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米の価格よりも、日本の農業の安定

2025年05月30日(金)

連日、メデイアは米の値段の話題ばかりである。

たしかに消費者にとっては米は安いほうがいい。

でも日本の農業を守ることの方が先ではないか。

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僕は、コンビニ食や外食が多い。


チェーン店の丼物や街角の喫茶店のランチの米が本当に不味くなった。



明らかに変な米に変わっている。


もう怖くて、おちおち、そのへんでお米を食べられなくなった。



5000円が2000円にと言っているけども、

古古米や古古古米だったら、安いのは当たり前。



古古古米とは動物の飼育用で原価は80円程度だと聞いた。


それを2000円で売ってやる、と。



だったら、安けりゃいい、という話ではない。




5kg3228円のコメ プロが品質に怒り

「新潟への侮辱」「コメ業界にケンカ」

ほぼ規格外(テレビ朝日系(ANN))    →こちら



分かるわあ。


それよりも、

・減反政策

・専業農家の経営

・農家の高齢化

など、日本の農業の将来を考えないと、意味がないと思う。




もちろん大臣交代の目的は、国民の生活ではなく、選挙対策だ。


JA解体と外資への売り渡し。


そして、JAバンクの投資信託の運用失敗の穴埋めもある。



ーーーーーーーーーーーーーーー



JAバンクの資金規模(2024年3月末時点)


預貯金残高:約109兆円

これは日本国内の個人預貯金総額の約10%に相当します。

農林中央金庫+キヤノン+JAグループ+農林中央金庫+農林中央金庫+JAグループ


合算総資産額:約157兆円

JAバンク全体の資産規模を示す数値です。



農林中央金  運用資産内訳:

JA(市町村レベル):約109兆円

信連(都道府県レベル):約70兆円

農林中央金庫(全国レベル):約96兆円


農林中央金庫+農林中央金庫+JAグループ+これらの資金は、

農業者や地域住民からの預貯金を基に、

農業融資や国内外の資産運用などに活用されています。



■ 迷走する1兆円損失

── 「農林中金ショック」に見る組織ぐるみの構造的失敗

2025年春、静かに、しかし重く、金融業界に衝撃が走った。 農林中央金庫(農林中金)が発表した約1兆8,000億円の巨額赤字。 これは同金庫史上初にして、戦後の金融史でも最大級の損失額だ。 けれど、奇妙なことに、この「赤字劇」には、派手な不正も、内部告発も、辞任劇すらも、今のところ起きていない。 むしろそこにこそ、私たちが見つめるべき「構造の病」が潜んでいる。



◇ 利回り追求が、地域金融の使命を忘れさせた

農林中金は、もともと農協(JA)の資金を束ね、農業と地域を支える使命を持って設立された。 だが、バブル崩壊以降、都市銀行にも負けぬ投資プレイヤーとして急成長。気がつけば、日本最大級の機関投資家へと変貌していた。


特に海外債券への依存は大きく、米欧の超低金利政策に乗って、高利回り商品へ大胆な投資を続けてきた。 その果てに待っていたのが、2022年からの欧米金利急上昇。債券価格は暴落し、巨額の含み損が一気に表面化した。



◇ 問題は「売り逃げ」ではない。

問題は「誰も止められなかった」ことだ。 外資ファンドが利上げの気配を察して撤退していくなか、農林中金はなぜ逃げ遅れたのか? 答えは単純で、組織として何も決められなかったからだ。


農林中金の運用判断は、内部の委員会とリスク管理部門を通じて決定される。 しかしその現場では、異論を唱える空気は乏しく、 「今までこれでうまくいってきた」 「もう少し様子を見よう」 という"昭和的慎重さ"が支配していた。 これは、個人のミスではなく、集団の硬直によって生まれた損失だった。


◇ 責任の所在は? 誰が辞めた?

誰がこの損失に責任を取ったのか?

 ──答えは、誰も明確には取っていない。

役員の報酬は一部カットされたものの、大規模な辞任や謝罪会見はなし。 しかも、金融庁も「構造的なリスクだった」とし、処分には踏み込まない構えを見せた。


その一方で、農家の組合員やJAの現場職員たちは不安の声を上げ始めている。 「私たちの積み立てたお金は、なぜこんな博打に使われたのか」 「農業のための金が、投資マネーゲームに溶けたのか」──と。



◇ 構造の病とは何か

この問題の本質は、単なる投資失敗ではない。

問題は、「農業金融」という原点を忘れ、巨大化し、誰も責任を持たなくなった組織のあり方にある。 意思決定が遅い 誰も反対しない空気 「前例があるから」と進めるリスク投資 責任の所在があいまい 最終的にツケを払うのは組合員や納税者 まさに、日本型組織の病理が、そのまま1兆円赤字として可視化されたのだ。



◇ これから、私たちが問うべきこと

農林中金は、2026年以降の黒字回復を予測している。 だが問題は、それで「一件落着」としてよいのか、ということだ。 なぜ、農業のための金融機関が、世界的投機で勝負していたのか? 本当に、農業の現場には支援が届いていたのか?


今後、同じ過ちを繰り返さない仕組みは構築されたのか? それを問う声を上げなければ、 「構造的な問題」はまた別のかたちで、私たちの足元を揺るがせる。



ーーーーーーーーーーーー



と、いうことです。



何が言いたいのか?



騙されないこと!



その一言に尽きる。



米騒動の裏で

パンでミック条約や

IHR改定や

WHO脱退や

食料緊急事態法や

憲法改正や

消費税廃止や

ワクチン薬害など

極めて重要な議題が隠されていることを忘れないでほしい。





PS)

農相「どれもおいしい」 古い備蓄米試食(共同通信)こちら


違うよ! と言いたい。


俺が食べた米は凄く不味かった・・・




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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

ここ10年、外食でも配達弁当でも「米」を食していません。お陰様で体内年齢「マイナス16歳」を維持しています。
なので「JAPAN米騒動」からは、完全に疎外されています。何か申しあげる資格もありません。
こじんてきには、隣国「トランプ王VSハーバード大学」の方が気になります。
近所の大学でも、研究者や留学生の受け入れを表明しました。中国でも受け入れ準備を始めているとか。
1970年代でしたか、ポルポトの「カンボジア知識人虐殺」、江青ら紅衛兵の「中国文化革命知識人吊しあげ」。
アレコレを想い出してしまいます。「歴史の皮肉」って、言うのでしょうか。

Posted by 匿名 at 2025年05月29日 11:27 | 返信

不味い米は、バイオリン演歌師の桜井敏雄「東京節」に出てくる「南京米」の世界だと思う。これからはこれが庶民の「標準米」と覚悟してください。
分からない人はYouTubeかChat GPTで調べて。

Posted by 匿名 at 2025年05月30日 01:02 | 返信

今晩は。
米が、スーパーの棚から消えた頃、米国のスーパーで日本の米が山積みされ、セール価格で販売されていた。
国内の農家には、長年の減反を強い、中国や米国へ、飢餓輸出する矛盾。
なんで、外国人が、美味しい日本の米を安く買って食べ、なんで、日本人が、家畜用の米(古米、古古米、古古古米)を食べないといけないの?明らかに、政府が、機能不全状態って事が、露呈してますよね。
農林中金で巨額の赤字を出した者が、堂島取引所(大株主は中国共産党の経済ブレーンの北尾吉孝)の社長に就任。
堂島取引所は、農林中金の天下り先。
小泉純一郎が、郵政民営化(民営化とは、国際金融資本家にやる事)をやり、農政を弱める事をした。
息子の進次郎が、農政を民営化する役目。
「米が安く買える、さすが、進次郎」と有り難がるB層(馬鹿のB)の主婦層は、進次郎を総理の座に座らせかねない。
メディアを使って農協叩き。
馬鹿は、一緒に農協叩き。
農協が、民営化されれば、日本の農業は、潰れます。
戦後の農地改革で、地主が無くなり、殆どが、兼業農家で、70歳以上の高齢者。
仕事が無いし、農業は、道楽(金食い虫)だから、農家の長男に嫁は来ない。
農業は、ずっと虐められてきました。
民主党政権の時の山田正彦農水相の時くらいじゃないですか、米作ったら補助金くれたのは。
それ以外は、作らないと補助金くれたんですよ。
今は、自国民用のに比べて、外国に輸出用の方が、断然補助金が高いんですよ、オカシイでしよ。
飢餓輸出なんてしてるんですよ、それで儲けてる人達がいるんです。
米は、主食ですから、政府が、面倒見るのは、当たり前。
六公四民の税金を払ってるのに、米を安く食べられないのは、オカシイでしょ。
国民の食べ物、特に主食は、政府が、護るべきじゃないんでしょうかね、市場経済に任せてたら、円安利用して海外へ輸出する業者とそのお膳立てする官僚や政治家が、特するだけじゃないですか。

Posted by 三毛猫 at 2025年05月30日 05:05 | 返信

だまされるな!
その一言に尽きると思います。
国民には古古古米、海外には新米
これおかしいでしょ。
それにそうではなく、これから農業どうするのか!でしょう。
TVを見てはいけないのはこういうことですね。
ここにもあっち側の方いるみたいですね。

Posted by 匿名 at 2025年05月30日 05:20 | 返信

話題受けに事欠かない新大臣にマスコミが便乗する手法は、堤未果氏が警告する「ショック・ドクトリン」そのものですね。

前任者ともども世襲議員は苦労の經驗が無いので、孟子の云う「惻隠の情は仁の端なり」に乏しく為政者の資格は無いです。
備蓄米も味に大差はないとPRしても、コロナワクチン同様にそれを受け入れる議員はほとんどいないでしょうね!

もっともそれを選んでいるのは有権者なので、諸々の施策に愚痴をこぼすだけでは解決しないことを今一度考えましょうよ。

Posted by 凡夫 at 2025年05月30日 08:39 | 返信

体内年齢マイナス16歳の匿名さん、凄いですね!

先日、血管年齢を計る機会があり、計ったら

なんと、マイナス20歳でした。主食は必ず食べますが、

3食目はつまみ類で飲み、ほぼ主食は取りません!

確か私の方が10歳位若いのですよね?ですから、

匿名さんの年齢では現在の差が無くなるか、下手すると、

逆転ということも考えられますが、こればかりは

何とも言えませんね!私がやってることは毎日10分間の体操だけです。

匿名さんもやられてるようですね?私は家の中ですが、共通点は

体操にあるのかも知れませんね!古米はこれからも食べませんが…?

お互い健康に留意して、これからも実年齢より若さを保ちたいものですね!

Posted by KNファン at 2025年05月30日 11:06 | 返信

やっぱり、現場の農業従事者というか、農村のお百姓さんに聞いてみないと、さっぱりわかりません。父方の祖先も、お百姓さんだったのでしょう。母方の先祖も吉野川上流の、平家の落人だったという話は本当かどうかわかりません。小さな地主の一人娘に大塚家から爺さんが婿養子に入った、一人娘は、虚弱だったのに、三人の娘を産んで死んだ。それを一人娘の父親が怒って追い出した。娘三人は、従兄と結婚しなければ、家を継ぐことができなかった。長女は別の人と結婚して家を出た。次女は高等師範を出て、学校の先生になった。私の祖母は一番頭が悪かったので、野原で遊んで、救世軍のブース大佐の救世鍋の御馳走を食べたからか、キリスト教の洗礼を受けた。祖母も従兄と結婚するのが嫌で鳴門の看護師学校で免許をとって、大阪の鶴橋の赤十字病院に就職したけれど、院長の回診の時に「この部屋の温度は何度かな?」との問いに「23℃です」と答えるのは祖母だったので「院長の愛人」と陰口を言われて、赤十字病院を退職して神戸の結核専門病院に務めました。その結核専門病院の同僚の看護婦の兄と結婚して、私の母と叔父が生まれました。という訳で、農業が嫌で、都会に出たわがまま人間の子孫なので、農業について、ああだこうだと言える立場でもないんです。三里塚に援農しても、日本の農業について何か考える事もありませんでした。日中国交回復して、毛沢東の「農業は大塞に学べ!工業は大慶にまなべ」とか「自給自足」とかのスローガンを聞いて「それもそうだなあ」とぼんやり考えました。そんな時アメリカのマクナマラ国防長官が「食料は武器である」と言ったり、日本は逆に「農業は、減産体制に入る」とか新聞に載っていたので「大丈夫だろうか?」と、気になっていました。
私の母は、芦屋市内の婦人会が、結構大阪プール女学院とか大阪女学院のキリスト教徒が多くて、食べ物の農薬問題に詳しくて、母は薬剤師なのに何も知らなくて、びっくりして高橋こうせい(康生?)先生の薬害問題とか本を購入して勉強していました。母が無農薬の野菜を教会を中心に共同購入して夕ご飯に出すので、父はうんざりしていました。祖母は看護師なのに料理が上手でしたけど、母も私も料理はさっぱり下手なんです。テレビを見て、千鶴さんがお上手に作るのをみると「料理を勉強しなくちゃ」と思うのですけど、今はもっぱら猫の餌作りに追われています。
また市島農協の芋ほりとか援農に言っている主婦も多いですから、こんな私ですけど、援農に行かせてもらいたいと思っています。

Posted by にゃんにゃん at 2025年05月30日 11:42 | 返信

米農家の娘です。後継者がなく、営農という形で地域みんなで
米を作っています。
ほんとに、機械が色々いる、作物です。一つが壊れると何十万といや、桁が違うかも、お金がいります。動物対策、、刈り取りの日の天気。
草刈り。。
生活で1番大事な、食物です。
元々、安すぎたんだと思います。
みんな、それに慣れてしまってるだけ。

Posted by 桜とパンジー at 2025年05月31日 09:18 | 返信

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