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がん治療の「やめどき」

2024年04月13日(土)

がん治療には「やめどき」がある。

生涯不良ならばそれを知らないと。

寺田氏の訃報を夕刊フジに書いた。

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俳優・寺田農さん 

「生涯不良」を貫いた名バイプレイヤー 

がん治療の「やめどき」  夕刊フジ  長尾和宏 →こちら




いつからか脇役を多く演じる役者さんのことを「バイプレイヤー」と呼ぶようになりました。この言葉は和製英語で、ハリウッドでは通じないそうです。その語源すら明らかになっていませんが、素敵な響きだなと思います。  


僕は事前知識なしで映画館に飛び込んで映画を観る人間なのですが、主役の若い俳優が誰かわからなくても、名バイプレイヤーが出ているとそれだけで得した気分になります。好きな名バイプレイヤーは?と訊かれたなら、真っ先にこの人の名前を挙げるでしょう。  


俳優の寺田農さんが、3月14日に亡くなりました。享年81。死因は肺がん。所属事務所が以下のように発表しています。


〈最後まで仕事を続けながら、諦めることなく希望を持って、治療に励んでまいりましたが、桜の開花を待たずして帰らぬ人となりました〉


 81歳といえば、日本人男性の平均寿命。2023年の厚労省の発表によれば男の平均寿命は 81.05 年、女の平均寿命は87.09年となり2年連続で前年を下回りました。 肺がんを患ったとはいえ、最後まで仕事を続けて平均寿命まで生き切った寺田さんはやはりスゴイ役者さんだと思います。  


男性の場合、70代を過ぎてから発見されることが多いのが、前立腺がん、大腸がん、そして肺がんです。一昔前までは、70歳を過ぎたら積極的な治療はQOLを下げるから様子を見た方がいいよとアドバイスすることもありました。しかし最近の70歳は体力的にも精神的にも若々しく、高齢者とは呼べない人も多いです。70代、いや80代になっても手術や抗がん剤でがんを克服する人もいます。


抗がん剤も分子標的薬が多く登場し以前よりも副作用が軽くなったこともあります。しかしそれでも必ず、がん治療の「やめどき」はある。僕は以前、『抗がん剤 10のやめどき』という本を書きました。体力や精神力、そして人生観も関係してくるので、どこで治療をやめるかは、十人十色です。


寺田さんはきっと、上手な「やめどき」を見つけて人生を全うしたものとお察しします。歳を重ねてもずっと、どこかニヒルで不良っぽい雰囲気を纏っていた演技が好きでした。2021年、36年ぶりに映画『信虎』で主演を務めた際、朝日新聞のインタビューでこんなことを仰っています。


「昔の映画は上原謙や長谷川一夫のように、主役はきれいな顔じゃないといけなかった。時代は変わるんだね。こんな顔でも主役が出来るようになった」  


いやいやどうして、寺田さんは年を重ねる毎にどんどん二枚目になっていきました。「生涯不良」をモットーに、その生き方がお顔に滲み出ていたのでしょう。



ーーーーーーーーーーーーーー




生涯不良か。


目指さないとね。


僕はこらからがんになっても抗がん剤をやらない、気がする。


患者さんには「遺伝子検査で効果予測をしてね」とか

説明しているけど、要はやるなら勝ち逃げをしてほしい。



興味のある人は、

拙書「抗がん剤・10のやめ時どき」を参照して下さい。→こちら


あるいは、

「抗がん剤が効く人、効かない人」→こちら




PS)

今日は東京で大規模なデモがあります。→こちら


もちろん、一切報道されません。


これからの時代、Xを見ていない人は、、、、死にます。







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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

今晩は。
タバコが、肺癌の原因だと言われていましたが、喫煙者が減ってるのに、肺癌が増えてます。
原因は、ケムトレイルや農薬ではないかと思っています。
先日、朝、空を見ると、ケムトレイルが凄くて、折角の久々の晴天が、台無しでした。
空に、複数のX(えっくす)が、書かれていました。
地震と火事の予行演習をしようと思いました。
地区の集合場所が有るんですが、無意味だから、行かないです。
夕方〜夜になると、外に出るだけで、口の中がザラザラしました。

自分は、癌検診を受けないし、抗がん剤は、使いません。
スパ蛋入りの血液を輸血されるのも嫌だから、事故に遭わない様に気を付けています。

デモ参加したいですけど、遠すぎます。

岸田は、国賓扱いというけど、出迎えたのは、エマニュエル駐日大使だけ。
昔、高校社会の授業の時「将来、日本列島が火の海になる」と言いました。
日本国民の知らない所で、色々な事が決められていきます。
米国大統領も日本の総理もシティやウォール街の国際金融資本家達の操り人形です。
安倍は、ダボス会議の命令に従わなかったから、プロの5648に4階の駐車場⁉︎から、撃たれて56されたそうだ。
サンクチュアリ信者の山上のオモチャではない。
映像を見れば、誰でも分かる事。

自由に喋れるのは、あと僅かしか有りません。
荒川央博士が言う様に、目覚めた方々は、是非生き残って欲しいです。
私は、ヤマサ醤油や明治製菓は、買わないです。
他にも買わないメーカーが有ります。

牧場でのんびり草を食べている牛達は、自分達が、56され、喰われる事を全く知りません。
殆どの日本人もそうです。
シティやウォール街の国際金融資本家は、日本人なんて、駆除すべきゴキブリとしか思ってないです。
珍惑で4んだ日本人に754万円。
実験用赤毛猿は、800万円。
なので、日本人を猿の代わりに使う方が、安上がり。
馬鹿にされてるんです。
竹中平蔵が理事を務めるダボス会議は、ヘンリー・キッシンジャー 率いるCIAからの資金援助を受けたハーバード大学のプログラムから生まれたもの。
ハーバード大出身は、玉木雄一郎、上川陽子、ピエール・トルドー、クラウス・シュワブ、林芳正、茂木敏充
パックン、新浪剛史、竹中平蔵、山本五十六等
ジョージタウン大出身は、エッフェル松川、デマ太郎等
どちらも、国際金融資本家達の奴隷養成所
ロシアを売ったジェフリー・サックス(竹中平蔵の友人)と日本を売った竹中平蔵。

ナオキマンのゲストに林千勝氏が、ゲストで出てたけど、私の頭の中に有る情報を喋ってたんで驚きました。

ラルフ・バリック(アンソニー・ファウチと面識が有る)が論文の中で、RNAポリメラーゼ(レプリカーゼ)を亜鉛と亜鉛イオノファが、失活させると。
牡蠣、緑茶、玉葱の茶色い皮等。
昔は、原爆だったけど、現在は、レプリコン惑。
日本人は、惑◯好きだから、レプリコンが始まったら、極力外出を控えようと思っています。
精神障害者の電車運賃が、半額になる⁉︎、今頃になって⁉︎何故?
電車内でレプリコンに感染させる為⁉︎なんて思ってしまう。
2013年にアレを複数回打った20万人の治験者は、この世にいないとの事。
勘を働かせ、情報を取りに行かないと、56される時代です。

Posted by 三毛猫 at 2024年04月13日 12:08 | 返信

長尾先生、久しぶりにコメントします。
これなら私にも出来ると思い、今日のデモに関西から参加する事にしました!
何かしたいとずっと思ってました!

Posted by みかんみかんみかん...だったかな? at 2024年04月13日 12:56 | 返信

こんにちは。

 朝起きてから書こうと思ったのですが、裏紙に
書けたので。

『思いやり』
・今日もテレビから聞こえる 思いやり
 マスクをしましょう
 外出を控えましょう
 ほんとに思いやりなのかな
 妊婦さんや飲み屋さん
 泣いていたよね

 今日も病院で言われた 思いやり
 接種しましょう
 検査しましょう
 ほんとに思いやりなのかな
 見舞いや看取り
 できなかったよね

 今日も街で見かけた 思いやり
 寡食しましょう
 距離とりましょう
 ほんとに思いやりなのかな
 自分さえよければ
 よかったんでしょ

では。

Posted by たまねこ53号 at 2024年04月13日 01:37 | 返信

おはようございます。
私も身内がアスベストで抗がん剤治療見ていますので苦しむことはわかっています。
自分はどうすべきか?
私も多分あまり苦しければやめるかもしれません
できればどうすべきかは自分で決めるでいたいですね。。
でも今の日本身内がなにかしら言うのが多いように感じます。。わからなくはないのですが。
それとコメントには記事のことが見たいですね。

Posted by よっちゃん at 2024年04月13日 09:01 | 返信

私はこれまで「幸か幸か」いちども「がん」が発見されたことがないので「想像力」にあまりにも乏しい状態です。
知人が初めて「がん全摘」したあと医師から指示された「標準治療と言われる○○と○○」を拒否。別の病院で「5年間転移はないので通院は1年に1回でよい」と言われたそうです。知人は最初から「○○と○○」も拒否したので最初から「やめどき」がなかったようですが、最初の執刀医の「腕がすばらしかった」とか解してよいのでしょうかね。

Posted by 匿名でごめん at 2024年04月13日 10:41 | 返信

長尾先生、久しぶりにコメントします。
これなら私にも出来ると思い、今日のデモに関西から参加する事にしました!
何かしたいとずっと思ってました!

Posted by みかんみかんみかん...だったかな? at 2024年04月13日 07:14 | 返信

長尾先生にとっての寺田農さんのお話しをありがとうございます。瞳の奥に優しさを感じる寺田さんでした。声のお仕事も多くされていましたが、そちらも魅力的でした。
抗がん剤の話しで思い出すのは、立花隆さんも登壇された何かの会、控え室で居合わせた医師会!?だったかのお偉いさん方の中で「抗がん剤て効かないんだってね」と口にしたら、我こそがソレを知っていると言わんばかりに そんな事は常識だという話しを各々が口にしたそうで、ソレを聞いた途端に「なあんだ、近藤(誠)先生の言ってる事は本当のことだったんだ」と思われたそうです。
アメリカで使わなくなった抗がん剤を日本に売りつけ、売りつけられた日本はソレを使っているのですよね。

東京池袋集合での反対デモ、行きたかったですが仕事でしたので、スタートの14時頃に想いを飛ばし心は参加しました。どなたかのXでは二万人ともあった参加者。これが報道されないことの異常に気づかれた方も居られることに期待します。
伊勢白山道さんの一昨日の投稿記事”オセロ“のお話、このデモの事も重なりました。

Posted by たかの at 2024年04月14日 12:52 | 返信

先生、こんにちは。
ようやく春らしい陽気になり、嬉しいですね。
東京のデモも警察官の方も協力的だった様子を動画で拝見して、嬉しい気持ちになりました。
私も参加したかったです。
以前夙川のLiveへご訪問した際にいただいた先生のご著書「抗がん剤が効く人、効かない人」は小さな可愛い本で、中身は大変充実しており、見る度初めてLiveを訪れた思い出も甦り、大切にしています。
私が拝読したどのご著書も長尾先生が一貫して患者さまの幸せを一番に考えられ、過去の経験から過ちだった事を決してスルーされないご誠実さやあたたかさを感じる共通点があり、大切な人に読んでほしいものばかりです。
昨夜のスペースを聴きましたが、あとひと頑張り、悪魔が奪おうとするものを守らなくてはいけませんね。
辛い事があった時、母の言葉で印象的なもののひとつに、○○ちゃんの優しさは○○ちゃんだけのものだから、誰も奪う事はできない。
その宝物を大切にしていればいつかそれが必ずあなたを助けてくれる時がくる。だから決して手放さないようにしなさいというのがありました。
最近よく思い出す言葉です。
よくわからなかったのですが、結構深い教えだったのだなぁと今更ながら思うようになりました。
人それぞれ心の宝物は色々で、優しさの他にも尊厳だったり、勇気だったり気高さだったり、笑顔やユーモアなど…私は友人やご親戚、知り合いなど、この方の心の宝物は何だろうと考えるのが好きです。
先生のご著書は同じようなテーマで他の方が書いても絶対に同じようにはならないし、真似をしても盗めないものがあるのです。
だからそれをずっと大切にされている長尾先生を信頼できます。
きっと皆わかってくれると思います。
私も早く元気になってできる事をしていきますね。
先生や皆さまにとって少しでも希望が持てる初夏をお迎えできますように。

Posted by カノン at 2024年04月15日 05:54 | 返信

かずくん、お疲れ様です。


先程のスペースの方は一旦寝落ちしました(笑)珍しくまた目が覚めたので、コメント書いて寝ます♪

最近、一応温かいものを飲む様に気をつけているのですけれど、どうしても我慢出来ない時は思いっきり冷たいものを少し飲むのですが、無駄な食欲が少しなくなったかな…なんて感じています。お腹空いてないと、何故かそこまで美味しくない。。?
まあ、痩せては無いのですけれど(笑)

台湾で真夏に温かいお茶と聞いて、「嘘〜」と思ったけれども、冷蔵庫が普及して自動販売機がそこらじゅうにあるのは、この100年以内に起きた事だから、常温か熱いお茶が当たり前なんですよね。

「不自然さ」の中に生きてるんだなあ…と感じたりしました。(真夏はどうするかまだわかりません笑)


私はあまりまだ、自分の身体を大切に出来ている気がしないから、正直なところがんになった時の「やめどき」が混乱して試行錯誤しそうです。でも、70代80代になったら少し達観は出来るのかなあ〜。。

寺島農さん、お顔は知っています(笑)。生涯不良は知らないけれど。
不良っていうのは、治療はするけど適当に距離をおくって事なのかな。。
かずくんの2冊の本も、まだ読んでいないんですね。
何となく気付かない「不自然さ」の中からの解脱の様な、そんな見失った身体感覚を取り戻す様な気持ちで、読んでみようかな、なんて思いました。
がんは今まで関心が薄かったので、少し心境の変化です。


81歳で闘病されながらも、続けたいお仕事があって生きられるって、大変さがあってもやっぱり素敵な人生ですね。
寺田農さんのご冥福をお祈りします。


今日も、お疲れ様でした。

Posted by 白夢 at 2024年04月17日 02:51 | 返信

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