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咽頭がんとどう付き合うか
2024年08月28日(水)
咽頭がんと闘病された小説家の大崎善生さん。
「聖(さとし)の青春」という小説が有名だ。
大崎さんの生き方逝き方を夕刊フジに書いた。
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小説家・大崎善生さん
何度も死を意識しながら...
藤井聡太さんが生きる希望に
王位就任式では「声なき祝辞」で仕事の本質紹介
夕刊フジ 長尾和宏 →こちら
『聖(さとし)の青春』という小説を知っていますか? 幼少の頃からネフローゼという腎臓の難病を患いながら将棋の世界で活躍した村山聖さんの人生を描いた小説です。
「東の羽生、西の村山」と呼ばれるほどの天才棋士でしたが、29歳のときに膀胱がんで早世されました。松山ケンイチさんが村山聖棋士を、東出昌大さんが羽生善治棋士を演じて映画化もされています。
この作品の作者であり、将棋以外にも、数々の問題作を世に送り出してきた小説家の大崎善生さんが8月3日に都内の自宅で死去されました。享年66。死因は、下咽頭がんとの発表です。
大崎さんは2022年のはじめ、突然声が掠れるようになり、まあいいかと放っておいたら数か月後にまったく声が出なくなってしまったとのこと。さすがにおかしいと思い病院で検査。咽頭がんのステージ4bと診断されました。
咽頭がんは、早期発見が難しいがんの一つです。がんが発生した場所ごとに「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」に分類されます。中咽頭がんと下咽頭がんは、口の中や食道にがんができている場合もあり、声の掠れとともに、食事が喉を通りにくくなることで初めて発覚するケースもあります。
ステージ4bで下咽頭がんが見つかった大崎さんは、当初は手術も抗がん剤もできる状態ではないと言われていましたが、ある時、主治医から「希望は薄いが、手術をやるだけやってみましょう」と提案されたそうです。
そして12時間にも及ぶ手術では、喉ボトケや声帯、食道や甲状腺などから、合計96カ所の腫瘍を摘出しました。同時にご自身の小腸の一部を切り取り、それを移植する食道再建手術も行うという大がかりなものでした。この手術を行うことで、手術後も食事ができるようになります。
大崎さんは昨年の11月、藤井聡太さんの王位就任式に出席しています。声を失った大崎さんの代わりに、妻で女流棋士の高橋和さんが、祝辞を代読されました。 大崎さんは半年に及ぶ入院生活で、何度も死を意識しながらも、看護師さんらに励まされ、また、藤井さんの王位戦を目指す姿が生きる希望につながったというお話をしていました。
この全20分にも及ぶ「声なき祝辞」のなかで、大崎さんは、「MASTERY for SERVICE」という言葉を紹介しています。
「出来る限りの努力を重ねて技術を磨き、それを持って人のために奉仕せよ」という意味だそうです。
人間は社会的動物です。将棋、文学、医療...どの世界に身を置いても、人のために努力を重ね技術を磨くこと。それが「仕事をする」ということの本質なのでしょう。
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PS)
ニコ生の会員なのに観れなかった、という方へ。
その原因は僕には分かりません。
現在、どんな状況なのか、ドワンゴさんに問い合わせますが、
そもそもネットしか受けていない会社なので時間がかかるかも。
いずれにせよ。
会員さんは、3ケ月分の会費は必ず返金されます。
また、昨日の配信はそもそも無料だし、
会員さんは後から何度でも視聴できます。
僕自身も自分の番組の会員ですが、メルアドが変わったので
新しいパスワードを入力したくてもできない状況にあります。
ドワンゴさんに問い合わせするしかありません。
上場会社なので、ヘンなことはしないはずです。
慌てずに、少しお待ちください。
今度、ドワンゴさんへの問い合わせコメントは
掲載いたしませんので、宜しくお願い申し上げます。
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この記事へのコメント
かずくん、お疲れ様です。
Song birds
歌う鳥たち
声をあげて
愛を歌う
Ring bells
高い共鳴は
闇を切り裂き
低い共鳴は
大地を平す
美しい鳥たちが歌ってる
天の声を伝えてる
模様で伝わる音は
同じ曲を奏で
鳥の数だけ歌が生まれ
鳥たちは歌っている
互いの音を奏でて
Song birds
自分は声を失った方にも何度もお会いしますが、残念な事に長期で関わる機会が無いのと、出会う数もあまり多く無いので、いつも何も出来なかったなあ…と感じながらこれまで来ています。
ただひとつだけ言える事は、「声帯」という極小の薄い数センチの器官が、この人間社会も『全て』を形作っていると言っても過言では無いこと。ほんのちょっとした小さなひだと、精密な筋肉や骨格、神経構造で成り立っていて、ほんと大切な部分ですね。
その重要さを最も感じるのは、失った時であったり、生まれつき思う様に動かなかったりする場合なのかなあ…と思います。
私は結構、音声学や言語学は、臨床的に非常に大好きな分野なので、今は声の高低が与える他の器官の運動変化や、心理的作用とかも凄く興味深く捉えています。
鳥たちが歌って鳴き声を真似し合う。人類もそうやって響きあい共鳴して行くことが、生き残りの道なのかなあ…と時々考えています。
将棋は出来ないのですけど、難病を抱えながら勝負の世界で立身された村山聖さんと、その生き様を文字の世界で表現した大崎善生さんと、音声を代弁した奥さまの高橋和さんが、将棋の世界も通じて互いに共鳴しあって響いていく様が、「人間社会だなあ」と感じます。
割と知らない世界なのですけど、本も探して読んでみますね。
ご冥福をお祈りいたします。
雨の影響なども全く無いのですけど、ちょっとは元気出て来たかな。。
低空飛行で進行中です(笑)
お盆と夏休みは、なんだかんだで疲れが溜まっていたのかな〜。
かずくんは、元気そうで良かったです(笑)
今日も、お疲れ様でした。
Posted by 白夢 at 2024年09月01日 01:16 | 返信
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