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西村元一先生とマギーズ金沢

2016年05月01日(日)

金沢赤十字病院・副院長の西村元一先生を訪ねた。
西村先生は、金沢大学外科の出身で私と同じ歳だ。
しかし1年前から胃がんと闘病中である。→こちら

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西村先生はひと夜にして、医師からステージⅣのがん患者変わった。
医者もがんになる。

MEDでのこのプレゼンを聞いて頂くと、一発で分かるだろう。→こちら
とても穏やかで優しい外科医だ。

北国新聞などで何度も紹介され大反響になっている。
このブログでも西村先生のことを紹介したことがある。→こちら

現在も入院しながらがんと闘っておられる。
今日は、金沢赤十字病院の向かいにある「凪の家」で語りあった。

凪の家は、金沢きっての「つどい場」
西宮の丸ちゃんのところにも先日、行かれたという。

店主の西田まち子さんの想いが伝わる温かくて気持ちがいい空間。
こんなつどい場が尼崎にもあったらなあ。

濃い、しかし元気になる2時間半の対談だった。
今、西村先生は がん患者さんのつどい場を金沢駅近くに作ろうとしている。

それが、「マギーズ金沢プロジェクト」
東京に続いて金沢でも、という動きだ。→こちら

このプロジェクトににかける想いも存分にに聞かせて頂いた。
多分今年後半には始動するのだろう。


西村先生は、明後日5月4日にも福井で講演される。→こちら
5月29日にはバイオリンの千住真理子さんのリサイタルもある。→こちら

こんな西村先生の活動を支援してくれる方は →こちら
私も微力ながら応援したい。

そんな西村先生を、9月24日(土)に神戸にもお迎えする。
「黒田裕子記念・神戸フォーラム2016」の1日目の午後の予定。


PS)
前夜、夜の金沢の街をうろついていたら
「宴園(うたげのその)」というカラオケスナックに入った。

ここは渋い。
ママが録音して、マスターが即興でジャケットに詩を書いてくれる。

なんとも癒される店。
マスターとママの顔を見ているだけで不思議な気分になる。

深夜は、10本以上の電話が入り、1時間おきに起こされ眠れない。
たった一人での24時間365日対応は本当に辛い。

楽しげに書いているが、今日だjけでも2人の在宅お看取りがあった。
大急ぎで帰阪し、遺族の相談に2時間半も乗っていたら、22時を回った。

病人さんにGWも深夜も関係無い。
容赦ない仕事の洗礼を受けながらの四国、京都、金沢の巡業である。








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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

西村元一先生とマギーズ金沢 ・・・・・・ を読んで


西村先生 ・・・・・・ 魅力的で、活動的ないい先生ですね。
長尾先生の新刊:がんは人生を二度生きられる! が
発刊されました。 がんに罹り、死を意識すると人生観
が変わり、それまで以上に真剣に人生を生きることが
出来る ・・・・・・・ というような内容の本なのでしょうか?
昨日〔5/1【日】〕神戸市内の大型書店に行きましたが、
まだ入荷待ちの状態でした。
今日出直して読んでみたいと思います。


西村先生は、2015年3月のある日突然の下血でがんが
発見され、それ以降様々な治療を受けられて現在に至っ
ているようですが、西村先生曰く『がんに罹っている
ことが分かり、闘病生活を開始したことで、生活が
一変した!』と語っておられます。
西村先生の場合、医師としての活動や患者さんとの向き合
い方、考え方が変わり、より患者さんに寄り添った形で対
応することが出来るようになったという意味で、人生を二
度生きるというよりも、人生をより太く・充実させた形で
生きることが出来ているように思えます。


西村先生が現在取り組んでおられる活動の1つとして、
“マギーズプロジェクト”のことを紹介しておられます。
その“マギーズ・ケア・ハウス”の要点(コンセプト)は、
“食と空間”・“仲間づくり”・“本音で語り合える空間”・
“癒される空間”・“自分を取りもどす空間”・・・・・・・ と
考えて行くと、これは正に“つどい場”と同じではないか?
と思い当たりました。
本家の“マギーズ・ケア・ハウス”ほど立派で広い訳ではあり
ませんが、“自然光が入り”・“仲間たちとリラックスして話
ができる空間”があり、そして“オープンキッチン”まで
備わっていて、“つどい場さくらちゃん”は、“マギーズ・ケア
・ハウス”そのもののように感じます。
その“つどい場さくらちゃん”を切り盛りしている丸ちゃん
〔丸尾さん〕と、周りで活動をがっちりとサポートしている
丸ちゃん軍団の方々は、辛い介護・介助を経験されたことに
よって、新しい境地:二度目の人生を手に入れられた人たち
と思えます。

遠く、エディンバラ(英国)や、豊洲(東京)に例を求める
までもなく、お膝元(近隣)の西宮に理想的な実例:“つどい
場さくらちゃん”があるではありませんか?
このような“つどい場”が、私の街ここ神戸にも出来たら有
り難いです!

Posted by 小林 文夫 at 2016年05月02日 08:13 | 返信

長尾先生が西村元一先生の大ファンであると、とても伝わりました。
冒頭の動画、外科医3者会談は興味深く拝見しました。御自身が癌患者であるとは想像できない程の
冷静さと客観性に驚きました。とても貴重な発言が多くあり、思いを同じくする患者にとっては、
とても心強いことだと思いますし、何より、御人望が厚い医師が、患者側の身になって発信なさる
メッセージは説得力があり引き込まれました。癌だけでなく、患う者の気持ちを代弁して下さった
内容が多くありましたことが、開かれた医療に通じる道標となるような、明るい期待を持たせて
頂けるような、そんな気がしました。
西村先生からの真摯なメッセージが呼び水になったのか、座長でいらっしゃる元外科医の先生が
「大変な思いをする執刀だが、手術だけではないのだなァ」と予後の接点が大事だと、つくずく
染み入って感じたような、本気で「改めて知った」と吐露しておられる場面も貴重だと思いました。
医師の本音トークは価値ある発信だと思いました。

Posted by もも at 2016年05月02日 10:50 | 返信

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