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集中減算をなんとかしてほしい

2016年06月27日(月)

以前にも書いたが、ケアマネ事業所の「集中減算」に泣いている。
患者さんを交換するかしないのか。なんのために交換するのか。
世紀の愚策にどう対応するか苦しんでいるのは私一人だけか。
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集中減算とは → こちら

うちもやられた → こちら

この愚策により、事業所得は4割以上減る。
年間にすると凄い数字でまさに死活問題。

おそらくほとんどの事業所は、患者さんを売買・交換している。
しかし私はそのルールはおかしいと思うのでそれをしていない。

今、究極の選択に迫られている。

1)ほとんど事業所のように患者さんを売買する
2)それを拒否する=ケアマネ事業所を閉鎖する

訪問看護と訪問リハビりのために設置したケアマネ事業所。
もともと赤字事業であるが、集中減算でまさに大赤字に転落。


こんな愚策に、ケアマネ協会はなぜか怒らない。
だったら、「患者売買を奨励するのか」を問うと、「そうでもない」とのこと。

態度がよく分からない。
なんのために協会があるのか。


しかし99%の事業所は、法律に無抵抗で、患者売買をして、生き延びている。
私のように『座して死を待つ」事業所なんて、ほかに無いようだ。

そもそもこんな愚策ができたのは
訪問看護を訪問リハを介護保険制度下に入れたからだ。

ケアマネは公平中立と言いながら、ヒモ付きでないと経営できない低報酬にしている。
理念と実態が乖離している現実があるのに、それを増幅させる政策は間違っている。

そんな過ちは直せばいいだけなのだが、誰もそれを言わないから
お役所も「それでいいのだ」となっている。

ケアマネと看護師が連携するチーム医療がなぜ悪徳なのか理解できない。
現場を知らない役所が造った、愚策中の愚策。


今日も法人内のケアマネと訪問看護師が協働して緊急要請に応えている。
一昨日も、おひとりさまの看取りは、ケアマネと訪問看護師が協働したから。

日本医師会の鈴木理事が介護保険給付費分科会でこの問題に異を唱えていると
聞いたのだが、鈴木先生のご活躍に祈るしかない。

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この記事へのコメント

朝ちゃんみたいに♬どうにもならないときは、明日頑張ろう!
今夜は、お休みください。

Posted by 匿名 at 2016年06月28日 01:43 | 返信

現場にいるとおかしいことばかりで

誰がどう考えて こうなったのか…
何を見て こうなったのか…と思うばかりです

うちの訪問看護ステーションも この1月に ケアマネ事業を始めました
理由は うちの理念に沿ったケアマネさんが見つからないことです
当然 訪問看護は 介護保険の下にあり
なかなか 訪問看護に対して理解が得られないケアマネさんにブチ当たったからです
真剣にお看取りをしようとしたならば ケアマネさんの存在は大きいです
間もなく お迎えが来るであろうときに
ご家族とともに お看取りの準備をしてきたのにも関わらず
ケアマネさんの想いで 救急搬送→延命処置→病院死となってしまうケースがありました
(あくまでも ご家族が選択されたことなので いいと思いますが…)

ケアマネさん…
こんなに動いてくれて この値段はないよね〜と思います
さらに
地域包括支援センター委託の要支援の方の支援は
ありえないと思います
うちも…赤字ですね

Posted by 訪問看護師 宮ちゃん at 2016年06月28日 10:05 | 返信

政治の世界でも集中減算があればおもしろいですね。いや、むしろ政治の世界に集中減算を取り入れなければ!✨

Posted by 社会福祉士河本健二 at 2016年06月28日 11:41 | 返信

本当に、この集中減算っていう代物は、国民が、厚生労働省の言う通りに動くか否か、試しているみたいですね。
でも、過去の学生運動なんかを見てきていると、長尾クリニックの介護支援事業は、理想を貫くのも良いけど(患者さん利用者さんの為に)妥協して、どのような形ででも良いから、生き残って欲しいです。
ハイハイと言っておけば、そのうち日本国家も崩壊する時が来ます。
浅井隆著「日銀が破綻する日」なんて本も出ていますし。

Posted by 匿名 at 2016年06月29日 01:28 | 返信

 どうしてこんな制度なのか? 私なりに解釈していることがあるので、参考になれば。 

 介護保険法を作ろうという時、厚生労働省の偉いさんがたは、医療保険の二の舞にはしたくない。と思われたのだと思います。
 医療保険は医療職の善意を当てにして、出来上がっている保険なので、保険の請求が正しいかどうか確かめる機関がありません。あって監査くらいで、監査でも書類をそろえておけば不正をしていてもばれる事はまず無いでしょう。
 唯一架空請求がばれるとしたら、患者に送られてくる医療費通知と実際の領収書の金額や日にちが違うことに患者自身が気付いて告発した場合ですね。
 (医療費の不正請求を減らすためにも、領収書は取っておいて医療費通知と照らし合わせる習慣をつけたいものです。国民全員がそうしたら、どれだけの医療機関がつぶされるのでしょうね。)

 介護保険はこんな医療保険のように簡単に不正が出来る制度にしないために、ケアマネを考えついたのでしょう。
 介護保険はケアマネのケアプランと実際のサービス内容が合って無いと、請求自体出来ない制度になっています。サービス事業者が勝手にサービスを増やしたり減らしたりすることは出来ませんし、ケアマネジャーは要介護の場合、月1回は本人さんや家族さんにお会いしてサービスを利用する事で生活が良くなっているかどうかモニタリングを行わないといけないことになっており、実際にサービスが行われているかチェックを行っています。
 こうやって、サービス事業者が不正に必要ないサービスを増やしたり、やってないサービスをやっていることにしたりする事は介護保険法上はかなりやりにくい。不正しにくい制度になっています。

 国としては不正がばれにくい医療保険よりも、不正しにくい介護保険を医療分野にも広めて不正を減らしたい狙いがあると思います。そこで、訪問看護と訪問リハは介護保険にすることになったのでしょう。

 でも、いくら介護保険と言えどケアマネとサービス事業者が同じ法人であれば、結託して不正をすることは簡単です。そうなればケアマネを作った意味が無い。
 だから集中減算をして、他事業所のケアマネと仕事しなさいよ。となっているのだと思いますよ。

 まあ、私としては、利用者さんや家族の性格とか、病状を考えれば訪問看護といえど、一つの事業所に集中する事は考えられないですけどね。

Posted by みるく at 2016年06月29日 10:31 | 返信

"医療保険の請求が正しいかどうか確かめる機関" とは
"社会保険診療報酬支払基金" だと思います。

Posted by もも at 2016年06月29日 11:49 | 返信

 ももさん、医療保険の請求を確かめる機関を教えてくださりありがとうございます。
 
 社会保険診療報酬支払基金。調べてみたら、やはり、レセプトの中身が妥当かどうかを調べる機関のようです。例えばつい先日までの事だったら、アルツハイマーと言う病名に対してアリセプトを出していたら規定どおりに増量しているかどうか、とかを調べる機関なのでしょう。「増量してなかったら認めない。」と言っていたのがココなのでしょうね。アリセプトは長尾先生の活躍により規定どおりに増量しなくても良くなったので良かったですね。

 社会保険診療報酬支払基金は、医療機関から出されたレセプトは実際あった事実だとして扱っています。捏造ではないのか?と言うところまでは疑わないんです。だから、問題は中身だけなのです。誰も、実際診察を受けたかどうか、点滴をしたかどうか、といった事実関係を調べる機関はありません。

 それに対して、介護保険におけるケアマネは実際にサービスが適正に行われているか、事実関係まで確認しているのです。

 医療保険の架空請求や水増し請求は簡単に出来て、かつ、見つかりにくいので、今は暴力団が目をつけて資金源を得るために医者と結託して架空請求をしているくらいです。 最近ではタレント女医が診療報酬詐欺で捕まりましたが、暴力団の捜査をしていて見つかった詐欺です。社会保険診療報酬支払基金はこの不正に関しても全く見抜けず、無力だった訳です。

 医療保険にしても介護保険にしても、みんなの助け合いのお金なのですから、少しでも不正がしにくい制度を使うのは仕方ないと思います。

 本当は私も訪問看護も訪問リハも医療保険にしてもらいたいですけどね。でも、不正を少なくするには介護保険に入ってて仕方ないかと思います。そして、そういった理由があるので、訪問看護も訪問リハも介護保険から外される事は無いと思います。残念ですが。。。

 その流れで、集中減算もなくならないでしょうね。医師会は政治にも力を持っているので、どうにかするかもしれませんが。。。

Posted by みるく at 2016年07月02日 01:01 | 返信

長尾クリニックが、集中減算されたという事は、経済的には打撃でしょうけど、患者さんや利用者さんの人気があったからでしょう。
長尾先生やケアマネジャーさんが、日ごろから認知症患者さんにはアリセプトを適量(少な目)に投薬したり、癌患者さんに抗癌剤を投与しても、これ以上は効かないと思える時は、抗癌剤を中止して、モルヒネ等で緩和医療に切り替えて患者さんのquality of life の質を高めてさしあげているからでしょう。そういう治療や介護の評判が、患者さんや、利用者さんの希望を集めるのでしょう。
集中減算に対しての評価や批判は、利用者さん患者さんに、言って貰うのが、一番ではないでしょうか。

Posted by 匿名 at 2016年07月02日 10:07 | 返信

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