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福島県いわき市はACP(人生会議)の先進地
2023年09月17日(日)
東京・いわき間は、東京・大阪間と同じ時間。
でも料金は2倍以上安い。常磐線だからだね。
今、いわきは、「ACP(人生会議)」の先進地。
常磐線はJR東日本。
生まれて初めての「ひたち号」だ。
JR東海や西日本とはかなり趣が違っていた。
まず、東京駅から乗ろうとしたら普通席もグリーン車も満席だった。
特急券は東京駅8番ホームの5号車付近でしか買えない?
使えないクレジットカードがあり、困った。
「ひたち」は東京駅発ではなく品川駅発なのね。
知らんかった。品川から東京駅まで山手線で来たのに損した。
自由席は無くて、指定席のみ。
満席でも特急券は買わないといけない。
赤色ランプが点灯している座席は指定が無い人が座ってもいい席と。
黄色は「もうすぐ誰か乘ってくるから立てよ」で、緑は「誰かのモノ」
うーん、初めて見た。
最初は慣れない。
僕は乘るだけ乘って、若ものたちと一緒にデッキにずっと立っていた。
2時間半は老人にはチトきついなあ、なんて思いながら。
水戸までは、見渡すとすべての席が「緑色ランプ」で満席だった。
でも水戸でかなり降りて赤色ランプの席が出たのでそこに座った。
やれやれ、と新幹線WiFIを入れるといろんな宣伝が出てきた。
JR東海とはかなり趣が違い、WiFiのHPだけでも楽しめそう。
いわきに来たのは2回目。
東日本大震災の直後、偶然に長尾クリニックの傍に避難された
小名浜の新妻さん夫妻を3ケ月ほど、在宅で診たことがあった。
その2,3年後、小名浜の家を津波で流され仮設のマンションに
帰られた新妻さんご夫妻を見舞うためいわきに立ち寄って以来だ。
前置きが長くなった。
結論から言えば、
いわき市の在宅医療、看取り、人生会議、地域包括ケアに
かける想いは、コロナの後、おそらく日本最高峰だと思う。
コロナですっかり忘れてしまった感のある、
・人生会議(ACP)
・看取り
・認知症啓発
などに、多職種や行政や住民挙げて、熱心に取り組んでいる。
子供食堂、地域食堂などの草の根運動にも一生懸命。
医師会も病院も在宅看取りに積極的で驚いた。
僕は、映画「痛くない死に方」の上映前挨拶で90分話したけども、
会場入りしてから、多くのスタッフが笑顔で嬉々として働いていた。
僕は大学5年生の1年間は、茨城県土浦市にある
茨城医療センターの宿舎に居たので常磐線は知っている。
でも茨城県は関東だけど、いわき市は東北地方。
9月後半の東北の割には、大阪と同じくらい暑かった。
今日は、トンボ帰りで申し訳けなかったけども、
またいつか、いわき市に遊びに来たいと思った。
いわき市民の皆さま、行政や多職種の皆さま、
お世話になり、ありがとうございました!!!
PS)
明日9月18日(月曜日)20~22時の
第22回長尾チャンネルは以下でやります。
「コロナワクチンとHPVワクチン問題の本質」→こちら
天動説と地動説を検証します。
コロナワクチンとHPVワクチン被害をまとめます。
2時間の長い独演会です。
これまで誰も言っていないことを沢山言うつもりです。
よかったら観てください。
前半は無料です。
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この記事へのコメント
いわき市での、映画”痛くない死に方”の上映前の90分にわたる長尾先生のお話を生で聞かせていただきました。その人らしい最期を枯れるように亡くなっていくためにはどうすればよいかという内容でした。とても解かりやすくて必要なこと全てが網羅されていたと思います、そして映画ではその極意が熱く心に染み入りました。これからの未来を担う全ての研修医の皆さんに是非とも長尾先生の講義とセットで観てもらいたいと強く思いました。90分のために丸一日をかけて来ていただきましたこと、本当にお疲れ様でした、感謝します。90分だけど濃厚で貴重でした。長尾先生に直接ひと言お礼が言いたかったのに叶わず残念、なのでで、コメントさせていただきました。
Posted by 匿名 at 2023年09月18日 05:36 | 返信
いわき市の在宅医療、地域包括ケアが日本一…って凄いですね。いわきに東京方面から移り住まれた方を知っていますが、その方の印象は余り良くないみたいだったので意外でした。(いわき市の皆様失礼)
私は在宅医療って身内がお世話になるまで知らなかったんですけど、昔に比べて今はかなりのことが可能になっているのに驚いております。
在宅医療、認知症対応デイケア、ヘルパー派遣などのおかげで入院や施設入所をしなくても住み慣れた自宅で過ごせる、特に独り暮らしで身寄りが近くに居ない人にとってこれほど有り難いことはないと思うんです。住み慣れた自宅を泣く泣く離れることは、人生の最後の幸せであるべき時に、酷過ぎないでしょうか。
叔母の、私はここでずっとおることにしたんやから…という一言が忘れられないです。
自治体をあげて取り組む事が出来る自治体、出来ない自治体の差はどこから来るのでしょう。いわき市をモデルにして介護福祉関係の学会やメディアで取り上げ、日本の在宅医療、高齢者福祉を牽引する自治体としてスポットを当てていただきたいです。
Posted by Yoko Oda Thapa at 2023年09月18日 10:23 | 返信
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