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福島への早すぎた提言
2013年02月10日(日)
「除染」という言葉があるが、「移染」にすぎないことは素人でも分かる。
私自身、このブログで、除染は意味がないことを何度も指摘してきた。
原発作業員の被曝問題についてもおそらく一番早くから指摘してきた。
2011年9月15日のこのブログで、
「除染とは、移動にすぎない」と指摘している。http://blog.drnagao.com/2011/09/post-1818.html
無意味な除染、遠くに移動させての焼却が続いている。
そんなお金があれば、被災者に渡したほうがい。
これは、1年半前に予告している。
原発作業員の健康管理については爆発からケ月後の、4月17日に、
MRICとこのブログで指摘している。
http://blog.drnagao.com/2011/04/post-1472.html
しかし2年経って、私の指摘したとうりになってしまった。
さらにこのブログで
2011年5月9日にも指摘している。
http://blog.drnagao.com/2011/05/post-1530.html
これらは、早すぎたのか?
私の力不足なのか?
福島にたくさんの提言を行ってきたが、
宮城や岩手にも提言してきた。
拙書「共震ドクター」では、高台移転は必要ないことを書いている。
震災わずか4ケ月の7月11日に出版した本だ。
しかしこれが全く進んでいない。
支援で訪問したり、記録映画「無常素描」を制作して世界に支援を呼び掛けたり、
支援イベントを何度も開催したり、多くの執筆や講演をしたりしてきた。
しかし政治家には全く伝わらないことが分かった。
伝わるのは、東京の大学生たち。
私の行動が早すぎるのか?
政治が遅すぎるのか?
震災2年目を前に、寒い仮設で震えているひとを思うと情けない気持ちになる。
「復興庁」を現地において、ガンガン、元気になる政策を進めて欲しいのだが。
今週、震災2年目を迎えてのメデイア取材を受けた。
阪神も18年経っても、まだ終わっていないひとが沢山いる。
東北は、20年経ってもまだ終わらないだろう。
フルマラソンに例えたら、まだ10分の1である、4~5Kmを走ったばかり。
本番はこれから、なのだ。
これからの支援が、東北の将来を決める。
そう答えた。
今日は、難病患者会で講演を頼まれている。
「東南海地震が起こったときに、難病患者さんはどう行動すればいいか」
書籍の印税は、その都度、全額、ポンポイント募金している。
ピンポイント募金もこれからが本番なのだ。
金額の問題ではない。
「忘れてはいませんよ!」というメッセージが元気を与えるのだ。
沖縄もそうであるが、東北の同胞を
忘れてはいけない、と自戒している。
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