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さすが、長谷川和夫先生

2020年01月19日(日)

認知症医療の権威である長谷川和夫先生が認知症になった。
「ボクは認知症のことがやっと分かった」はベストセラー。
そしてNHKスペシャルでは現在の生活を公開されている。

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NHKスペシャル
「認知症の第一人者が認知症になった」

見逃した方はオンデインド放送ででも必見だ。
これほど説得力がある認知症番組はないはず。

自分がなってみないと認知症のことは分からないのだ。
逆にいえば、自分がなってはじめて分かる世界がある。

長谷川先生が凄いと思ったのは
・自分のありのままの姿を公開した
・自宅での日常生活の様子も公開した
・率直な言葉を沢山残している、こと。


たとえば、自分が開発したデイサービスに行ってみて
つまらないからやめた、と平気で言っている姿に笑う。
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さすが、長谷川和夫先生!
尊敬する。


実は9年前に私は長谷川先生にお会いした。
このブログに、その時の様子を書いている。→こちら

今、私は長谷川先生に聞いてみたい。
「抗認知症薬を飲んでいますか? 自分に必要だと感じますか?」

ダメ元で案内を送ってみる。


先日「認知症なんでもTV」の収録を終えた。
アリセプトの開発治験のデータを検証した。

正直、本当にひどい治験でだった。
TVが公開されたらブログで告知すする。

エビデンスを「造った」認知症界のエライ先生は、
みな何百万円もの謝礼を製薬会社から受けている。

認知症医療の闇を知り、膿を出して
未来への建設的な提言をするイベント。

3月28日(土)午後の日比谷。→こちら

長谷川先生にも来て欲しいな。
なんて言ってくれるのかなあ。

歪んだ日本の認知症医療を正して欲しい。



PS)
1月17日を挟んでその前後2日間の
芦屋講演は、いずれも満員だった。

来て頂いた皆様、ありがとうございました!
偶然にも1月17日を挟んだ日程に因縁を感じた。

次は、2月6日の神戸でお会いましょう。→こちら
民生委員さんなどの参加者限定だけど。


2月は九州に何度か行く。
1月25、26日の福岡講演は、完全クローズドだが、
2月9日の久留米講演は、看護師さんが対象。→こちら

その前に
2月8日(土)は、水俣市医師会での3回目の講演。→こちら
翌9日(日)は唐津市医師会でお会いしましょう。→こちら

そうそう、3月は沖縄で2つある。
3月20日(祝)は、那覇で地域包括ケアの講演もある。

有難いことに沢山の講演依頼を頂戴するが、今年はもう
満杯になってしまいました。本当に申し訳ありません。


以下、佐賀県唐津市の阿部先生(坊さんでもある?)のFB投稿からの転載です。
阿部 智介さんが投稿であなたをタグ付けしました。「"告知!  唐津市・玄海町いきかたプロジェクト実行委員会委員長の坊主です。  令和元年度第2回住民公開講座を令和2年2月8日(土曜日)の午後2時30分から、唐津市高齢者ふれあいセンター「りふれ」の大ホールで開催します。  第1部では、自宅での夫の介護や最期を通して、家族として感じたことや想いを、佐賀県在住の白石登志子さんにお話ししていただきます。我々、医療職や介護職といった第三者の目線ではなく、家族という立場から見えるものを知ることは非常に大切な機会です。  第2部では、兵庫県尼崎市でクリニックを運営されてあり、在宅医療や尊厳死等の様々な分野で全国的にご活躍されてある長尾和宏先生を講師にお招きして「穏やかな最期を迎えるために」という演題で講演をしていただきます。  長尾先生は日本全国を飛び回って、在宅医療や尊厳死等について啓蒙啓発活動を行われており、唐津での講演翌日も熊本県での講演を予定されています。そのようなご多忙な状況の中で唐津市まで来ていただき、直接お話を聴けるチャンスはそうないかもしれません。  昨年度住民公開講座の宮崎大学医学部臨床倫理部板井教授による生命倫理や医療倫理に関する講演、今年度第1回住民公開講座の在宅ネットさが代表・日本尊厳死協会さが会長の満岡先生によるAdvance Care Planningに関する講演を受講してきた方々は、その理解を深めることができるでしょう。  また、初めて受講する方も自分自身の生きかたや大切な人の生きかたを考えることができる機会になると思います。  是非、医療介護関係者だけではなく、住民の方々にも広くご参加いただければ幸いです。今回は、諸般の事情で唐津市や玄海町による撮影録画での行政放送は行いませんので、受講のチャンスは当日のみとなります。  尚、参加者に制限は設けておりませんので、近隣の市町の方々もご興味があって参加希望があれば、唐津東松浦医師会事務局(0955-75-5170)までお問い合わせのうえで参加申し込みしてください。  皆さんのご参加をお待ちしております。"」
阿部 智介さん「告知!  唐津市・玄海町いきかたプロジェクト実行委員会委員長の坊主です。  令和元年度第2回住民公開講座を令和2年2月8日(土曜日)の午後2時30分から、唐津市高齢者ふれあいセンター「りふれ」の大ホールで開催します。  第1部では、自宅での夫の介護や最期を通して、家族として感じたことや想いを、佐賀県在住の白石登志子さんにお話ししていただきます。我々、医療職や介護職といった第三者の目線ではなく、家族という立場から見えるものを知ることは非常に大切な機会です。  第2部では、兵庫県尼崎市でクリニックを運営されてあり、在宅医療や尊厳死等の様々な分野で全国的にご活躍されてある長尾和宏先生を講師にお招きして「穏やかな最期を迎えるために」という演題で講演をしていただきます。  長尾先生は日本全国を飛び回って、在宅医療や尊厳死等について啓蒙啓発活動を行われており、唐津での講演翌日も熊本県での講演を予定されています。そのようなご多忙な状況の中で唐津市まで来ていただき、直接お話を聴けるチャンスはそうないかもしれません。  昨年度住民公開講座の宮崎大学医学部臨床倫理部板井教授による生命倫理や医療倫理に関する講演、今年度第1回住民公開講座の在宅ネットさが代表・日本尊厳死協会さが会長の満岡先生によるAdvance Care Planningに関する講演を受講してきた方々は、その理解を深めることができるでしょう。  また、初めて受講する方も自分自身の生きかたや大切な人の生きかたを考えることができる機会になると思います。  是非、医療介護関係者だけではなく、住民の方々にも広くご参加いただければ幸いです。今回は、諸般の事情で唐津市や玄海町による撮影録画での行政放送は行いませんので、受講のチャンスは当日のみとなります。  尚、参加者に制限は設けておりませんので、近隣の市町の方々もご興味があって参加希望があれば、唐津東松浦医師会事務局(0955-75-5170)までお問い合わせのうえで参加申し込みしてください。  皆さんのご参加をお待ちしております。」
 













































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この記事へのコメント

長谷川式スケールの弊害は大きい。
長谷川式スケールは「これさえあれば認知症診断ができる」と思い込んだ愚かな医者を作り出したことに罪がある。
長谷川式スケールについて何の予備知識もなく、
現役を退いてフワッと日々のんびり生活している老人が、いきなりこのテストを受ければ、「認知症」ではない人でも基準点を取れないことが多々ある。
にもかかわらず、長谷川式スケールは認知症診断の最重要マニュアルとして利用されてきた。
基準点を取れない人は「あなたは認知症です」「認知症の疑いあります」ので、「認知症の進行を止める薬を飲みなさい」、と、単なるゆるキャラの好好爺を、薬害認知症へ導くきっかけを作ったのが、長谷川式スケールであった。
長谷川医師が人としていかに善人であろうとも、長谷川医師の仕事は罪深い。

Posted by 匿名 at 2020年01月19日 04:07 | 返信

18日(土)に芦屋市医師会館におじゃましました。長尾先生の”ACP人生会議”のついてのご講義を拝聴しました。私ども年寄りだけではなく、高校生や小学生でも「自分の来し方行く末」を、時々はじっくりかんがえてみなさいとのお話でした。
昔々芦屋の住んで居ました時は、小児科の宮本先生や、内科の高安先生、宮代先生に大変お世話になりました。高安先生には膝の関節炎(小児リウマチ?)や風邪ひきやA型肝炎と、病気のデパートみたいに色々な病気に罹って,よく往診した頂きました。耳鼻科の元軍医さんの狭間先生にはアデノイドの手術や中耳炎で鼓膜に中の膿を取って貰いました。宮代先生には、中学3年生でネフローゼになったり、虫垂炎になって、市民病院を紹介して頂いて手術をしました。芦屋市民病院の看護師さんは、美人ぞろいで、「私は看護師にはなれないなあ」と、あきらめました。
その私が芦屋市医師会館にお勉強に参加させて頂くとは今は亡き両親も高天原で驚いていると思います。
私自身は宝塚の自分の家で死にたいと思っています。でもどうなるか分かりません。両親の位牌に、親不孝を謝って、祈っている毎日です。
日頃の精進が悪いのであまり良い死に方はできないのではないかと思います。
ところで、西宮の甲山の神呪寺が、眞井姫と言う女性がお大師様のお教えを授かって信仰に世界に入られたて、神呪寺を建立されたとは、全く知らなくて驚きました。父は神呪寺が好きで、一人で良く登っていましたし、宝塚に引っ越してからも甲山公園に一人で散歩に、行っていました。でも尼様が建立されたとは、誰も存じませんでした。
でも西行法師様と待賢門院璋子様のような艶っぽいお話ではないように思いますけど。わからないですね。

Posted by 大谷佳子 at 2020年01月19日 06:51 | 返信

NHKオンデマンドで「認知症の第一人者が認知症になった」を見ました。
長谷川先生は嗜銀顆粒性認知症(AGD)との事ですが、それにしては進行が速いように思えます。
MRI画像では脳の萎縮はさほど強くありませんでしたが、
パーキンソン症状・歩行障害・日中傾眠・夜間睡眠障害が悪化しています。
奥様が服薬管理をされていますが、どんな薬かは確認できませんでした。
薬物療法が上手くいっているとはとても思えません。
長谷川先生の功と罪、光と影、まさに因果応報が見えた番組でした。
自ら開発した通所サービスに行ったら、独りぼっちでつまらなくてやめた。
自ら開発した認知機能検査を受けたら、検査者の応対や検査内容に不快感を得た。
自ら処方して患者を救えなかった薬物療法に、自分も救われない。
長谷川先生は認知症になっても、認知症の事をまだわかっておられません。
先生も奥様も娘さんも穏やかな人柄なのと、レビーやFTLDでないのがせめてもの救いです。
長谷川式認知症スケールは「アルツハイマースコア」を測っているに過ぎません。
名医がレビースコア・ピックスコア・意味性スコアを測っても保険診療報酬はつきません。
やはり医師が一番認知症の事をわかっていないと確信しました。
これからの認知症医療は医師主導でなく、本人・家族・専門職・介護職員・一部の自治体主導で行われるべきだと思います。

Posted by 男 at 2020年01月20日 01:20 | 返信

自分に正直、あるがままの長谷川先生、いいなあと思います。家族に迷惑かけても、やりたくないことはやらない、それでいいんだと思います。大変になった時、お互い悩みながらも、ちょっと面白がりながらなんとかやっていく、それが人生ですよね。フーテンの寅さんみたいでカッコイイイって私は思います。~わがままでいい、迷惑がられてもいい、だってどうせ人生たかだか100年くらい~、なんとかなるでしょ、ねっ。私は認知症になってみんなをものすごーく困らせて嫌われ婆様になるのが夢だったのだけど、もうすでに嫌われているようなので認知症になったらおとなしい婆様めざそうかとも考えております。年とってしっかりしているのもいいけれど、ちょっとボケたほうがなんかしっくり、自然です。愛嬌あります。

Posted by 遠い声 at 2020年01月26日 10:38 | 返信

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