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HPV薬害訴訟の行方
2023年10月01日(日)
HPV薬害訴訟は全国四地裁で7年目に入った。
明日は、福岡地裁であるけど、日本の未来を
占うこの重要な裁判の行方に注目して欲しい。
月刊公論11月号に書いたばかり。
月刊公論2023年11月号
HPVワクチン薬害訴訟の行方
日本の存亡がかかっている →
接種勧奨再開で被害者急増
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は2009年に日本で承認された。2010年から積極的接種勧奨が始まり、2013年4月から定期接種が開始された。しかし、体の広範囲が痛むなどの「多様な症状」の訴えが相次いだため、定期接種の位置付けは維持する一方、同年6月に積極的推奨は中止された。一方、重篤な健康被害を受けた被害者たちは2016年7月に国と企業を被告として四地裁(東京、名古屋、大阪、福岡)で一斉提訴した。この集団訴訟は現在も係争中である。
そんななかにも関わらず2022年4月から接種勧奨が再開するよう全国の自治体に通達が出た。まだ裁判の結論が出ていない中での再開だ。 そもそもワクチンの有効性はメリットとデメリットの天秤で評価される。しかしデメリットに関する評価が定まらない中で誰がどんなプロセスで再開したのだろうか。案の定、再開後、健康被害の届け出は約10倍に増えている。
一方、子宮頚がん予防というメリットに関しても否定的な意見が多くあり予防効果や効果の持続期間はいまだ不明である。すなわりメリット・デメリット論が検証されない中の強引な接種再開には大きな疑問がある。
一方、新型コロナワクチンによる健康被害も同様だ。死亡者は2000人を超えた。4420万円の補償金の認定者が200人を超える中、安全性が担保されていると到底言えない。このワクチンの効果は感染予防から重症化予防に変わったが、「打てば打つほど感染する」とか「打てば打つほど死亡率が上がる」という不都合な事実が続々と明らかになってきている。百害あって一利なし、という評価も出ている。しかしメデイアは一切報道しない。
健康被害救済制度に認定された被害者は4000人を超え、一部には国を相手にした訴訟も始まっている中、9月21日から第七回目接種としてXBB対応ワクチンの接種が始まった。打つ理由がまだよく分かっていないこの二つのワクチンを現在進行形で打っているわけだが、議論をする場が全くない状況は異常である。
判決は2030年ごろ
2016年から四地裁で始まったHPVワクチン健康被害訴訟はコロナ禍をはさみ7年目に突入した。被害者の少女たちはもう20代後半になってきている。2026年頃に一審判決が出て、もしも最高裁まで持ち越されるとして最終判決は2030年ごろになりそうだという。
14年はかかりすぎではないか。2014年あたりから健康被害が明らかになったので、被害者は15年以上苦しみながら司法判断を待つことになるが、長すぎる。ちなみに1968年に始まった水俣病裁判は現在も続いているが時間がかかりすぎだ。
筆者は、東京、大阪、福岡地裁などで裁判の傍聴を続けているが、実にまどろっこしい。毎回原告側の素晴らしい証言者が出てきて非常に勉強になるが、反対尋問は被告製薬会社が3社いるため1回の主尋問に対して3回かかる。もう少し短縮できないのか。また傍聴するには抽選の倍率が高くせっかく裁判所に来ても法廷を傍聴できない人が沢山いる。もちろんライブビューイングなどない。
一般に法廷は録音・録画もパソコン使用も禁止されている。しかし、薬害の集団訴訟は全国民に影響する課題として社会的意義が極めて高いので、せめて録音して裁判内容だけでも公開すべきだと思う。
ちなみに国会は各委員会を含めすべての記録が公開されている。日本の裁判所のルールは旧態依然としたままだが、国民の知る利益を逸していると感じる。これは司法独自のルールとのことなので改革を強く求めたい。
薬害が繰り返されているが、再発防止のためには医学や看護教育において薬害裁判の経緯を公開し議論することが大切だと思う。法廷の密室性が繰り返される薬害の原因ではないかと思うくらい法廷は閉鎖的だ。司法改革を促したい。
病態解明と治療法の開発
法廷では日本を代表する学者らが証人台に立ち、ワクチンによる健康被害が起きるメカニズムや接種との因果関係を詳細に解説する。それは医学部での講義よりもはるかに高度なのに録画できないことを毎回残念に思う。
薬害裁判では常に「因果関係」が争点になる。死亡例では時間的近接性が重視されるが、後遺症はメカニズムの合理性や統計学的解析が重要だ。その時代の最高レベルの医学的知見で争われる。しかし被害者が求めているのは謝罪や経済的補償だけでなない。元の体に戻して欲しい、つまり治して欲しい、と強く願っている。
しかし薬害患者の治療法の開発には国は力を入れていない。HPVワクチン健康被害には名ばかりの拠点病院を指定しているが実態は精神科に紹介状を書く程度である。実働している拠点病院は、2,3だという。
薬害の再発防止は当然だけど、今苦しんでいる被害者を治さないといけない。多彩な症状のメカニズムを解明して病態生理的に合理性のある治療法を開発するのは国の責務である。
つまり薬害被害者を早期に診断・認定・治療するシステムを構築しないといけない。「国立薬害研究センター」の設立を強く求める。文科省が定めた医学教育プログラムには「薬害」が盛り込まれつつあるがまだ不十分である。
日本の薬害は製薬会社が大きく関与している。医療界や医学会は繰り返される"ショックドクトリン"に気が付かないといけない。最後にHPVワクチンや新型コロナワクチンは、出生率の低下に拍車をかけることは間違いない。すなわち、日本の存亡がかかった課題だと認識している。
ーーーーーーーーーーー
PS)
今日は博多に前泊して
明日は福岡地裁に行く。
夜は、リチャードコシミズさんとの共演。
是非、楽しんでください。→こちら
今日から10月、ですね。
いい季節なので、楽しみましょうね。
松山ライブのセットリストが決まった。
とにかく「リラックス」を意識してやる。
いつも力みすぎ、だもんね。
愛媛県の人、よろしければ僕のライブに。→こちら
18:30 STARTです。
当日、フラッと来ても入れます。
空海さんの聖地・四国での初ライブ、楽しみです。
名ピアニスト、バンマスの名倉学さんと一緒です。
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この記事へのコメント
お疲れ様です。
以前何度かコメントさせていただきましたが、フーテン医者になってからは初コメです!
明日の夜は、リチャードコシミズさんとの共演って本当なんですね☆
ずっと共演して欲しいと願っていたのでとっても楽しみです^^
数年前から考えるとまだ嘘みたいです。
リチャードコシミズさんの動画はだいぶ前から観ていました。
その後はコロナがきっかけで先生の動画や今ではニコ動やスペースを追っかけています。
フーテン医者になってからもやはりお忙しくされているみたいですね^^;
いつも貴重な情報をありがとうございます☆
悪戯のコメントではないと言う事でいつもアメブロのリンクをはり付けさせてもらってしました。
ところがある事がきっかけでアメブロに不具合(妨害?)が出てしまい放置しているのでXにしました。
ありとあらゆるワクチン...もううんざりですㅠ.ㅠ
Posted by みるく at 2023年10月01日 01:48 | 返信
twitterの「痴漢冤罪の刑事事件の恐怖」の話ですけど、講談社現代新書から「我が身を守る法律知識」という瀬木比呂志と言う東大法学部卒の弁護士が書いている本があります。
それによりますと、p93に「刑事事件の恐怖」の項目に(本当は恐ろしい日本の刑事司法システムp94)(二つの大きな問題p95)(痴漢冤罪とその具体的防止策p99)(身の覚えのない痴漢の疑いを掛けられたら!p102)(もしも逮捕されてしまったらp105)(普通の人でも起こしやすい刑事事件類型p108)(名誉棄損.侮辱については、背後にある問題も考える必要性p111)と詳しく長々と書いてあります。
要するに「痴漢だ」と濡れ衣を着たら、あわてずに車掌さんとかJRや、私鉄の勤務者を呼ぶ。それからその車掌さんに自分の名刺を渡して、こう言う者ですと名乗って連絡先を提示する。そして「急ぎますのでこれで失礼しますけれど、警察に訴えるならこちらも知り合いの弁護士を立てて説明します」と言ってその場を離れる~~と書いてあります。
こちらが公務員とか、医者とか大学教授とか見据えて「痴漢冤罪」と言い建ててお金をせびるグループが多くなっているそうです。私達女性から見ても「触ったくらいで何で警察なん?」と思うときもあるくらいです。
初めからあの会社の重役だから訴えてやろうという計画もあるかもしれません。
直ぐに車掌さん等関係者を呼んでもらうこと。スマフォ等で弁護士に連絡できるようにすること。名刺等身分を車掌に提示できることなど、準備していることが重要です。
女の訴えられる時代がくるかもしれません。「うちの夫と不倫してる!」とか訴えられるかも。
女性患者さんに「若先生と不倫しているんじゃないの?」と言われたことがあります。先生のお姉さんに相談したら「その患者さんはキリスト教の洗礼を受けているから私は正しいと言い張るので夫に不倫されていて、終いに全財産をやるから離婚してくれと言われて、財産をもらって離婚した人」と説明されました。それ以来「あんた近所の誰それと仲が良すぎる」と言われると「貴方は夫に浮気されているのね?」と言うと逃げて行きます。民民党に入党しているから私は正しいと言い張っています。女の人は単純です。
怖い時代です。
Posted by にゃんにゃん at 2023年10月01日 12:03 | 返信
コロナ禍とは何だったのか、横浜でのシンポジウム参加してきました。
接種後被害の方のお話で、薬害を二度と繰り返さないこと、
鳥集さん、ライターの中川淳一郎さん、児玉先生、ほか皆さん
この3年余りの対策への反省が必須であると訴えておられました。
ニャンコ先生が、発表した論文についてかいつまんでお話くださいました。
来年5月のパンデミック条約と世界保健規約の改定を目前に
ご自身の身を捨てて臨む必死さが痛ましく感じました。
最後、会場にはピアノがなかったので、ニャンコ先生が口笛で
♪アメージンググレースを披露してくださいました。
日本が亡くなってほしくないという思いがひしひしと伝わってきました(涙)
日本人の気づきが加速して一致団結する日が近づくことを願っています。
Posted by M@神奈川 at 2023年10月01日 10:57 | 返信
今晩は。
コロナワクチンだけでなく、HPVワクチンについても取り上げて下さり、感謝しております。
知るべき情報は、ことごとく消されたり、シャドーバンされています。
2016年3月16日のNews23で池田修一教授の研究結果が、紹介されていました。
マウスに、HPVワクチン(サーバリックス)、インフルワクチン、B型肝炎ワクチンを接種した場合、HPVワクチンを接種したマウスにだけが、脳に異常が見られました。
海馬に異常な抗体が沈着、足の裏の神経に異常が見られた。
記憶低下の有る患者33人中、8割が、同じ遺伝子型だった。
中国、日本等東アジアに多い遺伝子を持つ人達に現れ易い。
そういう事が、分かっているのに、政府は、イケイケドンドン。
HPVワクチンは、mRNAワクチンではないとされていますが、強烈なアジュバントにより、烈しい慢性炎症が、10年〜一生涯続く。
慢性炎症は、難病、奇病、難病の元。
誰か研究者の人達は、この猛毒ワクチンの事について、分かっている事を本にして貰えないですかね⁉︎
私、買いますよ!!
ネットの何処を探しても、知りたい情報は、無いです。
有るのは、打て打てドンドンばかり。
どうにか治してあげたい。
本当に可哀想、側で見てたらね。この辺は、竹藪ばかりですし、ド田舎だし。
抗酸化物質飲ませてますけど、デノソミンとか試したいんですけど、売ってません。
横田俊平先生や池田修一先生や高嶋博先生は、HPVワクチンの事を著書にして欲しいです。
福岡地裁に行かれるとの事ですが、九州も秋の風が涼しく、夜風は、寒く感じられる様になりました。
羽織物も必要かもしれません。
Posted by 三毛猫 at 2023年10月02日 12:45 | 返信
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