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皆に愛された「アホの坂田」さん

2024年02月02日(金)

皆に愛された「アホの坂田」さんが亡くなった。

なんか寂しいニュースばっかりで、嫌になるね。

「フーテン」でも「アホ」でもいいから愛されたい。

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「アホの坂田」こと芸人・坂田利夫さん 

結婚願望がなく、独身貫いた一生 

寛平さんご夫妻に看取られ...感謝の旅立ち 夕刊フジ →こちら




もう30年以上も昔ですが、人気番組『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)が、「アホ」と「バカ」の境界線はどこ? という調査をし、アホ・バカ分布図なるものを作って、大変話題になりました。  


大学時代を東京で過ごした僕ですが関西人なので無意識に「アホ」と「バカ」を使い分けています。 「アホ!」と言うときは、相手に対して親しみがあるとき。一方「バカ」と言うときは、無意識のうちに冷酷かつ相手を軽蔑したい気持ちもこめているのかもしれません。  


アホな人、というのは愛される人でもあります。自分を少し貶めて、相手を笑わせ楽しませることができるのは、賢い人。ただ相手を傷つけたり、侮辱することでしか笑いをとれない人は、頭が悪い人。ほんまのバカです。


関西でアホの第一人者といえばこの人、アホの坂田こと芸人の坂田利夫さん。12月29日に大阪市内で亡くなりました。享年82。死因は、老衰との発表です。 坂田さんは晩年、高齢者施設に入居していたとのこと。一生独身を貫いたことでも知られています。


「結婚して子供ができたら、アホの子と指さされるのが可哀そうだから」と語っていました。結婚できないのではなく、結婚願望がなかったようです。 しかし、「俺は結婚しない主義だ」と言って独身を謳歌していた男性が、歳をとってだんだん寂しくなり、突然結婚願望が沸き上がることもよくある話。 「誰も看取ってくれないのは寂しいから」という理由で、ええ歳をしてマッチングアプリで相手を探している人もいます。


しかし、結婚すれば平穏な最期を迎えられると考えるのがそもそも幻想です。  在宅医として、若い奥さんから介護虐待のような目にあっている夫を何人か見てきました。 「長尾先生、この人いつになったら死んでくれるの? 長生きさせんといてよ!」と真顔で言われたこともありました。臨終間際に、前妻の子と後妻が遺産争いを枕元でしていたこともありました。


独身で老後を迎えそうならば、無理に結婚するよりも、お金の貸し借りのない友達をたくさん作っておいたほうが、よほど幸せな最期を送れる可能性が高いでしょう。


坂田さんの最期は、ご親戚とともに吉本の後輩だった間寛平さんご夫妻が看取られたそうです。 間寛平さんは以前よりX(旧Twitter)で、坂田さんの施設に面会に行った日を写真とともに報告しておられました。どの写真も坂田さんは、とても嬉しそうな顔。


最後の投稿は11月27日。寝ている坂田さんに添い寝し、頭を撫でる寛平さんとの2ショットが優しく、微笑ましい。寛平さんに「あ~りが~とさ~ん」と言って楽しく旅立ったことでしょう。  



ーーーーーーーーーーーーーー




PS)

昨夜は大竹しのぶさんのトーク&ライブを

今度はビルボード大阪で観た。


凄かった。


何回観ても泣くし、歌も上手かった。


同じライブを複数回観ることは稀だけど、その価値はあった。


皆様も機会があれば大竹しのぶさんだけは観ておくべきだ。


現在、世界一の女優・エンターテナーだ。




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この記事へのコメント

享年82歳で、死因は老衰なんですね。よい最後だったのではないでしょうか。
ところでこちらの話は切ないですね。
>しかし、結婚すれば平穏な最期を迎えられると考えるのがそもそも幻想です。  

全く同感です。

>在宅医として、若い奥さんから介護虐待のような目にあっている夫を何人か見てきました。

介護虐待、具体的に何をされてるのを目撃したのでしょうか?
差し支えなければ実態を記事で書いてもらいたいです。

> 「長尾先生、この人いつになったら死んでくれるの? 長生きさせんといてよ!」と真顔で言われたこともありました。臨終間際に、前妻の子と後妻が遺産争いを枕元でしていたこともありました。

まるでドラマですね。

Posted by 匿名 at 2024年02月02日 12:01 | 返信

今晩は。
お笑い芸人が亡くなると寂しい気持ちになる。
日本が、政府旗振り下で、崩壊へ突き進んでいて、あちこちボロボロになってるのが、白日に晒されているからだろうね。
坂田利夫氏は、ストリップ劇場をこよなく愛し、吉本ストリップ劇場同好会の会長をしていた。
会員は、副会長のトミーズ健氏と2人。
ストリップ劇場と言えば、小学5年生の頃、妹と一緒に父母に連れられ、別府の北浜に泊まった事を思い出す。
生まれて初めて食べた温泉卵の美味しさに感動したのを覚えている。
布団の中で目をつむっていると、父親が、母を夜の街に誘っている。
「せっかく子供達を連れて来たのに…」と言う母の声も覚えている。
父母が、何処へ行ったのかは、次の日に知った。
ストリップ劇場という事だ。
当時は、政治が機能していた頃で、人々に娯楽が有った時代。
今は、国民を金づる、もっと酷い事に、搾り取るだけ搾り取った後は、実験用モルモットとして、メガファーマに売り飛ばしている。
かつて、ラスベガスやニューヨーク、マカオ等世界の主要な観光都市に根付く文化が、別府から無くなった。
踊子が、懸命に踊り、夫婦連れも楽しめるパリの高級劇場と同じ様な雰囲気を持ち初めていたという。
人気の雅麗華(みやびれいか)も来たのだろうか?
3歳から日舞を始め、ラスベガスで洋舞をレッスンしたという。
YouTubeでしか見た事は無いが、キレッキレッの踊りは、150㎝の身長を感じさせない素晴らしいものである。
坂田利夫氏とトミーズ健氏は、関西のストリップ劇場をこんぶ

Posted by 三毛猫 at 2024年02月02日 01:03 | 返信

坂田師匠のご冥福お祈りいたします。10年前は日曜日のお昼は新喜劇が定番でした。
ワンパターンでも、安定した安心する笑いというか、日曜はそれがなくちゃ感覚はありました。笑点も無くなれば特に毎回かかさず見るほど大好きでなくても寂しいだろうなと思います。
ショー的な派手さはそれほどなくても、日常の安心感。
昭和の大御所、お笑いの方のインタビューとか読むと哲学的というか仏教的というかの深みあるお話される方が多い印象でした。関東ではバカよりアホのほうが聞きなれないからカンにさわるのかと思ってました。九州の親戚もアホもたまに使ってましたが、金八先生も使ってた「なにいってるっちゃね。あのバカちんが」とかよく使ってました。バカちんなら角が余りたたなく可愛らしい表現に感じました。東京弁の方にはアホはかえってカチンとくるような気もするのですが、関西では、やはり慣れなのか、アホは天然、親しみイメージ。馬鹿はインテリでも、ケアレスミスとか仕事や公の場の態度の指摘でよく使われそうで、受容されてるより否定や指摘のイメージでグサっとくるのかなと思います。

ただ「老衰」という死因は近い年齢の母も、「82歳で老衰?老衰ってどんな死に方?」は首傾げてました。私も老衰という死因はあまりきいたことないので、眠るように。前の晩に普通に寝て朝おきないで静かにこときれてた理想な死に方のことかなと思いました。コロナ前ですが歌丸さんの訃報もショックでした。2018年に81歳でお亡くなりになり、歌丸さんは肺疾患だったようで、80代90代でも比較的に楽な死に方でも心筋梗塞とか何だかの死因はつけて発表されるものと思ってました。しかし死因として老衰は稀でも老衰はあるようです。
調べたら>老衰とは、年を取って亡くなることではなく、細胞や組織の能力が全体的に衰えて亡くなることをいいます。 すべての臓器の力がバランスを保ちながら、ゆっくり命が続かなくなるレベルまで低下していくので、患者さんはそれほど苦しくありません<
と出ましたので皆さんに愛され、安らかに天国に召されたのだろうと思います。年齢あまり関係なさそうで、別に今でもいい理想な死に方だと思いました。
家族でなくても最後を看取ってくれる人に囲まれての御臨終は、相続争い以外、家族いても孤独死より幸せな最後だと思います。

Posted by 心の中の応援者 at 2024年02月02日 11:17 | 返信

かずくん、お疲れ様です。


すみません…。何となく考える事も溜まっていたみたいで、ちょっとお休みしてしまいました。隙間時間に、何度か書きかけたのですけど、隙間時間の隙間が狭くて(笑)完成できずに終わる事、数回。
でも、ちょっと落ち着いたからまた戻していこう♪


「アホの坂田」さんは、さすがに私でも知っています。子どもでも、逆に子どもこそインパクトが強い、面白い威圧感の無い大人の人。もう80代だったのですね…。どこに行かれても、子どもの様に愛された存在だったのだろうなぁという気がします。

後輩の間寛平さん夫婦に看取られたとあるけれど、そういう家族の関係性を超えた絆の中で穏やかに旅立つ姿が、簡単そうで難しく、アホを演じる才能とよく通じている様な気がします。


人間って、多分とても難しいのは人を信頼する事で、大なり小なりなかなか他人に自分を委ねることは出来ないと思う。でも「アホ」という形で観客に自分を預けて楽しませる才能って、それだけ人を信頼する気持ちがあったのかな…とも思う。

昔、ピエロが何故か大好きで集めてしまうという年上の女性の方がいて、その人自身は凄く賢くて周りにも認められている人だったけれど、自宅にたくさんのピエロ人形が置かれていて、不思議だけど何故かよく似合っていました。
私は人形自体、目が苦手だから置いたりしないけれど、笑われる人の悲しさを感じて大好きだって言っていた。
それで、逆にこういう素敵な人に好かれるのだったら良いなぁ〜、なんて本気で思っていました(笑)


演劇もほとんど観たたことは無いけれど、俳優さんの本の朗読の動画は素晴らしいなって思うから、超一流の大竹しのぶさんのトーク&ライブは、自分には恐らく刺激が強すぎるのかな。

海で遮断されててよかった。。フラフラと「行ってみようかな〜」と言いながら、行きそうになる所が自分でも笑えます。でも、大竹しのぶさんでなくても、何か適当に行ってみたいな(笑)


スペースも、実は聞きながらかなり笑っています…(笑)
イエスマン劇場は笑えない泣き笑い話。
寒いと言いつつ、声は元気そうですね。。

今日も、お疲れ様でした。

Posted by 白夢 at 2024年02月09日 02:13 | 返信

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