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鳥山明さんを偲ぶ
2024年03月21日(木)
鳥山明さんが亡くなられた。
死因は急性硬膜下血種だと。
世界中のファンが泣いてる。
以下、夕刊フジに書いた記事。
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世界中が作品に元気をもらった
漫画家・鳥山明さん
新作の予定もあり、描く意欲にあふれていた矢先の訃報
夕刊フジ 長尾和宏 →こちら
在宅医療と聞くと、おじいちゃん、おばあちゃんの顔を思い浮かべると思いますが、実際の患者さんは高齢者だけではありません。昨今、新生児医療の目覚ましい進歩によって高度な医療ケアを必要とする子どもが増えています。
子どもの成長を病院ではなく自宅で見守りたい...親御さんの想いをサポートするため、小児在宅医療の拡充が求められています。
僕も昨年町医者を卒業するまで、小児を何人も在宅で診ていました。 男の子の部屋を訪ねると、必ずといっていいほどあったのが、『ドラゴンボール』のかっこいいキャラクターグッズ。
己より何倍も身体の大きな敵にも怯まずに立ち向かい、投げ飛ばされても何度でも立ち上がる主人公・孫悟空の姿は、外で友達と遊ぶことも、学校で勉強するのも難しい子どもたちに大きな夢と力を与え続けてくれたはずです。
その作者である鳥山明さんの突然の訃報でした。3月1日に死去されていました。享年68。死因は急性硬膜下血腫との発表です。
硬膜とは頭蓋骨の内側にある脳を覆っている膜のこと。交通事故や転倒や殴打されるなどで、硬膜と脳の隙間に血液が短時間で溜まる病態を急性硬膜下血腫といいます。多くの場合、強い外傷を受けた直後から意識障害や頭痛や吐き気などの明確な症状が現れます。手術ができても半数以上の人が亡くなってしまう厳しい病態です。
一方、高齢者においては軽微な打撲から少し時間が経ってから(1週間~2ケ月程度)徐々に尿失禁、歩行障害、認知機能障害などの症状が出現する慢性硬膜下血腫という病態も時々経験します。なかには外傷歴が不明な場合もあり認知症と間違えられることも。診断さえされれば血種除去術で比較的容易に治癒可能です。
報道によれば、鳥山さんは「2月に脳腫瘍の手術をする」と周囲に話されていたようです。その手術を行ったのかどうかは定かではありません。新作の予定もあり、まだまだ作品を描く意欲にあふれていたようです。
今、この原稿を書いているのは3月11日。13年前の春、鳥山さんは東日本大震災被災者に向けて、孫悟空とアラレちゃんを描いた応援動画を「Get together and Help TOHOKU,Japan!」というメッセージとともにYouTubeにアップ。その広告収益を全額被災者に寄付したといいます。
一体、どれだけの子どもたち、いや大人たちもが鳥山さんの作品に元気をもらったことでしょう。中国からも欧米からも追悼の言葉が寄せられるなんて、我が国の政治家たちよりよほど世界平和に貢献しているのでは?
鳥山さんが育んだ世界との懸け橋を、どうか壊さぬようお願いしたいです。
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鳥山さんは僕と年も変わらない。
僕自身も突然死しそうな気がしている。
脳血管疾患かもしれないと勝手に覚悟ている。
PS)
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よろしければ。
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この記事へのコメント
死亡原因で「血管系疾患」が多い。家系でもそうなので、私が夕食直後脳梗塞に見舞われたのも自然の成り行きでした。長尾先生も脳血管系疾患で「突然死」を自覚されているという。私の場合は、老老介護であれ同居人が110番電話してくれたので助かりました。(「1日1食」の1食が配達弁当なのですが「見守り確認付き」なので翌日の配達時間に応答がなければ、なんらかのアクションがとられるということなので「24時間後の発見」となったかもしれません。)
脳血管疾患にもいろいろあります。私の場合は片麻痺だけなのに身動きできませんでした。コピー機の上にガラケーがあるのにどうにもなりません。届いたとしても声はすでに出なくなっていました。(後で考えれば非麻痺側の手で110を打ち発信できたのに思いつきませんでした。)
私は痛風発作で「断酒・1日1食」にしてかなりたっていますが、長尾先生はお酒に強そうで読者のどなたかが真剣に心配されていましたね。私の友人で「深酒」の人は定年退職後に続々脳出血で姿を消してしまいました。長尾先生は「医師廃業」?されたので「医者の不養生」にはならないと思います。「元医師」なら一般人と同じです。
Posted by 匿名でごめん at 2024年03月21日 01:11 | 返信
今晩は。
随分前になりますが、神社の草毟りをしていると、長女の同級生N君の母親が、元気が無い様子である事に気が付きました。
挨拶しましたが、心ここに在らずという様子でした。
後に知った事ですが、長男だと地域の誰もが思っていたN君は、次男だったのです、
てっきり、N君と妹の2人だけだと思っていました。
御長男は、産まれた時から施設暮らしで、亡くなったのが、神社の草毟りの日だったとの事です。
この様な事は、田舎では珍しく無い事です。
田舎の人達は、障害を持った子供を居ない者として、社会的に抹殺してしまう傾向が有ります。
私は、御長男が、気の毒に思いました。
亡くなる事によってしか、彼自身の存在を地域の人々に知って貰えなかったからです。
障害を持って産まれた子供も後で障害を持つ様になった子供も家庭で過ごせる様、また、将来、親が亡くなっても、困らない様に支える事の出来る成熟した社会を願っています。
それには、どういう人が、政治家として相応しいかを吟味する事も必要だと思います。
女子中学生を車内に連れ込みレイプする様な不法滞在者を優遇するよりも大切な事が、有るからです。
Posted by 三毛猫 at 2024年03月21日 01:16 | 返信
残念ながらと言いますか、鳥山明さんもコロナワクチン接種されてます。
コロナワクチンが原因の後遺症としてすでに公式に認められ発表さている報告書だけでも急性硬膜下血腫の文字がズラリとおびただしく並んでいますね。
鳥山さんもそうだと言うつもりはないですが、外傷性ではないのに急性硬膜下血腫で亡くなるのには若すぎるような気がしてなりません。
長尾先生も、コロナ以前で60代で急性硬膜下血腫を発症したケースにお目にかかることは、滅多に無かったのではないでしょうか??
美人薄命、良い人ほど早く死ぬ、と昔から言いますし、長く生きるばかりが正義だとは思いませんが‥
先生が安心立命を保ちながら天命を全うできますよう、陰ながらご活躍をお祈りしています。
Posted by 鳥山明さんは at 2024年03月21日 01:58 | 返信
こんにちは。
鳥山明さんといえば、『Dr.スランプ』のあられちゃんや
すっぱまんのイメージが、私には強いです。少年ジャンプに
戦闘ものが多くなり、それに合わせて『ドラゴンボール』へ?
昨日、HPV被害者の支援集会に、飛び入り参加させて
いただきました。来週のゲストの梅本さんもオンラインで
参加。配布物には、一人で街頭署名の演説シーンも。
去年8月に霞が関で見掛けた際には、まっすぐ立って
いられなかったのに。長尾チャンネル、楽しみです。
では。
Posted by たまねこ53号 at 2024年03月21日 06:18 | 返信
突然の訃報に、頭が真っ白になったあの日。
子供の頃大好きだった、アニメ「ドラゴンボール」。
「次のドラゴンボールまであと何日」、指折り数えた毎日。
つらかった私の幼少期、
毎週元気をくれたのが、鳥山明さんの描いた孫悟空でした。
鳥山さんが世界に遺したものは、あまりにも大きすぎます。
鳥山さん、死んでお会いしましょう。どうぞ安らかに。
Posted by 國本 直子 at 2024年03月21日 09:31 | 返信
NGで構いません。鳥山さんは作品中、言葉でなく作品の雰囲気で優しさとか希望を出す方だったなと思います。家族も海外からお悔みの言葉から、やっぱり凄い人だったんだなと話してます。連載は2作品で後は短編を少し書かれてただけだと思います。
心臓病のパターンが増えてついワクチンが浮かぶのは反省点です。昭和時代はなんでも心筋梗塞で片付けてたので、色んな心臓の病気が増えて、血栓が詰まると、何かショックで血管が切れる、また場所が違うと素人には心臓の病気みな心筋梗塞という言葉で片付けていたので、どう違うの?と思う時はあります。
ALSの話題は奥深いと思います。答えが出ない。本人や家族の負担を思って思いやりからか、単にヒトラーみたいな優生学からなのか。10年前の議論と違って、この緊張してWHOなどがおかしなこの「時期」にタブーの話題に関わる事件が起こるので、訝しんでしまう面もあります。そして石原さんなど保守も抱える患者や家族の苦しみ考えて、問題発言されるのか。それとも優生学的な想いから言葉を吐くのか。言葉の解釈に悩むところがあります。
テレビ事情も教えていただいた有難うございます。電波法や両論併記の話勉強になりました。奈良 関西、兵庫、京都、和歌山、おそらく関西広域連合では。コロナ初期、各知事がテレビでまくりで対策語ったと思います。そのうち皆DX促進、和歌山とかデジタル導入での対策紹介で、今になるとコロナを盾にDX促進するための街の改革PRだったのではと思わす面があります。その前から奈良も外資の大きなホテル建設予定。道の駅を改装して巨大ホテル。ほっこり素朴な田舎の風景を壊して観光客向けの高級ホテルを建てると紹介もしてましたから。私個人は今になれば前から万博と五輪の為にテレワなど促進してたのが維新と関西広域連合会ですので、SX、ICT、スマートシティ改革と利権のためのウイルス茶番騒ぎに思えてしまいます。維新と自民の独裁…よくわかります。食い止め願ってますが、海外からの影響強いだろうなと思います。自治体も同行も昔の室町時代の群雄割拠の殿様合戦浮かべます。
私は「痛み」は嫌いです。ですから尊厳死も肯定派だけれど、痛みと共に、ある程度の痛みも大事なのかもと思う時もあり矛盾に揺れます。
取り上げた赤ん坊6000人 第2部 中村由信の世界13
https://www.shikoku-np.co.jp/feature/shimabito/2/13/
島びと20世紀
公式で危険はありません。四国の産婆さん事情です。今は安全のために病院で出産で痛みにも対応だけでなく、高級なシェフランチなどサービスも凄いですが、なにか商売。民営化して本当になんでも商売、金儲けサービスのほうにいきがちで欧米からの流れだろうなと感じます。田舎では産婆さんが自宅で取り上げてたから人口もそこそこ維持できた面もあるかもしれません。美しい景色のところだと思います。でも危険もあり痛みもあり「生みの苦しみ」も味わう。それだけに感動も強いし、痛みに強いだけ、タフにたくましいと思うと答えだせません。まるで禊ぎか祓いのような風に今日は関東で地震。震度5までなら関東は耐震も整ってるのでそこまで酷い状態ではないと思いますが、昔の帝都大戦とか映画思い出す不安定な時期だなと思います。桜咲くで桜が早く見たいですね。
Posted by 心の中の応援者 at 2024年03月21日 10:53 | 返信
多病にして残喘を保つ方がよほど結構なのかもしれませんね。
美人薄命や良い人が早く死ぬ云々も
裏を返せば若くして亡くなるのは美化してしまう、良い人が死ぬというよりは長く生きれば生きるほど人間はどうしても老害も振りまきやすくなるのは必然だということなのでしょう。
個人的には父と同じピンコロに憧れますが現実はあっちが悪いこっちが悪いと病気自慢しながら生きながらえそうな予感がしています。
ま、自分に関してはあまり細かいことを気にせず醜く細く長く生きていきます!
Posted by 吾輩は at 2024年03月21日 02:20 | 返信
上記投稿に「110番」と書いてしまいました。発作直後の「混乱ぶり」がいまだに見てとれます。その時も「119」が思いつかなかった名残りでしょう。発作時は意識も鮮明で、右に崩れゆく自分を客観視する余裕があり「右麻痺」だと直感出来ていました。救急隊員に「診察券」のことを聞かれて「部屋の中のリュックにあること」は伝わったようで、その病院に救急搬送されました。その病院では過去5年ほど毎年「健康診査」を受けていました。(なぜか「尊厳死協会カード」のことは言わなかったのでリュックの中に残ったままでした。)
コメント欄を拝見すると、「不法滞在者が中学生レイプ」とか「害人が盗みやりたい放題」とかを連発するコメンターたちがいる。日本人の警視や自衛官が「性加害した」ことには絶対触れないコメンターたち。「日本の国税の大半が海外に流れている」といったのも多い。さまざまな情報のなかでことさら特定の情報だけを収集して「移民憎悪」「外国人憎悪」を扇動する。「政治家や官僚がすべて売国奴だ」と揶揄する。長尾・百田の合同チャンネルに流れていた「コメントの洪水」もそういう類いのものばかりでしたね。
Posted by (つづき)匿名でごめん at 2024年03月21日 05:43 | 返信
かずくん、こんにちは。
鳥山明さんは、ど真ん中世代なので戻ってきました(笑)
「Dr.スランプアラレちゃん」も「ドラゴンボール」も、テレビの予定表を確認して、毎週何曜日何時何分スタートで、始まる前に待機していた思い出しかないのですが、まだ幼児の頃からだったので漫画を読む前にアニメを先に観ていました。
自分はどう考えても、「うる星やつら」のセクシーなラムちゃんよりは、男の子みたいなアラレちゃんが大好きで、
「ギャハハハハ!!!」と笑いながら、ウンコ突ついていたずらばかりしている女の子と(凄い設定ですね〜)、嫉妬ばかりしてめちゃ可愛い美人が、男の人を追いかけて回しているアニメの両方を観て、別に何一つ何も参考にならなかったけど(笑)設定が面白かった。
とにかく、子どもはめちゃくちゃな設定が大好きですね。
「ドラゴンボール」も初回のアニメからほとんど見落としなく観ているので、世代が変わって小さな子達も観れるのかな〜?と思ったら、ずっとファンが続いている状態。
子どもの頃から若い時まで、アニメも漫画も結構読んで観てきた方なのですが、本当に今は全然です…。。
あの頃、子ども達はアニメソングから先に覚えていた記憶があって、自分も小さい頃観ていたアニメはオープニングもエンディングも、全部覚えています。覚えるのが当たり前だった気がする(笑)
今子どもとカラオケ行っても、簡単に楽しく歌える歌があまり無い気がする…し、逆に昔のアニメ動画を見せてそのアニメソングをあっという間に覚えてしまうぐらい。
「ゲゲゲの鬼太郎」とか「ハクション大魔王」とか、1回で楽しくインプットされるから(笑)、日本の漫画とアニメは子どもにとって『宝物』の時代もあったのだと思います。
その黄金時代の立役者さん。
もし、アラレちゃんや孫悟空がいなかったら、自分は全く別の人間になっていたかも知れない。
早すぎる死に、目に見えないところでの深い喪失感を感じます。。
何だかとてもとても、悔しいです…
ご冥福を、お祈りします。
今日も、応援しています。
Posted by 白夢 at 2024年03月28日 02:32 | 返信
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