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あの人もこの人も逝ってしまい、寂しい
2022年07月02日(土)
あの人もこの人も、特に年下の知り合いが
先に逝ってしまい、実に寂しい限りである。
そんな訃報を書くこと自体も寂しい行為だ。
<250~259>ドクター和のニッポン臨終図巻
夕刊フジ 毎週土曜連載
(250)漫画家 藤子不二雄Ⓐさん ゴルフコンペは叶わぬ夢に →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220415.pdf
〈私の名は喪黒福造。人呼んで笑うせぇるすまん。ただのセールスマンじゃございません。私の取り扱う商品は心、人間の心でございます。この世は老いも若きも、男も女も、心の寂しい人ばかり。そんな皆さんの心の隙間をお埋めします。ホーッホッホッ......〉
ブラックユーモア満載の『笑ゥせぇるすまん』。このセリフが大好きでした。そのほか『忍者ハットリくん』『怪物くん』など多くの傑作を世に出した国民的漫画家の藤子不二雄Aさんが4月7日、川崎市内の御自宅で死去されました。享年88。死因はこの原稿を書いている4月10日時点では発表されていません。
今回、藤子さんの死亡を発表したのは、警察でした。神奈川県警によると、7日の朝に「藤子さんの自宅の庭で男性が倒れている」という通報があり、多摩署の署員がかけつけると、既に藤子さんは亡くなられていたとのことです。 自宅で死亡した場合、かかりつけ医がいるかいないかで、その後の手続きは変わります。 かかりつけ医がいる場合は、すぐに電話をし、死亡診断書を書いてもらいます。臨終の場に医師がいなくても、生前に診察していた病気で死亡となった場合は、それが可能です。
しかし、かかりつけ医がいない場合は警察に連絡をするしかありません。救急車を呼んでも遺体は運んでくれないので、結局警察を呼ぶことになります。 警察では、死亡診断書ではなく死体検案書を発行しますが、まず事件性の有無を調べるため検視を行わねばなりません。発見者や関係者には事情徴収を行われる場合もあります。また、発見が遅れれば、「異状死体」とみなされて、死体解剖となるでしょう。このあたりのことは、『男の孤独死』という僕の著書で詳しく述べています。
ですから、自宅で穏やかな最期を望むのであれば、かかりつけ医の存在は必須。元気なうちから探しておくことをお勧めします。「万一の時は、自宅で看取ってくれますか」と訊いてみるのもいいでしょう。 藤子さんは、死の1週間前には親戚の方と自宅で米寿のお祝いをされたそうで、好物の料理を喜んで食べたとのこと。また、『プロゴルファー猿』の作者でもあるだけに、「ゴルフに優る健康管理はない」と豪語するほどで、3月中旬にもゴルフを楽しみ、今月25日にはコンペに参加する予定だったとか。
もしかしたら、春爛漫の自宅のお庭で、スイングの練習などをしている最中の旅立ちだったのかもしれませんね。
(251)宗教評論家 ひろさちやさん 仏教の教え熟知し散骨希望 →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220422.pdf
僕は香川県善通寺生まれです。空海さんと同じ土地で生まれたことも手伝って、若い頃から仏教に興味を持ちました。人はなぜ生き、なぜ死ぬのだろう...医者として幾千もの生死に立ち合ってきましたが、理不尽な死に出会えば出会うほど、答えがわからなくなる。そんな暗闇に迷い込んだとき、そっと開くのはいつもこの人の本でした。 仏教の教えを、わかりやすい言葉で日本人に伝え続けた、宗教評論家のひろさちやさんが4月7日、都内の自宅で亡くなりました。享年85。死因は、肝臓がんとの発表です。
肝臓がんでも自宅で最期を迎えらえるの? と思われた方もいるかもしれません。もちろん答えはイエスです。
肝臓がんは、かなり進行するまで自覚症状がない場合が多いです。しかし末期になると、骨やリンパ節などに転移し、さらに肝機能が著しく低下するため、全身倦怠感、体重の減少、黄疸、肝性脳症、そして腹水といったさまざまな症状が現れます。 腹水が溜まるようになったら在宅医療は無理なのではと心配するご家族もいます。
しかし腹水は、病院で大量の点滴を行ったことが原因で大量に溜まってしまう場合がほとんどです。一生懸命に抜いてもそれ以上の点滴をしていたらまた溜まります。お腹がパンパンになって苦しそうに自宅に帰って来る人がいます。在宅では抜くことはなく、上手に利尿剤を使いながら、自然な脱水を見守り腹水が減るのを待ちます。抜かずにQOLを取り戻すことが可能なのです。
さて、ひろさちやさんの訃報には、「葬儀は行わない」と書かれていました。ひろさんは生前、葬儀どころか、「お墓は不要。遺骨は抜け殻に過ぎない」と散骨を希望されていました。 昔の日本人は、遺骨に関心がなかったそうで、野ざらしにしていました。お墓を重要視するようになったのはここ50年ほど、火葬が普及してからだとか。 以降、日本人は遺骨≒霊が宿っていると考えがちですが、仏教では、死者はお浄土にいると考えます。だから遺骨なんてもぬけの殻。捨ててしまえばいいんだよ、と。まさに「千の風になって」の世界観です。
コロナ禍によって、お墓参りに行けなくて悩んでいる人や、墓じまいを考えている人はぜひ、ひろさんの著書を読んでみてはいかがでしょうか。 仏教の本来の考え方が、近年のお寺ビジネスによって、もみ消されていくのは悲しいことです。坊主と医者の往生際の悪さを、ひろさんはずっと前から見抜いていたのかもしれません。
(252)俳優 柳生博さん 野良仕事で自然と培われた握力 →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220429.pdf
僕は、自他ともに認める「よく触る医者」。変な意味ではありません。患者さんのことを触るのが好きなのです。 医療もIT化が目覚ましいですが、身体に触れる「触診」でしかわからないことがたくさんあります。コロナ禍になってからは難しいですが、在宅患者さんと、別れ際に握手をすることもよくあります。「また来るからね」と言いながら、僕はその握力を確かめているのです。しっかり握り返してくれる人は、まだまだ生命力がある証拠。
だからこの人が80歳を過ぎても、八ヶ岳で木登りをされているのをテレビで拝見し、「握力があって素晴らしいな」と感心していました。僕が最後に木登りをしたのは一体いつのことだろうか、と羨ましさも相まって。 俳優で、人気クイズ番組の司会者としても活躍した柳生博さんが、4月16日、山梨県北杜市の自宅で死去されました。享年85。死因は、老衰との発表です。
4月に入ってから体調を崩し、数日前から寝込んでいたとのこと。しかし、死の1ヵ月前まで雑木林や自宅の庭の手入れをされていたといいますから、ピンピンコロリと言えるのでは。 庭や樹木の手入れでは、シャベルやノコギリを使います。柳生さんは自然を楽しみながら、握力を鍛えていたのでしょう。 住民の健康状態を長期間にわたり調査している福岡県の「久山研究」によれば、握力が平均より低いグループでは男性・女性ともに脳卒中・心筋梗塞をはじめ、様々な病気による死亡リスクが高くなることが分かっています。握力が、全身の筋力のバロメーターになるそうです。
握力は認知機能とも関係していて、国立長寿医療研究センターによれば、握力が26㎏未満の男性、18㎏未満の女性では、認知症の発症リスクが2倍以上という調査結果もあります。 世の中が便利になり過ぎて、現代人の握力が低下しています。瓶の蓋を開けられない若い人も増えていて、先行きが心配です。
さて、柳生さんが、八ヶ岳に移住を決めたのは40年以上前のこと。芸能界で人気者になったとき、「自分のバランス、家族のバランスをとるためにノラ仕事をしたい」と決めたそうです。 <病院には入院せず、大好きな八ケ岳の森に囲まれ、家族と倶楽部スタッフ、そして在宅医療の皆さまに見守られて、穏やかな最期でした>と息子さんはコメントを発表されています。
まさに、自然と握手し続けながらの最期だったご様子。ノラ仕事は、「野に良い」と書きますが、本当は「人間に良い」のだと気づかされました。
(253) 医師 関本剛さん 最期まで医師として成長 →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220506.pdf
今回書く人物のことは、読者のほとんどが御存知ないかもしれません。でも、こんなに素晴らしい医師が、僕の同志にいたことをどうしても、伝えたい。
神戸市で主にがん患者さんを対象とした在宅ホスピス〈関本クリニック〉の院長をされていた関本剛医師が4月19日、神戸市内の自宅で死去。死因は、肺がんによる脳転移。45歳の若さでした。僕が彼の訃報を聞いたのはその数時間後、夕方の往診途中の電話でした。街が色を失いました。僕は、親愛をこめて関本先生を「剛(ごう)君」と呼んでいたので、今日は剛君で書かせてください。
剛君にがんが見つかったのは、2019年10月。その年の春頃より咳き込むことが増え、胸痛が出たことから胸部CT検査を受けました。撮影後、彼は自分の目で左肺に4センチほどの腫瘍を確認します。「これ、本当に僕の写真ですか」。彼は思わず呟いたそうです。その後の精密検査で〈ステージ4の肺がん、大脳、小脳、脳幹への多発能転移〉で余命2年と診断されます。43歳の誕生日を迎える直前でした。奥様と相談し9歳の娘と5歳の息子に言葉を尽くして説明したそうです。医師の仕事を続けながら、「最善に期待し、最悪に備える」と。
もしも僕が剛君だったら......すぐに医者を辞め、誰にも行く先を告げずに、姿をくらますと思います。逃げるのかと後ろ指さされても構うものか、と。
しかし剛君は、どこにも、何からも逃げませんでした。治療を続けながら、以前と変わることなく、がん患者さんたちと向き合ったのです。「なぜそんなに闘えるの?」一昨年のクリスマスの頃、僕はそんな質問をぶつけました。剛君は、笑顔でこんなふうに答えてくれました。 「がんになって初めて、がんの患者さんの気持ちがわかったんです。
初めて相談を受ける患者さんに、〈実は、私もがんなんです〉と告げると、患者さんは心を開いて最期の希望までしっかりと伝えてくれる。患者さんとの垣根が取れたんです。医者には、〈私が治してあげますよ〉という傲慢さがどうしたってあるんです...だから今が一番、医者として、患者さんに寄り添えて充実している気がします」と。
「成長したなあ。ワシの百倍大人やなぁ」と感激していると、「長尾先生、医者は日々成長しないと!」と二枚目が顔を崩しました。彼は最期まで闘ったのではない。成長していたのです。僕はもうすぐ64歳。だけどもっと成長したい。大人になった僕と、あの世で乾杯してくれるかな。剛君、また逢う日まで。
(254) 俳優 渡辺裕之さん 「完璧」を完結させたかったのか →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220513.pdf
ファイトー!イッパーツ! 若い頃、徹夜明けの病院の自販機で、何度そう言ってドリンク剤を飲んだことだろうか。 腰に手をあて一気飲みをすれば、少しだけこの人に近づけるような気がしていました。どんな困難にも立ち向かえる、不死身な男に。人気俳優の渡辺裕之さんが、5月3日に神奈川県内の自宅で死去されました。享年66。
自宅地下のトレーニングルームで縊死、との発表です。 訃報とともに聞こえてくるのは、仕事は順調、夫婦円満、ベテラン俳優とは思えない気さくさで若手アーティストとも交流、音楽やゴルフなど多趣味でどれもプロ級の腕、筋トレやジョギング、ウォーキングをかかさず肉体美を保ち、近所のゴミ拾いも率先してやっていた...等々、中身も外見も、「非の打ちどころのない人」に見えました。そんな60代は、僕の周囲には見当たりません。では、なぜ死ななければならなかったのかと誰もが思うことでしょう。 だけど、本人だってそれはわからなかったのではないか。
人間の心理なんて、どんなに仲のいい家族も親友も、ましてや医者や専門家にはわからない深い深い宇宙の闇のようなもの。 仕事も私生活も充実し、輝いて見える人が、ある日ふと、異世界に浚われるようにしてこの世から旅立ってしまうケースを、僕も何人か見てきました。 ただ、還暦を過ぎても非のうちどころがないように周囲から見えるということは、相当な完璧主義で、日々たゆまぬ努力をされていたはず。
ふと、三島由紀夫が、死の哲学をめぐって書いた『葉隠入門』の中の、こんな言葉を思い出しました。 <もし、われわれが生の尊厳をそれほど重んじるならば、どうして死の尊厳をも重んじないわけにいくだらうか。いかなる死も、それを犬死と呼ぶことはできないのである> 三島由紀夫も、渡辺さんと同じように筋トレをして肉体美を維持し続けていた「表現者」でした。あらゆる表現は肉体活動であるから、肉体が衰える前に、自分の美を完結させたいと30代の頃から、45歳で死のうと考えていたという逸話は、良いか悪いかを超越し、そのストイックな覚悟に平伏すしかないです。
もしかすると渡辺さんも、完璧な肉体で仕事をこなせる年齢のうちに、自分の美学を完結させたかったのではないか...これは、あくまでも僕の想像です。医者ですから「自殺はダメ絶対!」と書くのが僕の役割でしょう。でもダメな死なんてあるわけがない。渡辺さんは永遠に、憧れの同年代です。
(255) 芸人 上島竜兵さん 高齢者を笑わせる"本物の芸人" →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220520.pdf
「好きな芸人が、一番嫌いな死に方をしたから、ちょっと、腹が立ってるっていうのは事実ですよ」とラジオでコメントされたのは、明石家さんまさん。
なんと愛と哀しみに満ち溢れた言葉でしょうか。どれほどこの芸人さんが、先輩後輩たちから、いや、国民から愛されていたのかが、多くの哀悼の言葉から伝わってきます。 ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが5月11日に亡くなりました。61歳でした。あまにも突然の訃報です。先週この連載で書かせて頂いた渡辺裕之さんは、享年66。
立て続けに僕と同年代の、第一線で活躍されていた男性が突然この世から旅立ったことに、意外なほどにダメージを受けています。 明らかに50代のときとは違ってきた体力気力。だけどまだまだ自分は働き盛りだし、高齢者だなんて死んでも思われたくはない。しかし今まで必死に頑張ってきて、この先に待っている未来とは何だろう...。60代とはそんな空虚さに押し潰されそうになる年代なのだと自分自身がなってみて初めてわかりました。
さらに言えば、別離が増えていくのもこの年代。季節ごとに、大切な人の訃報が飛び込んできます。「老いる」とは、肉体的な衰えを指すだけでなく、大切な人との別れを、幾度も味わうことなのだと、これも最近気が付いたことです。長生きをするとはつまり、喪失の痛みをより多く経験することです。だったら長生きなんかしたくないなあ、もう耐えきれないなあと思う夜が誰にでもあるはずで、だから僕は酒を呑んで歌います。
それでも、生きている限り朝は来る。上島さんの訃報に涙しながら、過去のダチョウ倶楽部の映像に、声を出して笑っている自分がいる。 僕が往診に行っている高齢者施設には、ダチョウ倶楽部のファンが何人もいます。関西人は吉本・松竹びいきですが、ダチョウ倶楽部だけは別格です。 言語機能が衰え、若手の早いテンポの漫才についていけない認知症の人でも、「ヤ~ッ!」「くるりんぱ!」は大好きなギャグ。熱湯風呂の映像に、大はしゃぎするおばあちゃんもいます。笑いの少なくなった高齢者を笑わせてこそ、本物の芸人だと僕は思います。
「〇〇さん、お薬を飲もうか」と言うと、「聞いてないよォ」と返答するおじいちゃんは上島さんの訃報を見て、泣いていました。お笑い芸人が、年寄りを泣かせちゃだめじゃないか...。それにしても肥後氏と寺門氏の追悼コメントは最高でしたね。お二人の思いを汲み、笑って見送りましょう。
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(256) アナウンサー 河村亮さん 「和して同ぜず」で自分を守る →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220527.pdf
僕はゴルフが大好きです。大きな大会の実況中継があれば、つい夜中までテレビを見てしまいます。ゴルフ中継は、実況者によって、天と地ほど印象が変わることがあります。 この人の実況はほんとうに素晴らしかった。語彙が豊富で、タイミングも抜群。ゴルフ番組だけではありません。箱根駅伝も、オリンピックもプロ野球も、よりドラマティックに、よりわかりやすく伝えてくれた稀有なアナウンサーの突然の訃報に戸惑っています。寂しいです。
日本テレビのスポーツ中継の要であった河村亮アナウンサーが5月14日に都内の病院で亡くなりました。享年54。死因は、脳出血との発表です。
最後のテレビ出演は、3月3日の巨人対阪神のオープン戦。その後、3月19日にはラジオ出演もされていたようですが、体調不良を訴えて入院。そのまま回復されることなく、お亡くなりになったとのこと。 脳出血とは、脳卒中のひとつで脳の中を走る動脈が破綻した病態です。出血した塊が脳の神経細胞を圧迫したり壊死することで、様々な症状が起こります。頭痛やめまい、痺れ、呂律が回らない、言葉が出てこない、視野が半分になる、フラフラして歩けないなど破損した場所や出血量によっても症状の現れ方が違ってきます。場合によっては、意識障害が起こり、そのまま回復せずに死に至ることも。
脳出血死の一番のリスクは、高血圧だといわれています。50代~60代に多いのも特徴です。昨今、高血圧の早期治療や栄養指導によって、脳出血で亡くなる人は年々減少している印象がありました。しかしここ1年ほど、なぜかはわかりませんが、またもや脳出血など、それまで元気だった若い世代が突然亡くなるケースが増えています。
コロナ禍以降、ニュースで「超過死亡」という言葉を聞いた人も多いのではないでしょうか。超過死亡とは、感染症による死亡だけでなく、全ての死亡者数が、平年に比べてどれだけ増えたのかを示す指標です。 WHO(世界保健機関)によれば、2021年の世界各国の超過死亡合計は1490万人。なんと、同期間のコロナの死者数540万人の約3倍であることがわかりました。
日本国内でも、ほぼ同様の比率であることがわかっています。これは驚くべき数字で、詳しい分析が待たれます。 河村さんの好きな言葉は、「和して同せず」だったそう。同調圧力に潰されることなく、自分のことは自分で守る時代に今、移行しつつあると感じます。
(257) JR東海名誉会長 葛西敬之さん 世界に誇る交通網を築く →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220603.pdf
コロナ禍により疲弊する日本経済。そんな中、世界経済フォーラムが発表した2021年版旅行・観光ランキングで、日本が初の第一位となったのは、久しぶりに明るいニュースです。 日本が1位になった理由には、交通の利便性が大きく寄与したといわれています。僕も今まで世界各国を旅行してきましたが、日本の航空や鉄道の利便性は、別格だと感じます。台風や地震が多くあるのに、これだけ時間に正確な交通網を持った国は他にないでしょう。特に、新幹線の正確さは素晴らしいです。
今、東京⇔新大阪間は、のぞみに乗れば2時間30分を切ります。東京駅の最終は21時24分。ギリギリまで東京で仕事をしてそれに乗れば、日付が変わる前に大阪まで戻れます。新幹線のおかげで僕は、東京日帰りで、その夜に患者さんのお看取りができます。それを叶えてくれたのが、JR東海さんです。 そのJR東海の名誉会長で、かつて社長や会長を歴任し、旧国鉄の分割民営化に尽力、保守派の論客としても活躍した葛西敬之氏が、5月25日に亡くなりました。享年81。死因は、間質性肺炎との発表です。
間質性肺炎とは、皆さんもよくわからない病気かもしれません。肺炎と名がつくものの、いわゆる肺炎とはまったく異なる病態といっていいでしょう。 通常の肺炎は、気管支もしくは肺胞の炎症であって、多くは細菌やウイルスの感染によるものです。早期発見であれば、抗生物質の投与によって完全治癒が可能です。
しかし間質性肺炎は、関節リウマチ等に併発するものと原因不明のものがあり、一般の肺炎とは異なった経過を示します。進行すると、肺胞と毛細血管の間の壁(肺胞壁)が厚くなり、肺全体が縮んでしまうため、酸素をうまく取り込めず酸素不足に陥ります。進行して呼吸困難を訴えると酸素吸入を要します。高齢になると風邪やストレスなどをきっかけに、急性憎悪するケースがよくあります。
呼吸困難が生じて初めて、間質性肺炎だと診断される場合が多く、残念ながら完治させる薬はありません。炎症を抑える目的で、副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬が使われています。
葛西氏の追悼の言葉は、政財界から多く寄せられており、「早すぎる」というコメントもちらほら目にしました。リニアの成功を見届けずに逝ったことが早い、という意味なのでしょうが、しかし、日本男性の平均寿命は81.64歳。ほぼ生涯現役で、この国の経済に十二分に貢献された人生だとお見受けしました。
(258) 実業家・エッセイスト 浜田麻記子さん 伴侶を失った深い喪失感 →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220610.pdf
実業家、エッセイストとして多方面で活躍された浜田麻記子さんが5月29日に死去されました。享年80。死因は、急性心不全との発表です。夫で元衆議院議員・弁護士の浜田卓二郎さんは、5月16日に死去。享年80。こちらの死因は慢性心不全。夫の死から13日後の旅立ちでした。
麻記子さんは、死の前日までイベントに出席されるなど活動的でした。5月22日のブログを、以下に引用しましょう。
〈5月16日午後2時10分 卓二郎が永眠いたしました。(中略) 先月の終わりにも、心臓の働きが大変弱っているからいちど検査入院してくださいと阿保先生におっしゃられた時も、入院だけは嫌ですと言って家に一緒に帰って参りました。(中略) 幸い素晴らしい(在宅の)先生が3日に一度は家に通って来て点滴をして下さったり、面倒をみて下さいました。(中略) 亡くなった16日も先生は点滴にいらして下さる予定でした。息子もどう?と来て、ちょっと起きて何か食べないと注射の針が差しにくいからと私と二人でお父さんの顔を見ていました。でも眠っていて起きない、そのうちそのまま息をしなくなってしまったのです!その時、先生も到着。心不全、うらやましい限りです。痛くも痒くもない、眠ったまま。トイレもついにいつも自分で行きました。(中略)紙おむつ断固拒否。満月の日に生まれて満月の時間になくなったのです〉
自宅での素晴らしい平穏死を、克明に綴る妻・麻記子さん。ブログには卓二郎氏の穏やかな死に顔のお写真まで載せています。しかし〈良いことか悪いことか、この1週間で5キロ痩せてしまった〉とも書いており、気丈に振る舞われていても、食べられないほどの喪失感に襲われていたことがわかります。 医学的な死因ではもちろんありませんが、愛する人を失ったことによる「喪失死」という言葉でしか言い表せない死を、僕も今まで何例か見てきました。
そういえば、先日米テキサス州の小学校で起きた銃乱射事件。犠牲になった教師の夫が、事件の2日後、追悼の場で花を捧げた後に急死したというニュースを目にしました...。
「喪失死」は、たいてい男性です。2018年に亡くなられた津川雅彦さん(妻・朝丘雪路さんを看取ってから2ヵ月後の死)のことを思い出してしまいます。麻記子さんのような女性は、珍しいかも...。 お互い東大卒で、論客として名を馳せたご夫婦。ご多忙でいらしたお二人ですから、あの世でやっとゆっくり過ごせているのかもしれませんね。
(259)政治家 石井一さん 悪役も買って出た熱いピンさん →こちら http://www.drnagao.com/img/media/yukanfuji/fuji20220617.pdf
黒くて太く垂れ気味の眉毛。野心を秘めたギラギラと光る瞳。もしも俳優であったなら、水戸黄門にも悪代官にもなれそうな、不思議な魅力をもった政治家でした。というより、時には自ら悪役を買って出ていたような印象すらあります。
衆院議員を11期、参院議員を1期、国土庁長官や国家公安委員長、自治大臣も務めた政治家の石井一氏が、6月4日に都内の病院で亡くなりました。享年87。石井氏は4日の午後に突然倒れ、緊急搬送されましたが、そのままお亡くなりになったということです。死因は、急性心不全との発表です。兵庫出身の石井氏は、地元では「一(ピン)さん」と呼ばれ親しまれていました。ピンさんがピンピンコロリで逝ってしまった。
先週この連載で取り上げた浜田麻記子さんも死因は急性心不全で、その2週間前に亡くなられた夫の卓二郎さんの死因は慢性心不全でした。今回は心不全について少し説明をしましょう。 心臓の機能が、何らかの原因で障害された状態を「心不全」といいます。つまり、ある特定の病名を指すのではありません。日本循環器学会等による一般向けの定義としては、「心臓が悪いために息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり生命を縮める病気」とあります。 その内、「急性心不全」とは、全身に血液を送り出す心臓の機能が急激に低下してしまう病態です。心筋梗塞や致死性の不整脈の先にある病態といってもいいでしょう。一方、「慢性心不全」とは高血圧、糖尿病、慢性腎臓病などの生活習慣病が進行した結果、心機能が慢性的に低下している状態をいいます。
二つは違う病態かといえばそうではなく、慢性心不全の人が急激に悪化して急性心不全で亡くなることもあります。動くとすぐに息切れがある、食欲もなくなった、運動機能が落ちた、下腿の浮腫やむくみがあり短期間に体重が増えたなどの症状があれば、すぐに循環器の専門医を受診して下さい。
ピンさんは、常にエネルギッシュで、見るからに血圧の高そうな人でした。印象に残っているのは1977年、日本赤軍が日航機をハイジャックしたダッカ事件のこと。政府派遣団として犯人側との交渉役であったピンさんは、自分が人質になると申し出たのです。交渉はうまくいきませんでしたが、命を賭ける覚悟で臨んだピンさんの姿は、今でも脳裏に焼き付いています。歯に衣着せぬ発言も多く、様々な評価がある政治家でしょうが、最後までギラギラ熱く生きた人であることは間違いありません。
日本人は、毎日、約4000人弱の人が亡くなっている。
コロナばかりが病気じゃない。
というか、コロナは死因の10位にも入らない超マイナー死因。
コロナはまた増えているのは確かだけど、
それがどうした。ほとんどが軽症である。
イベルの出番もほとんどない。
コロナがどうしたの?
患者さんにはそんな事は言わないが。
いちいち数えてテレビが誇大報道しては
情報弱者をまたまた、殺している。
いつまでこんなことやるの???
もう、数えるのをやめよう。
もう、報じるのをやめよう。
もう、怖がるのをやめよう。
みんなの力で、こんなバカげた騒ぎを終わらせよう。
風邪に怯えて、ただでさえ短い貴重な人生を無駄に失うのは、もうやめよう。
PS)
長尾チャンネル #006_
ステイホームで高齢者の認知機能低下...どうしてくれるんだ!? →こちら
「ひとりも、死なせへん2」が、アマゾンの医学部門1位に。
たった1日で、1位って凄い。
ちょっと感動。
皆様のお陰です。
感謝申し上げます。
どうせなら、「総合1位」にして欲しい。
それを持って、「ハイ終了!」となれたら。
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この記事へのコメント
こんにちは。
去年、衆議院選挙の時、れいわの応援に石井一氏が見え「2枚目にれいわと書いて下さい」と言われた。
山本太郎は、大先輩から教育的指導。
何故、れいわの応援演説に見えたのか?と思っていましたら、石井一氏は、れいわの応援演説で「この辻っちゆうのは、私の親友ですよ。国会議員としても一流、弁護士でも一流。で、僕は今度、驚いたんよ。『お前なんでれいわで出んねん?』言うたら『山本太郎っちゅうのが、大した男やから、この国を変えてくれる』って、それで今日見に来た。かなりええ、かなりええ政治家や。今あんまり国会には、こんなんおらんよ。」
辻恵は「2003年初当選以来、なにかと面倒を見て頂いた。昨年2021年、衆議院選、参議院選で5回以上応援演説をして下さった。5月7日の東京市ヶ谷が最後になった。」と言っています。
石井一氏が、倒れたのが、6月4日。入院後帰らぬ人になった。
石井一氏は、元東大阪市議会議員だった木村正治氏の将来性を見いだし、目をかけ続けました。
優れた政治家を発掘する鋭い眼力の持ち主でした。
そして、その政治家をずっと変わらず、気にかけてきました。
御高齢でしたので仕方ないですが、今の変な世の中だからこそ、とても、惜しまれます。
石井一氏は、田中角栄首相の秘書として間近で支えてきた七奉行の1人。
田中角栄氏が、ロッキードに巻き込まれた時や小沢一郎氏が冤罪の時も見捨てなかった。
Posted by 三毛猫 at 2022年07月02日 03:05 | 返信
先生 今日は!
まだ一歩も外には出ていませんベランダだけ・・今日の記事最後までちゃんと読みました。
笑うセールスマン観てました喪黒福造・・関本先生のお話。河村アナの事、実況中継は本当に実況者による・・本間にそうです。
あるオリンピックのマラソンの状況者女のマラソンメダリスト・・めっちゃくちゃ悪いが下手で聞くに堪えず・・テレビ観ながらラジオを聴きました・・本当に言葉が喋れないのです。
箱根駅伝は何十年も観ていますから実況の大切さが本当に分かります、優しい声の方でした・・。まだお若いのに悲しいです。
先生が今日書かれた方々殆ど知っています。‥私の田舎は祖母の時にはまだ土葬でした、今は火葬になり母は暑いから嫌やてイッツているらしいです。
アマゾン総合一位ですか・・楽しみだなぁ~。
今朝NHKの政見放送聴いていました・・自民党の時には聞きたくないからチャンネルを変えました、もちろん吉村さんや松井さんの時も。
Posted by 長尾先生大好き。 at 2022年07月02日 03:24 | 返信
コロナはほぼほぼ収束したと思っています。春先から皆さん外にでていったり、旅行したり、じゃんじゃんお金使いつつありますよ。
意識は外に向いています。でもだからといって少数派に危機的なコロナであることは変わらないと思ってます。その意識をなくすとリスクが高い少数派への配慮がなくなるのではないでしょうか?
猛暑で換気も少なくなり建物内にこもる、これが一番の要因ではないかと思っています。冬と同じ。
>僕は、自他ともに認める「よく触る医者」。変な意味ではありません。患者さんのことを触るのが好きなのです。
最近本当に良いお医者さんって少ないと感じます。なぜ丁寧にみてくれないの?
よくグーグルの評価なんかもみますけれど。いってもみてもうーん?と思うことも多く、良いお医者さん
増えてほしいですね。
よく触るお医者さん理想的です。触らないとわからないこと多いと思います。多くの疾患で思います。
触る具体的にどう?少し興味があります。よろしければ、今度の記事で聞かせてください。
Posted by 匿名 at 2022年07月02日 03:46 | 返信
長尾先生に記事のテーマで希望を書いてもよろしいですか?
胃ろうについてです。実は身内で、入院している高齢者がいるのですが、
主の病気があり、認知症もあり、食事のことで胃ろうの選択肢をせまられています。
メリットとリスクを調べてはみたものの、今の現状の医療の世界ではどうなのでしょうか?
宜しければ、先生の豊富な知識と現場のみてきた様々から選択する際の重要事項について聞きたいです。
本人は、退院して自宅に戻りたいようですが、介護のきつさで持ちこたえられないレベルであり、
寝たきりではないもののかなり広範囲で様々なことが自分でできません。当然歩くこともです。
会話も意思疎通が厳しい部分も多く、調子がいいときは幾分反応もいいですが、一般的な
頭がはっきりしたちゃんとした会話は不可能です。電話で多少は話せなくはないですが、病院の
看護師さんの補助で出たりかけたりといった感じです。
リビングウイルという記事も何度もでていますが、それ以前の問題です。これができるのは、
本当にごく軽度の認知症でなければ難しいのではないでしょうか?電話でなんとかそのときに
相手が誰か名前がでれば御の字という状態です。
ですので、ちょっと色々状況を書いてしまいましたが、そのような方も他にもいるのではないかと
思い、少しでも参考にしたいのでご多忙かと思いますが、記事作成の際にテーマに選んでいただけると有難いです。
Posted by 匿名 at 2022年07月02日 03:58 | 返信
長尾先生の考えと違う部分(具体的に言えば私は3回接種した)もあるのに、何故コメントを続けるのか、考えてみました。
一つには、ワクチン推進派反対派などという分類をぶち壊したいという気持ちもあるということです。
私がこのコメント欄に「自分も家族も3回打っています」と書くことの居心地の悪さ、空気感はなんでしょう。まるで隠れキリシタンのようにそーっと書く感じ。自分でよく調べて選択したんだからもっと堂々としたって良さそうだけどできない。
読者の方は「長尾先生はこのワクチンは百害あって一利なし、3回目なんてあり得ないとおっしゃってるのに読者でありながら何たること?」と思っているでしょうし、それは無理からぬことだと思います。
私がこの空気感を、ネット上ではなくリアルな世界の空気感なんだなと考えます。
知り合いが何人も集まっている中で、自分以外の全員が打ってて3回目いつ打つの?なんて話をしている。「自分にワクチンの話振られたらどうしよう。早く話題変わらないかな」と思ったり、自分は打たないと言った時の相手の表情が怖かったりする。悪いことは全然何もしてないんだけど、肩身がものすごく狭い。
そういうことなんだなと自分でコメントによって疑似体験できただけでも、無駄なことではないと思いました。
「私はワクチン打たないんだ」「へーそうなの?私は打ったんだ」って、まるで朝にご飯を食べるかパンを食べるかくらいの軽さになってほしいなと思いました。
そのためにはワクチンが赤ちゃんでも打ってる他のワクチンのように副反応が少ないものになるのが不可欠だと思いますが。
今はとても重いでしょう?家族全員がワクチンを打つかまたは全員が打たないで一致してるなら問題ないですが、家族の誰かが打たないで誰かが打つなんてケースはお互いにモヤモヤしていることが多いと思います。
お互いにあなたはそっち側の人だと言って溝が埋まるはずもないのです。考えてみれば、1種類のワクチンについて打った打たないということはその人のアイデンティティにおいてはほんのちょっとの部分しか占めません(ワクチンで大きな副反応が出た人に心を寄せるというのは別問題として)
例えばインフルエンザワクチンを打った人が打たない人を変わり者扱いしたりその逆があったでしょうか。
長尾先生だってそうです。ワクチンに対する考えが医師の中では少数派だというだけで、トンデモ医師扱いして攻撃する人すらいます。でも、長尾先生のコロナやワクチン関係以外の長年医師としてやってきた功績はとても大きいわけです。そのことまで否定されるのはおかしなことです。長尾先生自身もお仕事に関してはコロナ禍前の平常運転に戻りたいと思ってらっしゃいますね。
長尾先生はワクチンに関しては去年の夏頃は賛成でも反対でもない中庸だとおっしゃっていました。私はそれを長尾派だと思っていました。ワクチン反対宣言したって長尾派だと思っています。
同じように私もたった一つの問題の是非で分類されるのは好きではありません。
ワクチン反対の人は、コロナ後遺症のことは軽く考えている人が多く、ワクチン後遺症(CVS)のことにはものすごく心を痛めています。逆にワクチン賛成の人はコロナ後遺症を大変だと思っていて、ワクチン後遺症のことをないものと思っている人も多いです。
そんな傾向もぶち壊したいのです。特に一般の医師のCVSの無理解はひどいですから。
私の信頼する開業医の先生方は、ワクチンを推進していますが、「ワクチン後遺症はある」「ワクチン後遺症は適切な治療をすれば良くなる」「検査で異常ないからワクチン後遺症はない、精神科に行けというのは医師としてあるまじき行為」とはっきり言っています。
私は多数のワクチン推進している医師たちにも、CVS治療、研究に尽力してもらわないとどうしようもないと考えています。
他にもワクチン自体の改善を進めるなど溝を埋める方法はあると思います。
長くなりまして申し訳ありません。
Posted by じゅん at 2022年07月02日 05:06 | 返信
昭和33年生まれ満64歳で6月30日にお誕生日、戌年なのが先生のイメージにぴったり。
先生は、猫のイメージではないとは思っていました。
1958年生まれには陣内孝則、高橋ジョージ、マドンナ!もいました。
蟹座なところも先生のイメージとあっていました。
ウクライナのことまだまだ気にされてるのですね。動画コメでは色々いう人もいますが、
良心に沿って考えたら全然おかしくないと思うので、
個人的には、ロシアの物質的武器による物価の上昇。これからも止まらないと思うと日本も対岸の岸ではないのですよね。永世中立国。理想です。6月30日の動画の先生のお考えが垣間見れてよかったです。
夏バテ無関係の先生!こちら夏バテ気味です。
Posted by 匿名 at 2022年07月02日 06:24 | 返信
皆様のご冥福をお祈りいたします。昭和世代の有名な人が亡くなられていくと寂しいです。渡辺さんは水戸の方で、色々と思いました。火事場の馬鹿力的な熱さのCMが好きでした。肉体疲労の栄養回復がリポDの売りで、普段よりキツイ作業したときのカンフル的な飲み物だと思っていましたが、今のCMはポカリのCMのように爽やかなCMに変わってしまいました。あの昭和らしいガッツ感じるCMもよかったのに残念です。先生の報道へ憤りについて、一つ気になることがあり、長文になりますがお許しください。
経済界と、さる党首が成長戦略として推してるのが実は医療。
>「医療ツーリズム」訪日客に先端医療を有料で提供。日本の先進医療は海外からも求められている。海外の富裕層は相当な額を払って治療するため、病院にとってプラス。その人たちは1人で来るわけではなく家族と一緒に長期滞在する。ライフサイエンス・ウェルネスの分野をしっかりと産業として柱立てしていくべき。<
ワクチンを普通に促すのはともかく「インセンティブ」つけてや、旅行会社の国内の近隣の日帰りでの移動の条件にも絡めるところが違和感消えず「打ったらいくらお得の金儲け主義」や医療倫理の崩壊を心配しました。どうして報道はこんなおかしなことを…と思うと何だかのロビー活動としか浮かびませんでした。だから何気に露骨に医療を絡める、この「医療ツーリズム」を成長戦略に上がってるのには悶々は残りました。
東京では先週から1.5倍の感染者増で、数日前から各地40度近い夏場で、高温多湿なのに、室内で感染してるのかは分かりませんが、素人が知ってる限りのウイルスの特徴として違和感です。食中毒ならともかく、それほど強いウイルスなら抵抗力弱い私が、コロナ前より逆に感染もしていず、風邪でも寝込んでいない事実が、この夏場でも感染広げる強いウイルスなら感染してそうなのにとお蔭様はあっても疑問はやはり残ります。また「噂」にすぎないが、参院選前は感染者あがるだろうという噂があって、今更とはいえ、五輪前も変に感染者増加したので、どこか八百長かんじ、当時はTVキャスターさえ、はっきりと、そりゃ、こんな急に感染者増えたら、誰もがおかしいと思いますよねと伝えていたので、視聴者からも問い合わせ多かったのではないか?と憶測します。皮肉ですが政治的なイベント前に感染力強め増える、人の忖度をよく理解してる賢いウイルスなのかなと思います。もちろん原因は伝えていたように、換気をしないクーラーかかった室内にいるからかもしれないですけど、どこか変な憶測はしてしまいます。
Posted by 心の中の応援者 at 2022年07月02日 07:03 | 返信
長尾先生こんばんは
暑い…
こういう日はすいかがおいしいですね♪
先生の新刊が売れるのはわかる気がします
コロナ禍で何が起きていたか、
振り返る資料が本当にないんだと思います。
本の存在自体が貴重な記録だし、
買って手元に持っておきたい気持ち、わかります。
先生はお人柄がいいですしね♪
私は先週も今週も田んぼの草刈りでちょっとバテ気味です…
なんか、わけもなくすごく不安な気持ちを抱えたまま過ごしてるんですけど、
先生、これは更年期とかも関係ありますかね?
なんだか不安で、選挙も結果が出てしまうのが、怖いです。
自分でもよくないなぁ…とわかってるんですけど、
うまく気分転換できないでいます。
映画に行ったり、ケーキを食べに行ったりもしてるし、
植物の育て方もわかってきたし、面白いドラマも見つけたのに
なんでかな(笑)
ちなみに、歯医者さんはまだ行ってないです(笑)
暗いニュースばかり見過ぎなのかもしれないですね
ちょっと控えてみます
雨で少し涼しくなりますように
先生の患者さんが熱中症になりませんように♪
Posted by こやま at 2022年07月02日 07:34 | 返信
長尾先生
北里大学大村智研究所の
研究員 楽しみですね。
以前のコロナチャンネルで
時間さえあったら
イベルメクチンの研究したいと
おっしゃってましたね。
Posted by 長尾先生が大好き at 2022年07月02日 08:00 | 返信
「ドクター和の臨終図鑑」ならでは。
その1「墓」談議。
よわい80に到達する前に、生まれた土地の見知らぬ方のお世話で「墓終い」していただいた。1か月後に豪雨で墓があった崖地が崩壊したとか。「骨は拾わず火葬場で産業廃棄物にしてほしい」と部屋のドアに貼っている。
その2「握力」談議。
いつの頃からか、ペットボトルが開けづらくなった。左右のてのひらを反対側に回したりゴム輪を巻いたりしていた。脳梗塞の前触れだったかもしれない。「ふた」を回せないということは、指周りだけの筋力の問題ではない。前腕から背筋まで、指関節から肩甲骨までが連動していることを知らされた。
今夕、わがまちかどスワイショウに最近参加されている方から、「ペットボトルが開けられるようになった」とお聞きした。
左手小指から右足小指まで・右手小指から左足小指まで、筋膜を螺旋的に・滑らかに動かしてゆく「平円・双龍スワイショウ」の成果ありと、うれしくなった。
このスワイショウ、右手親指から左足親指まで・左手親指から右足
親指まで、というふたパターンあるという、優れモノ。
「握力」については、体操選手の場合、後期高齢者並みでないといけない、と聞いたことがある。老人諸君! 握力の弱さを嘆くことなかれ! ものは使いようなのだ。
Posted by 鍵山いさお at 2022年07月02日 08:22 | 返信
こんにちは。
かかりつけ医がいるのといないのとで、警察の
対応が異なるのは、実体験があります。いい気持ちは
しませんでした。その時のお巡りさんは、配慮のある
方でしたが。
コロナ対応も大事でしょうが、この世と別れる準備は
もっと大事ですね。
では。
Posted by たまねこ53号 at 2022年07月02日 08:34 | 返信
長尾先生、お疲れ様です。
私は思います。上島竜兵氏は「コロナ禍」じゃなくても自殺しただろうか?
結構、キス芸でも、キレ芸でも、表情を全部見せて「濃厚接触」する体の芸風だったと思います。かなり制約があったのでは無いかと思います。また、イベント事もまだ「自粛」感が抜けませんよね。結局、そんな社会で「出番が無くなった」事も大きいと思うのです。
結局、医師会選挙と参院選が終わってそれからという事でしょう。だから岸田首相は「現実的ではない」と言うのでしょう。「世界的パンデミック」?エリザベス女王の「プラチナ・ジュビリー」のイギリス市民を見る限り海外では「コロナ禍」は終わっています。
日本は「ファクターⅩ」があると言われていましたが、そこまで被害が少なくても未だに「コロナ怖い」から抜け出せない。世界一怖がっているのです。日本”だけ”が「世界的パンデミック」のままなのです。
最近、マスクを着けるのがバカバカしくてたまりません。根拠のない「臆病」が一番の罪悪なのです。「臆病」は差別を生み、偏見を生みます。それが過剰対策を「過剰だ」と正しく評価させないのです。汗まみれ、唾まみれ、のマスクを暑い中着けて熱中症になっても誰も責任は取らないのです。コロナ禍などさっさと終えるべきです。
Posted by グッビオのオオカミ at 2022年07月02日 10:53 | 返信
>ワクチン反対の人は、コロナ後遺症のことは軽く考えている人が多く、ワクチン後遺症(CVS)のことにはものすごく心を痛めています。
>逆にワクチン賛成の人はコロナ後遺症を大変だと思っていて、ワクチン後遺症のことをないものと思っている人も多いです。
>そんな傾向もぶち壊したいのです。特に一般の医師のCVSの無理解はひどいですから。
うんうん。そんなことばっかりだねぇ。両極端だよね。どちらにもバランス感覚を失って
ない人もいないこともないんだけどね。どちら側も目立つなのは極端な人ばかり。
医者にしても一般庶民にしてもどっちも軽視しないバランス取れた人が増えてほしーです。
Posted by 匿名 at 2022年07月02日 11:08 | 返信
敬愛する長尾先生
笑うせぇるすまん懐かしいです。子供ながらに人間の闇を知ったような、、いつもドキドキしながら見てた気がいたします。先生、セリフ全部覚えてるなんてすごいですね。うろ覚えですが、ダーっ!!とか喪黒福造さん叫んでましたよね??その瞬間が一番ワクワクしたような記憶があります。先生の本が、総合1位になって真実に目覚めるひとが増えることを祈ります。多忙な中、真実を残すため、国民を救うために書いてくださりありがとうございます。沢山の死と向き合ってきた先生だからこそ、命の大切さを語れるのだと思います。随分前から今日何人コロナとかチェックさえしてません。周りを見ると、ゴホゴホ、鼻水しゅんしゅん、みんなコロちゃん?。いや、3年前までは風邪といってたやつ。。あぁ、元通り。と思うのですが、テレビがなかなか終わらせてくれないんでしょうね。先生、イベちゃん研究員になられたのですか!!先生のその素晴らしい頭脳で是非イベちゃんの可能性更に追求していただきたいです!素晴らしいことですね!!やっぱり先生はただもんじゃないなぁ。応援してます!!先生の本が、総合1位でみんなが目覚めてみんなで終わらせられますようにエイエイオー!!
Posted by ぽん吉 at 2022年07月03日 03:21 | 返信
長尾先生
楽しくブログ拝読しています。
私は61才で、永年外科医(現在、地方の急性期病院)をやっております。
ただし、還暦を過ぎてから、精神的・身体的にガタ―とモチベが落ちています。
そんな中、僻地医療の院長オファーがあり、外科医から、外科医を長年やってきた知識と経験を生かした
プライマリケア医として、チャレンジしてみようかと思っています。
環境の変化は、功罪があるかと思いますが、65歳定年を待っても、その先の就労先は???が根拠です。
長尾先生の見解を伺えれば幸いです。
The 勤務医
Posted by The 勤務医 at 2022年07月03日 06:56 | 返信
長尾先生、お疲れ様です。
死もその人個人の存在であって、生と同じく死も十人十色の幕閉じの表現だとは思います。
死を単一色に捉えて横並びに一緒と思う必要はないし、「自分らしく死のう」と感じられる感性を育てることも必要なのかも。
だから、「自分らしさ」って何?という壁にぶつかりがちですが、いつでも訪れる可能性はあるから、今の自分のまま個性に沿って終わりを表現する。…というのは生きることと同じくらい大切で、自分を肯定して豊かに生き切る前提にもなりそう。
「死」と書かれた漆黒色の帳の向こうに、自分らしさの自由が隠されて、恐怖で怯えて足がすくみ、中々向こう側を捲る事が出来ないまま、思わされたように終わっていく事もある。
生き方の自由と同じ様に、死に方の自由もあって良いのだと、そんな話題を日常的に軽やかに話せたら良いと感じます。
記事全て読んでいますが、今回はざっくりとした感想でごめんなさい。
そういえば、最近カラオケで歌う様になったせいか、相手が歌えなければ図太く歌って聞かせる様になって、そしたら大喜びされた上に「また来てよ、寂しいから」と言われます…。アラ~ コッチガウケガイイ…
すご〜く下手なりに新しい事を初めてみても、良いことも起こるのですね。
先生の影響では、無いと思います(笑)
長尾クリニック27周年記念、おめでとうございます♪
楽しいお時間を過ごされている事を、願って。
今日も、お疲れ様です。
Posted by 白夢 at 2022年07月10日 01:01 | 返信
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