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楽しみながらの終活

2024年06月11日(火)

俳優の中尾彬さんの終活は

「楽しみながら」、だった。

見習いたいなあ、と思った。

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俳優・中尾彬さん 

悲壮感漂わせず楽しみながら終活 

人間関係の断捨離も...最期に残った「夫婦」という関係

夕刊フジ  長尾和宏  →こちら



コロナになる以前は、尊厳死や終末期のことを話してほしいと、全国各地から講演会の依頼が年に何十本もありました。日本尊厳死協会の副理事長を拝命しているので、休日を返上し東奔西走していましたが、どの会場に出かけても、同じ現象が起きていました。


会場の7~8割が女性なのです。長尾は女性ファンが多いことを自慢しているのかって? いえいえ、そうではありません。「死」がテーマの講演に、男性はあまり足を運んでくれないのです。


「今日は夫と一緒に来る予定だったのですが、死の話なんか聞きたくないよって逃げられました...」なんて女性から声をかけられることもよくあります。


 他の国がどうなのかはわかりませんが、日本においては、死生観にもジェンダーギャップが存在しているようで男性のほうが死を考えることを拒否する傾向にあります。「俺はもういつ死んだっていい」と嘯いているものの、「そろそろ終活しましょう」と妻に言われると、「冗談じゃないよ」と怒り出す夫も珍しくありません。


そんななか、この人の終活は完璧だったようです。  


俳優の中尾彬さんが、5月16日に東京都内の自宅で死去されました。享年81。死因は、心不全との発表です。


「今年に入って足腰が悪く体力も落ちて、医師の訪問を受けながら、本人の意思により、自宅でゆっくり休んでおりました(中略)。15日に容態が急変し、16日の夜中に自宅で私と二人の時に、とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました」  


中尾彬さんと池波志乃さん夫妻は、2018年に『終活夫婦』(講談社刊)という本を出版しています。夫婦の終活の一部始終を、ふたりの視点で書かれたとても貴重な一冊です。


本書によれば、ご夫婦が終活をしようと考えたのは、2006年に志乃さんが「フィッシャー症候群」という難病に、翌2007年には彬さんが「急性肺炎及び横紋筋融解症」を発症し、生死をさまよったことが大きかったようです。そこから夫婦で話し合い、遺書を作成し、お墓をつくり、沖縄と千葉のセカンドハウスを処分。


その後も、周囲のモノをどんどん整理していきました。  本を読んでいて気が付くのは、お二人が、悲壮感を漂わせずに、とても楽しみながら、モノをどんどん片付けていっていること。


そして「彬も私も、葬式はもちろん、延命治療もいらないと思っています」と志乃さんは書いています。さらに彬さんは、友人や仕事仲間など人間関係の断捨離まで始めていたようです。


そして最後に残ったのは、夫婦という関係...死生観を語り合えた先に、男と女の新しい形があるのかもしれません。



ーーーーーーーーーーーー



PS)

ニコニコさんは今もサイバー攻撃を受け続けています。

公式HPにそう書いています。


これは戦争です。


それも末期です。



そんな中ですが、

いや、

そんな中だからこそ、今週末、神戸でライブをします。


楽しみにしてください。




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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

「就活」に始まる「〇活ばやり」の時代ですが、そろそろ「消えて」ほしい言葉ですね。
超高齢者としては「終活」などやる気はありませんでした。ただ故郷の方のお陰で「墓じまい」が出来たことぐらいでしょうか。自らやったことは断酒や免許返納ぐらい。事務所に住民票を移したときは、自宅にある本も写真も家具も一切合切100%、廃棄物処理業者のかたにキーを預け、みごとに空室にしてもらいました。机の中に保存していたかずかずの人生の宝物も、顧みずです。「われながらあっぱれ!」と称賛したいところです。「これぞ終活の鑑(カガミ)」と自画自賛してもいいでしょう。
なにごとも「中途半端はいけません」。
生まれた時のように「去っていくのです」。
先日孤独死して警官に発見された知人のように、なにも持たず「去っていく」「消え去っていく」のです。

Posted by 匿名でごめん at 2024年06月11日 01:39 | 返信

長尾先生


及川さんや みのり先生が出ていた
スペースを リアルタイムで
途中まで 聞きました。
でも 途中で 今 攻撃を受けてます
と言っていたので こわくなり
後で聞こうと 退出しました。

工作員と思われるのも こわいけど
工作員に見つかる 恐怖もあります。
私は これからは 録音を 聞くように
しようと思いました。


.

Posted by 長尾先生が大好き at 2024年06月11日 07:22 | 返信

こんにちは。
中尾夫妻は、おしどり夫婦として知られていました。
中尾さんは、画家から俳優へ転身してから、独特のファッションと渋い演技で知られる俳優であり、多くの名作映画やドラマに出演しました。
2013年から本格的に終活を始め、証人立ち会いで遺言状を作成、断捨離した愛読の推理小説は、トラック2台分、木更津のアトリエや沖縄の別荘は、売却し、窓からスカイツリーや不忍池の見えるマンション高層階の自宅で過ごした。
もう随分大昔になりますが、中尾彬氏が、広末涼子氏に「私も息子も貴女の大ファンです。食事でもどうですか?」と誘ったところ、「今日、女の子だけど、大丈夫ですか?」と言われ、広末氏のマネージャーを呼び付け「お前の所の事務所は、タレントにそう言う事(枕営業)をさせてるのか⁉︎」と一喝したエピソードが有りましたね。
それを知って、中尾彬氏は、常識の有る人だと尊敬したものです。

Posted by 三毛猫 at 2024年06月11日 06:20 | 返信

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