皆様良き週末を!

Posted by ぽん吉 at 2022年06月04日 03:55 | 返信

医療タイムスの記事、医学教育の改革を待っている暇はない、本当にそう思います。日本の現状である高齢者中心の医療のニーズに応えられるのは総合診療医なのは誰の目にも明らかなのに、実際に先生のような提言を出来る人は少ない。医療タイムスは貴重な書き手を失いましたね。
ところで先生の医療タイムスの過去記事を読みたいと思い、ホームページのメディアの所見たら、アレ? 2020年以降の記事が全部無いんですよ。何故? もしかして…
私の想像が当たっているとしたら医療タイムスは残念な雑誌です。間違ってたらすみません。先生の胸中を思うとたまりませんが、全く動じる事なくプライマリ・ケアに対する自身の信念を堂々と語られた先生に敬意と拍手を送ります。
コロナが始まってからの記事はこのブログで雑誌のタイトル入れて検索すると出てきたのでホッとしました。こんな大事な記録、動かぬ証拠は絶対残しとかないといけません。

チキンジョージ、やっぱり勝手にシンドバッドがオープニングなんかな? この曲、最初のララ…からもう盛り上がるので大丈夫ですよ。ニコ動で歌われるのを聴いた時、相当歌いこんではるなーと感じたので練習しなくてもそのままでいけます。

Posted by Yoko Oda Thapa at 2022年06月04日 05:36 | 返信

先生、
高齢の母と暮らすようになり
主治医や、地域のケアマネのつながりが
大切になりました
普段は母と二人暮らしなので
いざとなった時にやはり、すぐに
連絡が取れる
ショウタキもいいかなぁと
迷い出し始めました

そして
ほんとに、総合診療医は
有り難いですよ。。
見落としチェックのフォローがあります!
先生のような、人間らしい町医者を
探すのは、至難の業ですが
いい出逢いがあるといいな。。

Posted by 匿名 at 2022年06月04日 08:00 | 返信

長尾先生


2回目の投稿です。
先ほどの補足です。


2021年に
NTI (核脅威イニシアチブ)が
MSC (ミュンヘン安全保障会議)と
共同で サル痘シミュレーション
を行っていたようです。


そしてシュミレーション通り
2022年5月にメディアに
サル痘のニュースが出てきた
ということでした。
なぜ2021年に
サル痘のシュミレーション?
という感じです。

Posted by 長尾先生が大好き at 2022年06月04日 10:22 | 返信

先生、昨日の蛭子さんとの対談楽しく拝見しました。

子供が公園で遊ぶ姿を 目を細めてみてる 穏やかそうな 見知らぬおじさん……。
まさか その内心は 転ぶのを楽しんでいたとは…。笑

蛭子さんって 正直な方ですね。

争い事が嫌い。
無理やり人を 叩かされた事で 手の痛みを 今でも 悔いている こと。
優しい方ですね。

権力者は 高みの見物で 国民同士で殺し合う戦争と イジメは 同じ構図だなと 思って聞いていました。
痛みを背負うのは 国民だけ。

蛭子さんは 本当に認知症なんですか?…と 疑う程 とても饒舌で 先生との対談は 優しい穏やかな時間が流れていました。
先生は いつも対談される相手の方に 敬意と愛情を感じます。

先生、 25歳のお姉ちゃんじゃなくて
50過ぎの おばちゃんと話しても ちょっとくらいは 気持ち 若くなってくれますか?? (笑) (変わらんかー )

匿名さん、Rain いい歌ですよね。♪♪

大好きさん。 コメントいつも 面白いです。表現がいつも独特で つい笑ってしまいます。(笑)

私は 年甲斐も無く くだらないコメントして いつも 実は反省してます 。

……先生、 ほんとうですよ。
今日も。(笑)

(先生、 喉 傷めないでくださいね♪♪ 何歌うのかなぁー?? )

Posted by あずき at 2022年06月04日 10:30 | 返信

長尾先生言われるように「少産多死の時代」。「成長なくして〇〇」という成長神話は破たんしている。「このままでは日本は沈没する」「なにを差し置いても軍拡倍増だけは」という声もあるが、心配無用、身の丈にあった工夫で「あるがままに生きる」のもありだろう。

長尾先生言われる「総合診療の時代」。「臓器別縦割り医療」では対応できない高齢者医療の時代には、「総合診療」が似合う。あちこちのクリニックから「他剤投与された患者」は、「クスリ漬け」「薬物依存」の無間地獄にさらされ、自力ではいかんともしがたい。

脳梗塞後のぼくでさえ、朝だけだがそれでも3錠もある。あとは年2回の頸動脈検査で通院しなければならない。脳梗塞前、眠剤と漢方薬を飲んで仕事をこなしていた時期があったが、「冷凍枕」のおかげで完全におさらばした。飲酒は痛風発作で完全に断ち切り、今やテレビCMにもなんら動じないが、飲み友だちとは疎遠になってしまった。

長尾先生言われるように、これからは「総合診療は開業医が担う」時代でなければならない。だが、周りを見ると心もとない。しからば、患者・未病者も覚悟しなければならない。臓器別でないとしたら広く消化器系・循環器・・、もしくは「気・血・水」「三密(身・口・意)」「経絡系・ホルモン系・筋膜系・粘膜系」・・といった運動療法・身体技法にヒントを得た「みずから治す・癒す総合的養生法に親しむ」時代でもあろう。

医療者に丸投げするのではなく、当事者じしんも問われている。医療者も当事者も切磋琢磨したいものだ。

Posted by 鍵山いさお at 2022年06月04日 11:11 | 返信

長尾先生、お疲れ様です。
動画にあるように、「コロナワクチン症候群(旧:ワクチン後遺症)」は報道しませんし、みんな存在自体を知らない人が多いでしょうね。仮に6月の医師会の選挙が終わり、7月の参院選が終わり、その後コロナを5類に下げても「患者さんは取り残されるだろうな」と思います。また、子供コロナプラットホームの記事でも国は接種歴を5年しか保存しないと言いますが、長期にわたる後遺症の存在は追跡しようが無くなります。ますます話しがややこしくなりそうです。
誰もみんな、こんな事になるとは思ってなかった人がほとんどでしょうし、コロナワクチン症候群を知らない人も特に悪気が無い人がほとんどでしょう。「公的報道の有無」この1点が極めて大きいと思います。
ブログの話になりますが「総合診療医」ですね。
コロナワクチン症候群の観点から見ても、極めて有益です。症状が多彩なら、なおさらですね。
そして、高齢者の日常を考えても有益だと思います。
内科、心療内科、耳鼻科、神経内科、循環器科、整形外科、認知症外来・・たくさんかかる人が増えます。
独居でやや認知能力が下がった方にありがちなのが、同じ薬を重複して持っている事です。本人の薬の管理の問題もありますが、他の診療科目で出てる薬を重複して飲んでるケースもありました。
私が思うに、専門に見るドクターは必要だと思いますが、それこそ「主治医」ですね。診療科目を総合的に診るドクターはむしろ街中のクリニックにこそ必要なのではないかと思います。

Posted by グッビオのオオカミ at 2022年06月05日 08:27 | 返信

先生、おはようございます。
こちらの記事を拝読しまして、「開業医の利益ではなく患者の利益のために医療が存在する」のひと言に先生の根元があると感じました。
プライマリケアの重要性を教えていただきリビングウィルを知ることができた事も先生のお陰です。
リッツのご講演で、生命の根源的なお話しやっぱり聴きたいです。
でももし行けなかったら貴重なお席を無駄にしてしまうので、思案しています。
もし行けて、高松のようにお歌も1曲披露して下さったら嬉しいな^^

先生、イギリスのGP制度について調べるうちに世界の医療制度や文化やそれぞれのお国柄や国民の思想にまで発展しました。
日本とイギリスは共通点も多いので、イギリスの医療制度の良い部分を真似る事はとても馴染みやすいような気がします。
イギリスの医療制度も問題点が多いので、今の日本の3割負担はそのままでプライマリケアを充実させるのが良いのですね。

ニコニコでワクチンによる自己免疫疾患の悪化のお話しがありましたね。
私は数年前に指先の怪我で総合病院の外科を訪れて、治療中お医者さまとお話ししている際に、最近怪我をしていなくても指先が痛いんですと言うと、すぐにリウマチ科に繋いで下さりました。
血液検査をして、結果がわかるまでにビタミン剤やサプリを飲み始めたら割と直ぐに指の痛みは消えてしまいました。
血液検査の結果はリウマチではありませんでしたが、シェーグレン症候群だと言われました。
自己免疫疾患の数値はかなり高く、もっと色々な症状が出てもおかしくないよとの事でしたが、気になる症状を感じていなかったので、投薬など積極的な治療は一度もしていません。

その後風邪でかかりつけ医を訪れた時にそのご報告をしました。
コロナワクチン接種についてお聞きした時に、自己免疫疾患の数値が高いのも気になるからお勧めしないと言って下さった一因です。
でも私のかかりつけ医はとても優しくソフトなお人柄ですから、たぶん私がワクチンを怖がっているのを察して下さったのだと思います。
もし私が強くワクチン接種を望んだら接種を勧められたと思います。
コロナ禍では発熱外来をせず、その理由を聞くと「だって移っちゃうじゃない」と仰ったので、ガッカリと同時にその先生らしいとも思いました。

長尾先生がかかりつけ医だったらどんなに心丈夫なことでしょう。
でも、それは先生の勇気、危険と背中合わせなのですから、正に先生の根元的なお考えに支えられているのですね。
先生は優秀で経験豊かな臨床医であり、尚且つ勇敢で患者の心に寄り添って下さる献身的なお優しさを備えていらっしゃるのですから、本当に稀有な方です。
先生をお手本とされるプライマリケア医が増えて下さると少しは皆安心して過ごせると思うので、先生お忙しく大変ですが、お医者さまへの勉強会も引き続きよろしくお願い致します。
母のかかりつけ医のように目眩の持病があるのに何度も強くワクチン接種を勧める医師は私から見るととても信頼できるお医者様とは思えません。

先生、高松では美味しい讃岐饂飩など召し上がりましたか?
四国にはだいぶ前に職場の先輩が旦那様のご実家の高知県で結婚式をされた時に伺った一度だけです。
姉のように慕っていた先輩の花嫁姿と大きな舟盛りのお刺身に感動❣
そして皆さん凄い酒豪でびっくしました^^

新しい一週間が穏やかで笑顔の多い日々となりますように。

先生、凄い長い文章になってしまっていました!
最後まで読んで下さっていたら、お忙しい中申し訳ありません。長過ぎるので不掲載にしてください > <;

Posted by カノン at 2022年06月06日 10:16 | 返信

長尾先生、こんにちは。

さりげなく講演会もあった様ですが、連日本当にお疲れ様です。
週末は自分も忙しく、でもありがたいとも思わないとね。なんて呟くこの頃です。本当は休みが大好きです…(涙)


始まりの扉と終わりの扉は、違う様でいて同じなのだと言い聞かせます。
私たちの土地が他と異なるとしたら、「来るもの拒まず」
門戸は常に開いてまだ閉じた事はありません。
拒絶がないのではなく、理由が無いのだと思います。
そもそも扉自体無い気もする。


命は始まりがあって終わりがある。だから「扉は2度開く」


それは同じ扉なのか、別々の場所に離れてあるのか。
その場所は、自分から離れた場所に別々にあるのか。
それとも私自身の中に取り込んで統合されているのか、いないのか。
内と外を隔てるのか。隔てないのか。

隔てたくなければ、「来るもの拒まず」で門戸を開いて、内側に取り込まなければいけない。

全て外側の問題として分け隔てるなら、
遠くで眺めながら目を逸らせば視界からも消える。

でも、自分の中に何も取り込まなければ、「始まりも終わりもない、永遠の毎日」を過ごす事になるだろうと感じます。

土着の信仰も、始まりと終わりによる最も原始的な形態を残しているもので、そこに「全てを受け入れる」歴史は、私たちの誇りでもあります。


これから、数多くの扉が開く事をお祈り申し上げます。

今日も、応援しています。

Posted by 白夢 at 2022年06月06日 02:24 | 返信

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