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変異株を警戒している
2021年03月04日(木)
僕は、これまでのコロナは怖くない。
でも変異株は得体がしれなので怖い。
今日も外国からどんどん入っている。
これまでの日本国内コロナが怖くない理由は
・ダイアモンドプリンセス号という「培養実験」で実証済みだから
・つまり8割は無症状ないし軽症、重症化は少ない、空気感染するなど
・重傷者&死者は、欧米より2ケタ少ない。
でも変異株は怖い。
その理由は、
・感染力が強い(7割増し?)
・日本人が持っている交差免疫が通用するか不明
・非ネアンデルタールというラッキーが通用するか不明
・毒性が強い、かもしれない
・ワクチンの効果が少いとの報告
・各都市で変異株の割合が日々増えている
・要は、日本人との相性が全く「不明」
しかし我が国はどんな対策をしているのか?
1)オリンピック開催で世界の変異株を集中的に入れる予定
2)現在、外国から日本国への入国はなんと「フリーパス」
この2点だけでもズバリ、致命的!、だと思う。
正直申し上げて、1)も2)も真反対の政策だ。
今、海外居住者→日本に無条件で入れて、隔離などはゼロである。
しかし、日本人が外国に行けば、無条件に2週間の完全隔離になる。
この差はなんだ?
日本は世界でもっとも防疫が遅れている(ない?)国である。
嘘だと思ったら、最近帰国した人に聞いて欲しい。
つまり空港検疫後の行動制限が全くない国、ザル。
国内は緊急事態宣言で締めても、海外からは変異株が
続々と入ることを許している。何故かは、わからない。
まさに、頭隠して尻隠さずではないけども
飲食制限だけに精を出している「間抜け」。
3、4、5月と変異株をたくさん入れたところで、
7、8月には、まさに世界中の変異株を呼び寄せる。
選手村で「75%が性行為」の衝撃。
濃厚接触NGもコンドーム16万個配布へ、
英紙タイムズ「東京五輪中止すべき」 →こちら
「東京五輪、中止を」 英紙タイムズがコラム(時事通信) →こちら
なんのためのオリンピック?
第四波を呼び寄せるため?
第4波が起きたら、僕は逃げたい気分になる。
第1,2,3波時のように闘うか自信がない。
政府はどこまで「真逆」のことをし続けるのか。
僕には全く理解できいないことばかりで呆れる。
「コロナ対策10の間違い」(12月28日) →こちら
「医療崩壊・10の要因」(1月23日) →こちら
なんでやろう?
まったく分からない。
せっかく国内コロナが鎮静化してきた時に
もっと怖いことを敢えてやるのか・・・
国外からの変異株が、やがて国内変異株になり、
その中からタチの悪い新種が新興勢力になれば。
でも、真剣に考えるのはやめよう。
発信しても、何の意味もないから。
無力感というか「残念」な気持ちで一杯だ。
先の戦争でもこうやって多くの命が奪われたのだろう。
戦争は始めるのは簡単だけど止めるのは難しい、という。
同様に、オリンピックも「中止」するのは難しい決断だ。
1年半延長してこの9月に予定予定だった在宅医療の全国大会は
総大会長である僕の意向と、実行委員会で「中止」を決定した。
僕は相応な敗戦処理を担当することになるのだが、決断した。
被害を最小限に食い止めるためには、「やめる勇気」も必要。
ジェネリックの大手である「日医工」の業務停止命令も同じ想い。
「無理なジェネリック誘導よりも多剤投与対策」と、書いてきた。
多剤投与の解決は難しいから手がつけやすいジェネリックで
やろう、という単純な発想なんだけろうけども、順番が真逆。
これも国は全く止めない。
誰も見ようともしなかった。
所詮、町医者が何を言おうと、肩書が無いとなんの意味もない。
世の中はそんなもの、と割り切ったほうが精神衛生上には良い。
親しい人が病気になり、今夜はブルー。
入院した在宅患者さんのネコホテル代の支払いにも手間がかかった。
PS)
コロナチャンネル #319
もう一回言わせて!「陰性証明書」ほんまに必要なん!? →こちら
自費PCR検査は今週でやめます。
行政や株式会社にお願いしたい。
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この記事へのコメント
万が一の対策は必要だと思いますが、
ここまで、かもしれない、かもしれないと言ってしまうと
人間、生きていくのは無理ではないでしょうか。
Posted by kd at 2021年03月05日 05:01 | 返信
私は、杉花粉症なので菅、もう72歳のお婆さんになると症状も軽くなりました。目薬と鼻炎による嗅覚鈍麻も薬で治ります。
ところがパソコン教室に行ってラボで座っていると急に咳が止まらなくてマスクはしているものの、マスクを抑えて咳をしてもなんか感じが悪い。教室にはいる時おでこの熱を測ってもらっているので一応許されてると思うのですが。勉強時間が終わると早速ドラッグストアに行って、「花粉症なんですけど、目薬と鼻炎薬でかゆいのは止まったけど、急に咳が出てとまらない。花粉症の咳止めはありませんか」というとアレジオンを薦められました。寝る前に一錠飲むと、眠たいのなんのって朝起きてもぼーとしている。「眠たい薬ほど効くのです」とドラッグストアのお姉さんは言う。とにかく咳は止まって、コロナ肺炎と間違えられることは無くなって一安心です。以前申し上げたように、アメリカのクリニックで医師も看護師さんもコロナ肺炎に全く罹らないのは、患者さんのマスクから漏れる少量のウイルスを浴びて、まるでコロナ肺炎ウイルスのワクチンを打ったような免疫ができたからではないかという研究論文が出ているとテレビで言っていました。ほんとに医療科学知識って難しいですね。
田舎のお年寄りに科学知識が無いのは仕方ないとしても政府高官が高学歴なのに、医療知識が無いと恐ろしいパニックというかファシズムになってしまいそうです。総理大臣でなくても、せめて厚生大臣はお医者さんであってほしいです。
Posted by にゃんにゃん at 2021年03月05日 05:01 | 返信
ドラえもんがいたらタイムマシンで5年後を見てみたいものです。少しはマシな人達が世の中を動かしてくれているのでしょうか。先生、昨夜は呼ばれずゆっくりワイン味わえましたか?そうだといいですけど。
Posted by 匿名 at 2021年03月05日 06:43 | 返信
ウイルスってほっといても1ヶ月単位くらいで?変異するものだと聞きましたが(おおむね感染力は上がっても毒性が下がる方向に変異する)、「変異株」ってそういうものとは違うんでしょうか。
外国で医療崩壊がさらにひどくなったというニュースもありませんし、なんか腑に落ちません。
Posted by 広島の赤牛 at 2021年03月05日 08:19 | 返信
万が一の対策は必要だと思いますが、
ここまで、かもしれない、かもしれないと言ってしまうと
人間、生きていくのは無理ではないでしょうか。
Posted by kd at 2021年03月05日 02:21 | 返信
香港のように、ミャンマーのように、いくら国民が抵抗しても国はごり押しで、やりたいように政策を推し進め、国際社会の意見をも無視する。日本も同じなんて本当に信じたくないし、恐ろしい。でもそれよりも怖いことは、反対デモもおこらない、国に逆らうことをせずになんでも素直に従う国民性。恐怖のオリンピックを阻止できないまま、強行されてしまうのでしょうか。もしそうなったら、オリンピック期間中とその後一ヶ月位は医療と介護の関係者はシェルターに入るような生活をしてもらうしかありません。さらにクラスター防止策としてショートステイはこの期間は中止。ワクチン接種は発症と重症化の予防効果は期待できても、感染性の予防効果はわからないのですから。入院や入所の時にPCR検査していても沢山の病院や施設でクラスターが発生しているので陰性であってもコロナの人は紛れていると考えられ、オリンピックにおいても同じと考えるべきです。緊急事態宣言なんてことより。問題はオリンピック!この国ははっきり言って平和ボケしていると思います。10年前にしくじりましたが、原発が爆発した時にヨード剤を配布するように、介護施設にクラスター発生したらすぐにイベルメクチンを配布できるようにしていただきたいとも思います。適応外使用が認められているに、出荷制限かけられていて介護施設では手にはいらない状況です。ワクチン接種無料にするならイベルメクチンも無料にして、クラスター阻止に挑むべき武器の調達をお願いしたいです。
Posted by 遠い声 at 2021年03月05日 10:58 | 返信
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