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生きることは食べること

2024年10月19日(土)

生きるとは食べること。

服部幸應さんの言葉だ。

まさに生涯現役でした。

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料理評論家・服部幸應さん

仕事をしながら...生涯現役の死 

「生きることは、食べること」

日本の食料自給率に訴え続けた危機感

夕刊フジ  長尾和宏 →こちら



数年前、俳優の梅沢富美男さんと食事をご一緒したときのこと。「僕はね、死ぬときは、舞台の上で死にたいんです」と真剣な眼差しで仰っていたことを時々思い出します(腹上死だけは嫌だなあとも言っていたような...)。畳の上で死にたいと願う人がいる一方で、仕事の最中に死ねたら本望と考える人も多くいます。しかしそれが叶う人は、ごくわずかでしょう。


服部栄養専門学校の校長で、料理評論家として長年ご活躍されていた服部幸應さんが10月4日に亡くなりになりました。享年78。


服部さんはこの日、東京・千駄ヶ谷にある同校で突然気を失って倒れ救急搬送。そのまま病院で帰らぬ人となりました。死因は急性心不全とのことです。 ・

心不全になる人が年々増加しています。罹患者数は全国120万、2030年には130万人に達すると推計されています。心不全は大きく慢性心不全と急性心不全に分けられます。何らかの心臓の疾患により、心臓に負担がかかり続け、動機や息切れなど日常生活に支障が出ている状態が慢性心不全なのに対し、急性心不全はその前兆がなく、ごく短時間で急激に悪化するため治療は一刻を争います。 急に息が切れる、胸部が痛い、呼吸をするときに変な音がする、血圧の低下等の症状を自覚したら、迷わずに救急車を呼びましょう。


しかしコロナ禍以降、急増する患者に医療が追い付いていないのが実態です。助かるはずの命が助からない「心不全パンデミック」という言葉さえあります。


一命を取りとめたとしても、重症化した心不全の予後は大変悪く、高齢者の場合は入退院を繰り返しながら終末期を迎えるケースがほとんどです。 服部さんの突然の死に驚き、悲しんだ人は多いでしょう。


しかし大好きな仕事をしながらの、生涯現役での死です。しかも長年料理人を育ててきた自分の城で意識を失ったのですから、見方を変えれば、とても幸福な最期とも言えるのではないでしょうか?  


服部さんは日頃から学校教育は「知育」「徳育」「体育」の3つに、「食育」を加えるべきだと主張されてきました。日本の穀物自給率の低さにも言及されていました。 「米の備蓄が1年半分しかありません。経済封鎖にあったら、4200万人しか助からない」と。


それなのに日本人はあまりにも危機感がない。今年のコメ不足問題にきっと大きな怒りを感じていたはずです。愛国心というと、軍備のことばかりに話題が行きがちですが、我が国の食と国民の健康に関心を持つことこそが、真の愛国者なのではないでしょうか。  


生きることは、食べること。  服部さんが訴え続けてきたことを継承していかねばなりません。



ーーーーーーーーーーーーーー



急な最期であっても「ピンピンコロリ」と言われることもある。


本当のところは、あの世に行かれた本人以外、知りえないこと。


食育に尽力された服部さんのご冥福をお祈り申し上げます。


ちなみに僕は、昨日、「うなぎ」を食べました。

大変幸せな気分になりました。




PS)

昨日は、東京で映画「桐島です」の第一回目の試写会だった。


僕が言うのもなんですが、いい映画でした。


制作関係者と劇場の支配人らと鑑賞した。



皆様にすぐにでも観て頂きたいところですが、

公開は来年の6月と、ずーっと先になります。


海外の映画祭などに出るので、すみません。


でも、そんな映画が完成したことだけお伝えします。



年内にもう一本の映画を製作します。




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この記事へのコメント

西田敏行さんは「虚血性心疾患」だったとか。私も「循環器系」の家系なので、脳心疾患で「涅槃」を迎えるでしょう。
6年前、本棚をゴミ出しした数日後脳梗塞になりました。担当医から「再発に気を付けるように」と言われたので、退院帰宅後、「靴・靴下」と「掃除機」を即、断捨離しました。お陰様でこの6年間自宅を掃除したことは一度もありません。退院直後地震に襲われても片付けひとつしませんでした。ゴキブリはいませんが寝床でムカデには噛まれました。生きたまま捕まえビニール袋に入れておきましたら、つがいが訪ねてきましたので一網打尽にしました。

「脳梗塞再発に気を付ける」と言っても、「1日1食」を続けるだけです。まさに「生きることは食べること」ですね。6年前は、その「1日1食」の夕食直後のことでした。まさに「食べることは死ぬこと」でもあります。

Posted by 匿名でごめん at 2024年10月19日 12:29 | 返信

私はその方を存じませんが、ご冥福をお祈りいたします。近年、心不全で亡くなる方多いと思います。
食べる事は生きること。業が深いとは思いながらも本当にそうだと思います。命をいただいて自分の命を繋いでるのですよね。いただきますと、ごちそうさまの言葉の深みを感じます。
1日断食もたまにはいいとききます。若い時にダイエットでたまーにやったけれど、体重だけでいうなら、翌日痩せても翌々日には、ほぼ元に戻りました。美味しいと感じることも健康のパロメータですね。暴飲暴食には気を付けてますが、極まれに美味しいお菓子に巡り合えたら脳裏に鐘の音が響きルーベンスの絵にでてくるような天使が飛びます。幸福感に降伏です。

話は変わりますが、国民審査を受ける最高裁の裁判官聞かせていただきました。そうなのです。最高裁判官の名前にいつも誰の事?で分からないから、いい人を落とすわけにもいかないので何も書かずでした。政治家はともかく最高裁判官は本当は重要でしょうが、多くの人が分からず判断できないと思います。しかし、コロナから本当に司法もおかしいと感じます。とくに「東京地裁」。お話きいて憲法違反ではないのか?と思うのですが、違法性がないに驚きました。「自分の健康のために」マスクであってマナーのためにではないのでしょう。
マスクを万能とでも思ってるのか、今のこの状態みてもそれいえるのだろうかと思います。マスクだって健康上の理由で苦しい人もいるでしょう。その人に無理にさせるのはどうだったのでしょうか。反則ってマナー強要に対してではなく「将棋のルール」に対して反則と言われるものではないのでしょうか。東京地裁、法的には分かりませんが、一般の認知的におかしいと感じます。選挙の裁判官の罷免、重要だと思います。そういえば裁判官がどんな人の解説はテレビで聞いたことないです。今は新聞のほうがテレビより偏らず伝えてくれるかもしれませんね。
教えてくださってありがとうございます。道理が通らず茶番めいたことが多い、今の時期、本当に気を配るべきだと思います。

Posted by 心の中の応援者 at 2024年10月19日 09:59 | 返信

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